毎年恒例の、二人で美味しいあんこう鍋を食べに行こう企画。 昨年のあんこう鍋は、北茨城市の「浜庄」さん。
あんこう鍋や海鮮が感動的に美味しかったです。 そこで、今年も北茨城市であんこう鍋プランがあるお宿を探し、予算内で空いていた磯原温泉「としまや月浜の湯」さんに決定。
1月11日(日)午後1時自宅を出発しました。 いつもなら朝から出発し、途中で観光をしながらのドライブですが、こういう時期ですので、まさにドアツードア、途中トイレ休憩も取らず、真っすぐにお宿へ向かいました。 午後2時55分、としまや月浜の湯さんに到着です。
ここをくぐれば安らぎの別世界、あんこう鍋と温泉、楽しみ楽しみ。
検温、消毒をしてチェックイン。
この日は、私達の他に7~8組位のお客さんが泊まるようです。
食事は密にならぬ様時間差、館内の至る所に消毒液が置かれており、コロナ対策もバッチリなお宿ですね。
3階のお部屋に通されました。
予約時に、展望無しの一番安い部屋を取ったので、景色に関しては全く期待していませんでしたが、いざ窓を開けてみると。。。。この通り。 震災後造られた大きな防波堤越しとは言え、しっかり海が拝める部屋でした。 何か得した気分ですね。
一旦部屋で落ち着き、そそくさとお風呂へGO~。 こちらは硫黄泉、草津温泉や登別温泉の様な強力な匂いはしませんが、かすかな鉱物的な香りから、身体に良さそうな雰囲気が伝わります。 まだ時間が早いから貸切状態、こちらが男風呂の内湯です。
入ってみると、トロっとした湯ざわり。
美肌の湯ですね。(おっさんなので、関係ないですがww) 湯加減は少しぬるめ、ゆっくり入るには丁度良かったです。 奥の扉を開けると、露天風呂があります。
外は氷点下、めちゃ寒かったけど、波の音を聞きながらの露天風呂、こちらも気持ち良かった~。
温泉を堪能し、しばし部屋でまったり。(この時間が何とも言えず好きです) 午後6時、あんこう鍋の時間ですよ。
1階のお食事処へ、足早に向かうおっさんとおばさん。 半個室なので、安心です。
席に着いて、早速お品書きに目を通します。
あんこうを始め、新鮮なお魚が、色々食べれそうですね。 そして、この中に、感動的に美味しい物があったんです。(それは後程)
まずは前菜盛り合わせ。
うふふ、良いですね~♪。
あんこうのヌタはプルプルで、鴨串は独特の旨味。
左側は何だろう?ちょっとわかりませんでした。南瓜の料理は、程良い甘みが美味しかったです。梅のコンフォートは、柔らかく甘酸っぱくて、これまた美味しい~。
前菜をパクパク食べていたら、お刺身が来ました。
2人前だけど、何と船盛。 ド~ン お~~。凄い。配膳されている他のお客さんからも、ビックリしている声が聞こえます。 真ん中に鎮座されているのは、クロダイ様。
マグロは赤身ですが、繊維が細やかで味が濃いですね。 ボタン海老は、ねっとりして甘~い。 クロダイは身がしっかり締まっていて、旨味がたまりません。
自家製塩辛が美味しそうだったので、仲居さんのお勧めもあり、ご飯を少し持ってきてもらいました。
早速オン・ザ・ライス。 濃厚で新鮮なゴロに柚子の風味が良く合い、とてもマイルドな塩辛。
これ、旨かったな~。
そうしているうちに、メインのあんこう鍋が煮えてきましたよ。 あん肝をすりつぶして、スープを作るどぶ汁タイプですね。
味噌のいい香りが、食欲を増進させます。
あんこう鍋に見とれていると、お料理が次々に運ばれて来ました。
キンキの煮つけ。 小ぶりですが、キンキですからね~。
そして、ホタテの浜焼。
絶対旨いやつ。
1年振りのあんこうちゃん、プルプルの皮部分が、やはり美味しいですね~。 キンキは脂がのってホックホク、しみじみ旨し。 ホタテは、貝柱が肉厚で、旨味の塊です。どれも美味しいな~♪。
揚げ物は、ご当地名物「めひかり」の唐揚げ。
頭からパクッと食べると、淡白ながらしっとりした身が美味しい。 骨も気になる事なく、いただけました。
〆は勿論、あんこう鍋の雑炊です。
あん肝と、野菜の出汁がタップリのスープの雑炊。
お腹がいっぱいなのに、いくらでも入りそう。
そして、デザートは自家製のプリンと、イチジクのコンフォート。
お腹一杯だけど、デザートは別腹ですからね~。
では、プリンちゃんを早速。。。
思わず奥さんと顔を見合わせます。
何という美味しさ。 甘さ、タマゴのコク、食感質感、どれを取っても絶妙な逸品。 なめらかプリンが全盛ですが、「プリンってこうだったよね」と思わせる、激ウマカスタードプリンでした。(昭和の人はわかって頂けると思います。。。) こんな美味しいプリンを食べれて幸せ、この一点だけで、こちらのお宿を選んで良かったと思いましたよ。 奥さんも大感動でした。 イチジクのコンフォートも、冷たくてワインの酸味が爽やかで、とっても美味しかったです。
イチジクの、ねっとりとした柔らかな食感もたまりません。 美味しい地魚で感動し、最後のデザートで大感動した、素晴らしい晩御飯でした。
その後、夜中にお風呂に浸かり、朝風呂にも入り至福の時間を過ごして朝8時。
朝ごはんです。
お釜で炊いたご飯、沢山のおかず、朝からお刺身まであります。 そしてアサリの味噌汁。
とっても豪華な朝ごはんですね。
二人とも、ペロッと平らげましたよ。
そして、朝ごはんの帰り、晩御飯で出たプリンの美味しさが忘れられず、もしかして1階の喫茶コーナーで単品販売していないか確かめに行きましたが、残念な事にメニューには有りませんでした。 しょうがないと思い、部屋に戻ろうとしたら、フロントの女性が声をかけてくれたので、プリンに感動した事をお伝えし、念のため「単品販売してませんか?」と尋ねた所、夜のデザートにしか出していないと、申し訳なさそうに、ご返答いただきました。
こちらもダメ元だったので、お礼を言って部屋に戻りましたが、戻って5分位経った頃、部屋の電話が鳴り、「昨日作ったプリンの在庫が有ったのでお部屋までお持ちしますが、いかがですか?」との事。 勿論断る理由は無く、二つ返事で「おねがいしま~す!」。 奥さんと二人で、小躍りいたしました。 わくわくしながら、待つ事15分。
いらっしゃいました、もう暫く会えないと思っていた、愛しのカスタードプリン。 プリン単体と思っていたのですが、紅茶とイチジクのコンフォートまで添えられてます。 お宿の嬉しすぎるサービスに、このプリンの味を忘れない様、感謝しながらいただきました。
プリンを食べて、最後にひと風呂浸かり、午前10時にチェックアウト。
そして、追加料金の明細を見てまた感動です。 朝のプリン、ルームサービスに、紅茶とイチジクのコンフォートまでつけていただき、それなりのお値段はすると思っていましたが、なんと私が考えていた半額以下!。
プリン代だけ?と思わせる価格で、こちらが恐縮してしまいました。 私達から見れば、まさに神対応でございます。
帰りもドアツードア、正午前に、お宿の楽しい思い出と共に帰宅致しました。
つかの間の別世界、としまや月浜の湯さん、本当に良いお宿でした。 美味しい魚と、絶品プリン&温泉をいただきに、是非また伺いたいですね。
ご馳走様でした。
としまや月浜の湯
茨城県北茨城市磯原的磯原200-3
℡0293-43-1311