前々回の「くしゃみによる尿漏れ」記事を経て、前回は「くしゃみを我慢することの良し悪し」についてみていましたが、この記事でまたいくつか関連の面白そうなネタがあったため、脱線ネタなんていくつあってもいいですからね、順に触れていこうかなと思います。
今回は、くしゃみから、咳(せき)について!
咳をする際のエチケットというネタのようですが、まぁエチケット・マナー警察ほど「やかましいわ」と思えるものも中々この世にないわけですけど(笑)、とはいえこちらは世界を代表する医療機関による、医学的に意味があるものといえますから、目を通す価値はあるといえましょう。
まぁくしゃみとほとんど同じような気もしますけど、どうするのがメディカルエチケット的にベストなのか、短めの内容でしたが今回もhealth essentials記事を参考にさせていただこうと思います。
咳エチケット: なぜそれほど重要なのか(Cough Etiquette: Why It’s So Important)
他人に病気をうつすのを防ぐ最善の方法
良い手指衛生と咳エチケットを実践する絶好の機会があるとすれば、それは今です(※日付を確認したら、こちらは2021年4月公開の記事でした)。このパンデミックに巻き込まれてから1年以上が経過し、誰しもが、細菌というものは簡単に蔓延するということを以前にも増して切実に痛感している所です。
コロナウイルスが流行する前は、軽い咳や鼻水が出ていても職場や学校に行くのが普通でした。しかし最近では、わずかな鼻水でも周囲から警戒されるようになっています。
以下が、周囲に人がいる際に咳やくしゃみをしたくなった場合に知っておくべきことです。
他の人も病気にならないように
体調が優れない場合、最も重要なことは、家に留まり(ステイホーム)、学校、職場、あるいはその他の場所に病原菌を持ち込まないようにすることです。人前で咳やくしゃみをしたくなったら、マスクを着用することが重要になります(でも、既にそんなことはご存知で、もう着用されてますよね?)。
マスクは、呼吸飛沫が外に出て、他の人に到達して感染させてしまう割合を減らすことを可能にします。マスクは、自分自身と周りの人の両方を守ってくれるものなのです。
濡れたマスクの中で咳やくしゃみをする気にならないですか?交換できるように、常に予備のマスクを数枚携行するようにしましょう。
マスクを使用しない場合の典型的な咳エチケットには以下のガイドラインがあり、自宅でも(予防接種を完全に受けた人でも)実践すべきものだといえます:
- 咳やくしゃみをするときは、毎回必ずティッシュで口と鼻を覆いましょう。ティッシュがない場合は、肘に向かって咳をします。決して手や外気に向かって咳をしてはいけません。
- 咳やくしゃみをするときは、必ず周囲の人から顔をそらしましょう。
- 使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
- 咳やくしゃみをした後は、石鹸と水で手を洗うか、少なくとも60~95%のアルコールを含む、アルコールベースの手指消毒剤を使用してください。
「空気中に咳き込むと、実際に病原菌を3~6フィート(※約0.9~1.8メートル)前方まで飛ばすことになり得るのです」と、感染症専門医のフランク・エスパーMD(医師)が説明しています。「また、咳を手に向かってしたら、他のものに触れたときに、あちこちに病原菌を移すことになりかねません。」
重篤な呼吸器系ウイルスは一般的に、不潔な手や汚染された表面を触った後に、顔を触ってしまうことで広がります。ですから、手を洗うこと、そして咳やくしゃみをするときは必ず覆うこと、できればマスクをすることが極めて重要になるのです。
衛生に関するエチケットのポイントとして、以下のことも覚えておきましょう:
- こまめに手を洗う。
- 洗っていない手で口、鼻、目を触らない。触れた場合は、他のもの一切に触れる前に、直ちに手を洗うようにしてください。
- 咳をしたり、汚染された手で触れたりした可能性のある表面は、消毒する。
- 握手、キス、ハグは控える。
- 具合が悪い場合は、他の人、特にリスクの高いと思われる人には近付かない。
また改めて、体調が優れない場合は―ステイホームを心がけてください(または子供を学校に行かせないでください)。ステイホームして安静にしていれば、風邪やインフルエンザ、そしてCOVID-19の蔓延を遅らせる上で、自分自身ができる役割を果たせることになるでしょう。
病気かもしれないけど、どうしたらいいか分からないなら?
疑わしい場合、特に、既に病気に罹っている人と接触した場合は、用心するに越したことはありません。学校や職場から離れてステイホームし、来院前に予約するべく、かかりつけの医師に連絡しましょう。
インフルエンザの症状には以下が含まれ得ます:
- 発熱
- 喉の痛み
- 体の痛みや悪寒
- 咳
- 呼吸困難
- 鼻水または鼻づまり
- 頭痛
- 疲労
- 時に、下痢や嘔吐
COVID-19の症状には以下が含まれ得ます:
- 発熱または悪寒
- 咳
- 息切れまたは呼吸困難
- 筋肉または体の痛み
- 頭痛
- 味覚または嗅覚の新たな喪失
- 喉の痛み
- 鼻づまりまたは鼻水
- 吐き気または嘔吐
- 下痢
- 場合によっては発疹
コロナ禍がまだまだ大きな問題だった時に書かれた啓蒙記事だったみたいですね。
常識的にも明らかな話しかなかったようにも思えますが(あるいは逆に、「咳の飛沫が飛んだ可能性があるものは、消毒しましょう」とかは、若干「そこまではちょっとやってられないかもしんないっすね…」と思えるかもしれません)、しかし、くしゃみや咳はヒジに向かってするという話、まぁ世界最先端の医療機関が推奨してるぐらいだからいいんだと思いますけど、それもそれでヒジがバリ汚くなる気がすると言いますか、手を洗うのは必須なのにヒジ(服を着てる場合も)は洗わなくてもえぇんか…?とも思えますし、ベストはやっぱり使い捨てのティッシュな気もしますね。
まぁティッシュを持ち歩くのもやや手間ではありますし、あれからずいぶん経って感染への注意の度合いは大分小さくなったのも現実ですし、誰もいなければついつい外気に向かって咳やくしゃみはしちゃいがちですけど、特に乾燥してウイルスが長く生き残りそうな冬場は、なるべくエチケット遵守を心がけたいものです。
では次回も適当に目に付いた記事を見ていこうと思います。