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さて、KOSS PORTAPROについてのもうちょっと詳しいレビューである。
先ず装着感。
本体がとにかく軽量コンパクトであることと、締め付けて装着するワケではナイから、非常に快適である。
もうほとんど一生着け続けても(バ~カ!)大丈夫なくらいである。
で、問題の音なのだが……。
高音は延びないし、中音も艶はナイ。
しかし低音はかなりの迫力である。
こう書くと”全然ダメじゃん!?”と言う感じだが、それが意外とそうでもナイ。
控えめな中高音だが、実はオイシイところはキチンと鳴っているかな。
音楽を楽しく聴かせるには充分なのね。
このヘッドフォンについてよく言われる、「元気な音」というのはその通りだと思う。
元気な音ってからにはハードロックとかに最適なのか?と思われるかもしれないが、実は全然ダメですな。
AC/DCやエロスミスなどを聴いたのですがねぇ~。
相性は最悪な感じである。
果たしてヘッドフォンの感想として適切かどうか判らないが、っていうか、多分適切じゃないと判った上で書くが、
「バカが調子に乗っている!」
ような音である。
低音の強調具合が中高音を邪魔してしまう感じになる。
所謂サウンドが太い(?)感じの音創りになっていると、このヘッドフォンのキャラクターと合わない気がする。
対してスティングやカーズのようなやや軽めのポップス寄りロックだと、非常に聴きやすい感じである。低音があまり太くないサウンドだと、ちょっと弱めに思えた中高音が程よく聴こえるのである。
付け加えるとトッド・ラングレンとの相性が抜群である。
この機種とは言わないが、「トッド、KOSS使って制作したのか?」
と言いたいぐらいだ。
ホント、トッドの音源だと開放型の音場の広さも感じられる。
正直言ってしまえば、たとえばベイヤーダイナミックDT770PROやジャーマンマエストロなどと比べたら、ヘッドフォンの性能、音質としては、まあ価格差もあるのだがかなり劣るだろう。解像度などは比べるべくもナイ。
しかし、じゃあ比べた時にがっかりするのか!?と訊かれれば、これがそうでもない。
KOSS PORTAPROは楽しい音なのよ、これが実に。
前回も書いたけどね。
ってなワケで、俺はヘッドフォンには1円たりとも余計に使いたくない!という人は別にして、4,000円ぐらいならネタとして使ってもイイよ!という人なら持っていてもイイかもしれない。決して損したとは思わないと思う。
またね。
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