2022/07/29
■番外編■ コカブトムシ
またまた、ネタ切れのため番外編です。
夏と言えばカブトムシ(笑)
今年(2022年)は残念ながら樹液に恵まれず、まだカブトムシにはお目にかかってません。ただ先日の三保市民の森ではコカブトムシが見れました。
この時のブログでは写真は載せましたがコカブトムシについてあまり触れなかったので今回ちょっと説明します。
日本にいるカブトムシの名が付く昆虫は、
・カブトムシ
・コカブトムシ
・タイワンカブトムシ
の3種です。
タイワンカブトムシは外来種で、沖縄本島以南に棲息しヤシの害虫だそうですが、まだ見た事ありません。
カブトムシやタイワンカブトムシはご存じのように甘党ですが、コカブトムシは意外な事に肉食性です。カブトムシの仲間が属するコガネムシ科は草食性や糞食性がほとんどで肉食性は珍しいです。コカブトムシは成虫/幼虫ともに樹木の腐朽した洞などの中でミミズ、幼虫や小動物の死骸などを食べるそうで、樹液には殆ど集まりません。
コカブトムシの体長は18~24mm。雄の前胸背にはパンチを食らったような凹みがあり、頭部には小さな角、と言うより突起のような物が生えてます。雌の前胸背には縦に細い窪みがあります。体形的には雌雄ともにカブトムシの雌を小さくした感じです。
カブトムシのように樹液で見つかると言うポイントが無く、これまでに6頭見てますが、ここを探せば見つかると言う場所を知りませんので、次にいつ見られるかサッパリです。
(左)♂,2003年10月25日,新治市民の森 (右)♂,2013年05月18日,津久井湖城山公園
(左)♀,2013年06月22日,津久井湖城山公園 (右)♀,2013年08月04日,津久井湖城山公園
(左)♀,2014年07月12日,津久井湖城山公園 (右)♀,2022年06月13日,三保市民の森
2013年と2014年に立て続けに4頭見てますが、この年に特別コカブト探しをした訳ではありません。きっと津久井湖城山公園がコカブトムシの当たり年だったのでしょう。先日のコカブトムシ観察は、8年ぶりの出逢いでした。
ネットで見る限りそれほど希少種と言う事も無さそうですが、いつも突然の出逢いなのでレア感はたっぷりです(笑)