X(Twitter)は世界中の人とつながり、気軽にコミュニケーションをとることのできる人気のSNSです。他のSNSと比べて、リアルタイムで情報が飛び交い拡散力も高いため、X(Twitter)を活用した広告運用を行う企業も多く存在します。
この記事では、X(Twitter)を活用した広告の配信方法やメリット、選び方、成功させるためのポイント、注意点など詳しく紹介します。
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X(Twitter)広告のメリット
まずはX(Twitter)広告には、どのようなメリットや特性があるのかを見ていきましょう。
低コストで始められる
X(Twitter)広告のメリットの一つは、広告費用を設定できること。広告は基本的に、媒体ごとに広告運用の最低出稿金額が設定されています。しかし、X広告には最低出稿金額がなく、少額から運用可能。予算をかけずに始めやすく、費用の調整もしやすいのが利点です。
拡散力が高い
X(Twitter)は、日本での国内ユーザー数も多く、20~50代まで幅広い年代が利用しています。今起きていることがリアルタイムで話題になりやすく、情報の検索や発信などアクティブなユーザーが集まっています。
また、いいねやリポストなどの独自機能により、ユーザー間で投稿の拡散がされやすい傾向も。このような特徴から拡散力が高く、多くの人に即時に情報を広めることができます。
若年層に効果的
幅広い年代から支持されているX(Twitter)ですが、特に若年層の利用者が多い傾向です。総務省のデータによると、10〜30代の半数以上がX(Twitter)を利用しており、なかでも20代のX(Twitter)利用率は78.8%と高くなっています。
※出典:総務省「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 報告書」
また他のSNSと比較すると、広告配信では性別や地域、キーワードなどターゲットの項目を細かく設定できるため、狙った層にアプローチしやすいのがメリットです。
X(Twitter)広告の主な種類
X(Twitter)には、画像や動画など広告のフォーマットがいくつかあるので、チェックしましょう。
プロモ広告(旧プロモツイート)
プロモ広告とはXのタイムライン上に表示され、最もよく使われているスタンダードな形式です。リツイート(リポスト)などで拡散が期待できるのがメリットです。
テキスト広告
広告として大々的に宣伝するのではなく、さりげない形でアピールしたいときに適したフォーマットです(投稿の下部にプロモーション表記)。
一方で他の投稿に埋もれやすいデメリットもあるので、どんな内容を書くのか工夫が必要です。
画像広告
テキストと1枚の画像を使って紹介できる広告。画像があれば視覚的にも訴求しやすく、商品のイメージも伝わりやすくなるでしょう。
投稿用の画像を作成する手間は発生しますが、動画広告よりもコストは抑えられます。
動画広告
画像出典:Xビジネス「広告クリエイティブの仕様」
カルーセル広告
複数の画像または動画を取り入れた広告。画像や動画は2枚~6枚まで複数入れることができ、ユーザーはスワイプするだけで簡単に見ることができます。
情報量を増やし、商品やサービスの詳細を紹介したい時のPRにおすすめです。
モーメント広告
画像出典:Xビジネス「広告クリエイティブの仕様」
タイムラインテイクオーバー
画像出典:Xビジネス「広告クリエイティブの仕様」
トレンドテイクオーバー、トレンドテイクオーバープラス
画像出典:Xビジネス「広告クリエイティブの仕様」
X (Twitter)Amplify
X (Twitter)Amplifyプレロールとは動画の本編前に配信される広告で、X(Twitter)と提携する200社以上のパブリッシャーのなかから広告の配信先を選ぶことができます。
一方X (Twitter)Amplifyスポンサーシップは、広告主が選んだパブリッシャーと1対1で提携を結び配信する広告です(広告主自身で広告を設定するセルフサービス方式では配信できません)。
マイナビなら制作費が実質無料!
マイナビでは、X(Twitter)と連携し「Amplifyスポンサーシップ企画」を実施可能です。 Z世代(学生~若手社会人)・ミレニアル世代・共働きパパママなどターゲットに合わせ、彼らのインサイトに刺さる独自のコンテンツを作成できるのが強みで、コンテンツの制作費も実質無料! 制作から広告配信までサポートします。
画像出典:Xビジネス「広告クリエイティブの仕様」 X(Twitter)広告では、カスタム機能があります。代表的なものをチェックしましょう。 <投票のカスタム機能を入れたX(Twitter)の投稿画像> 広告に追加し、ユーザーに投票してもらう 独自のハッシュタグが入った広告のツイートをユーザーに促す 広告からアプリのダウンロードページに誘導する 広告から特定のWebサイトに誘導する これらのカスタム機能を広告フォーマットと組み合わせれば、簡単にユーザー参加型の広告にすることができ、訴求力がさらに高まります。商品や投稿内容に合わせて、カスタム機能を取り入れてみるのもおすすめです。
X(Twitter)広告のフォーマットにはさまざまな種類があるため、どれを選ぶのがベストなのか悩むこともあるでしょう。キャンペーンの目的別におすすめの広告フォーマットを紹介するので、参考にしてみてください。 より多くの人に広告を見てもらうことを目的としているため、目にした瞬間にユーザーに興味関心をもってもらうことが重要。画像や動画を使って視覚的にアプローチすることがおすすめです。 <おすすめの広告フォーマット>画像広告、動画広告、カルーセル広告 より多くのユーザーに広告を見てもらい、「いいね」やリツイート、返信などのエンゲージメントを増やすことが目的です。ユーザーが反応しやすくなるように投票やアンケート、誘導ボタンなどのカスタム機能もうまく取り入れるとよいでしょう。広告自体の露出を高め、タイムラインテイクオーバーも効果的です。 <おすすめの広告フォーマット>※カスタム機能を活用 画像広告、動画広告 動画の再生数を増やすには、最初の数秒でユーザーの興味を惹けるようインパクトのあるコンテンツをしっかり作りこむのがポイント。カルーセル広告を取り入れて、続きの展開を複数の投稿にわたって見せていく方法も効果的です。 <おすすめの広告フォーマット>動画広告、カルーセル広告 Webサイトへの訪問を増やす場合、サイトにそのまま遷移できる【Webサイトボタン】のカスタム機能を追加しましょう。動画広告やカルーセル広告は、Webサイトボタンを追加して配信できるので、広告を見たユーザーをそのままサイトに誘導できます。 遷移先のサイトはホームページやオウンドメディアのほか、ECサイトやアンケートの入力フォームなども設定可能です。 <おすすめの広告フォーマット>※カスタム機能を活用 動画広告、カルーセル広告 アプリのインストール数を増やすための広告は、Webサイトへの誘導広告と同様に【アプリボタン付き】のカスタム機能を付け、画像広告や動画広告、カルーセル広告が向いています。画像や動画を組み合わせてアプリの機能や内容をわかりやすく伝えるようにしましょう。 <おすすめの広告フォーマット>※カスタム機能を活用 画像広告、動画広告、カルーセル広告 X(Twitter)で初めて広告運用を行う場合は、アカウントの作成や支払い方法の登録なども必要になるため、しっかり手順を確認しておきましょう。 まず、X(Twitter)広告を配信するための広告アカウントを作成します。X(Twitter)アカウントとは別に<広告アカウント>の開設が必要で、手続きはオンラインでできます。広告アカウント作成から実際に設定ができるまで2週間ほど期間がかかる場合があるので注意しましょう。 X(Twitter)広告キャンペーンの計画、管理、レポート作業の中心となるツールのことをX広告マネージャーと呼び、【ads.X.com】で広告アカウントにログインできます。 X(Twitter)で広告の配信を開始するには、支払い可能なカード(クレジットカードまたはデビットカード)を登録する必要があります。【ads.X.com】にログインし、アカウント名をクリック→「新しいお支払い方法を追加」からカード情報を入力してください。 続けて、キャンペーンの目的を選択します。リーチやエンゲージメント数、動画の再生数、アプリのインストール数など8項目あるので、目的に合わせて選びましょう。広告のフォーマットに合わせて画像や動画などのコンテンツを追加して広告を作成します。 この時にターゲティングや予算とスケジュールの設定も行います。予算と配信開始日も入力したら、X(Twitter)のターゲット設定に進みます。ターゲティングは細かく設定できますが、最初はあまり絞り込みすぎず、反響を見ながら調整していきましょう。 最後に、配信する広告の設定をします。【広告の詳細】画面では、投稿の画像や動画、文言の詳細条件を設定できます。キャンペーンの目的に合わせて、選べる広告のフォーマットも変わるので、よく検討してください。設定が終われば、広告配信の準備は完了です。 その後、継続的に新しい広告を配信する際には「広告マネージャー」画面から設定を行うことができます。広告マネージャーの画面上部に表示されているメニューから「キャンペーンを作成」を選択し、広告作成を行います。ターゲットや予算も状況や段階に応じて設定し直すことができます。 キャンペーンが開始されたら、広告マネージャーのダッシュボード機能を使ってリアルタイムで効果をモニタリングできるようになります。閲覧したユーザーの内訳やKPIなどが把握でき、測定データはカスタムレポートとして保存することも可能です。 X(Twitter)広告にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。課金方式と予算相場について解説します。 X(Twitter)広告の課金方式には以下の6つがあります。 広告がクリックされると費用が発生する代表的な課金方式。 広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式。 広告に掲載した動画が50%以上表示された状態で2秒間の再生、または全画面表示などのアクションが行われた場合に費用が発生する。 ユーザーがアプリをインストールする、あるいはアプリを起動すると費用が発生する。 広告に対して、リポストなどのアクションに基づいて費用が発生する課金方式。 X(Twitter)広告は最低出稿金額が設定されていないため、広告主が金額を自由に設定できます。予算相場は1日に1,000円程度が最低ラインの傾向。費用は広告のフォーマットやキャンペーンの目的によっても変動するため、初めは少額で設定し試してみましょう。 ここからは、X(Twitter)広告の効果をより高めるための施策について紹介します。 X(Twitter)広告の特徴は、配信する際にターゲットの設定が細かくできることです。性別や年齢、地域などの基本的な設定はもちろんのこと、投稿や検索内で特定のキーワードを使ったユーザー層、特定のイベントに関連する投稿をしているユーザーやその投稿を見ているユーザ層など、ターゲットを絞って最適なアプローチができます。 X(Twitter)は広告が配信されると、リアルタイムで効果を分析することが可能。X(Twitter)のA/Bテスト機能を使って、文言や画像を変えたいくつかの広告パターンを用いて効果検証してみるのもおすすめです。 最後に、X(Twitter)広告を運用する際に知っておくべき注意点についても紹介します。 Xで広告配信を行うには、アカウントの認証バッジが必要になります。「X Premium(ブルー)」、あるいは「Verified Organization(ゴールド:認証済み組織)」など、アカウント名の末尾にブルー、ゴールド、グレーの3色のチェックマークが付きます。 X(Twitter)は拡散力が強いSNSであるため、広告配信後に否定的なリアクションやコメントがついて望ましくない形で広まり、炎上するリスクもあります。不快にさせる表現や内容がないか配慮するのはもちろんのこと、ユーザーからのコメントなども随時チェックするようにしましょう。
本記事では、X(Twitter)広告の種類やメリット、広告の出し方、成功させるためのポイントについて紹介しました。X(Twitter)は拡散力が高くユーザーとのコミュニケーションも取りやすいSNSのため、広告運用は始めやすいです。うまく取り入れて、効果を高めていきましょう。
X(Twitter)ライブ
X(Twitter)広告のカスタム機能
X(Twitter)広告のよく使われるカスタム機能
投票機能
カンバセーションボタン
アプリボタン
Webサイトボタン
X(Twitter)広告の目的別、選び方
リーチ数
エンゲージメント数
動画の再生数
Webサイトの訪問者数
アプリのインストール数
X(Twitter)広告の出し方
【X(Twitter)広告を出す流れ】1.広告アカウントを作成しログイン
2.支払い方法を追加
3.広告を作成
4.広告配信
5.効果測定
X(Twitter)広告の課金方式と予算相場
X(Twitter)広告の課金方式
クリック課金
1クリックあたり24円~200円インプレッション課金
1,000インプレッションあたり400円~650円再生数課金
1再生あたり5円~20円アプリインストール課金
1インストールあたり100円~250円エンゲージメント課金
1エンゲージメントあたり40円~100円X(Twitter)広告の予算相場
X(Twitter)広告の成功ポイント
ターゲットの詳細設定
X(Twitter)は投稿内容やフォロワーにユーザーの趣味や関心が非常に表れやすいので、より精確なターゲティングが実現できます。A/Bテスト機能
広告を通じて、ユーザーのクリック率を向上させたいのか、コンバージョン率を改善させたいのか、目的を定めておきましょう。A/Bテスト機能を使いこなして、ターゲット層がよい反応を示す要素を客観的に分析できます。X(Twitter)広告の注意点
事前に認証バッジを取得
認証バッジを獲得するには、Xの月額有料プランへ加入しなければいけません。政府機関や多国間機関などのみ、グレーのマークが付きます。炎上のリスク
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まとめ