予約ミスのドイツ人男性、夏のはずが冬の「シドニー」行き
[ベルリン 29日 ロイター] オーストラリアのシドニーにいるガールフレンドに会うために、航空券をオンライン予約したドイツ人男性が行き先を「Sydney」ではなく「Sidney」とスペルを誤入力してしまったため、オーストラリアのシドニーから1万3000キロも離れている米モンタナ州のシドニーに行くというハプニングがあった。
南半球で今は夏のオーストラリアで4週間の休暇を過ごす予定だったトビ・ガットさん(21)は、Tシャツに短パンの軽装で23日、ドイツを出発。米オレゴン州ポートランドを経由してモンタナ州ビリングスに到着した。そこで人口約5000人の石油の町、同州シドニー行きのコミューター機に搭乗しようとして、初めて間違いに気づいたという。
ガットさんは独ビルト紙に対し「不思議に思ったけど、何も言いたくなかった」とコメント。さらに「米国経由でもオーストラリアには行けると自分に言い聞かせた」と述べた。 ガットさんは、ドイツの家族や友人からの送金で新たにオーストラリア行きの航空券を購入するまで、薄手のジャケットだけで冬の寒さをしのぎ、ビリングスの空港で3日間過ごす羽目になった。
ガットさんの母親はロイターに対し「息子はコンピューターが得意なので、私は間違いに気付かなかった」と語った。
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