9月3日(土)、にかほ市の象潟公民館で
「あきた元気ムラ大交流会 (座楽会(ざがくかい)2022 IN にかほ」を開催しました!
大交流会は、秋田県内で地域づくりに取り組む皆さんが一堂に集まり、
交流を通じて新しい活動の「きっかけ」をつくる場です。
コロナの影響で中断していましたが、3年ぶりに復活!!!
県内から29地域・約100名の方が、にかほ市に集まりました。
前編・後編に分けて、リポートします♪
スローガンは「 見つけよう 育てよう 地域の未来「にかっ☆(ほし)」と笑顔で! 」。
司会は、キャミソウルブラザーズのお二人です(^^)
最初に、(一社)鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会研究員の國重咲季さんの進行で
にかほ市の3つの元気ムラ集落の皆さんから活動発表が行われました!
●小砂川(こさがわ)自治会・伊藤悟さん
小砂川が位置する「上浜地域」では、住民の交流を増やすために「秋祭り」を
開催しています。現在、コロナの影響で中断している秋祭りですが
みんなが集まる機会を作ることが大事。3年前から様々な世代が集まって
「上浜の将来を語る会」と題し、ワークショップも開催しています。
伊藤さんいわく「高齢者も楽める、みんなが集まれる場所を作っていきたい」
とのことでした。
●琴浦自治会・小野一郎さん
つづいて、琴浦地域の「琴浦わいわい農場」の取組です。
小野さんいわく「誰もが気軽に井戸端会議できる場があれば」と、
休耕田を借りて、じゃがいもなどの野菜を育てています。
収穫物は参加できなかった人にも「おすそわけ」するのがポイント♪
近隣に収穫物を届けることで、住民同士が顔合わせできれば目的達成です。
わいわい農場は、交流の“きっかけ”なんですね。
●釜ケ台自治会・佐藤渓輔さん
釜ケ台地域は、伝統芸能「釜ケ台番楽」の「伝承」の取組です。
少子高齢化による担い手不足を解消しようと「広報チーム」を発足させました。
SNSで情報発信したり、番楽の衣装体験会を行うなど、
新しい変化を活動に取り入れています。「自分の親世代が、“このままではまずい”と
危機感を感じ、少しずつ変化を受け入れる体制を作ってくれた。
そのお陰で、自分たちが活動できる」と、佐藤さんのお話でした。
にかほ市の3地域の活動からは
「人口減少やコロナ禍でも、住民が顔を合わせる機会を作ることが、
地域の維持・活性化につながっている」と感じます。
人と人とのつながりが、地域づくりの土台になるのではないでしょうか。
ちなみに、小砂川の伊藤さんが来ているTシャツは
小砂川の消防団が地域を盛り上げようと作ったもの(^^)
地域で何かあるときは、若者たちはこのTシャツを着るそうです。
一体感ができていいですね♪
以上、にかほ市の3つの集落の活動紹介でした。
●伝統芸能披露「釜ケ台番楽」
つづいて、釜ケ台地域の活動でも紹介された「釜ケ台番楽」が披露されました♪
釜ケ台の子供にとって、番楽を舞う大人はヒーローだったそうです。
大人たちが踊る姿を見て、子供たちに「憧れ」が引き継がれていきます。
「昔から受け継いできたものは尊重していきます。
でも、無くしてしまっては意味がない。形が変わっても受け継いでいく。
変化を受け入れる姿勢が大事」という佐藤さんの言葉が印象的でした。
釜ケ台番楽保存会・広報チームのSNSも是非ご覧くださいね。
→釜ケ台番楽保存会 「フェイスブック」「ツイッター」
参加者の皆さんも、にかほ市元気ムラ集落の取組に熱心に耳を傾け、
地域のお宝である伝統芸能に見入っていました♪
後編に続きます!
※後編のリポートは次のリンクからご覧ください(^^)
→「あきた元気ムラ大交流会(座楽会) 2022 IN にかほ」リポート!~後編~