ピコピコハンガー

ピコピコハンガー

@close_226のディジタル排泄物

2024年(と2023年)振り返り

去年は振り返りに見せかけたクソ記事投げただけだったので、思い出せる限りで書く。思い出した順に書いてるので時系列はめちゃくちゃ

 

アニメ・映画・ドラマ

機動戦士ガンダムSEED

見てる当時の話ごとの感想がツリーで残ってた。偉い。好きな機体はイージスとプロヴィディンス。

 

ヒロイックなロボットものだと思ってたら人間模様がありえないぐらいきつかった。子供vs大人の構図はよくあるけどキラが周りの同年代ともギクシャクしてるのが本当に可哀そう。キラもキラだし。

 

ツリーにも書いたけど、影薄かったラクスが気づいたら本妻になってて余ったカガリアスランがくっ付いたのにはずっとモゴモゴ言ってた。序盤からキラカガに萌えてた。

 

あとは、クルーゼの出生とかめっちゃ気になったけど結構あっさり済んだ感じした。物語とは得てしてそういうもので、主人公たちの手が及ぶ範囲でしか描写も解決もされないのである。

 

映画を見るためにdestinyを見ねばならないのだけど、なんか良い話を聞かない(語弊)ので踏み出せないでいる。気になってはいるので、そのうち見始めるかもしれないし、劇場版で済ませるかもしれない。

 

 

 

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争

先週のクリスマスに見た。

クラスメイトは本筋とは関係ないのだけど、変わらない彼らとの比較によってアルの成長がしっかり描写されてるのが上手いな~って思った。

 

アクションも凄かった。動く動く。1話冒頭でもう痺れた。ovaとtvアニメだとやっぱり予算の規模とか違うんかなぁ。

 

 

Arcane シーズン2

数多の賞に輝くアニメシリーズ「アーケイン」の最終章、11月より独占配信スタート! - About Netflix

人間関係とか登場人物の迷い・決心を丁寧に描き切った1期に対して、2期はアクションやファンサービスにかなり寄った感じがした。

1期はlolを知らない人人も是非!っていう面白さだったけど、それに関しては2期はどうだろう。lolのキャラとか世界観を知ってたら「あれね」ってなるけど、本編ではちょっと浮いてるような要素が見られた気もする。それでも面白いは面白いと思う。とりあえず1期から是非是非是非。

次回作も別の舞台で構想中らしくて楽しみ。個人的にはシュリーマの過去編やってほしいんだけど、残念ながら候補には挙がっていなかった。Arcaneと地続きにするならノクサスとアイオニアの戦争の話とかになるかな。

 

THE FIRST SLAM DUNK

THE FIRST SLAM DUNK : 作品情報 - 映画.com

原作を全く知らずに見に行ったので、途中までどれが桜木花道かわからなかったし、三井寿流川楓は最後までごっちゃになってた。

 

本当に面白かった。原作どころかバスケのルールもよく知らないけど、キャラの視線とかカット割りで試合の情勢とか重要なポイントがなんとなくわかるように作られてた。

 

 

 

 

ゴジラ-1.0

ゴジラ-1.0 : 作品情報 - 映画.com

特撮面では一兆点。海戦はシンゴジラで無かったと思うので新鮮だった。

 

特撮映画は特撮が良ければそれ以外はもう何でもいいし、パシフィック・リム進撃の巨人(実写版)も神の映画だと思っているが、あえて言及するなら話はあまり好きではなかった。説明過多なのに要所はノリとテンションで進むみたいな感じした。家族のシーンが冗長に感じたのは、親視点に立てない若造だからかもしれない。

 

あと、ゴジラの欠損部位が即回復する描写も気になった。ゴジラや巨大怪獣に感じる怖さというのは「大きい」「強い」というかなり原始的な恐怖だと思うので、ゾンビ的な能力はやりすぎというか勝手に白けちゃった。好みの話ではある。

 

地面師たち

Netflixドラマ『地面師たち』の登場人物「楓(かえで)」の出身地はど〜こだ?【知ってる?】 | 埼北つうしん『さいつう』

面白かった。やっぱりカリスマ性のある悪人が出る作品は割と無条件で面白い。

 

 

 

 

漫画

【推しの子】

【推しの子】 1 (ヤングジャンプコミックス) | 赤坂 アカ × 横槍 メンゴ |本 | 通販 | Amazon

Twitterでネタバレの気配を感じたので慌てて一気読みした。面白かった!

 

終わり方は話題になったけど、確かにちょっと不満かも。アクアが目的のために周りを利用し傷つけまくった結末ならしっくりくるけど、ヒロインズを結構助けて精神的支柱になってたところでああなったから、救われない話だなぁという感想。自分が物語における因果応報のバランスを結構気にしてるんだなあという発見があった。

 

 

暗号学園のいろは

Amazon.co.jp: 暗号学園のいろは 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) eBook : 西尾維新, 岩崎優次: Kindleストア

暗号パズルは別に好きではないけど西尾維新のノリと世界観が好きなので、好きな漫画だった。他クラスの専攻内容とかが示唆され始めたあたりで終わったので残念。

 

いろは坂いろは」、一応「いーちゃん」なんだよね。連載が続いたら対となる存在である「わをん坂わをん」が登場したに違いない。傑作だぜ。

 

絵も超好きだったので次回作待ってます。

 

 

 

魔々勇々

魔々勇々 1 (ジャンプコミックス) | 林 快彦 |本 | 通販 | Amazon

こんなに面白い漫画はないぞ、と連載中は本気で思ってたし、今でも思ってる。

 

 

 

 

 

 

対戦ゲーム

STREET FIGHTER 6

Steam で 50% オフ:Street Fighter 6

出てからずっとやってる。このあいだ全キャラマスターにしました。JPで1700踏めたり、ジェイミーでも1700近くまで来たりした。来年は不知火舞で乳を揺らします。

 

攻撃と防御がトレードオフになるドライブゲージのシステムが本当によくできてる。

どのキャラと対戦してても「今すぐ削除してくれ」という気持ちになるのでバランスもとても良い。本当の意味でのパワーバランスは知らんけど、どのキャラも一芸は持ってて勝ったり負けたりする余地がある。荒れる。

 

鉄拳8

TEKKEN 8 | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト

たまにやってた。昇竜拳!って言いながら吉光ブレードを擦ってたら臥龍になれました。

 

相手どころか自分の技性能もきちんと把握してないけど、「有利っぽい/不利っぽい」みたいななんとなくの感覚でゲームをすることはできた。より上をまじめに目指すならそのあたりの知識が求められる気配。

リプレイ機能が歴史上の格闘ゲームの中で一番ってぐらい充実しているので、まじめにやろうとしたときの導線は結構ゲーム内にありそう。

 

 

League of Legends

リーグ・オブ・レジェンド | PCで無料ダウンロード – Epic Games Store

ずっとやってるゲームではあるけど、例年ほどはやらなかったかも。最近は特にやってない。普通に難しい。動画とか配信とか見たら定期的にやりたくなるけど試合が始まると1分ぐらいで面倒くさくなる。ヨネが許せない。

どうせそのうちまたやりたくなる。

 

ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3

Steam:ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3

トレモで遊ぶ用にセール価格で買ってたけど、たまたま初級者限定ロビーを見つけて、そのまま入り浸ってる。

 

紆余曲折あってRFさんに直接コーチングしていただいた時もあった。本当にお世話になりました。

 

長く遊ばれているだけあって本当に面白い。ストリートファイターとかよりはスマブラにだいぶ近いと思う。

 

来年はドーマムゥの実践投入を目指す。

 

 

マジック:ザ・ギャザリング

マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

スマホ版でずっとやってたし、プレリリースイベントにも遊びに行った。別途記事を書いたので良かったら。

close226.hatenablog.com

 

 

 

 

非対戦ゲーム

 

学園アイドルマスター

狂った。5月にリリースされてから狂ったようにやってた。狂いすぎてpixivで二次創作小説を書いたりした。

 

伸びたやつ

 

キャラが一番好きなのは篠澤広だけど、正直どのキャラもとても魅力的でコミュ追加が毎回楽しみ。花海姉妹の話はどっち視点でも敵が強大すぎるし、ギャグキャラのはずの月村手毬のNIA編で泣かされてしまったし、なんだかんだ一番性的なのは倉本千奈なんじゃないかと話題沸騰中。

 

 

崩壊:スターレイル

崩壊:スターレイル | ゲームタイトル | PlayStation (日本)

これも2023年なのか。

 

旅に出てから3つ目の舞台であるピノコニー編が本当に面白かった。キャラの名前が伏線になってたり、後から意味付けがされる展開がめちゃくちゃ好き。「脳嚙ネウロ」とか。

 

好きなキャラはDr.レイシオ。

 

学マスのせいで最近出来てないしシナリオも溜めてるけど、そのうちやると思う。そろそろ新章始まりそうだし追いつかねば。

 

ELDEN RING

ELDEN RING | ゲームタイトル | PlayStation (日本)

DLCが出る前にトロフィーコンプリートした。そしてDLCをまだクリアできてない。

序盤のリムグレイブ~王都入りぐらいを駆け抜けるのが楽しいのと、いろんなビルドを試したくて、中終盤で行き詰まるとすぐ新キャラを作ってしまう。

 

一番好きなボスは黄金律ラダゴン。難しいけど理不尽は無くて、死ぬときは大体自分のミスと思える良ボス。

 

信仰ビルドが一番好き。遠距離魔法で戦いつつ、筋力に振らなくても近距離火力を出せる。回復もできる。

伝説の祈祷とか拾ってウキウキで記憶しても、結局は火付け&蟲糸みたいになってしまってた。ロールプレイ的に、いろいろ使って遊んでもみたい。

 

 

DARK SOULS REMASTERED

Dark Souls Remastered PS4

プレイ日記のツリーがあった

サクサク進めるところと行き詰まるところのギャップが尋常じゃない。記録は10月いっぱいで止まってるが、実際に巨人墓地の後半から進んでいない。多分レベルが足りてない。あんまりやってなかったけど、そのうち動画でも見ながらまったりレベリングしようかな。

オンスモに勝てたのは本当に嬉しかった。エルデンリングでマルギットを倒したぐらいの達成感があった。マルギットやばすぎだろ。

 

混沌の苗床だけはもうマジで本当に二度とやりたくない。死ね。

 

 

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

Sekiro™: Shadows Die Twice - GOTY Edition

馬に乗ったボスと燃えてる牛ぐらいまでは倒した記憶がある。そのあとネームドでもなんでもないエリート敵みたいなやつが越えれなくて詰んだ。

 

 

FROSTPUNK

Frostpunk

難易度ノーマルで一回クリアした。発展するほど管理するものが増えて大変になっていく。Lobotomy Corporationみたいなゲーム性。

2もちょっと触ったけど、1とあまりにも規模感が違ったのでいったん置いてある。もうちょっと1で遊びたい気持ちもある。

 

For The King

For The King

1~3人の協力型RPG。能力値とダイスロールの仕組みはTRPG的。人とわいわい言いながら進めるのがめちゃくちゃ面白かったけどまあまあ時間がかかる。またやりたい。

 

 

Her Story

Her Story

良かった。語るとネタバレになるタイプのゲーム。

 

 

 

 

その他

富士山

画像

登りました!

 

就活

内定出ました!

富士山に登る前日にもお祈りメール貰ったりしてた。山頂で見るよりましだったかもしれない。

8月まで受からなかったから今年は普通に諦めてて親の脛コースだと思ってたけど、なんだかんだ縁があってかなり条件も雰囲気も良い企業に内定を貰ったのが11月。人生何が起こるかわかりません。

 

 

 

 

 

他にもちょっと触ったゲームとか書き出したら意外とキリがないので、これぐらいで。

皆様良いお年を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エロ同人音声

 

『道草屋』シリーズ

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過去作も含めて一年中聞いてた気がする。まだ耳舐めとか言ってるんですか? 今のトレンドは「耳噛み」「耳吸い」です。

 

 

義理あね。

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柚木つばめ御大の個人サークルから。ちゃんと逆転が無いタイプのおねショタ。

 

 

【甘やかし×マゾマゾボイス×尊厳破壊】興味本位でえっちな双子悪魔を召喚してみたら、目を付けられてマゾ連呼亀頭シコシコ中毒にされました

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マゾマゾ言われに行ったのにあまりにマゾマゾ言われすぎてちゃんと辛かった。おまけの慰めボイスが沁みる。

マジック・ザ・ギャザリング始めてました あとカードゲーム半生

 マジック・ザ・ギャザリング始めてました。2021年のスターターセットで一瞬触って、エルドレインの森(2023年9月)ぐらいにアリーナを始めて、思い出したときに遊んだり離れたりしつつ、ブルームバロウ(2024年8月)発売の前後から狂ったようにのめり込んで、さっきミシックランクに行けました。へっへっへ。

 せっかくなので短いマジック史を思い出しながら自分語りしつつ、ついでに他のカードゲームの話もちょっとしたい。お目汚し。ある程度時系列順に書こうと思うのでマジックの話は後半になります

 

 

2005年~ ポケモンカードゲーム

 20年近く昔の話を意外といろいろ覚えている。初めて触ったのはポケモンカードゲーム

いまメルカリで3万円だった

 祖母と遊びに行くと毎回何か買って貰っていた。それで何かの時に↑のデッキを買って貰ったのがTCGに触れたきっかけだったはず。当時はカードの絵を眺めたり床に並べたりして満足してたけど(5歳児って数字とかわかるのか?)、それを見兼ねた(?)父がデッキをもうひとつ買ってきて、ルールを読み聞かせて貰いながらたまに遊んでもらっていた。今思えばあまりに恵まれた子供だった。

タイプ有利取られてね?

 懐かしい~。ダメージカウンターは10点しかなかったし毒マーカーは緑色だったし、漢字が読めないから《エネルギー転送》は「えねるぎー」とだけ呼んでいた。ポケカは小学中学の友達とはそんなにやらなかったけど、父と妹と三人で結構細く長く遊んでいた。いつまでかというと、具体的には僕がBWのレシラムEXデッキを買ってきて環境を破壊するまで。本当に何やってるんだお前。でも子供は新しいカード強いカード欲しいよ。

この戦いを終わらせに来た

 一番覚えてるのはカメックスのデッキ。水2枚を手札に戻す代わりに100ダメージ出る「ハイドロランチャー」を「ウォーターアクセル」「おしながす」で毎ターン連発するコンボ。「特性」でなく「ポケパワー」。記憶に深く刻まれすぎて調べる前から完璧に覚えていた。

 

 中学ではほとんど触れなかったけど高校で少し復帰した。何をしてたかというと、鋼3枚をトラッシュする代わりに230ダメージ出る「メテオテンペスト」を「テンガン山」「マグネサーキット」で毎ターン連発するコンボ。三つ子の魂百まですぎる。

 この鋼デッキで8人ぐらいの店舗大会を1回優勝できたりして、結構楽しんでた。けどちょっとしたら何かの炎デッキが流行り始めて勝てなくなってきて、他のデッキを組むでもなく段々やらなくなったという感じだった。受験期だったし。というかポケカの弱点2倍ってやばすぎないか?とは今でもエアプなりにずっと思ってる。デッキの方針とかカードの能力とは関係ないところで相性関係ができるってすごい。このあたりは現役のポケカ勢の意見を聞いてみたい。弱点っていうシステムは面白い?

 

 そんな感じで、大学入ってポケモンサークルに入ったこととかも考えると、意外とルーツかもしれないポケモンカードゲームでした。書いてて筆が乗って楽しかった。

 

 

2007年?~ デュエルマスターズ

 小学校ではかなり流行ってた。公園のベンチで砂まみれにしながら遊んでた記憶。小学生なのでシールド一枚にWブレイカーしたら貫通して勝っていた。

 最初に買って貰ったのが何だったか思い出せない。「BATTLE of YAMATO魂」は内容カードにめちゃ見覚えがあったから、持ってたとは思うけど最初ではない気がする。

 「無敵城 シルヴァー・グローリー」が本当に無敵だった。突破方法が当時はわからなかったので持ってる友達には絶対勝てなかったし、今も結局よくわからない。どうするの?

 周りの流行が遊戯王にシフトしていって僕もやらなくなった。そこから長いこと触れる機会がなかったけど、今年に出た「いきなりつよいデッキ」を1個ずつ買ってちょっとだけ遊んだ。インフレに震えた。赤単は何もない所から人が死ぬし、白はものすごいスピードでマナが溜まって大型ブロッカーがどかどか並ぶ。けどそれぞれメタカードみたいなのも入ってて、必ずしも一方的な展開にはならないのが面白かった。

 これらのデッキだけで遊んだ感じではかなり運ゲーだった。トリガー引けるか、メタカード引けるか。流石に極端なマッチアップなんだろうけど。

 マジックを遊んだ後だと、マナのシステムはめちゃくちゃ良くできてると感じた。どのカードもマナゾーンに置けるから土地事故が起こらないし、相手が置いたカードから得られる情報もある。トリガー前提の(素引きが弱い)カードも無理なく入れられる。マナとかPPとかエナジーとか呼ばれるシステムはいろんなゲームにあってちょっとずつ違うけど、これに関してはデュエマが一番面白いと思う。ゲームが違うから単純な比較はできないけどね。

 最近ちょっとだけデュエプレも遊んだ。使ったのは5cニューゲイズ。7ターン目になると突然盤面に怪獣が並び始めるけど、相手も7ターン目なのでそっちにも怪獣が並び始める。あとは怪獣がどっかんどっかん殴り合って勝ったり負けたりする。何もわからなかった。

可愛い~


 デュエマを遊んでた小学校当時は元になったマジックのことを知らなかったけど、マジックに触れた後でデュエマを見るといろんな差異があって面白い。

 

 

 

2008年?~ 遊戯王

 同級生とは別の、二つぐらい年上のグループとも遊んでもらってて、そこで流行ってたのが遊戯王だった。最初に買って貰ったのはたぶんスターターデッキ2008。

 小学生のときどんなふうに遊んでたとかは全然覚えてない。というか小学生にこのゲームのルールが理解できたのか? 絶対無理じゃない? 雰囲気で何となく遊んでたんだろうけど。

 より本格的に遊ぶようになったのは中学に入ってだった。くず鉄のかかしは発動してセットしたターンに再発動できたので割られなければ絶対負けなかった。マスターガイドの付録の冀望皇バリアンまで入れたホープデッキを紛失したり(見つからなかった)、オリジナルの森羅征竜デッキを組もうとカードを集めている最中に征竜が禁止になったり、ある店で200円で売っている「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」が別の店で650円買取だったりといろんなことがあった。

 大学に入って周りが結構やってたので、シャドールの構築済みデッキが出たタイミングで復帰した。カードショップに行ったりはしなかったけど、部会や宅など人が集まるところではたまに持って行ってたまに遊んだりしていた。

 

 蟲惑魔のが出た時もちょっと復帰した。

 


 マスターデュエルが出た時もちょっと復帰した。中学当時のカードを使ってみたくて調べて組んだ森羅六花がめちゃ強くて震えたり、森羅ぜんぶ抜いて六花純構築にしたら10倍ぐらい強くなって震えたりした。

 結局やってない身分から言えば、このゲームめちゃくちゃ難しいのにめちゃくちゃ流行っててみんなすげぇ~って感じだ。みんなすげぇ~。

 

 

2020年~ Shadowverse

サービス開始直後に一瞬だけ触ったけど、本格的に遊んだのは「運命の神々」ぐらいからだと思う。「背徳バアル」を使ってた。

 一番思い入れのあるカードは「ピースキーパー・ヴィンセント」。可能性の塊としか思えず、実装からローテまでずっとデッキを考えて使ってたけど気のせいだった。最後には何かのウィッチに入ってた気がするけどあれはヴィンセントデッキじゃないし......。

CV 三木眞一郎

 「八獄魔境アズヴォルト」あたりまでは継続してやっていた。身内でプチ大会みたいなのがあったり、チーム制の大学生大会に出て結構いいところまで行ったり(本当に結構いいところまで行った)、思えばかなり長く付き合ったゲームだ。

 やらなくなった理由でもあるけど、結局このゲームはカードが強すぎると思った。展開しながら除去、回復、リソース補充も兼ねるカードがたくさんあって、だから除去しつつ展開しても次のターンに手札で返されるみたいな。序盤のプレイが中盤以降にあまり関係していると感じられず、終盤に疾走とか効果で打点が出て勝ったり負けたりみたいな。相手のデッキタイプに理解があれば手札から出得る打点をケアすることはできるけど、それにしても大味であまり面白いと感じなくなった。
 愚痴っぽくなったけど、きたるシャドバ2は楽しみ。




2020年?~ レジェンド・オブ・ルーンテラ

 みんな大好きLOLを題材にしたカードゲーム。ターンのシステムが独特で、対話性がとても高いと感じた。スペルにはマジックでいうソーサリーに当たるスロウ、インスタントにあたるファストのほかに、優先権を渡さず即座に処理されるフォーカス、バーストがある。このあたりの面白さは、今思えばマジック要素かもしれない。

 LOLの主役たちである「チャンピオン」は、デッキに計6枚まで入れられる(同名は3枚まで)。このチャンピオンごとにレベルアップ条件があり、これを満たすと能力が大幅に強化される。このレベルアップ条件に沿ってゲームを進めることになるので、チャンピオン1体が他のゲームでいう色やクラスに相当するといっても過言ではない。そして多くの場合2種3枚ずつのチャンピオンを採用することになり、この組み合わせを考えるのが本当に楽しい。

キンドのレベルアップ演出は本当に綺麗なので一度見てほしい こちら

 収益化がうまくいっていないようで、少し前に開発体制縮小のお知らせがあった。独自の面白ポイントがたくさんある素晴らしいゲームだと思うので、頑張ってほしい。

 あと一人用モードが面白い! slay the spireとか好きな人はぜひ。

 

 

2021年?~ Faeria

 Faeria。フェアリア。皆さん知ってますか?

 steamで販売されているデジタルカードゲームで、カードゲームにボドゲ的な要素を組み合わせた名作。盤面に毎ターン土地を置いていくのだが、クリーチャーは自分の置いた土地の上にしか出せず、また相手プレイヤーにダメージを与えるには土地を進んで行って相手プレイヤーに隣接する必要がある。

 プレイに幅があってとにかく面白い。知らなかった人はこの機にぜひプレイしてみてほしい。

 

 惜しむらくは、開発にもう動きがないこと(別のゲーム作ってるらしい)。バランス調整も新カードも多分来ない。けど根強いファンはずっといて、ランクマッチに潜ると誰かしらと当たる。僕も熱心に継続はしていないけど、思い出したときにちょっと遊んで、おもしれ~っていう人になっている。

 

 

2021年~現在 マジック・ザ・ギャザリング

60枚デッキが2つ入って660円!

 どういう経緯でこの商品を知ったのか全く思い出せない。確か当時入り浸ってた友達の家にボドゲとかカードゲームとかいろいろ持ち込んでて、次のオモチャを探す過程でたまたま見つけて買ったとかだった気がする。名前だけは知ってる超有名カードゲームだったから、触れてみたい気持ちもあったはず。

 遊んでみた感想としては、当時の時点ではあまりピンとこなかった。スターターデッキということもあってそんなに変なカードは入っていなかったし、先に土地と呪文のバランスが崩れたほうが息切れを起こしてそのまま押し負けるという感じだった。地味。

 あとは、ふたりとも未経験者だったから流石にルール等が難しかったと思う。スタックの処理とかもたぶん正しく理解してなかったし、困るたびに調べながら遊ぶ感じだったからすぐに慣れてるいつものゲームに戻った気がする。青赤と黒緑の2色デッキだったけど、《進化する未開地》が何のために存在してるカードなのかわからなかった。おまけの効果があるわけでもないのにタップで出るだけ損じゃん。

 

他に特殊土地はなかった。今ならこれが4枚ある偉さがちょっとわかる。

 

 

 時は流れて2023年。youtubeで禁止カードとかの解説動画を見てて、触ってみたくなったのでMTGAを始めてみた。最初に握ったのは青単テンポ。

mtg-jp.com

 

 

ずっと使ってるカード あと1年よろしく

 クリーチャーを並べて顔を詰める楽しさより先に、打消しで相手を雁字搦めにする気持ちよさを知ってしまった。

 しばらく遊んでいるうちに資産も溜まってきたので、二つ目のデッキとして組んでみたのがボロス召集だった。

たまに2ターン目に出る 割と出る

イーオスが2ターン目に出る理由

1枚で10点ぐらい平気で出すカード

 詳細なリストは忘れたけど本当にバカ。初動に特定の組み合わせが来たら3ターンぐらいで勝つし、そうでなくても順当にビートダウンしちゃう。スタン落ちまではこれで人を轢いて遊んでた。

 

 そしてスタン落ち。ボロス召集は結構打撃を受けたのでまた青単を使うようになった。

 当時は入れ替わったカードがあんまりわかってなかったけど、今思えば「これ使えたんか~」みたいなのが多い。

1マナで打ち消ししたーい

 少しして、ブルームバロウ発売。エルドレインの森のリミテッドで少し触れ、新しくなったスターターデッキでも好きで使っていた「食物」シナジーが強化されたので、いろいろ調べながら組んでみた。


 せっかく黒なんだから、とコントロール寄りにしていった結果、「清掃人の才能」の死亡時誘発が発動しづらくなったりして難しい。入れたいカードはたくさん思いついて、「どこかに無駄があるはず......」とデッキをいじくりまわす時間は本当に楽しい。

 

 ブルームバロウ期はほとんどこのゴルガリフードやってた気がする。

 

 で、最新弾ダスクモーン発売。

 有り余るモチベーションでプレリリースイベントに参加したりもした。

 リストは残ってないけど、使ったのは青赤の部屋デッキ。MVPは永劫の好奇心。

偉すぎの塊

 特殊アート版のマリーナが出たけど、流石に5色デッキにはできなかった。多色土地もあまり出なかったし。

値段もつかなかったし大事に飾ってある

 その後、アリーナでなんとかマリーナを使おうと奮闘することになる。

 はじめは緑の部屋で5色土地をだしつつ青赤の部屋で戦うティムールカラーで考えていたが、結局青の部屋を使えないと序盤を生き残れなかったりして没。

 続いてエンチャントの強力な白青に加えて、「ヴァルガヴォスの執事長、ヴィクター」等を使うために黒を加えたエスパーカラーで組んでみたが、黒の恩恵が感じられなかったので黒が抜けてアゾリウスカラーになり、白青エンチャント+部屋みたいな感じでまとまっていった。


 マリーナは当初4投していたが、3枚、2枚と減らすごとにどんどん安定していき、ついには1枚になった。5ターン目に無理やり出しても強くないが、長期戦になったとき7~8ターン目ぐらいに無理なく出せるとリソース回収しつつ次ターンの動きが強くなっていい感じだった。

 これがこの後どうなったのかというと、マリーナを出せなくても「精体の追跡者」で手札は十分に確保できて、タップ効果でドアを開閉しなくても「鏡の間」と「亡者の踊り手」でゲームは十分にぶっ壊せるということがわかり、マリーナが0枚になった。デッキ完成である。

ぶっ壊れた例

 結局マリーナを強く使うことはできなかった(青白エンチャントデッキにはマリーナは不要だとわかった)が、5色それぞれの多彩な部屋を使えるのはとても魅力的なので、いつか違和感軸でない、5色の部屋デッキにも挑戦してみたいと思う。そこにマリーナが入るのかは、結構わからない。

 

 ミッドウィークマジックのアルケミーイベントで触った生存デッキが面白かったので、スタンダードで組んでみようとしたらレアワイルドカードが全然足りない。試しに紙で揃えたらどうなるのか試算したら、意外とリーズナブル。値段するカードをケチったら2000円を切ったので、そのうちテーブルトップもデビューするかもしれない。

www.hareruyamtg.com

 

そしてついさっき、構築ランクのミシックに行けました。デッキは青単テンポ。

打ち消したい ん~変われないの

 

 

 青は本当に面白い。来年のスタン落ちでジンが使えなくなったときに、青単というアーキタイプはどうなるだろうか。エルージュがいれば戦える気もする。

 

 

 なんにせよ、マジック・ザ・ギャザリング、今後とも宜しくお願い致します。

 

 

 

 

おわり

2023年総まとめ

 

大晦日とは?祝日なの?イベントや行事、2023年のおすすめテレビ番組や電車運行まとめ | HugKum(はぐくむ)

 

 大晦日にこんばんは。2023年最後の夜を皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今年も色々ありました。例年通りゲームをしたり、漫画を読んだり、数は少ないですが久しぶりにアニメを見たり、オフ会に出たり。

 

 簡潔にはなりますが、今年あった出来事について軽く触れていこうと思います。軽く流し見でもしていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年遊びすぎて、来年の前期中で9単位取得する予定に相成りました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理論上は余裕なのでご心配なく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よいお年を

『コードギアス 反逆のルルーシュ』にみる 物語 - キャラクター間の対立構造

※本記事はアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』全50話の致命的なネタバレを含みます

寝不足のテンションで書き殴ったので「何言ってんだお前」になる可能性が大いにあります

 

 

 

 

 

 

 ギアスの話に入る前に、ひとつ。舞城王太郎という小説家がいまして、彼のデビュー作は『土か煙か食い物』といいます。

 

煙か土か食い物 (講談社ノベルス) | 舞城 王太郎 |本 | 通販 | Amazon

 

 で、この本についてのとある解説がとても印象的で記憶に残っています。

 曰く、「ミステリとしての物語が主人公を取り込もうとするが、主人公がそれを拒んでいる」というものです。

 『土か煙か食い物』は殺人事件から始まり、物語が進むにつれて犯人にまつわる暗号やヒントが次々現れます。つまり、物語がミステリとして解決されるために、主人公に情報や機会が与えられていく、という見方です。しかし、本作の主人公は頑なにそれらを無視し、ミステリ小説の探偵役とはかけ離れた強引な手段で犯人を追うのです。

 

 この物語がどう決着するかはいつか実際に読んでもらうとして、「物語が主人公に働きかける」という視点はとても面白いと思いました。

 

 どの物語にも、そのジャンルによる「方向性」とでも呼ぶべきものがあって、遅かれ早かれそれに沿って物語が進むと見ることができます。

 

 例えば、上述したようなミステリであれば、事件の謎や暗号、ヒント、種明かしとどんでん返し。

 学園ラブコメディであれば、学校内外でのイベントや、それに伴うヒロインとの関係値の増減。

 ロボットアニメであれば、強大なライバルの存在と戦いを通しての主人公の成長。

 

 など。あくまで一例ですが、要は「ジャンル」によって期待される「王道の展開」が存在するということです。

 で、この「王道の展開」に主人公を誘導する役割をキャラクターが担うこともあります。この場合は「舞台装置」みたいな呼び方もする思います。ミステリなら警察関係者や探偵助手、ラブコメなら各種ヒロイン、など。

 

 

 じゃあ『コードギアス』のジャンルって何だろう? と言いますと、一概には言えないと思います。というより、意図的に複数の異なるジャンルにまたがって話が作られていると言えるでしょう。

 

 挙げるなら、

 

・本筋といえる、神聖ブリタニア帝国の破壊を目指す、ピカレスク(悪者)ロマンとしての「ルルーシュ編」

・望まず敵対した旧友と刃を交える、ロボットアニメとしての「スザク編」

・学生として過ごす日常における、ラブストーリーとしての「シャーリー編」

・ギアスという力の謎や、世界の外の神的存在にかかわるSFとしての「シャルル編」

 

 みたいになるでしょうか。

 

 それぞれのジャンル(の舞台装置としてのキャラクター達)は、物語を進めるためにルルーシュに働きかけます。スザクは敵として何度も立ちはだかり、シャーリーはルルーシュランペルージに迷いをもたらし、シャルルやV.V.や謎の古代遺跡は世界の壮大な謎を示唆します。

 

 しかし、「ルルーシュ編」以外のジャンルが物語の本筋に取って代わることはありませんでした。そうなった理由として、「ルルーシュブリタニアの破壊を最優先しているから」と言ってしまうこともできるでしょうが、ひとつ違った見方を提案します。

 

 

 それは「主人公ルルーシュが各ジャンルの舞台装置を排除しているから」というものです。

 

 

 最序盤からたびたび現れるスザクは圧倒的な機体性能と操縦技術でルルーシュを追い詰めますが、ルルーシュパイロットとしてのスザクを克服することなく、罠や謀略によって戦闘を回避する選択をします。つまり「ロボットアニメにおけるライバルとしてのスザク」は物語から緩やかに排除されます。

 

 ルルーシュに思いを寄せながらゼロの秘密を知ってしまったシャーリーは、ルルーシュのギアスによって記憶を消去され日常へと戻されます。ここで「ラブストーリーにおけるヒロインとしてのシャーリー」は物語から一旦排除されます。まあ後にもっと明確に「排除」されてしまうのですが、ルルーシュの思惑としては日常世界に留まって欲しかったに違いないでしょう。

 

 物語の終盤でシャルルの計画の全貌が明かされますが、ルルーシュはラスボスとしてのシャルルを倒すという形ではなく、集合無意識に、言うなれば「私たちのことは放っておいてください」と「お願い」をする形で計画を阻止しました。つまり「SFにおける神のような超常的存在」を対話によって丁重に物語から排除して、シャルル編の幕引きとしたのです。

 

 

 ではここで、C.C.はどの物語に属する舞台装置なのでしょうか? きっと、もともとはシャルル編に含まれるキャラクターだったのでしょう。C.C.の死によってシャルルの計画が完成するはずでしたが、最後にC.C.がそれを拒みました。つまり、ルルーシュと同じく、物語に取り込まれるのを拒む立場だと言えます。

 

 最序盤から何度も登場していた「共犯者」というワードがあります。C.C.とルルーシュはお互いに共犯者だと。いろいろな解釈ができる単語ですが、自分たちを取り込もうとする「物語」に「反逆」する二人の関係性を「共犯」と呼ぶのも面白いと思いました。

 

 

 ここまで主人公ルルーシュがいかに「ルルーシュ編」以外の物語を拒み排除してきたかという話をしてきましたが、では本作は最後にピカレスクロマンとしての「ルルーシュ編」を受け入れて終わったのでしょうか。

 

 復讐劇に期待される「王道の展開」は当然「復讐の成就」でしょう。物語ラストでこれはある意味成功し、ルルーシュはあらゆる力を手に入れてブリタニア帝国を牛耳るまでになりました。しかし物語はここでは終わりません。ルルーシュは自らの死によって世界に平和をもたらそうとします。

 

 「ルルーシュ編」の最大の舞台装置は、主人公であるルルーシュ自身です。

 

 ルルーシュは最後に自分という舞台装置を排除することで、あらゆる物語を拒絶しきったのではないでしょうか。

 

 

 という解釈をしてみると、「反逆のルルーシュ」という副題がなんだか今まで以上にしっくりくるのでした。

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<古典部>シリーズ感想・逃げ切った千反田える

氷菓



 

 「いまさら翼といわれても」まで一気読みした感想。見返しはしてないのであやふやな部分あるかも。そんなに長くはなりません。

 

 

 めちゃくちゃ面白かった。1巻時点ではまあ雰囲気良いかもなーぐらいだったから間が空いちゃったけど2巻から情緒のジェットコースター。

 

 

 

 まずミステリとして面白い。伏線の配置が病気かと思うほど緻密な一方で解決シーンでの伏線回収も自然で素敵。
 愚者のエンドロールで、登場人物たちにとって下位の世界である作中作の映画について推理バトルを繰り広げるのは「うみねこ」を感じた。メタミステリ万歳。
 また、クドリャフカの順番で事件が一応の解決を見せた後に二転三転するのは戯言とか世界シリーズとかの初期の西尾維新チック。好きなものと似たものは好き。

 

 

 

 青春ものとしても面白かった。まともな恋愛ストーリーに触れてこなかった身としては手作りチョコレート事件は刺激が強すぎた。ラストの里志の語りを読んでる時はマジでエロ本を拾った小学生みたいに茹で上がってた。
 奉太郎とえるの距離感もキュンキュンする。ポーカーフェイスの奉太郎が途中からは地の文でえるにメロメロになってて笑う。個人的にはえるに全部曝け出して骨抜きにされる奉太郎が見たいけど、そうならないから良いんだろうなーとかなんとか。欲しいものが与えられないのが気持ちいい。これもマゾヒズム

 

 

 

 また、シリーズを通して変化するキャラクターたちの内面について考えるのも楽しかった。


 小学生の奉太郎が掲げた「省エネ」のモットーを、彼の姉は「長い休日」と称し、「あんたが心の底から変わらなければ、きっと誰かがそれを終わらせる」とも言った。
 予言通り、高校入学後に出会ったえると交流するうち、そのモットーは少しずつ(奉太郎が気づかなくても)意味を失っていった。この休日の終焉は奉太郎が強く望んだものではなかったけれど、何かに強制された不本意なものではなかった。また、何か強力な封印からの解放のような決定的なものでもなく、金曜の後に土日が来てまた月曜が来るように、いつでも一休みに戻れる程度の目覚め。そういう意味でも姉は「休日」という言葉を選んだのかもしれない。姉すごない?

 

 

 昔の里志は何をするにも一番を目指すぐらい真剣に取り組んでいたが、いつしかそのスタンスに疲れ、何かにこだわるということを辞めた。摩耶花から寄せられる好意を悪しからず思いつつも、仮にそれに応じれば摩耶花にこだわることになり、このことを許容できずに何年も保留していた。しかし長い時間をかけて、里志はこだわらないことにこだわることを辞め、二人は恋仲と相成った。縛られないことがポリシーみたいな感じだったのにそのポリシーに一番強く縛られていたわけだ。

 

 

 摩耶花は抽象化が難しかった。漫研のいざこざを経て退部するまでにどんな変化があっただろうか。

 一番のターニングポイントは、河内亜也子が言った「漫研はあんたの足を引っ張るし、あんたも漫研にとって厄介」みたいな一言だと思う。これは「愚者のエンドロール」で入須が奉太郎に言った「誰でも自分を自覚すべきだ。でないと見ている側が馬鹿馬鹿しい」に通ずるものがある(入須はある種のハッタリだったけど)。

 「夕べには骸に」に感銘を受けて漫画を描き始めた摩耶花が、自分の才能と立つべき場所を自覚した。ちょっと微妙だけど一旦これで消化した。

 

 

 

 

 

 

 里志の逡巡は4巻収録の「手作りチョコレート事件」で、摩耶花の決断は最新巻収録「私たちの伝説の一冊」で、そして奉太郎のポリシーの顛末は、同じく最新刊収録の「長い休日」で語られた。

 刊行順、掲載順に読んでいくと、この時点で残り1編。奉太郎のバックボーンが語られたことで、残すは千反田える

 

 

 さて現状の最新話である「いまさら翼といわれても」が始まる。僕が、読者が千反田えるに注目するのを尻目に、彼女は顔一つ見せず姿を消してしまう。

 迫る合唱祭。えるを追う奉太郎と古典部員たち。減っていく紙幅。

 

 果たして、奉太郎はえるに辿り着いた。二人は言葉を交わし、えるは心情を吐露し、物語は幕を閉じる。

 

 しかし、奉太郎と同じものを見聞きしてきたはずの僕は、最後にえるを見つけることが出来なかった。

 

 彼女の境遇も失踪の理由も今の感情も理解できた。えるが語ってくれたから。しかしこのシリーズを通して、彼女が何を思い、どう変化してきたのかが全く分かっていなかった。

 

 思えば色々な事に答えが出せていない。「大罪を犯す」でなぜえるは尾道に怒りを覚えたのか。「連峰は晴れているか」の最後で、えるは奉太郎に何を伝えようとしたのか。

 

 

 何もわからなくなったので、もう1周してきます。遠からずまたここで。

【一応閲覧注意】エロ同人音声作品 2022総まとめ【オホ声元年】

 

 

*この記事は主に成人向け音声作品に関する内容を含みます。未成年の方、気持ち悪い文章に耐性の無い方、気持ち悪い文章に関心の無い方はブラウザバックをお願いします。お互いのために。

 

 

 

 

 

2022年はどんな年?

 

僕個人で言えば「耳舐め音声を聞いていないと就寝できなくなった年」でした!

治りますか?

 

 

 

 

 

タグとかジャンルについての厳密な統計があるわけではないので個人の所感にはなるのだが、販売数ランキングや新着作品を眺める中で明らかにムーブメントとして目に見えたのは「オホ声」の躍進である。

 

 

オホ声とは喘ぎ声・よがり声の一種である。甲高く叫ぶような嬌声とは対照的に、低く唸るような声質が特徴的なもので、ものによっては「下品な」とか「獣のような」とか形容される。ピンと来ないという人は後に紹介する作品群のサンプル音声を聞いてみよう。

 

高い嬌声が言わば「可愛い」喘ぎ声であるのに対し、オホ声は言ってしまえば「可愛くない」、中でも極端なものは「汚い」声であるのが特徴でありセールスポイントになっている。普段可憐だったり上品だったりする女の子が外聞なくよがる様のギャップに萌えたり、あるいは伝統的な高い喘ぎ声が演技的で食傷気味に感じるときにしっくり来たりするかもしれない。

 

今や一大コンテンツとなった「オホ声」であるが、数年前までは見る影すらない非常にニッチなものだった。この流行はかなり唐突に訪れ、あっという間に業界を吞み込んでいった。

 

DLsiteの成人向け同人フロアにて、音声作品に絞り「オホ声」をキーワード検索すると、今日(2022年12月31日)時点で1253作品ががヒットする。それらを販売開始の年ごとに整理すると以下のようになる。

 

2016年...1作品

2017年...1作品

2018年...2作品

2019年...15作品

2020年...46作品

2021年...62作品

2022年...1047作品

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年...1047作品

 

 

 

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何かがおかしい。前年比で約16.9倍過去の全作品のうち約83.6%が2022年販売開始である。

 

 

かつてはオホ声ではなく「オ行のアヘ声」とか言われていたり、音声以外の作品形態(エロゲとかエロ漫画とか)との文化交流もあっただろうから正確な流行の経緯を知ることはタイヘン難しい。なので考察とも呼べないような推理モドキをちょっとだけ。

 

 

DLsite史上最初の「オホ声」音声作品は、2016年販売開始の「一発やる会」というサークルのものだった。

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これ以前の地球に「オホ声」があったかどうかについてはやむを得ず目を瞑るとして、DLsiteという宇宙の中に限ってはこのサークルが先駆者であることは間違いない。そして、2016年~2018年7月までに販売開始された3作品すべてが「一発やる会」のものだった。

 

2018年後半から、非常に緩やかにではあるがオホ声作品が増加傾向を見せていく。作品数が増えれば他のクリエイターの目に入る機会も増えるだろうから、上昇幅自体も大きくなっていくのもある意味当たり前である。

 

しかしそれにしても2022年は異質である。ケタが違う。

 

2022年のトレンドの鍵は2021年以前にあるに違いない。謎を探るべくとりあえずアマゾンの奥地へと向かった。

 

2020年後半~2021年販売開始のオホ声関連作品を眺めると、「2022年時点でオホ声作品を多く出すサークル」の「そのサークルで初のオホ声作品」が多いことに気づいた。

 

 

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また、オホ声が多いサークルではないが、あの大型サークル「テグラユウキ」も初のオホ声作品を出していた。

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厳密な調査ができていないのでなんとなくの予想というか「こうなんじゃないかな~」ぐらいの妄想になるけれど、僕が考えるオホ声大爆発の経緯はこんな感じだ

 

 

 

ごく少数のサークルがオホ声作品を細々と出していた

少しずつ人の目に増える機会が増え、作品数も緩やかに増加を始める

既存のサークルがサークル初のオホ声作品を出し、以降も継続して出し続けるケースが散見される

有名サークルもオホ声作品を出す

作品増加と新規参入のループに入る

あっ来る...やっべこれダメ...んごぉっ♡おほっ、んごぁっ♡うぁぁぁぁっっっ♡♡イグイグイグイグイグイグイグイグのぉぉぉっっ♡♡♡(シンギュラリティ)

 

 

こんな感じだ。たぶん。

 

 

 

 

 

 

そんな2022年、珠玉のオホ声作品たち

もちろん全部は買ってないし、買ったの全部紹介してもなんだか仕方がない(一昨年の反省)ので特におすすめなものを挙げます。 

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全肯定とか男性受けとかのあまあま幸せミッドフィルダーから突如としてオホ声エースストライカーに転向したサークル、ろんりーわん。オホ声が多いサークルの中では、比較的マイルドな風味。「甘オホ」とも。

本作品はだらしない実姉とだらしなくベタベタする「だらハメ。」シリーズの3作目。1作目がだらだら特化で終始割とスローセックス寄りだったのに対し、2作目からは若干激しくなってオホ声も全面に出してきた感じ。3作目ということで時系列的には最新ですが1作目以前の回想もあったり。

三部作全部おすすめですが、別に順番気にしなくても十全に楽しめるのでシチュエーションとか気に入ったものからどうぞ。

 

 

 

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クールな執事さんにお世話してもらったりお仕置きしたりするお話。普段は冷静沈着な低音ボイスが耐え兼ねたときのギャップが素晴らしい。しかしギャップだけでなく、平常時に超低音で耳元で囁かれるのも超強力。

ソフトからハードまで様々なプレイが完備。全部おいしく頂けるかは人によりますが、どなたでも気に入る部分は必ずあると思います。

 

 

 

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この作品は設定が秀逸で、「良家の上品なお嬢様が、主人公(許嫁)の淫語好きを知り、自分を好きになってもらうために下品な言葉や喘ぎ声を連発するようになる」というものです。文学。

喜んで貰うために淫語を駆使してぐいぐい押すのですが、根っこはマゾなのでそういったところのギャップも良い。ヒロインの性格が健気で賢者モードでも微笑ましいと思えるかも。

 

 

あと何が怖いってここまでの三作品の声優がぜんぶ柚木つばめさんであるということ。彼女はすごいですね。キャラによって声がガラッと変わるし火力も安定して高いのでイチオシです。

 

 

 

 

 

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こちらは可憐さとオホ声(&淫語)のギャップですかね。いちゃらぶ系の作品は星の数ほどあれど、本作品はその中でもかなり濃密な仕上がりとなっております。

言葉遣いとか喘ぎとかだけでなく、プレイ内容もかなり下品度が高いです。痛いとかのハード系はないけど、人を選びはするかも。好きな人は大好きでしょ。

 

あとこの作品に限らないけど、ボーナストラックで耳舐めオンリーのトラックが付いてくるのは本当にアドバンテージ。耳舐めトラックだけを集めたプレイリストをランダム順でループ再生して遊ぶんじゃよ。

 

 

 

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この「もぷもぷ実験室」も、ある日を境にオホ声狂いになったサークルのひとつ。

このサークルの特徴は、オホ声の直前に挟まれる早口。余裕を無くしていく感じが伝わり、また普段のおっとりした話し方とのギャップも生じてかなり良いものです。

 

 

 

 

 

 

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対してこの「クラウンタニシ」は販売作品すべてがオホ声メインです。五分の五。

特別感のない、日常的である意味退廃的なダウナーな雰囲気が魅力的な作品。オホ声自体は割と容赦ないのに、たまにそれを恥じらうようなシーンもあったりで、オホ声オンリーながら飽きの来ない良い構成です。

 

 

 

 

2022年、オホ声以外のキラーチューン

こちらも上と同じで全部は書きません。厳選したものをどうぞ。

 

 

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まあとにかく宇佐美ちゃんが可愛い。誘い受けってめっちゃ好きなんですけどなんで同性愛以外であんまり見ないんでしょうか。

自分からえろいことを切り出すのが嫌で、なし崩し的にそういう状況に陥りたい願望があるようで、あえて隙を晒す言動だったり挑発してみたり、当然エロい作品なんですけどなんだかエロ抜きでもめっちゃ可愛くて非常に良い気分です。

 

 

 

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作品販売ペースが早過ぎてなんだかよくわからないことになっている超大型60メートル級音声サークル、テグラユウキ。いくつか聞きましたが22年のイチオシはこれです。

えろいことを頼むと嫌々ながらやってくれて、いざやるとなったら満更でもない感じがあって、甘すぎず苦すぎず良い塩梅(エロ同人音声基準)です。

 

あと、声優・秋野かえでさんはロリとかギャルとかの明るいイメージが強いのですが、この作品ではダウナーな感じで普段と違うキャラクターが見れました。

 

 

 

 

 

 

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オホ声ほどでなないけど去年ぐらいからブームを感じるのが、「当番・係」もの。学校で男子の性処理を特定の女子が担当するような内容で、聞いてる途中で「どういうこと?」と冷静になってしまうと若干耐えられないのが難点ですが、便利な設定だからか作品数は結構多いです。

設定は割と何でもよくて、この作品の魅力はヒロインとの密着感。いきなり合体するのではなくキスだけで1トラック使っていたり、以降のプレイ内容もかなり密着感をフィーチャーしており、吐息や囁きも多めに入っていてお耳がとても幸せになります。

そして先述したボーナストラックもあり。耳舐めならぬ「耳キス」。良いものです。

 

 

 

 

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なんだか色々言ってプレゼンしようとしたけど、正直タイトルがすべてを語っていて書くべきことが思いつきません。

 

めいどはーれむ♪【総時間150分】

 

おわりw

 

 

 

メイドのハーレムに2時間半放り込まれるだけの作品です。ヒロインは3人ですがみんなキャラが立っており、また3人パートだけでなく各組合せのペアパートも完備しており至れり尽くせり。

奇をてらった飛び道具の無い、こういうベタベタな王道(王道?)がなんだかんだ良いものですね~とかなんとか。

 

 

 

 

 

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JK耳リフレ! という作品の続編というか、スピンオフというか。キャストは違うけど、同系列のお店という設定です。

なんだかんだセリフメインが多いエロ同人音声ワールドですが、このシリーズは効果音の聞こえ方にかなりこだわってます。正しく「エッチなASMR」といった感じ。

耳舐めパートだけで5パターンぐらいあり、ここをループしているだけでも非常に楽しい気分になります。

 

 

 

 

 

 

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これ聞いた日、普通に体調壊しました。タイトルの通りです。昔好きだった同級生が年上初彼氏のために僕を鬱勃起させてHの練習台にするだけの話です。

 

男性にしんどい思いをさせることだけに特化したド鬼畜サークル、シルトクレーテ。正直今回はいつもの比ではありませんでした。

 

基本設定が既にきつすぎるのはもちろん、小出しにしてくるちょっとしたセリフがいちいち魂をえぐってくる。「いつも彼氏にしてあげてる」だの「普段ゴムしてないから付けてあげるの慣れない」だの「顔近くてキスしちゃいそうだから体勢変えよ」だの。いま聞きながら書いてて非常にしんどい。

 

まあしんどいのはタイトルでわかってて、何ならサークルの特性も事前にわかってて、なんで敢えてお金払ってこの作品を買って聞いてしんどい思いをするのか。

 

しんどいのが気持ちいいからなんですよね。難儀な生き物に生まれてしまった。

 

 

 

もう3作品ぐらい書こうと思ったけどしんどくなったので終わります...

 

 

よいお年を...

一流料理人への道 22/11/16

 今日は「缶詰と野菜の水煮」を作ります

 

①適当な大きさの適当な野菜を適当に鍋に入れます

②適当な缶詰を汁ごと鍋に入れます

③加熱します 汁気が少なければ水を入れます

④野菜が柔らかくなったら出来上がり

 

ね、簡単でしょ?

 

 

今日使うのは白菜といわしの缶詰。缶詰には「味付」とだけ書いてあって何味か書いてない。怖すぎる。

 

白菜は結構大きかったけど保存方法がわからないので全部使おう。缶詰は二つぐらいかな。

 

白菜をばらばらにして缶詰を開けて鍋に放り込みます。

 

 流石にまずいか?

 いや、経験上野菜というのは熱を通せばカサが半分以下に減るはず。煮るという工程にさえ入れれば文字通り許容範囲に収まるに違いない。

 

 とは言え体積の8割は汁に漬かっていない状態。底の方を見ながら水を足して水量を調節する。

 

 ぐつぐつと加熱すること5分ぐらい

 

 

 ほらこの通り。ただ想定より水分が多すぎる。これだと煮るというより茹でる作業になってしまう。やはり加える水が何杯目かぐらいは数えておくべきだったか。

 

 沸騰させて水を飛ばすことも考えたがキッチンはIH。あんまり煮立つと自然と停止するようになっている。

 

 

 うーん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうやな。

 

 

 さらにぐつぐつ。麺が柔らかくなったところでストップ。

 

 

 

 

 できあがり!

 

 

 

 

 

 

 ちなみに美味しかったです

 

 また次回