2022/07/15
7/11(4)カメムシ目編《横浜自然観察の森2022》30~34℃
横浜自然観察の森の四報です。
今回はカメムシ目です。
■アオバハゴロモ
美しい薄緑色と僅かに赤みがさした縁取りがお洒落なアオバハゴロモ。でも残念ながら農家さんや園芸家さんからは嫌われ者ですね。
幼虫が樹液を吸い取り、白い綿のようなロウ状物質を撒き散らしてしまいます。植物の生育にも悪影響があるでしょうが、何よりもあの綿クズがそこら中にベタベタ付いてしまうのが不人気の原因かと思います。確かに幼虫の太々しそうなギョロ目を見るとちょっとうなずけてしまいます(笑)
■ホシハラビロヘリカメムシ
ハラビロヘリカメムシとホシハラビロヘリカメムシとが似ています。
今回のはホシハラビロヘリカメムシと思います。
●ハラビロヘリカメムシ
体長13-15mm
淡褐色の地に黒褐色の点刻を密に散りばめる
革質部の小さい黒紋はやや不明瞭
ホシハラビロヘリカメムシより体の幅が広い
触角第2、第3節が扁平
●ホシハラビロヘリカメムシ
体長12-15mm
黄褐色の地に小さい褐色の点刻を散りばめる
革質部の中央に小さい黒色の紋がある
触角第2、第3節が円筒形
※日本原色カメムシ図鑑より抜粋要約
■ホソハリカメムシ
ヒメハリカメムシ、ホソハリカメムシ、ハリカメムシが似てます。
大きさ的にヒメハリカメムシではありませんが、ホソハリカメムシとハリカメムシがちょっと難しいですが、おろらくホソハリカメムシと思います。
●ヒメハリカメムシ
体長7.5-8mm
腹部背板は大部分黒褐色
触角第1節は頭幅と同長
●ホソハリカメムシ
体長9-11mm
黄褐色に暗褐色の小さい点刻
前胸背の側角は先端が黒く、鋭く尖って側方に突出
ヒメハリカメムシより体が大きい
触角第1節は頭幅より長い
●ハリカメムシ
体長10-12mm
ホソハリカメムシより体が幅広く、色が濃い
触角第1節の外面に1黒条
※日本原色カメムシ図鑑より抜粋要約
■マルカメムシ
そろそろカメムシ目からコウチュウ目に移籍しますか(笑)
コメント
アオバハゴロモ幼虫
ハリカメムシの仲間皆よく似ていますね!
ホソハリカメムシホシハラビロカメムシも結構見かけますが、そういえば今年はまだ撮ってないです。
2022/07/16 08:20 by yasuko URL 編集
Re:アオバハゴロモ幼虫
2022/07/16 10:40 by ちゃわんむし URL 編集