ボリューミー&ヘルシーランチと猫談義 【かぎしっぽ】
2019.12.21
前記事に続いて西友通り(久米川駅南口通り)のお店。
通りの中ほどにいい感じに古びた外観の小料理屋があって、こういうお店でランチ営業してくれたらうれしいなぁ… とずっと思っていたら、今年になってランチを始めた。ただし、小料理屋は閉店して違うお店になっての話。
ところが、マサさんのブログ「東村山グルメ日記2」に春先に掲載された記事によると、新しい定食屋「かぎしっぽ」は午後8時までで、それ以降は元の小料理屋「藍香」のまま営業しているという。
たしかに正面の木彫看板は「かぎしっぽ」だが、袖看板は「藍香」のままだった。
二枚看板には興味深いものがあって、いよいよ気になる存在となったわけである。
お店に入るとき初めて気づいたんだが、「藍香」の看板が外されている。そのことをまず聞いてみた。
「お店、『かぎしっぽ』に一本化されたんですか?」
「『藍香』さんのことですよね?」と店主らしき女性。「『藍香』さんとうちは何の関係もないんです」
「え、そうなの?」
閉店した「藍香」のスタッフがしばらく元の名前のまま夜の営業を続けていた、と。やや込み入った事情を抱えていそうな短期二枚看板だったようだ。
いまは夜も含めて「かぎしっぽ」に完全移行している。
カウンター6席、小上がりに2人掛け座卓が2つ。
注文は、かぎしっぽ定食(日替わりメニューで、本日はヒレカツ)950円と、ワンコイン丼(同じく日替わりで、本日は親子丼)500円。
かぎしっぽ定食はメインのヒレカツもボリュームたっぷりだが、みそ汁・ご飯のほかに小鉢が3個も付くという超充実の内容である。
小鉢その1ゆで卵のせサラダにはレタス、レッドオニオン、アスパラガス、ミニトマト、その2はホウレンソウのシラスあえ、その3サツマイモの煮物、それにメインの付け合わせのキャベツ、みそ汁のナスを加え、野菜の種類が豊富。手づくり感いっぱい、素朴なおいしさのボリューミー&ヘルシーメニューだ。
親子丼もずっしりとボリュームがあって、ワンコインを忘れさせる。
これだけでおなかいっぱいになる。
店主さんはサービスでみかんを出してくれた。4つも。
とっても甘いみかんは、愛媛のみかん農家を継いだ友人から送られてきたものという。
店名からわかるように、店主さんは大の猫好き。
2匹飼われていて、どちらもいわゆるかぎしっぽ。最近亡くなったモモちゃんという猫も、やはりカギ。“幸福を引っ掛けてきてくれる”といわれるかぎしっぽだが、3匹すべてというのはまったくの偶然だそうだ。
なんと、僕は以前モモというかぎしっぽを飼っていたことがあって、ネコ話はいやがうえにも盛り上がる。
カウンターの後ろの棚は猫グッズでいっぱいだが、「もっともっと猫だらけにするつもり(笑)」
こちらは夜8時まで定食屋で、そのあとカラオケスナックになるとのこと。
8時前のお客さんの中には定食をアテにお酒を飲む人もいるそうで、なるほどクォリティの高い主菜・副菜がずらっと並ぶお膳は晩酌にもってこいだ! と、大いにナットク。
「『ご飯はあとでいいよ』とか言われるので、あとでおにぎりにして出してあげるんです」と、コスパに加えサービスも素晴らしいのである。
「この界隈に猫をひもでつないで散歩させてるジイさん、いますよね」
「あ、そうそう、いる! おとなしく歩いてるの。うちのじゃ、絶対ムリ(笑)」
ネコ談義はとめどなく続くのであった。
[DATA]
かぎしっぽ
東京都東村山市栄町2-4-15
http://kagishippo.uunyan.com/
https://twitter.com/kagisippo0524
[Today's recommendation]
https://youtu.be/B69EHxm6ivw
前記事に続いて西友通り(久米川駅南口通り)のお店。
通りの中ほどにいい感じに古びた外観の小料理屋があって、こういうお店でランチ営業してくれたらうれしいなぁ… とずっと思っていたら、今年になってランチを始めた。ただし、小料理屋は閉店して違うお店になっての話。
ところが、マサさんのブログ「東村山グルメ日記2」に春先に掲載された記事によると、新しい定食屋「かぎしっぽ」は午後8時までで、それ以降は元の小料理屋「藍香」のまま営業しているという。
たしかに正面の木彫看板は「かぎしっぽ」だが、袖看板は「藍香」のままだった。
二枚看板には興味深いものがあって、いよいよ気になる存在となったわけである。
お店に入るとき初めて気づいたんだが、「藍香」の看板が外されている。そのことをまず聞いてみた。
「お店、『かぎしっぽ』に一本化されたんですか?」
「『藍香』さんのことですよね?」と店主らしき女性。「『藍香』さんとうちは何の関係もないんです」
「え、そうなの?」
閉店した「藍香」のスタッフがしばらく元の名前のまま夜の営業を続けていた、と。やや込み入った事情を抱えていそうな短期二枚看板だったようだ。
いまは夜も含めて「かぎしっぽ」に完全移行している。
カウンター6席、小上がりに2人掛け座卓が2つ。
注文は、かぎしっぽ定食(日替わりメニューで、本日はヒレカツ)950円と、ワンコイン丼(同じく日替わりで、本日は親子丼)500円。
かぎしっぽ定食はメインのヒレカツもボリュームたっぷりだが、みそ汁・ご飯のほかに小鉢が3個も付くという超充実の内容である。
小鉢その1ゆで卵のせサラダにはレタス、レッドオニオン、アスパラガス、ミニトマト、その2はホウレンソウのシラスあえ、その3サツマイモの煮物、それにメインの付け合わせのキャベツ、みそ汁のナスを加え、野菜の種類が豊富。手づくり感いっぱい、素朴なおいしさのボリューミー&ヘルシーメニューだ。
親子丼もずっしりとボリュームがあって、ワンコインを忘れさせる。
これだけでおなかいっぱいになる。
店主さんはサービスでみかんを出してくれた。4つも。
とっても甘いみかんは、愛媛のみかん農家を継いだ友人から送られてきたものという。
店名からわかるように、店主さんは大の猫好き。
2匹飼われていて、どちらもいわゆるかぎしっぽ。最近亡くなったモモちゃんという猫も、やはりカギ。“幸福を引っ掛けてきてくれる”といわれるかぎしっぽだが、3匹すべてというのはまったくの偶然だそうだ。
なんと、僕は以前モモというかぎしっぽを飼っていたことがあって、ネコ話はいやがうえにも盛り上がる。
カウンターの後ろの棚は猫グッズでいっぱいだが、「もっともっと猫だらけにするつもり(笑)」
こちらは夜8時まで定食屋で、そのあとカラオケスナックになるとのこと。
8時前のお客さんの中には定食をアテにお酒を飲む人もいるそうで、なるほどクォリティの高い主菜・副菜がずらっと並ぶお膳は晩酌にもってこいだ! と、大いにナットク。
「『ご飯はあとでいいよ』とか言われるので、あとでおにぎりにして出してあげるんです」と、コスパに加えサービスも素晴らしいのである。
「この界隈に猫をひもでつないで散歩させてるジイさん、いますよね」
「あ、そうそう、いる! おとなしく歩いてるの。うちのじゃ、絶対ムリ(笑)」
ネコ談義はとめどなく続くのであった。
[DATA]
かぎしっぽ
東京都東村山市栄町2-4-15
http://kagishippo.uunyan.com/
https://twitter.com/kagisippo0524
[Today's recommendation]
https://youtu.be/B69EHxm6ivw