7/11(4)カメムシ目編《横浜自然観察の森2022》30~34℃ - ちゃわんむしのマクロ写真館

7/11(4)カメムシ目編《横浜自然観察の森2022》30~34℃


横浜自然観察の森の四報です。
今回はカメムシ目です。




■アオバハゴロモ
美しい薄緑色と僅かに赤みがさした縁取りがお洒落なアオバハゴロモ。でも残念ながら農家さんや園芸家さんからは嫌われ者ですね。
アオバハゴロモ


幼虫が樹液を吸い取り、白い綿のようなロウ状物質を撒き散らしてしまいます。植物の生育にも悪影響があるでしょうが、何よりもあの綿クズがそこら中にベタベタ付いてしまうのが不人気の原因かと思います。確かに幼虫の太々しそうなギョロ目を見るとちょっとうなずけてしまいます(笑)
アオバハゴロモ



■ホシハラビロヘリカメムシ
ハラビロヘリカメムシとホシハラビロヘリカメムシとが似ています。
今回のはホシハラビロヘリカメムシと思います。

  ●ハラビロヘリカメムシ
    体長13-15mm
    淡褐色の地に黒褐色の点刻を密に散りばめる
    革質部の小さい黒紋はやや不明瞭
    ホシハラビロヘリカメムシより体の幅が広い
    触角第2、第3節が扁平

  ●ホシハラビロヘリカメムシ
    体長12-15mm
    黄褐色の地に小さい褐色の点刻を散りばめる
    革質部の中央に小さい黒色の紋がある
    触角第2、第3節が円筒形

  ※日本原色カメムシ図鑑より抜粋要約

ホシハラビロヘリカメムシ



■ホソハリカメムシ
ヒメハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ハリカメムシが似てます。
大きさ的にヒメハリカメムシではありませんが、ホソハリカメムシとハリカメムシがちょっと難しいですが、おろらくホソハリカメムシと思います。

  ●ヒメハリカメムシ
    体長7.5-8mm
    腹部背板は大部分黒褐色
    触角第1節は頭幅と同長

  ●ホソハリカメムシ
    体長9-11mm
    黄褐色に暗褐色の小さい点刻
    前胸背の側角は先端が黒く、鋭く尖って側方に突出
    ヒメハリカメムシより体が大きい
    触角第1節は頭幅より長い

  ●ハリカメムシ
    体長10-12mm
    ホソハリカメムシより体が幅広く、色が濃い
    触角第1節の外面に1黒条

  ※日本原色カメムシ図鑑より抜粋要約

ホソハリカメムシ



■マルカメムシ
そろそろカメムシ目からコウチュウ目に移籍しますか(笑)
マルカメムシ



コメント

アオバハゴロモ幼虫

1週間ぐらい前にアオバハゴロモと幼虫を見た時に仲間とこれ幼虫だよと説明したら、「え~」となって見ていたらぴょ~んと飛び跳ねて皆が「面白い面白い」と感心してました。
ハリカメムシの仲間皆よく似ていますね!
ホソハリカメムシホシハラビロカメムシも結構見かけますが、そういえば今年はまだ撮ってないです。

Re:アオバハゴロモ幼虫

成虫はジャンプしても飛べば良いですが、幼虫はそのまま地面に激突! お気の毒ですね(笑) しかもそこからどうやって食堂に戻るのでしょうね。難儀な事です。きっと幼虫にとっては命を掛けたジャンプなんでしょうね。
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ちゃわんむし(chawanmushi64)

Author:ちゃわんむし(chawanmushi64)
虫好きの昆虫写真です。
素人なので和名に誤りがあるかも知れません。
お気付きの点が有りましたらコメント頂ければ幸いです。なお以前Yahooブログで「マクロ写真館」を開いていた『ちゃわんむし』の再登場です(笑)

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