フェスティバル通信2012〜サンティアゴ・デ・クーバより・4〜
2012年 03月 20日
ギターリストmucho氏とのデュオでステージに上る初日。
会場は現地の音楽の殿堂、カサ・デ・ラ・トローバの一階「サロン・デ・ラ・トローバ」でした。
ここ最近ずっとお土産物屋だったスペースを改築し作られた最新の会場です。
でも雰囲気はというと、旧きよき時代に想いを馳せた‘最も旧い’たたずまい。
こんな空間をあっという間に作ってしまうサンティアゴ・デ・クーバ。
やはり伝統という言葉の持つ重みや深みを意識させられます。
自然、年齢層でいえば高い方に入る演奏家皆さんに人気のある音楽スポットになっていますが、僕達も大のお気に入り。
何しろ生演奏でその場の全てがインスピレーションの源になるのですから、演奏する側には堪えられません。
壁にはこれまでカサ・デ・ラ・トローバで演奏し名を馳せたキューバ音楽史上の巨匠の肖像画や写真がびっしりと張られていて、荘厳さすら感じられるステージ。
僕達は朝11時から13時の間の最も早い時間に演奏させてもらいました。
それでもキューバの朝は早くて、
暑い陽射しの中早速お客さんがどんどんいらっしゃいます。
道路に面していること、入り口でエントランスがとられないことなど
旧きよきトローバ(音楽)の在り方をそのまま反映していて大盛況。
日本からも沢山の方が見に駆けつけて下さって嬉しかった!
温かい応援メッセージも本当にありがとうございました。
実は、この日もう一つステージがありました。
それは、また後で書きますね。
今日も佳い一日を。