自転車圏の観光地 【江戸東京たてもの園】
2022.04.09
コロナ禍で見聞きするようになった言葉にマイクロツーリズムというのがある。
――マイクロツーリズムとは、自宅から1時間から2時間圏内の地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光を指す。(Wikipedia)
都県をまたぐ移動自粛うんぬんといったざっくりした対策とは異なる、自然な人流に従ったよりきめ細かい商圏を考慮した、感染拡大防止と地域経済を両立させる観光を推進――といった提言である。
「あったりまえのこと決めるのに、もたもたしてるな~」
という感じで、そんな言葉が使われる前から近隣の里山や茶畑や寺社仏閣などを自転車や徒歩で巡り歩き、ワクチン接種後はさらに車で1~2時間圏に足を延ばしもっと観光っぽいこともやってきた。

この2年間で近場の名所をだいぶ回ったつもりでいたが、先日ハタと気づいた。
いちばん近くにある観光地を見逃してる!
それが「江戸東京たてもの園」。

「江戸東京たてもの園」は“現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承する”(HPより)ことを目的に1993年、東京都により開設された野外博物館。
約7haの敷地内に、江戸時代から昭和初期までの約30棟の建造物が展示されている。

小金井公園内の有料エリアである。
公園自体にはよく行くが、そういうものにお金を払うのはちょっと… と。古民家や古い商業施設などには興味はあるが、復元展示はありのままの姿とはいえない。
それが最近、考えが変わった。考えというか、欲求?
ベタな観光がしたくてしょうがない。
見逃していた… と上に書いているが、実は入りたくても入れなかった。
コロナ禍でずっと休園で、先の重点措置解除後、ようやく入れるようになった。
自転車で小金井公園へ。
正面のビジターセンター(旧光華殿)で受け付けを済ませ入園。
園内は西・センター・東の3つのゾーンに分かれる。
センター~東ゾーンから見て回ることに。

まず現れる重厚な日本家屋は高橋是清邸。

高橋是清は二・二六事件で暗殺された政治家(第20代内閣総理大臣、事件当時は大蔵大臣)。
――軍事予算を抑制しようとしたことが軍部の恨みを買い、二・二六事件において、赤坂の自宅二階で反乱軍の青年将校らに胸を6発銃撃され、暗殺された。(Wikipedia)
↑高橋是清はこの2階寝室で殺害された
この建物は港区赤坂7丁目にあった邸宅を移築・復元したもので、まさに二・二六事件の現場である。
厳粛な気持ちにさせられるが、2階から見下ろす日本庭園はあまりに美しい。

東ゾーンへ。
一転して猥雑な雰囲気。
ここは“下町中通り”という商店街風に展示されている。
土曜の昼すぎということもあって、だいぶ人出も増えてきた。
観光気分、一気に高まる c( ̄▽ ̄)
以下、商店街の様子をランダムに貼付。
商店街正面にどーんと構えるのは「子宝湯」という銭湯だ。

――東京の銭湯を代表する建物です。神社仏閣を思わせる大型の唐破風(からはふ)や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の折上格天井など贅(ぜい)をつくした造りとなっています。(HPより)

銭湯はバエるらしく大人気。
おねえちゃんたちが湯船につかったり大鏡の前でお化粧したりの“ポーズ”で写真撮ってる。
こっちは男湯だっつーの ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

さて、ひとっ風呂あびたことだし…(笑)。
腹が、減った……
(つづく)
[DATA]
江戸東京たてもの園
東京都小金井市桜町3-7-1
https://www.tatemonoen.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/9Umd7w5cECE
https://youtu.be/N3MHeNt6Yjs
https://youtu.be/SjoWYfG0U_c


小金井公園 たてもの園前広場
コロナ禍で見聞きするようになった言葉にマイクロツーリズムというのがある。
――マイクロツーリズムとは、自宅から1時間から2時間圏内の地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光を指す。(Wikipedia)
都県をまたぐ移動自粛うんぬんといったざっくりした対策とは異なる、自然な人流に従ったよりきめ細かい商圏を考慮した、感染拡大防止と地域経済を両立させる観光を推進――といった提言である。
「あったりまえのこと決めるのに、もたもたしてるな~」
という感じで、そんな言葉が使われる前から近隣の里山や茶畑や寺社仏閣などを自転車や徒歩で巡り歩き、ワクチン接種後はさらに車で1~2時間圏に足を延ばしもっと観光っぽいこともやってきた。

この2年間で近場の名所をだいぶ回ったつもりでいたが、先日ハタと気づいた。
いちばん近くにある観光地を見逃してる!
それが「江戸東京たてもの園」。

「江戸東京たてもの園」は“現地保存が不可能な文化的価値の高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承する”(HPより)ことを目的に1993年、東京都により開設された野外博物館。
約7haの敷地内に、江戸時代から昭和初期までの約30棟の建造物が展示されている。

小金井公園内の有料エリアである。
公園自体にはよく行くが、そういうものにお金を払うのはちょっと… と。古民家や古い商業施設などには興味はあるが、復元展示はありのままの姿とはいえない。
それが最近、考えが変わった。考えというか、欲求?
ベタな観光がしたくてしょうがない。
見逃していた… と上に書いているが、実は入りたくても入れなかった。
コロナ禍でずっと休園で、先の重点措置解除後、ようやく入れるようになった。
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自転車で小金井公園へ。
正面のビジターセンター(旧光華殿)で受け付けを済ませ入園。
園内は西・センター・東の3つのゾーンに分かれる。
センター~東ゾーンから見て回ることに。

まず現れる重厚な日本家屋は高橋是清邸。

高橋是清は二・二六事件で暗殺された政治家(第20代内閣総理大臣、事件当時は大蔵大臣)。
――軍事予算を抑制しようとしたことが軍部の恨みを買い、二・二六事件において、赤坂の自宅二階で反乱軍の青年将校らに胸を6発銃撃され、暗殺された。(Wikipedia)
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この建物は港区赤坂7丁目にあった邸宅を移築・復元したもので、まさに二・二六事件の現場である。
厳粛な気持ちにさせられるが、2階から見下ろす日本庭園はあまりに美しい。

東ゾーンへ。
一転して猥雑な雰囲気。
ここは“下町中通り”という商店街風に展示されている。
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土曜の昼すぎということもあって、だいぶ人出も増えてきた。
観光気分、一気に高まる c( ̄▽ ̄)
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以下、商店街の様子をランダムに貼付。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
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商店街正面にどーんと構えるのは「子宝湯」という銭湯だ。

――東京の銭湯を代表する建物です。神社仏閣を思わせる大型の唐破風(からはふ)や、玄関上の七福神の彫刻、脱衣所の折上格天井など贅(ぜい)をつくした造りとなっています。(HPより)

銭湯はバエるらしく大人気。
おねえちゃんたちが湯船につかったり大鏡の前でお化粧したりの“ポーズ”で写真撮ってる。
こっちは男湯だっつーの ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ

さて、ひとっ風呂あびたことだし…(笑)。
腹が、減った……
(つづく)
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[DATA]
江戸東京たてもの園
東京都小金井市桜町3-7-1

[Today's recommendation]



https://youtu.be/9Umd7w5cECE
https://youtu.be/N3MHeNt6Yjs
https://youtu.be/SjoWYfG0U_c


小金井公園 たてもの園前広場
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コメントの投稿
Re: No title
きりくろさま
コメントありがとうございます。
そうみたいですね。
そのときは知らなかったんですけど、銭湯人気はそれだったのかなと、あとで思いました。
異世界を味わえ楽しかったです。
コメントありがとうございます。
そうみたいですね。
そのときは知らなかったんですけど、銭湯人気はそれだったのかなと、あとで思いました。
異世界を味わえ楽しかったです。
No title
生活圏が近いので、いつも拝見しています。
江戸東京たてもの園は「千と千尋の神隠し」のモデルとしても有名ですね。
江戸東京たてもの園は「千と千尋の神隠し」のモデルとしても有名ですね。