小網代の森 - ちゃわんむしのマクロ写真館

2024/10/13(5) メナモミ、オオオナモミ、イガオナモミ?《小網代の森+三戸浜2024》22~27℃


2024/10/13、小網代の森と三戸浜の続きです。(最終)



メナモミ
キク目
 キク科
  キク亜科
   メナモミ属
    [Sigesbeckia pubescens]
のメナモミです。

メナモミとコメナモミ(メナモミ属)が似てますが、葉の形でメナモミとしました。ノブキも似てますが、こちらは花が白から薄紫色なので花を見ればすぐに区別できます。ちなみにノブキはキク亜科ノブキ属です。
メナモミはひっつき虫のひとつ。ノブキと同様に果実にある腺毛から出る粘着物でひっ付きます。
メナモミ1
メナモミ2


オオオナモミ
キク目
 キク科
  キク亜科
   オナモミ属
    [Xanthium occidentale]
のオオオナモミです。

外来種のオオオナモミの反映の陰で在来種のオナモミの減少が進んでいるようです。
果実にある鉤付きの棘でひっつき虫になります。
オオオナモミ1
オオオナモミ2


イガオナモミ?(三戸浜浜辺
小網代の森で見たオオオナモミよりあきらかに大きい果実で、浜辺だからか低い草丈でした。次のサイトでオナモミ属の説明を見たところ、イガオナモミかイガオナモミとオオオナモミの中間形でないかと思ってます。

  「植物検索研究会」 日本の野生植物検索表
     ↓
  〔キク科 オナモミ属 図入り検索表〕(2011/11/11)

ちなみに写真下の果実は、知らないうちに靴にひっついてきた果実で、自宅に帰ってはじめてくっついている事に気が付きました。折角なので写真を撮った後、屋外に捨てると種の拡散になるので、仕方なくまだ持ってます(笑)
イガオナモミ1
イガオナモミ2


小網代
小網代の森5-1


横浜気温グラフ(~2024-10-22)

┌─
│気温グラフ
│ 地点:横浜
│ 期間:2023/6/01~10/31,
│    2024/6/01~10/22,平年値
│ 赤線:最高気温
│ 黒線:平均気温
│ 青線:最低気温
│ 濃い線:2024年
│ 薄い線:2023年
│ 点線:平年値
│(1991年から2020年の30年平均値)
│データソース
│ 気象庁|ホーム>各種データ・資料
│      >過去の気象データ検索
│ 環境省 熱中症予防情報サイト
│ 気象庁|ホーム>防災情報
│          >2週間気温予報
└─
気温2024-10-22


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2024/10/13(4) イチモンジセセリほか《小網代の森+三戸浜2024》22~27℃


2024/10/13、小網代の森の続きと三戸浜です。

三戸浜は紫金山・アトラス彗星撮影で訪れた浜辺です。



イチモンジセセリ
チョウ目
 セセリチョウ上科
  セセリチョウ科
   セセリチョウ亜科
    イチモンジセセリ属
     [Parnara guttata]
のイチモンジセセリです。

セイタカアワダチソウに沢山のイチモンジセセリが飛び交ってました。
イチモンジセセリ1
イチモンジセセリ2


ハナグモ
クモ綱
 クモ目
  クモ亜目
   クモ下目
    カニグモ科
     カニグモ亜科
      ハナグモ属
       [Ebrechtella tricuspidata]
のハナグモです。

コハナグモに良く似てますが、ハナグモの方がやや大型です。またコハナグモは腹部に2~3対の斑紋が目立ちます。
ハナグモ1
ハナグモ2


ハマゴウ(三戸浜浜辺
シソ目
 シソ科
  ハマゴウ亜科
   ハマゴウ属
    [Vitex rotundifolia]
のハマゴウです。

彗星撮影のために三戸浜に付くと、浜辺に紫色の花が咲いてました。ハマゴウと言う海浜植物でした。
ハマゴウ1
ハマゴウ2


マツヨイグサ(三戸浜浜辺
フトモモ目
 アカバナ科
  Onagroideae亜科
   Onagreae
    マツヨイグサ属
     [Oenothera laciniata]
のコマツヨイグサです。

三戸浜の砂浜で日の入り前に彗星撮影の準備をしている時は咲いてなかったと思いますが、18時半頃に彗星撮影の撤収をしているときに、足元に黄色い花が咲いているのに気が付きました。彗星を祝うように咲いてくれました(笑)
コマツヨイグサ1
コマツヨイグサ2


小網代
小網代の森


横浜気温グラフ(~2024-10-20)

横浜ではここ数日、気温の上下が激しいですが、2週間気温予報によると今後暫くは安定した日が続きそうです。

┌─
│気温グラフ
│ 地点:横浜
│ 期間:2023/6/01~10/31,
│    2024/6/01~10/20,平年値
│ 赤線:最高気温
│ 黒線:平均気温
│ 青線:最低気温
│ 濃い線:2024年
│ 薄い線:2023年
│ 点線:平年値
│(1991年から2020年の30年平均値)
│データソース
│ 気象庁|ホーム>各種データ・資料
│      >過去の気象データ検索
│ 環境省 熱中症予防情報サイト
│ 気象庁|ホーム>防災情報
│          >2週間気温予報
└─
気温2024-10-20


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2024/10/13(3) オオハナアブほか《小網代の森2024》22~27℃


2024/10/13、小網代の森の続きです。



オオハナアブ
ハエ目
 ハエ亜目
  ハエ下目
   ハナアブ上科
    ハナアブ科
     ナミハナアブ亜科
      ナミハナアブ族
       オオハナアブ属
        [Phytomia zonata]
のオオハナアブです。
オオハナアブ1
オオハナアブ2


ムクゲ
アオイ目
 アオイ科
  アオイ亜科
   フヨウ連
    フヨウ属
     [Hibiscus syriacus]
のムクゲです。

ハイビスカスとはアオイ目アオイ科フヨウ属(Hibiscus)のことだったんですね。つまりムクゲも列記としたハイビスカスで、学名も[Hibiscus syriacus]です。
ムクゲ1
ムクゲ2


イヌホオズキの一種
ナス目
 ナス科
  ナス属
のイヌホオズキの一種です。

イヌホウズキそのものかも知れませんが、一応一種としました。ちなみにホオズキと言う名前は持ちますが、ホオズキはナス目ナス科ホオズキ属なので同じナス科ですが属が異なります。
イヌホオズキ1
イヌホオズキ2


ハダカホオズキ
ナス目
 ナス科
  ハダカホオズキ属
   [Tubocapsicum anomalum]
のハダカホオズキかな?
ハダカホオズキ1
ハダカホオズキ2


ミゾソバ
ナデシコ目
 タデ科
  タデ属
   [Polygonum thunbergii]
のミゾソバです。

花の感じと名前からヒメツルソバを思い浮かべましたが、ヒメツルソバはタデ目タデ科イヌタデ属なのでタデ科まで同じですが属が異なります。
ミゾソバ1
ミゾソバ2


小網代
セイタカアワダチソウが黄色い花を付けてました。外来種のセイタカアワダチソウは根や地下茎からアレロパシー物質を出し他の植物の生育を妨害するため嫌われますが、花粉症の原因と言われるのは嘘のようです。セイタカアワダチソウは虫媒花のために花粉は飛ばず、良く似た風媒花のブタクサと間違えられているようです。
小網代の森3-1

小網代の森3-2

小網代の森3-3


横浜気温グラフ(~2024-10-19)
10/19の横浜は真夏日直前の最高気温29.5℃でしたが、今日(10/20)は一気に気温が下がり12:00で17.6℃でした。平年値の最高気温は21.2℃なので平年より寒い一日でした。暑くなったり寒くなったり大変です(笑)

┌─
│気温グラフ
│ 地点:横浜
│ 期間:2023/6/01~10/31,
│    2024/6/01~10/19,平年値
│ 赤線:最高気温
│ 黒線:平均気温
│ 青線:最低気温
│ 濃い線:2024年
│ 薄い線:2023年
│ 点線:平年値
│(1991年から2020年の30年平均値)
│データソース
│ 気象庁|ホーム>各種データ・資料
│      >過去の気象データ検索
│ 環境省 熱中症予防情報サイト
│ 気象庁|ホーム>防災情報
│          >2週間気温予報
└─
気温2024-10-19


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2024/10/13(2) シロオビノメイガほか《小網代の森2024》22~27℃


2024/10/13、小網代の森の続きです。



シロオビノメイガ
チョウ目
 メイガ上科
  ツトガ科
   ノメイガ亜科
    Spoladea
     [Spoladea recurvalis Fabricius, 1775]
のシロオビノメイガです。
シロオビノメイガ1
シロオビノメイガ2


ホトトギス
ユリ目
 ユリ科
  ホトトギス属
   [Tricyrtis hirta]
のホトトギスです。

ヤマホトトギスも清楚ですが、ホトトギスはゴージャスで綺麗ですね。
ホトトギス1

ホトトギス2
ホトトギス3


ジュズダマ
イネ目
 イネ科
  キビ亜科
   ウシクサ連
    ジュズダマ属
     [Coix lacryma-jobi]
のジュズダマです。

ハトムギと良く似てますが、それもそのはずハトムギはジュズダマの栽培目的の変種です。

ハトムギと言えばハト麦茶が有名ですが、小学校の給食のハト茶ミルクが懐かしいです。あれって脱脂粉乳にジュズダマ入れたみたいな物だったんですね(笑)
ジュズダマ1
ジュズダマ2


ランタナの実?
シソ目
 クマツヅラ科
  シチヘンゲ属
   [Lantana camara]
のランタナの実と思われます。

ランタナは果肉は無害ですが種子には毒があるそうです。鳥は歯が無いので種子は噛み潰されずそのまま排泄され種子が散布されます。一方、哺乳類などが実を食べると種子まで噛み潰されてしまう為、ランタナは種子に毒を持たせて食べられないようしてるようです。頭いい(笑)
ランタナ1
ランタナ2


小網代の森
テーブルの様なものが写っているのは「えのきテラス」と呼ばれる場所です。ここ以外にベンチの様なものは無いので、お昼を食べるのに注意が必要です。
小網代の森2-1

小網代の森2-2

小網代の森2-3


2023年、2024年の真夏日猛暑日
今日(10/19)はおそらく今年最後の暑い一日でした。幸い横浜は真夏日にはなりませんでしたが、真夏日になった地域も多かったと思います。

去年に続いて今年は猛暑日に明け暮れた夏でしたが、取り敢えず2024年の残暑も一段落しそうなので、気になる真夏日(30℃以上)、猛暑日(35℃以上)の日数の年変化を調べてみました。

調査は横浜ですが、おそらく他の地域でも同じ様な傾向じゃないかと思います。例によってデータは気象庁の「過去の気象データ検索」からです。

1897年から2024年の128年間の横浜の毎日の最高気温をダウンロードし、各年ごとの真夏日(30℃以上)の日数、猛暑日(35℃以上)の日数をカウントし、グラフにしてみました。データが大量(4万6千日以上)だった事とエクセルは1900年以前の日付が扱えない事をうっかり忘れて苦辛しましたが、何とか纏まりました。
猛暑日


真夏日、猛暑日ともに増加の傾向にありますが、特に最近30年は増加の速度が増大してます。横浜の最近30年の最高気温は5.6℃/100年のトレンドで上昇しているので、これは地球温暖化の影響と思われます。

しかし2023年、2024年の日数は飛び抜けて大きいことが分かります。尋常じゃ無い増加です。

◆真夏日の日数
 2018~2022年(5年間)平均 55日
 2023年 84日
 2024年 81日

◆猛暑日の日数
 2018~2022年(5年間)平均 3.8日
 2023年 9日
 2024年 22日

地球温暖化で徐々に増加するのは仕方がありませんが、2023年、2024年の急激な増加はちょっと不気味です。2023年、2024年だけの例外的な現象なら良いのですが、何か地球レベルの大きな変化が起きてるのでしょうか。確かに今年は世界中で異常気象のニュースが多かったと思います。

来年はどうなるのか、重大関心事です。酷暑日(40℃以上)が当たり前になる様なことが起きない事を祈るばかりです。



横浜気温グラフ(~2024-10-18)
今日(10/19)、かなり気温が上昇しました。横浜の最高気温は29.5℃で、あと少しで真夏日でした。

┌─
│気温グラフ
│ 地点:横浜
│ 期間:2023/6/01~10/31,
│    2024/6/01~10/18,平年値
│ 赤線:最高気温
│ 黒線:平均気温
│ 青線:最低気温
│ 濃い線:2024年
│ 薄い線:2023年
│ 点線:平年値
│(1991年から2020年の30年平均値)
│データソース
│ 気象庁|ホーム>各種データ・資料
│      >過去の気象データ検索
│ 環境省 熱中症予防情報サイト
│ 気象庁|ホーム>防災情報
│          >2週間気温予報
└─
気温2024-10-18


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2024/10/13(1) キゴシハナアブほか《小網代の森2024》22~27℃


2024/10/13、小網代の森に行ってきました。

先日、紫金山・アトラス彗星の撮影に三浦市の三崎口近くの三戸浜に行きましたが、折角三崎口まで足を運ぶならと、小網代の森にも行ってきました。小網代の森は初めての訪問です。小網代の森は小網代湾に注ぐ浦の川周辺に広がり、木道で整備され緑豊かな公園でした。

今回は10月中旬と言うこともあり、残念ながら殆ど昆虫は撮影できませんでした。でも新緑の季節には期待できそうな公園でした。


キゴシハナアブ
ハエ目
 ハエ亜目
  ハエ下目
   ハナアブ上科
    ハナアブ科
     ナミハナアブ亜科(Milesiinae亜科)
      ナミハナアブ族(Eristalini族)
       ナミハナアブ属(Eristalinus属)
        ホシメハナアブ亜属(Eristalinus(Lathyrophthalmus)亜属)
         [Eristalinus quinquestriatus (Fabricius, 1794)]
のキゴシハナアブです。

まるでQRコードのような模様がある複眼と縦じまでツヤツヤの胸部が特徴のキゴシハナアブです。似たミナミキゴシハナアブがいますが、こちらの分布域は沖縄島、八重山諸島です。
キゴシハナアブ1

キゴシハナアブ2
キゴシハナアブ3


クサギ
シソ目
 シソ科
  キランソウ亜科
   クサギ属
    [Clerodendrum trichotomum]
のクサギの花と実です。

花が咲いてましたが、クサギの花期は7~9月なので、遅咲きの花でしょう。もちろん殆どは実を付けてました。クサギの実は赤いガクに囲まれてまるで花のようです。

花は昆虫を呼び寄せるために、実は鳥を呼び寄せるために、クサギは動物たちと上手に共生してます。
クサギ1

クサギ2
クサギ3


ゴンズイの実
クロッソソマ目
 ミツバウツギ科
  ミツバウツギ属
   [Staphylea japonica]
のゴンズイの実です。

ゴンズイの実も赤で鳥を引き寄せてます。でもクサギと大きく異なるのは、クサギは果実を鳥に食べてもらいますが、ゴンズイは種子を食べさせます。種子には果肉が無く、食べた鳥は騙されて種子を運ぶことになります。つまりクサギはギブ・アンド・テイクで種子を運んでもらいますが、ゴンズイは詐欺で種子を運ばせています。

普通ならこんな詐欺は進化の世界で直ぐに淘汰されてしまいそうですが、ゴンズイの詐欺は今も続いてます。きっと鳥はクサギの果実と間違えてゴンズイの種子を食べてるのでしょう。つまりゴンズイの実はクサギの実に擬態していると言うことかもしれません。
ゴンズイ1
ゴンズイ2


小網代
なかなか綺麗な公園でした。
小網代の森1-1

小網代の森1-2


横浜気温グラフ(~2024-10-17)
明日(10/19)が温かい秋のピークです。横浜は真夏日までは行かないかもしれませんが、場所によっては真夏日の再来かもしれません。

┌─
│気温グラフ
│ 地点:横浜
│ 期間:2023/6/01~10/31,
│    2024/6/01~10/17,平年値
│ 赤線:最高気温
│ 黒線:平均気温
│ 青線:最低気温
│ 濃い線:2024年
│ 薄い線:2023年
│ 点線:平年値
│(1991年から2020年の30年平均値)
│データソース
│ 気象庁|ホーム>各種データ・資料
│      >過去の気象データ検索
│ 環境省 熱中症予防情報サイト
│ 気象庁|ホーム>防災情報
│          >2週間気温予報
└─
気温2024-10-17


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プロフィール

ちゃわんむし(chawanmushi64)

Author:ちゃわんむし(chawanmushi64)
虫好きの昆虫写真です。
素人なので和名に誤りがあるかも知れません。
お気付きの点が有りましたらコメント頂ければ幸いです。なお以前Yahooブログで「マクロ写真館」を開いていた『ちゃわんむし』の再登場です(笑)

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