先日の日曜日、昼間、谷町で仕事だった。
夕方に仕事を終えたが、昼食にありつけず小腹が減っていたこともあり、このまま帰らずにどこかで一杯ひっかけて帰ろうと企てた。
実は最初、十三で降りて相当歩いたわけよ。
しょうべん横丁に始まり、まあ歩くだけ歩いたわね。でも何か、ピンとくるものがなかったし、日曜日だから閉まってる所も多かった。
「あーあかん、これ以上は限界。」と訳の分からないデッドラインを勝手に引いて、十三をそのまま後にすることにした。
「んー、何か面白くないなあ。・・・普段、あまり降りない駅で降りて店を探してみるか。」と衝動的に降り立った駅は
「岡町」だった。
普段、急行に乗ることが多いからね。
駅前に商店街が広がるが、日曜日の夜だったからか、アーケード内の店舗は殆ど閉まっている状態だった。
駅の高架をくぐって反対側も歩いたが、結局、居酒屋を見つけたのはアーケード側の
「龍蔵」だった。
始めはね、殆どお客いなかったわけ(少し早かったのかな)。
ところがさあ、次から次へと客がなだれ込んでくる。店を出るときには満席状態だったぞ。
店内はさほど広くはないんだけど、新しいながらも昭和の香りが漂う懐かしい感じがコンセプトのようだ。
入口近くのカウンターに腰をかけ、生ビールを頼む。
何を頼もうか悩んだが、オススメが
太刀魚の造りだと言うので、それをお願いした。
銀色と淡いピンク色がまぶしい太刀魚の造りが出てきた(冒頭の写真)。
これがね、脂がのって美味しいの。これなら、焼酎にした方が良かったかなあ。
なんて、次には麦焼酎「釈云麦」(600円)を注文。
ん~いつもながら、この香ばしい味わいがたまらない。
この店は、焼酎にも力を入れており、佐藤や兼八など有名どころも取り揃えている。値段も高くて800円くらいまでかな。
次の肴は何にしようか・・・
「今日はマグロがオススメなんですよ!」
「さっき、太刀魚っていったじゃん。マグロもそうなの?じゃあ、それ」で、比較的すばやく出してもらえそうな
「マグロのユッケ」(680円)をチョイス。
うん、これは少し甘ピリ辛に仕上がっていて、箸休めにピッタリ。
そして、
「春の野菜てんぷら」(780円)が揚がってきた。これは、
たらの芽、たけのこと菜の花だ。
見た目、磯辺上げ風だが、軽くサクッとした衣の天婦羅だ。
今年は春直前にきて気温の低い状態が続いている。
春の野花は芽を出してきたものの
「あ!しまった・・・早すぎた。」なんてことにはなってないのだろうか。
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:龍蔵 岡町店
場所:
豊中市中桜塚1-2-33電話:06-6848-2046
営業:17:30~26:00(日祝前日は~27:00まで) 無休