自分たちにとって都合の良い平和をアフガンに押しつけてはならない つながっているこころ 2

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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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自分たちにとって都合の良い平和をアフガンに押しつけてはならない


インド、アフガン製ヘロイン3トン押収 3000億円相当
https://www.afpbb.com/articles/-/3367173

腐敗しきっていた前政権の置き土産。

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誰に教えられた訳でもないけれど、昔から「平和」の言葉に違和感を感じて「平和」の言葉を使ってこなかったけれど、沖縄に住むようになってから時々使うようになった。私の中では分けているつもり。

一般的に使われる場合の「平和」の基準が、人によって国によって民族によって時代によっても違うと思うんです。自分を基準とすればそれは他者にとって平和とは限らないし、利己的な平和ばかりが目につく。世界平和なんてできないと思う。

さてここからが本番です。

真逆なことを書くようだけど、「平和」と言う言葉の本当の意味を知っているから、そういう意味では平和になって欲しくないけど、人類史上最強・最悪の新興宗教「マスク教」を見ていると世界平和に近づきつつある。「平和」の言葉を作り出したのは姿を見せない支配者に違いない。

過去に何度か平和について書きましたが、平和について書きましたが、「平和の意味」という記事ではこう書きました。

“「平和の道」という言葉はラテン語で“イン ヴィアム パキス”という。パキスの原形は上のパクス(pax)で、英語のピースの語源。パクス(pax)は英国、アメリカ、ローマの支配による平和と訳され、「強大国による押し付けの平和」「強大な覇権の下にもたらされる秩序」の意味だそう。

平和の言葉を支配者が使うときは「覇権国本意の平和、強大国による押しつけの平和、支配者による押しつけの平和」を意味する。

どうやら一般で言われている平和の意味とはずいぶん違うことがわかってきた。平和とは支配するの意味。言い方を変えれば市民の家畜化。平和には家畜の意味があるのを友人から聞いてはいたけれど納得。”


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そう思います。

OKUYAMA Masashi ┃奥山真司@masatheman

世界平和を願うのは人間の道徳的な姿勢として正しいと思うが、問題はそれが「どのような状態の平和なのか」という点。「世界平和」という概念は往々にして「自分たちの集団や個人たちにとって都合の良い世界平和」にすり替わりがち。すると、それを邪魔する勢力は「処刑」されても構わないとなる。


アフガニスタンの人々は、米国にアフガニスタンの資産95億ドルの凍結解除を求める国民キャンペーンを開始します。国際社会は、アフガン経済を萎縮させることで、一般のアフガン人を罰してはならない。

Mohsin Amin@MohsinAmin_

The people of Afghanistan will launch a national campaign to ask the U.S. to unfreeze $9.5 billion of Afghanistan’s assets. The international community should not punish ordinary Afghans by throttling the Afghan economy. #UnfreezeAfgMoney


Ahmad Javid SHAKIB@javidshakib

Please, We need our money.
#UnfreezeAfgMoney
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タリバンによる勧善懲悪省(徳の奨励と悪徳の禁止)

Kazuo Takahashi@kazuotakahashi

ズーム・インタビューで、TBSテレビ『朝ちゃん』用に「タリバンによる勧善懲悪省の復活と女性の権利」に関して話しました。明日の朝の放送の予定です。水戸黄門のストーリーのような名前の役所ですね。TBSでよかったです。


アフガニスタンの美徳促進・悪徳防止省に所属するタリバンの道徳警察は、「ポケットハンドブック」と呼ばれる規則に沿って「節度ある」行動をとると、カンダハル省の地方事務所の責任者がガーディアン紙に語った。

Al Arabiya English@AlArabiya_Eng

The #Taliban’s morality police under #Afghanistan's ministry of promotion of virtue and prevention of vice will act “moderately” according to a “pocket handbook” of rules, the head of the ministry’s provincial office in Kandahar tells The Guardian.

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https://english.alarabiya.net/News/world/2021/09/20/Curbs-on-women-beard-length-use-of-force-Taliban-detail-morality-police-rulebook-


アフガニスタンのことはアフガン人が決めるのが当然なのに他国が干渉しすぎる。。

masanorinaito@masanorinaito

トルコは国民殆どがムスリムだが、究極の西洋化国家。法体系は西洋法。だが建国後70年経った80年代辺りから急速に「イスラムどおり」に生きたい人が増えた。欧州は非難の大合唱だったね。啓蒙してやった相手がイスラムに回帰するのを毛嫌いした。今のアフガンに対する欧米の見方も全く変わらない。

だけど、アフガニスタンのことはアフガンの人々が決めること。タリバンが冷酷なことをすれば人はついてこない。「イスラムどおり」を望む人が多ければ、統治もそうなっていくだけ。最悪なのは、欧米が力で従わせようとすること。欧米の言う「普遍的な価値」はムスリムにとって普遍的とは限らない



高橋博史さんの話では難民ではなく移民と言われていた。海外へ出れば贅沢できると憧れる人たちが機に乗じて脱出すると話されていた。

masanorinaito@masanorinaito

今朝の朝日。EU加盟国のギリシャにたどり着いたアフガン難民が、ギリシャの沿岸警備隊の船に乗せられてエーゲ海で放置されたり、ゴムボートの近くで波を立ててトルコの領海に押し戻されていることを記者自身の取材でリポート。一方でアフガン人の退避に積極的な姿勢を見せながら、裏で何をしていたか

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ギリシャ一国の問題ではない。ヨーロッパ大陸への難民流出を阻止してきたのはEU。エーゲ海のレスボス、キオス、サモス島に難民キャンプを作っ収容人数を遥かに越える劣悪な環境で閉じ込めた。15年以来、シリア難民と並んで多かったのはアフガン難民。タリバン政権誕生後のことではない。





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| イスラム | 22:49 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

平和の語源からみてみると

こんにちは。

平和はもともと、外国の言葉だったんでしょうか?
それを翻訳して輸入し、日本語の「平和」という語ができたのでしょうか?
明治時代には西洋の学問を取り入れるため、知識人によって多くの語彙がつくり出されました。そのことを思い出したりしました。

元々のその国語の言葉の意味を考えると、

背景としては、他国である軍事大国の侵入、侵略があった
その国内の「平和」が失われた状態を指す言葉が生まれた

それが「平和」であるなら、その意味は、

侵略国により国内が争いなく統治されている状態

ということになりますね。
それは結局、弾圧と抑圧で、反逆が抑えつけられていることで保たれている状態、ということでしょう。

それが平和という言葉の真の意味なら、怖るべきことです。

例えるなら、家の中が、家の外から、他の家の者によって、争いなく、収まっている、という状態で、他の家からの干渉自体が本質は争いなのですから、そこから「争いがない」と語られることは、大変おかしなことで、そこに怖るべき侵害の意図を感じるものです。

| Takashi | 2021/09/22 13:43 | URL | ≫ EDIT

思いきりのある考察ですね。

誰もが信じて疑わなかった、「平和」の言葉の本当の意味でしたか。
極めてデリケートな領域へ果敢に踏み込む考察ですが、筋が通りますね。
「言いにくい事に触れる」
「放置されている事を放置しない」

それ以前に、着眼点からして極めて斬新です。


「仲が良いから喧嘩する」の反対になりますね。
「恐怖支配(押し付け)」。
しかも、部外者からの。


少し昔、極東でも。

無理矢理改名させたり、土木事業で自分達側だけが儲けていたのに、「発展させてあ・げ・た」と言っていた。人の土地(国)で。
今年記事にして下さいましたね。
分かり易かったです。筋が通っていました。

※ボランティアで莫大な費用を投じ、「国民総動員」する事など、有るはずが無い。
(「総動員」は切羽詰まってからであったにしろ、その始まりでした。税金の大半を使っていたのは、初めからだったはずです。)

| L.F.B | 2021/09/23 06:08 | URL | ≫ EDIT

Re: 平和の語源からみてみると

日本には昔は平和の言葉はなかったと思います。英語のピースからです。和平とか平安とかの言葉はナジm機がありますよね。調べるとやはり明治からですね。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8998414.html
>戦時と平時との関係を書きましたが、
[ラテン語] pax パークス
の動詞は、
[ラテン語] paco パーコー
です。「平和にする、静める、平定する、圧制する、調停する、飼ひならす」などの意味で、大きな実行力をともなふ言葉です。このサイトでしばしば「平和ぼけ」などといふ状況が指摘されますが、そのやうなこととは正反対の意味です。

| まゆみ | 2021/09/23 19:21 | URL |















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