2024/10/14
■番外編■ 2024/10/13 紫金山・アトラス彗星 第二報《三浦市三戸浜2024》
紫金山・アトラス彗星は近日点を過ぎ、太陽から離れつつあります。日没後にその姿を現しますが10月12日から月末までが見頃となるそうです。なお、この彗星は双曲線起動で二度と戻って来ないそうです。
彗星撮影で必要なのは撮影場所の選定です。西の空が開けてて照明などの影響が少ない場所をGoogle Mapで探した所、京急線の三崎口近くの三戸浜海岸が条件を満たしそうでした。
次に撮影日です。10/12~月末と言っても、遅くなると彗星が暗くなってしまうので、素人撮影ならある程度の明るさが必要と考えました。ただし天気が良くないと話になりません。天気予報では10/12と10/13が晴れマークで、それ以降はあまり良い天気が期待できなさそうでした。そこで急遽、10/13に撮影決行としました。
まずは成果から。これは18:07の撮影です。日の入りは17:08でしたので日没後1時間の姿です。肉眼でも微かに見えましたが、彗星の場所を知って無いと見えない程度の暗さで一応何となく見えると言う状況でした。実は10/02にも挑戦しました。この時は早朝の東の空で、自宅から挑戦しましたが、全く撮れませんでした。今回撮影して分かりました、空が十分に暗くないと観測は難しいと言う事。横浜の空ではかなり難しそうです。
次の写真は、17:52 / 17:58 / 18:03の撮影です。17:52(上)では殆ど見えませんが、17:58(中)に薄っすら見え、18:03(下)はかなりはっきり写ってます。日没後、空が次第に暗くなるに従って彗星の姿が見えて来ます。ちなみに写真は自動露出のため、3枚とも同じ明るさに写ってますが、実際の空は次第に暗くなってます。彗星は17:58頃から見え始め、18:20頃に高度が低くなり彗星の頭が見えなくなりました。
次の写真は、金星、彗星、アルクトゥルス(うしかい座の1等星)が写った広域の写真です。10/13は金星と彗星の高さがほぼ同じだったので、彗星の位置の特定が楽でした。まず金星を探し、そこから約25度右に彗星があります。自分の場合、手を伸ばし親指と人差し指を開くと凡そ10度です。ちなみに彗星の斜め左下に見えるオレンジ色の光は、熱海の街明かりです。
つぎは、アプリStellariumの画面です。彗星の位置も表示してくれて、とても重宝しました。日没の方向、金星、彗星、アルクトゥルスの位置関係を事前に押さえられ、当日も方向の再確認に利用しました。無償版で十分に使えました。
撮影に行った三戸浜はとてものどかな場所でした。彗星撮影に何人か来てましたが、浜は広いので場所取りの心配はありませんでした。空は低い位置に少し雲がありましたが、上空には雲が無く、西の空には幸いにも殆ど雲はありませんでした。真っ青な秋空とは行きませんでしたがほぼ100点の条件だったと思います。なお三戸浜の写真はRICOH THETA S2による撮影です。
実は近くに小網代の森と言う公園があり、午前中からそこを初散策し、夕方に三戸浜に来ました。小網代の森の写真は、津久井湖城山公園の写真が終了後にアップしたいと思います。
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コメント
No title
今日はTV で放送されていました。スマホでも撮れたと伝えられていました。
良い条件のところに出かけて行かないと難しそうですね。
暗くならないと見えないというのは厳しそうです。
見えるまでに沈んでしまいます。
2024/10/14 22:37 by yasuko URL 編集