Oasis / Whatever (1994)
2007年 02月 08日
Oasisの1作目『Definitely Maybe』(1994)と2作目『(What's The Story) Morning Glory?』(1995)というそれぞれのアルバムの間に位置するシングルの『Whatever』(1994)を日本盤CDで持っています。
表題曲は昨年に発売されたベスト盤にも収録され終いですから、未だにアルバム未収録曲として放置されています。

先日、偶然にNoel Gallagher単独のアコースティック・ライヴをテレビ放送にて観たことから引っ張り出して来ました。そのツアーに実際には同僚のGem Archerが帯同していましたけれども。
それはパリ公演の模様でして、M1「Whatever」を演奏する際にフランスと日本で人気があるとの発言がありました。
この日本編集盤は、直前のシングル『Cigarettes & Alcohol』(1994)からのB面曲をも抱き合わせたものですので、熱心な聞き手ではない身としては大変重宝しています。
1990年代半ばと言いますと相変わらずギターバンドを中心に聴いていたものの、徐々にCreation Recordsから離れて行った時期でもあります。
そこへ“俺は俺である必要がある”と歌われてもそれだけで疎ましく思えてしまいました。大口を叩く大型新人だとかBlurとの諍いだとかなどは本当にどうでもよろしかったのです。
そんな中で単純に楽曲が素晴らしいという話を聞きつけて、早々とこの徳用盤を購入してみたのです。しばらくの間はM1「Whatever」にすっかり惚れ込み、繰り返し聴き込んだものです。
ほどなくして、曰く付きの1曲であることを知りました。出だしの“I'm Free To Be Whatever I”の部分がNeil Innesの「How Sweet To An Idiot」の一節にそっくりという訳です。
The RutlesのRhino Records盤CDでしたら大いに楽しんでいましたし、彼の『How Sweet To An Idiot』(1973)を基にした編集盤がちょうど発売されたので、その『Re-Cycled Vinyl Blues』(1994)に飛びついてしまいました。
結果を申し上げますと、そのまま、でした。同じく歌い出しです。歌詞が違うだけです。
そもそもがこのM1「Whatever」にThe Beatlesの「All You Need Is love」(1967)の趣きを見て取れますし、印象的なストリングスは『Magical Mystery Tour』期のそれを彷彿とさせます。
Neil Innesがこれに対してどう応酬したのかは次の機会に譲ることにしますけれども、上手くやり返したことは確かです。
それはともかくとして、OasisのシングルB面曲群が秀逸であることは周知の通りでして、Noel Gallagher自身が歌うM5「Half The World Away」を始めいかにも1960年代のガレージ・バンドが演りそうな勢い任せのM3「Fade Away」など、侮れない内容に違いありません。
ただし、最後に置かれたM6「I Am The Walrus (Live At Glasgow Cathouse June '94)」については、とてつもなく詰まらない出来です。面白みも機微も何もありません。
不躾な演奏としか感じませんし、よりによって「I Am The Walrus」The Beatlesに挑もうという心境を解せません。
表題曲は昨年に発売されたベスト盤にも収録され終いですから、未だにアルバム未収録曲として放置されています。
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先日、偶然にNoel Gallagher単独のアコースティック・ライヴをテレビ放送にて観たことから引っ張り出して来ました。そのツアーに実際には同僚のGem Archerが帯同していましたけれども。
それはパリ公演の模様でして、M1「Whatever」を演奏する際にフランスと日本で人気があるとの発言がありました。
この日本編集盤は、直前のシングル『Cigarettes & Alcohol』(1994)からのB面曲をも抱き合わせたものですので、熱心な聞き手ではない身としては大変重宝しています。
1990年代半ばと言いますと相変わらずギターバンドを中心に聴いていたものの、徐々にCreation Recordsから離れて行った時期でもあります。
そこへ“俺は俺である必要がある”と歌われてもそれだけで疎ましく思えてしまいました。大口を叩く大型新人だとかBlurとの諍いだとかなどは本当にどうでもよろしかったのです。
そんな中で単純に楽曲が素晴らしいという話を聞きつけて、早々とこの徳用盤を購入してみたのです。しばらくの間はM1「Whatever」にすっかり惚れ込み、繰り返し聴き込んだものです。
ほどなくして、曰く付きの1曲であることを知りました。出だしの“I'm Free To Be Whatever I”の部分がNeil Innesの「How Sweet To An Idiot」の一節にそっくりという訳です。
The RutlesのRhino Records盤CDでしたら大いに楽しんでいましたし、彼の『How Sweet To An Idiot』(1973)を基にした編集盤がちょうど発売されたので、その『Re-Cycled Vinyl Blues』(1994)に飛びついてしまいました。
結果を申し上げますと、そのまま、でした。同じく歌い出しです。歌詞が違うだけです。
そもそもがこのM1「Whatever」にThe Beatlesの「All You Need Is love」(1967)の趣きを見て取れますし、印象的なストリングスは『Magical Mystery Tour』期のそれを彷彿とさせます。
Neil Innesがこれに対してどう応酬したのかは次の機会に譲ることにしますけれども、上手くやり返したことは確かです。
それはともかくとして、OasisのシングルB面曲群が秀逸であることは周知の通りでして、Noel Gallagher自身が歌うM5「Half The World Away」を始めいかにも1960年代のガレージ・バンドが演りそうな勢い任せのM3「Fade Away」など、侮れない内容に違いありません。
ただし、最後に置かれたM6「I Am The Walrus (Live At Glasgow Cathouse June '94)」については、とてつもなく詰まらない出来です。面白みも機微も何もありません。
不躾な演奏としか感じませんし、よりによって「I Am The Walrus」The Beatlesに挑もうという心境を解せません。
by chitlin
| 2007-02-08 23:56
| Pop/Rock