一人暮らしの社会人にとって自炊は必要不可欠。近年はレトルト食品やデリバリーなど食の選択肢が広がってきています。そこで今回は23〜28歳のZ世代社会人を対象に、自炊事情についてアンケートを実施しました。自炊の頻度や食費、レシピの情報収集方法まで詳しく解説します。
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もくじ[非表示]
1,一人暮らしのZ世代社会人に調査!普段の食事は自炊派?or外食派?
Q.普段の食事はどのようにしていますか。行っているものをすべて選んでください。
(n=362)
まず普段の食事内容について調査すると、「調理をして主菜と副菜を作る」が57.5%で最多の結果に。1回の食事で2品以上を調理をする人が半数以上だと分かります。次いで「調理をして主菜のみ作る」44.2%、「出来合いのものを温める」が36.5%となりました。
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2,新常識!?Z世代社会人にとっての自炊のボーダーラインとは?
Q.あなたが思う「自炊」とは、どこからだと考えていますか?
(n=362)
では、Z世代社会人にとって「自炊」とはどこからだと考えているのでしょうか。上から難易度が低い順に調査しました。
最も高い割合を占めたのが、「包丁を使って食材を切る」23.2%、次いで「フライパンや鍋など火を使う」16.0%となりました。前述の普段の食事の設問では「主菜・副菜を作る」という回答が最多だったことからも、包丁やフライパンなどを使用してしっかりと調理をすることが自炊だと考えている方が多数派のようです。
しかし一方で最も難易度の低い「購入した総菜を食器に移す」が13.0%で3位となりました。今までの概念にとらわれず、“少しでも自分で手を加えれば自炊“と考える層が一定数いることもまたZ世代社会人の特徴のようです。
3,自炊の頻度や1か月にかける食費を調査!
Q.自炊の頻度を教えてください。
(n=362)
続いて自炊の頻度について調査しました。
まず【調理過程】の項目を見ていくと『電子レンジで加熱調理する(食材を使う)』『炊飯器を使う』は「週2回」が20%以上でボリュームゾーンとなりました。また『包丁を使って食材を切る』『フライパンや鍋など火を使う』は「週4~3回」が最多となりました。
一方『揚げ物を作る』は「行わない」が40.6%で最多となり、こちらはハードルの高さが伺えます。
(n=362)
次に【既製品を使う】場合に関しては、全体的に「週1~2回」がボリュームゾーンの結果となりました。
基本的には包丁やフライパンを使って調理をする自炊を心掛けつつ、週1~2回は、出来合いのものを電子レンジで加熱するだけ、購入した総菜を食器に移すだけといったカタチで手を抜きながら、バランスをとっていることが分かります。
Q.1か月の食費にかける金額はいくらですか。
(n=362)
続いて1か月にかかる食費について『自炊』『外食・テイクアウト』に分けてみていきます。
『自炊』の食費は、全体で「1万円以上2万円未満」が33.4%でボリュームゾーンとなりました。一方『外食・テイクアウト』も「1万円以上2万円未満」が最多であるものの、「5,000円未満」「1万円以上2万円未満」と回答率に大きく差がなく、分散する結果となりました。
外食の費用は2万円未満に抑え、その分自炊を重視していることが分かります。
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4,自炊で惹かれるワードは「○○○飯」重視する点も調査!
Q.自炊をするにあたって重視していることはなんですか?
(n=362 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=215)
では自炊をするにあたって重視していることについて調査すると、「食費を抑える」が68.5%で最多の結果に。次いで「時短」34.5%となりました。
Z世代社会人にとって、食費を抑えることは自炊のメニューを考える上で重視している点であり、自炊中心の食生活をしていること自体の理由でもあると考えられます。
さらに男女別に注目してみると、女性の場合は「味・おいしさ」34.0%、「好きな食材を入れる」15.4%となり、どちらも男性よりも重視していることが分かります。女性のほうが自炊のクオリティを高めたり、好きな食材を入れて気持ちを高めたりすることで、自炊を継続できるように工夫しているのではないでしょうか。
Q.「自炊」で興味を惹かれるワードを最大3つ選んでください。
(n=362 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=215)
「自炊」で興味を惹かれるワードは「ずぼら飯」が35.1%で男女ともに最多の結果となりましたが、2位以下は男女で異なります。
男性は2位「1分めし」、3位「ほったらかし料理」の一方で、女性は2位「レンチンレシピ」、3位「ワンパンレシピ」の順となりました。
男性は“1分”や“ほったらかし”など、とにかく手間がかからないことを連想するワードを重視していると考えられます。一方で女性の場合は、“レンチン”や“ワンパン”といった道具を使いながら、簡単にできるレシピを求めているようです。
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5,Z世代社会人の自炊レシピの情報源とは?男女で異なる傾向に
Q.自炊をする際に何を参考にして作っていますか?
(n=362 内訳:【男性】 n=147、【女性】n=215)
自炊のレシピを考える際に参考にしている情報源は、「SNS」35.6%が最多という結果に。次いで「レシピサイト」32.9%となりました。
特に女性はどちらも4割以上の回答率となっており、作りたいものをSNSやレシピサイトで検索をして、より美味しく作れるレシピを探しているようです。一方、男性の場合は「情報収集はしていない」が31.3%となり、自己流で行っている方も一定数いることが分かります。
Q.SNSと回答した方にお聞きします。どのSNSを参考にしていますか。
※「SNS」と回答した方 (n=129 内訳:【男性】 n=31、【女性】n=98)
SNSの回答を深掘りしてみると、「Instagram」が最多の結果に。特に女性に人気で86.7%を占めています。男性の場合は「YouTube」の回答率も半数以上となり、「Instagram」と分散する結果となりました。
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まとめ
- 普段の食事は「調理をして主菜と副菜を作る」が半数以上
- 自炊のボーダーラインは「包丁を使って食材を切る」が多数派だが、「購入した総菜を食器に移す」も一定数あり。
- 自炊の頻度
└『包丁を使って食材を切る』『フライパンや鍋など火を使う』などの【調理】する場合は週3~4回
└『購入した総菜を食器に移す』『電子レンジで加熱する』などの【既製品を使う】場合は週1~2回 - 1か月にかける食費のボリュームゾーン
└自炊「1万円以上3万円未満」
└外食・テイクアウト「5,000円未満~2万円未満」 - 自炊で重視していることは「食費を抑える」68.5%
- 自炊で興味を惹かれるワード1位「ずぼら飯」
└男性2位「1分めし」、3位「ほったらかし料理」
└女性2位「レンチンレシピ」、3位「ワンパンレシピ」 - 自炊の情報収集方法は「SNS」や「レシピサイト」
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調査対象
23~28歳/未婚/子どもなし/正社員、公務員・団体職員/一人暮らし
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有効回答数
362件
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調査時期
2024年7月
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方法
インターネット調査