それでもニンニク入れますか? 【らーめん いごっそう】
2019.03.14
個人的にはなじみのない“二郎系”“二郎インスパイア”と呼ばれるラーメンジャンル。すごく量を食べたいときなど、入ってみたいという衝動に駆られることはあるが、ボリュームの多さ以外にも何かとハードルが高い。
最大の難関が特有の注文システム。「ニンニク入れますか?」 いわゆる“コール”である。
自分の行動範囲にある二郎系で昔から気になる存在だったのが「いごっそう」。
現店舗は青梅街道東伏見四丁目三差路近くだが、以前1km北の新青梅街道にあったころ(2010年移転)、もろ自転車コースで、頻繁に通るので親しみのようなものを感じていた。
ということもあって今回意外に抵抗なく入れたのだが、あとで調べたところによるとこちらの店主、二郎三田本店出身で「ニンニク入れますか?」の発案者だそうだ。
そんなこと事前に知ってたら怖くて入れなかったな… ( ̄ー ̄ i) タラー…
思い返すと冷や汗ものだが、ならば今後は入る店の予習をする気になったのかというとそうでもないので(笑)、怖いもの知らずなりに感じたまま、お伝えしたい。
「ラーメン二郎」には過去3回入ったことがある。
神田店、新小金井街道店、ひばりヶ丘駅前店で、いずれも小ラーメンだった記憶がある。なので入る前はそのつもりだったが(このお店では“少なめらーめん”)、勘が働いて「らーめん」と注文。
そのあと店内を見回していると“少なめらーめんはご飯を食べるお客様や女性のお客様をイメージした量です”という掲示が。
普通のらーめんにして正解だったもよう。
店内はL字カウンター10席。先客2名(入店は14:05)。
左横のお客さんは、僕より年がいってそうなおじさんだ。
そのおじさんに声がかかる。
「ニンニク入れますか?」
「お願いします」
「入れるぅ!?」
「あ、はい…」
あー、これはキビシイ指導食らっちゃったんだな…。
でもこれ、おじさんが間違ってるようにはどうしても思えない。
この場合「ニンニク」と答えるのが正解らしいが、「ニンニク入れますか?」「ニンニク」こんなやりとり、あります?
もっと言うと、野菜増量とかもこのタイミングで申告するらしい。「ニンニク入れますか?」「ヤサイ」 うーむ…
と、日本語の乱れを嘆いてみたりする憂国のモリアーティな自分にも声がかかる番が来た。
「ニンニク入れますか?」
「ニンニク」
オイ! \( ̄_ ̄*) ォィ!
ムダないさかいは回避する人生を送っているもので…。
それに誤解のないように補足すると、こちらの店主さん、ぜんぜん怖い感じはないです。
ラーメンの味は二郎系特有の甘味のあるとんこつ。
量は多くない。ていうか、多すぎずちょうどよいバランス感だと思う。
ニンニクがすごく効いている。てか、どんどん効いてくる感じ。
息がくさいのが自覚されるほどだが、まあこのあと自転車で家に帰るだけだし問題ない… はずだったが…。
帰路、ひばりが丘付近で交通事故に遭遇。信号待ちしていた交差点で、直進バイクと右折トラックが衝突。その瞬間を見てはいなかったが、メリメリッ…! とすごい音がした。
倒れたバイクの運転者に駆け寄ると、おばあさんの車いすを押していた若い女性も同時に飛び出した。
男性をバイクの下から引っ張り出して抱え起こし、バイクを起こして角のセブンイレブン駐車場まで押していってと、その間ずっとそのおねえさんとの共同作業になった。力仕事であり、相手との距離も近い。息のかかる距離感である。
息、におったんじゃないだろうか…。
そのきれいなおねえさんの中で、僕はニンニクくさい人、ニンニクおじさんとしてしか記憶されていないんじゃないだろうか。。。
無念である。
人助けをしておきながら、残り半日くよくよ過ごすこととなった。
それでもニンニク入れますか…?
[DATA]
らーめん いごっそう
東京都練馬区関町南4-25-18
[Today's recommendation]
https://youtu.be/SLmdJhD7yGg
個人的にはなじみのない“二郎系”“二郎インスパイア”と呼ばれるラーメンジャンル。すごく量を食べたいときなど、入ってみたいという衝動に駆られることはあるが、ボリュームの多さ以外にも何かとハードルが高い。
最大の難関が特有の注文システム。「ニンニク入れますか?」 いわゆる“コール”である。
自分の行動範囲にある二郎系で昔から気になる存在だったのが「いごっそう」。
現店舗は青梅街道東伏見四丁目三差路近くだが、以前1km北の新青梅街道にあったころ(2010年移転)、もろ自転車コースで、頻繁に通るので親しみのようなものを感じていた。
ということもあって今回意外に抵抗なく入れたのだが、あとで調べたところによるとこちらの店主、二郎三田本店出身で「ニンニク入れますか?」の発案者だそうだ。
そんなこと事前に知ってたら怖くて入れなかったな… ( ̄ー ̄ i) タラー…
思い返すと冷や汗ものだが、ならば今後は入る店の予習をする気になったのかというとそうでもないので(笑)、怖いもの知らずなりに感じたまま、お伝えしたい。
「ラーメン二郎」には過去3回入ったことがある。
神田店、新小金井街道店、ひばりヶ丘駅前店で、いずれも小ラーメンだった記憶がある。なので入る前はそのつもりだったが(このお店では“少なめらーめん”)、勘が働いて「らーめん」と注文。
そのあと店内を見回していると“少なめらーめんはご飯を食べるお客様や女性のお客様をイメージした量です”という掲示が。
普通のらーめんにして正解だったもよう。
店内はL字カウンター10席。先客2名(入店は14:05)。
左横のお客さんは、僕より年がいってそうなおじさんだ。
そのおじさんに声がかかる。
「ニンニク入れますか?」
「お願いします」
「入れるぅ!?」
「あ、はい…」
あー、これはキビシイ指導食らっちゃったんだな…。
でもこれ、おじさんが間違ってるようにはどうしても思えない。
この場合「ニンニク」と答えるのが正解らしいが、「ニンニク入れますか?」「ニンニク」こんなやりとり、あります?
もっと言うと、野菜増量とかもこのタイミングで申告するらしい。「ニンニク入れますか?」「ヤサイ」 うーむ…
と、日本語の乱れを嘆いてみたりする憂国のモリアーティな自分にも声がかかる番が来た。
「ニンニク入れますか?」
「ニンニク」
オイ! \( ̄_ ̄*) ォィ!
ムダないさかいは回避する人生を送っているもので…。
それに誤解のないように補足すると、こちらの店主さん、ぜんぜん怖い感じはないです。
ラーメンの味は二郎系特有の甘味のあるとんこつ。
量は多くない。ていうか、多すぎずちょうどよいバランス感だと思う。
ニンニクがすごく効いている。てか、どんどん効いてくる感じ。
息がくさいのが自覚されるほどだが、まあこのあと自転車で家に帰るだけだし問題ない… はずだったが…。
帰路、ひばりが丘付近で交通事故に遭遇。信号待ちしていた交差点で、直進バイクと右折トラックが衝突。その瞬間を見てはいなかったが、メリメリッ…! とすごい音がした。
倒れたバイクの運転者に駆け寄ると、おばあさんの車いすを押していた若い女性も同時に飛び出した。
男性をバイクの下から引っ張り出して抱え起こし、バイクを起こして角のセブンイレブン駐車場まで押していってと、その間ずっとそのおねえさんとの共同作業になった。力仕事であり、相手との距離も近い。息のかかる距離感である。
息、におったんじゃないだろうか…。
そのきれいなおねえさんの中で、僕はニンニクくさい人、ニンニクおじさんとしてしか記憶されていないんじゃないだろうか。。。
無念である。
人助けをしておきながら、残り半日くよくよ過ごすこととなった。
それでもニンニク入れますか…?
[DATA]
らーめん いごっそう
東京都練馬区関町南4-25-18
[Today's recommendation]
https://youtu.be/SLmdJhD7yGg