行事食+α 【喜作】
2025.02.02
大善院の節分会が終わったのが13:40。
昼ごはんを食べていないので、だいぶ腹が減っている。

前記事に引用した記述の続きに、大善院に不動明王の山が築かれた明治末期、“縁日には門前市をなし参拝者は終日あとを絶ず”とある。
いまも趣ある参道は残るがお店はなく、参道を出たバス通りも衰退商店街の様相を呈し…。

食べるところとなると……
ありました!
まさに今日入るのにぴったりなお店👍️
大善院から西へ500mのところにあるおそば屋さん「喜作」。

節分といえばそばであり、けんちん汁である。
ちょうど1年前のこちらのお店の記事に、その理由を書いている。
要約すると――

節分とは“季節の変わり目”という意味で、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日、すなわち1年に4回あるが、いまでは節分といえば立春の前日を指すようになっており、それはこの日が季節ばかりでなく年の変わり目でもあり、節分の中でも特別重要な位置づけであるため。
旧暦では立春は正月であり(立春に最も近い新月を元日とした)、節分は大晦日にあたる。大晦日といえば、そば。
一方、ここ関東の地で節分の行事食として食されてきたとされるのがけんちん汁である。
そばとけんちん汁を組み合わせれば、節分の行事食にピッタリではないか?
けんちんそば、地元にもありました。

…というのが、こちら「喜作」のけんちんそば。


注文はもちろんけんちんそばと、もう1品、きさく鍋うどん。

けんちんそばは、根菜など具だくさん(だいこん、にんじん、ごぼう、さといも、油揚げ、さつま揚げ、豚肉、トッピングのホウレンソウ)の汁に、太打ちの田舎そば。

きさく鍋うどんは、具材はキノコ多種、ホウレンソウ、ネギ、麩、揚げ玉で、玉子を落とした鍋焼きうどん風。

うどんも不ぞろいで手打ち感いっぱい。
素朴な田舎うどんである。

小雨模様の厳しい寒さのもと豆拾いなどして冷えた身体に、これほどふさわしい組み立てもなかろうと。

身も心もあったまったのでありました🐱

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/6wBuavB6Ct0?si=IaDENMyJhmDU85mH




大善院の福豆
大善院の節分会が終わったのが13:40。
昼ごはんを食べていないので、だいぶ腹が減っている。

前記事に引用した記述の続きに、大善院に不動明王の山が築かれた明治末期、“縁日には門前市をなし参拝者は終日あとを絶ず”とある。
いまも趣ある参道は残るがお店はなく、参道を出たバス通りも衰退商店街の様相を呈し…。

食べるところとなると……
ありました!
まさに今日入るのにぴったりなお店👍️
大善院から西へ500mのところにあるおそば屋さん「喜作」。

節分といえばそばであり、けんちん汁である。
ちょうど1年前のこちらのお店の記事に、その理由を書いている。
要約すると――

節分とは“季節の変わり目”という意味で、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日、すなわち1年に4回あるが、いまでは節分といえば立春の前日を指すようになっており、それはこの日が季節ばかりでなく年の変わり目でもあり、節分の中でも特別重要な位置づけであるため。
旧暦では立春は正月であり(立春に最も近い新月を元日とした)、節分は大晦日にあたる。大晦日といえば、そば。
一方、ここ関東の地で節分の行事食として食されてきたとされるのがけんちん汁である。
そばとけんちん汁を組み合わせれば、節分の行事食にピッタリではないか?
けんちんそば、地元にもありました。

…というのが、こちら「喜作」のけんちんそば。


注文はもちろんけんちんそばと、もう1品、きさく鍋うどん。

けんちんそばは、根菜など具だくさん(だいこん、にんじん、ごぼう、さといも、油揚げ、さつま揚げ、豚肉、トッピングのホウレンソウ)の汁に、太打ちの田舎そば。

きさく鍋うどんは、具材はキノコ多種、ホウレンソウ、ネギ、麩、揚げ玉で、玉子を落とした鍋焼きうどん風。

うどんも不ぞろいで手打ち感いっぱい。
素朴な田舎うどんである。

小雨模様の厳しい寒さのもと豆拾いなどして冷えた身体に、これほどふさわしい組み立てもなかろうと。

身も心もあったまったのでありました🐱

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/6wBuavB6Ct0?si=IaDENMyJhmDU85mH




大善院の福豆
行事食のすすめ 【喜作】
2024.02.03
節分とは“季節の変わり目”という意味で、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日、すなわち1年に4回ある。
いまでは節分といえば立春の前日を指すようになっているが、それはこの日が季節ばかりでなく年の変わり目でもあり、節分の中でも特別重要な位置づけであるため。
旧暦では立春は正月であり(立春に最も近い新月を元日とした)、節分は大晦日にあたる。

大晦日といえば、そば。
ということで、節分そば。
前にもそんなことを書いた気がするが…。
一方、節分といえば豆まきの豆やイワシ。
最近では恵方巻きだが、もともと関西の一部で行われていた風習がCVSの仕掛けをきっかけに広まったもので、全国的には歴史は浅い。
ここ関東の地で節分の行事食として食されてきたとされるのが、けんちん汁。

けんちん汁は鎌倉 建長寺の精進料理“建長汁”がなまって“けんちん汁”になったという説があり(諸説あります)、農林水産省の郷土料理データベース「うちの郷土料理」にも神奈川県の項目として収載されている。

そばとけんちん汁を組み合わせてみてはどうか?
けんちんそば。

けんちんうどんはよく聞くが、はたしてそばは…
と近場で検索すると、さすが本場? 関東だけあってけっこうヒットする。
地元にもありました。

ということで、東村山市野口町の「喜作」。
気取りのない手打ちそば店である。

そばは細打ちと太打ち(田舎)がある。
どちらも好きだが、こちらの田舎そばはまさにけんちんそばのイメージにぴったり。

注文のとき聞かれなかったが、やはり田舎そばでの提供で、けんちんそばはそれがデフォルトだと思う。

けんちん汁は想定を上回る具だくさん。
だいこん、にんじん、ごぼう、さといも、油揚げ、さつま揚げ、豚肉、トッピングのホウレンソウ。

根菜が主役のけんちん汁と山里の恵みであるそばとの相性が悪かろうはずがない。
このところ寒い日が続いており、心底あったまる感じ。

節分にけんちん汁の由来を調べると、寒い時期の行事のため体を温めるため… 説が多い。
もうひとひねりないんかい! みたいなとこはあるが、まぁ、温まりました (;^_^A

行事食のすすめ。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/7okulqWTP2Q?si=h8Vb_GKpRaVfjPbR




節分とは“季節の変わり目”という意味で、各季節の始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日、すなわち1年に4回ある。
いまでは節分といえば立春の前日を指すようになっているが、それはこの日が季節ばかりでなく年の変わり目でもあり、節分の中でも特別重要な位置づけであるため。
旧暦では立春は正月であり(立春に最も近い新月を元日とした)、節分は大晦日にあたる。

大晦日といえば、そば。
ということで、節分そば。
前にもそんなことを書いた気がするが…。
一方、節分といえば豆まきの豆やイワシ。
最近では恵方巻きだが、もともと関西の一部で行われていた風習がCVSの仕掛けをきっかけに広まったもので、全国的には歴史は浅い。
ここ関東の地で節分の行事食として食されてきたとされるのが、けんちん汁。

けんちん汁は鎌倉 建長寺の精進料理“建長汁”がなまって“けんちん汁”になったという説があり(諸説あります)、農林水産省の郷土料理データベース「うちの郷土料理」にも神奈川県の項目として収載されている。

そばとけんちん汁を組み合わせてみてはどうか?
けんちんそば。

けんちんうどんはよく聞くが、はたしてそばは…
と近場で検索すると、さすが本場? 関東だけあってけっこうヒットする。
地元にもありました。

ということで、東村山市野口町の「喜作」。
気取りのない手打ちそば店である。

そばは細打ちと太打ち(田舎)がある。
どちらも好きだが、こちらの田舎そばはまさにけんちんそばのイメージにぴったり。

注文のとき聞かれなかったが、やはり田舎そばでの提供で、けんちんそばはそれがデフォルトだと思う。

けんちん汁は想定を上回る具だくさん。
だいこん、にんじん、ごぼう、さといも、油揚げ、さつま揚げ、豚肉、トッピングのホウレンソウ。

根菜が主役のけんちん汁と山里の恵みであるそばとの相性が悪かろうはずがない。
このところ寒い日が続いており、心底あったまる感じ。

節分にけんちん汁の由来を調べると、寒い時期の行事のため体を温めるため… 説が多い。
もうひとひねりないんかい! みたいなとこはあるが、まぁ、温まりました (;^_^A

行事食のすすめ。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/7okulqWTP2Q?si=h8Vb_GKpRaVfjPbR




菖蒲まつりからの… 【喜作】
2023.06.15
昨日の夕方で仕事はすべて終わり、開放感に任せ午前中からぶらぶら。
季節柄、ハナショウブの名所 北山公園へ行ってみようということに。
恒例の「東村山 菖蒲まつり」はインスタ投稿が上がり始めてずいぶん日にちがたっているので、さすがに終わっているだろうと油断していたが、まだまだ絶賛開催中であった。

平日ながら人出もそこそこあり、屋台も出ている。
主食系は地元っぽくないので、昼ごはんを食べに街に出る。

が、菖蒲まつりとセットで利用できる飲食店が少ないのが、東村山駅西口エリアの泣きどころである。
それは同じく市内一大イベントである正福寺地蔵堂「地蔵まつり」にもいえること。
ちなみに北山公園と正福寺はごく近い。
地元民はもっと積極的に発信すべき… と考えたわけでもないが、西口グルメ情報。

かつてランドマークともいえたうどん「小島屋」の印象深いレトロ物件が取り壊され殺風景になった廻田町四丁目交差点から、駅方向へ250m戻って右に入る。
「喜作」は古くからあるおそば屋さんで、このエリアで貴重な飲食店の一つ。

駅西口は生活圏から遠いので店舗情報も漠然たるものだが、こちらのお店は営業日が安定していない印象で、なかなか足が向かない。
今日は暖簾および“営業中”の木札が掛かっているので安心して入店。

「お好きな席へどうぞ」というので、小上がり席に上がらせてもらう。
店内は、窓際のカウンター4席、中央のホールにテーブル2卓、ホールを囲む小上がりに5卓。
先客は1組2名で、店内がらがらなのになぜかカウンター席。
あとから次々とお客が入ってきて、席はすべて埋まってしまった。



注文は、冷やし狭山そば920円と天せいろ田舎そば970円。
聞けば狭山そばとは「(具材の種類が)冷やし中華みたいな…?」ぶっかけそばタイプと。
ランチサービスで五目ごはん付きとのことで、付けてもらう。
天せいろ田舎そばは、直近の3年半前とまったく同じものを注文していたと、あとで気づいた。

田舎そばは太め切り方が田舎風であると。
整った見た目以上にワイルドで、なかなか食べでがある。

天ぷらは、エビ、ナス、ピーマン。
値段を考えれば必要最低限を満たすラインアップで、その上でお値段以上のエビの大きさ。

だいたいのメニューでそばは細打ちか太打ち(田舎)かを選べるようで、天せいろが田舎なので狭山そばは細打ちにした。
紅ショウガを付けてよいか聞かれ、付けてもらったが、そこは好みの分かれるところ ( ̄- ̄;) ンー

冷やし中華というか、冷やしたぬき風かな…
食べ比べてみると、予想に反して細打ちのほうがそばの香りが強いように感じなくもない。
何年か前に年越しそばで食べた香り高いそばを思い出した。

ボリュームあるそばと具だくさんの五目ごはんでおなかいっぱい
菖蒲まつりは6月18日(日)まで。
今日、足元が悪かったのは会期中雨続きだったことの現れだが、会期末の週末は久しぶりの安定した晴天が予想され、ようやくスカッと盛り上がることが期待される。
菖蒲まつりにお越しの際は、こんなお店どうでしょう。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/lvm2Ij7cJBw




北山公園
昨日の夕方で仕事はすべて終わり、開放感に任せ午前中からぶらぶら。
季節柄、ハナショウブの名所 北山公園へ行ってみようということに。
恒例の「東村山 菖蒲まつり」はインスタ投稿が上がり始めてずいぶん日にちがたっているので、さすがに終わっているだろうと油断していたが、まだまだ絶賛開催中であった。

平日ながら人出もそこそこあり、屋台も出ている。
主食系は地元っぽくないので、昼ごはんを食べに街に出る。

が、菖蒲まつりとセットで利用できる飲食店が少ないのが、東村山駅西口エリアの泣きどころである。
それは同じく市内一大イベントである正福寺地蔵堂「地蔵まつり」にもいえること。
ちなみに北山公園と正福寺はごく近い。
地元民はもっと積極的に発信すべき… と考えたわけでもないが、西口グルメ情報。

かつてランドマークともいえたうどん「小島屋」の印象深いレトロ物件が取り壊され殺風景になった廻田町四丁目交差点から、駅方向へ250m戻って右に入る。
「喜作」は古くからあるおそば屋さんで、このエリアで貴重な飲食店の一つ。

駅西口は生活圏から遠いので店舗情報も漠然たるものだが、こちらのお店は営業日が安定していない印象で、なかなか足が向かない。
今日は暖簾および“営業中”の木札が掛かっているので安心して入店。

「お好きな席へどうぞ」というので、小上がり席に上がらせてもらう。
店内は、窓際のカウンター4席、中央のホールにテーブル2卓、ホールを囲む小上がりに5卓。
先客は1組2名で、店内がらがらなのになぜかカウンター席。
あとから次々とお客が入ってきて、席はすべて埋まってしまった。



注文は、冷やし狭山そば920円と天せいろ田舎そば970円。
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聞けば狭山そばとは「(具材の種類が)冷やし中華みたいな…?」ぶっかけそばタイプと。
ランチサービスで五目ごはん付きとのことで、付けてもらう。
天せいろ田舎そばは、直近の3年半前とまったく同じものを注文していたと、あとで気づいた。

田舎そばは太め切り方が田舎風であると。
整った見た目以上にワイルドで、なかなか食べでがある。

天ぷらは、エビ、ナス、ピーマン。
値段を考えれば必要最低限を満たすラインアップで、その上でお値段以上のエビの大きさ。

だいたいのメニューでそばは細打ちか太打ち(田舎)かを選べるようで、天せいろが田舎なので狭山そばは細打ちにした。
紅ショウガを付けてよいか聞かれ、付けてもらったが、そこは好みの分かれるところ ( ̄- ̄;) ンー

冷やし中華というか、冷やしたぬき風かな…
食べ比べてみると、予想に反して細打ちのほうがそばの香りが強いように感じなくもない。
何年か前に年越しそばで食べた香り高いそばを思い出した。

ボリュームあるそばと具だくさんの五目ごはんでおなかいっぱい
菖蒲まつりは6月18日(日)まで。
今日、足元が悪かったのは会期中雨続きだったことの現れだが、会期末の週末は久しぶりの安定した晴天が予想され、ようやくスカッと盛り上がることが期待される。
菖蒲まつりにお越しの際は、こんなお店どうでしょう。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

https://youtu.be/lvm2Ij7cJBw




北山公園
今年の年越しそばは… 【喜作】
2019.12.31
年越しそばは、10月に伺って好印象だった野口町の「喜作」に前日予約を入れておいた。

12時ごろ伺いますと言ってあったが、考えてみれば大みそかの12時といったらそば屋はシッチャカメッチャカだろうからちょっとまずかったかなぁ… と思いつつ伺ってみると、お店が開いていない。
店頭営業なしでそばの予約販売のみかと思って中に入ろうとしたら、鍵がかかっている。
「……?」

ぼうぜんと立ち尽くしていると、中から反対側の引き戸が開いた。
僕が開けようとしたのは締め切りの戸だったのね ( ̄ω ̄;) ムム…
「大みそかはお店閉めちゃうんですか?」と聞いてみた。「忙しくなりすぎるから?」
「いや、予約の分をこなすので精いっぱいなんです」とご主人。
たしかに、書き入れ時ではあるが、個人店で自家製麺のところは手いっぱいな面はあるんだろうな。

大みそかは第九ではなくマーラーの2番。
夜は鴨鍋とそば。
毎年決まったパターンだ。

皆さま、よいお年を。

追記:思ったよりさらにおいしいそばでした。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

うちの猫が2020年カレンダーに登場。2種類も!

https://youtu.be/ofVcoEfN10U
年越しそばは、10月に伺って好印象だった野口町の「喜作」に前日予約を入れておいた。

12時ごろ伺いますと言ってあったが、考えてみれば大みそかの12時といったらそば屋はシッチャカメッチャカだろうからちょっとまずかったかなぁ… と思いつつ伺ってみると、お店が開いていない。
店頭営業なしでそばの予約販売のみかと思って中に入ろうとしたら、鍵がかかっている。
「……?」

ぼうぜんと立ち尽くしていると、中から反対側の引き戸が開いた。
僕が開けようとしたのは締め切りの戸だったのね ( ̄ω ̄;) ムム…
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「大みそかはお店閉めちゃうんですか?」と聞いてみた。「忙しくなりすぎるから?」
「いや、予約の分をこなすので精いっぱいなんです」とご主人。
たしかに、書き入れ時ではあるが、個人店で自家製麺のところは手いっぱいな面はあるんだろうな。

大みそかは第九ではなくマーラーの2番。
夜は鴨鍋とそば。
毎年決まったパターンだ。

皆さま、よいお年を。

追記:思ったよりさらにおいしいそばでした。

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]

![]() | ![]() |

https://youtu.be/ofVcoEfN10U
いい感じの田舎そば 【喜作】
2019.10.18
当地に引っ越してしばらくして武蔵野うどんというものに出会い、カルチャーショックを受け、うどん屋めぐりということになった。
当時の東村山市内の武蔵野系のうどん屋は、現存の「ますや」「小島屋」「きくや」「きくや諏訪町店(現 龍巳うどん)」と、閉店した「宅部うどん」「とき」「よし」、まだ玉売り専門だった「こせがわ」といった陣容だったと思う。ほかに、そばの名店「ますも庵」のうどんが絶品だったこともあって、特徴あるそば屋(普通の街蕎麦でないそば屋という意味)にもうどんを食べに行ったりした。

かれこれ20年ほど前、野口町2丁目の「喜作」にはそんな流れで入ったことがあった。
そんな流れだけに目的はうどんだったわけで、上記強力ラインアップの中でうどんで存在感を示すのは難しく、ほとんど印象に残っていない。そのときはたしか家族で入っていて誰かしらそばを食べているはずだが、そっちはもっと覚えていない。
ということで、かれこれ20年ぶり、そば・うどんの「喜作」へ。

比較的ゆったりしたつくりのお店で、テーブル2卓を囲むように小上がり席が5卓と、駐車場に面したカウンター6席。

実はサービスメニュー調査的な目的があったのだが、そういうメニューがなかったとしても全体にわりと安いんじゃないの…? という調べがついていたお店。

けっこうリーズナブルに感じられる天せいろを田舎そばで注文(870円+税)。
やって来た田舎そばは、思っていた以上に田舎だったという。

そばは太めの平打ちで、いいかげんなそば好きにも食感も香りもわかりやすいタイプ。
自分がまさにそうで、いちばん好きなタイプである。
太さがそろっていてワイルド感はないが、粉の風味がかなり強いところがグッド。

天ぷらはナスとピーマンとエビとネタ数は少ないが、エビがでかい。
20cm近くあるんじゃないの? というくらいデカい。

そばは個性的で天ぷらがチョイ豪華。
加えて非常に気持ちよい接客。
実は地域の良店であったということを20年たって初めて認識するというこの不手際感って、どうよ?

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]



https://youtu.be/xo9qNFYMsLA
当地に引っ越してしばらくして武蔵野うどんというものに出会い、カルチャーショックを受け、うどん屋めぐりということになった。
当時の東村山市内の武蔵野系のうどん屋は、現存の「ますや」「小島屋」「きくや」「きくや諏訪町店(現 龍巳うどん)」と、閉店した「宅部うどん」「とき」「よし」、まだ玉売り専門だった「こせがわ」といった陣容だったと思う。ほかに、そばの名店「ますも庵」のうどんが絶品だったこともあって、特徴あるそば屋(普通の街蕎麦でないそば屋という意味)にもうどんを食べに行ったりした。

かれこれ20年ほど前、野口町2丁目の「喜作」にはそんな流れで入ったことがあった。
そんな流れだけに目的はうどんだったわけで、上記強力ラインアップの中でうどんで存在感を示すのは難しく、ほとんど印象に残っていない。そのときはたしか家族で入っていて誰かしらそばを食べているはずだが、そっちはもっと覚えていない。
ということで、かれこれ20年ぶり、そば・うどんの「喜作」へ。

比較的ゆったりしたつくりのお店で、テーブル2卓を囲むように小上がり席が5卓と、駐車場に面したカウンター6席。

実はサービスメニュー調査的な目的があったのだが、そういうメニューがなかったとしても全体にわりと安いんじゃないの…? という調べがついていたお店。

![]() | ![]() |
けっこうリーズナブルに感じられる天せいろを田舎そばで注文(870円+税)。
やって来た田舎そばは、思っていた以上に田舎だったという。

そばは太めの平打ちで、いいかげんなそば好きにも食感も香りもわかりやすいタイプ。
自分がまさにそうで、いちばん好きなタイプである。
太さがそろっていてワイルド感はないが、粉の風味がかなり強いところがグッド。

天ぷらはナスとピーマンとエビとネタ数は少ないが、エビがでかい。
20cm近くあるんじゃないの? というくらいデカい。

そばは個性的で天ぷらがチョイ豪華。
加えて非常に気持ちよい接客。
実は地域の良店であったということを20年たって初めて認識するというこの不手際感って、どうよ?

[DATA]
喜作
東京都東村山市野口町2-29-15
[Today's recommendation]



https://youtu.be/xo9qNFYMsLA