ストリート写真展「Discovery(ディスカバリー)」が12月17日~21日の5日間、コロンボのシナモン・グランドホテル(Cinnamon Grand Colombo. 77, Galle Road, Colombo 03)のアトリウムで開催される。主催は「Streets of Colombo(ストリーツ・オブ・コロンボ)」。
ストリーツ・オブ・コロンボは、ストリート写真を専門にするスリランカ人写真家のグループ。2018年の発足以来、プロの写真家からアマチュアまでが集まり、「コロンボの街角での偶然の出合いや生活を撮影・記録することに専念」している。写真展の開催は初。
タイトルにはレンズを通して「コロンボの街の本質を発見(ディスカバリー)する」こと、新進写真家の「才能を発掘する」ことの二重の意味を込めた。展示作品には、グループ外の一般人や写真愛好家が撮影した写真も含める。
開催の背景について、同グループ創設者のヨハン・ラティフ(Johann Latiff)さんは「展示作品が生まれた場所、つまり街や通りの人々に恩返しをするためでもあった」とコメント。プリントの販売やイベントなどを介して共催するホテルチェーン「Cinnamon Hotels&Resorts (シナモン・ホテル&リゾーツ)」の食事配給支援プログラムに協力するほか、収益の70%は児童養護NPO「SOS Children's Villages(SOS子どもの村)」に寄付する予定だという。「ストリート写真家として活動することは、ストリートから何かを奪っているような感覚に陥る。当展を通して社会に還元できれば」とも。
展示期間中はストリート写真ワークショップ、セミナー、パネルディスカッションなどのイベントも開催する。