ずーっと気になっていた。真ん中のお店の看板。なんかどうしても日本語のカタカナに見えるけど、なんの意味かもさっぱりわからず。
すると、ある日このフォントがエレクトロハーモニクスと呼ばれるもので、なんと日本語のカタカナ、ひらがな、漢字からヒントを得ているんだって。なーるほど。そして、このフォントの作者レイモンド・ララビー(Raymond Larabie)氏は名古屋に住んでいるらしい(エミータさん、愛知県ですよ!)
ということで、よーく見てみると
SPACESUIT(スペーススーツ)
って読めた!
そして、感動は更に。このフォントのことを調べていたら、このページに行き着いた。
上記の記事を読むと、次のように書かれていた。
<引用>
もしあなたがエレクトロハーモニクスを使おうと思っているのなら、ほとんどの日本人読者はこの書体をまったく読めないことに注意することが重要だ。実際、いくつかの日本のバラエティ番組でこの書体が取り上げられ、カタカナ文字に慣れ親しんでいるゲストが「ハロー」という文字を読むのに苦労していた。2020年には、エレクトロハーモニクスが日本のゲーム番組で取り上げられ、ゲストの誰もが一文字も読めなかったため、そのコーナーが放送できなかったこともあった!
日本語を母国語とする人々にとって、このフォントが少々読みにくいことは容易に想像がつく。ある文脈では、エレクトロハーモニクスは文化的に無神経であると解釈され、カジュアルな人種差別を助長する可能性があります。ですから、文化的なステレオタイプを永続させるために使っていないか、時間をかけて確認することが重要です。
Electroharmonixの楽しく風変わりなスタイルに惹かれて使いたくなるかもしれませんが、タイポグラフィは人々があなたのメッセージをどう受け止めるかに大きな影響を与える可能性があることを忘れてはなりません。ですから、もしこのフォントを使うことに決めたら、注意深く配慮するようにしてください。結局のところ、異なる文化や習慣を尊重するということに関しては、常に慎重であるに越したことはないのだ。
DeepL.com(無料版)で翻訳しました。
そう、「タイポグラフィは人々があなたのメッセージをどう受け止めるかに大きな影響を与える可能性があることを忘れてはなりません」たかがフォント、だけどそれで表現されるものだけでなく、それをどう受け止めるかそこが大切。だって、一番最初にこの店の看板を見たときは、「あ、なんかかっこいいだけでカタカナを変なふうに使っている」と嫌な感じがしたもの。意味のないものに自分の国のものを使われたっていう嫌な感じ。
そこまでちゃんと考えが及んでいるこのフォントサイト。すごいな。ありがとう、真剣に考えてくれて。
ということで、フォントって新たに作り出されているんだ、ってわかった。しかも、他国のフォントと融合させる場合には文化的なもの、習慣をしっかり考え慎重にすべし!と提言しているサイトに出会えてよかった!