ほぼほぼ、昭和食堂 うな瀧 / 昭島市
FC2ブログ

タンメン究極形 【うな瀧】

2023.11.18

 自転車で軽く38km走って「うな瀧」。

店名的にうなぎ屋を連想すると思うが、ラーメン屋である。
いやいや、うなぎ屋さんでもあるのだな。
そのへんの事情がちょっと込み入っている。


20231118 unataki-33


もともとはすし屋だったが、あるときうなぎ主体に切り替えたところ……

(以下、『たぶんこうだったんじゃないか劇場』風に)

「なあ大将、すし屋だから寄らせてもらってたが、うなぎ屋じゃ毎日ってわけにはいかねーよなぁ」

常連客のそのひと言に突き動かされたご主人。
毎日来てもらうためにはどうすればいいかと思案の末、

「そうだ、みんな大好き、タンメンだ!」と、山西惇。


20231118 unataki-32


当時、近くの八清ロータリーの商店街に「宝来」という中華料理店があり、台湾出身の陳さんという料理人の作るタンメン“陳タンメン“が人気だった。
ご主人は陳さんに直々タンメン作りを教わり、お店で出したところ評判が評判を呼び現在に至る。

「知り合いのラーメン屋がはやってるのを見てうらやましかったけど、まさか自分がやるようになるとは(笑)」


20231118 unataki-43


L字カウンター7席ほどの小さいお店。


20231118 unataki-31


品ぞろえはタンメンとギョーザのみ。
注文はタンメン650円で、5年前と値段変わらず。
タンメンとギョーザをセットで頼む客がほとんど。


20231118 unataki-37


具はハクサイ・モヤシ・豚肉のみの、極々シンプルなタンメン。


20231118 unataki-38


野菜をタップリ使用した鶏ガラスープ仕立て。
ラー油および酢による味変が推奨されている。


20231118 unataki-3620231118 unataki-35
「ふみさん」はすし屋時代の店名


加水の少ない系の麺が好マッチだったり。


20231118 unataki-2220231118 unataki-21


シンプルなだけにごまかしの利かない一杯。
まさに究極のタンメン。


20231118 unataki-34


[DATA]
うな瀧
東京都昭島市玉川町1-19-10





[Today's recommendation]


https://youtu.be/1EwY6efZRPo?si=lNlBRUzn8OinLx3Y



20231118 unataki-40


シンプルで奥深い名物タンメン ――2018-19秋冬メンコレ③ 【うな瀧】

2018.10.20

 五日市街道の天王橋の交差点から斜め左に入り、「ザ・ビッグ」の前を通って昭島駅の北口に出る。
先ほど砂川三番のあたりで思い当たるところがあって南下したわけだが、これは行きすぎ。
南口側に回り、江戸街道を引き返す。

昭島の東中神周辺には“陳タンメン”と呼ばれる独特の麺料理があるらしいということを知ったのは2年ほど前。
この間、2回出かけ2回とも臨時休業… という因縁のお店に向かっている。

三度目の正直で… やってました ε=( ̄、 ̄;A) フゥ…


181020 unataki-11


こちら「うな瀧」という、まるでうなぎ屋のような名前だが、エー… うなぎ屋さんです(笑)。
昼はタンメンと餃子、夜(金土)はうなぎを中心とした魚料理を出すらしい。


181020 unataki-12


L字カウンター8席ほどの小さいお店だ。1時すぎでお客さんは4人。
注文はタンメン650円。


181020 unataki-13


壁にはおいしい食べ方のマニュアルが掛けてあり、自家製のラー油+酢を加えることを推奨している。
カウンターの中では店主がまさに大量の小瓶にラー油を詰める作業をしている。


181020 unataki-59181020 unataki-58


予想外に、まずメンマが出てきた。お通し的な…?
いや、もちろん料金はとられていないので、セットまたはサービスの品。
ラーメン屋さんでメンマが出てきたら条件反射的にビールが飲みたくなるが、そこをグッとこらえる自分に、いいね!👍


181020 unataki-57


まもなくタンメン。
ご主人はラー油を詰める仕事のほかに動きが見られなかったので、タンメンは奥の厨房にいるおかみさん担当ということだろうか?


181020 unataki-63


スープがなみなみで、カウンター越しに受け取るとき受け皿にけっこうこぼれる。
それも演出のうち。
惜しみないおもてなしの心が伝わり、うわさのタンメンにも心置きなく向き合うことができるというもの。


181020 unataki-62


このタンメンの特に目に付く特徴は、ハクサイの切り方。サイズが大きい。
ほかにモヤシ少々と豚肉というシンプルな構成で勝負するのである。


181020 unataki-64


先のマニュアルには「野菜タップリ使用した鶏ガラスープ仕立て」とある。見た目以上にコクがあり、滋味と呼ぶにふさわしいスープは、シャクシャク感の残るハクサイの甘味を引き立てる。


181020 unataki-55


かつて、近くの八清ロータリー周辺の商店街に「宝来」という中華料理店があり、台湾出身の陳さんという料理人の作るタンメンが人気で、いまも続くその系譜は“陳タンメン”と呼ばれ地元で愛されているという。
こちらのタンメンは陳さん直伝だそうだ。


181020 unataki-56


ご主人はもともとすし職人。うなぎを出し始めるときに店名を「ふみさん」から「うな瀧」に変えた。だが、すしと違ってうなぎ屋じゃ毎日来られない、と常連客に言われたとか。そんなこともあって、陳さんにタンメン作りを教わるようになったそうだ。
「知り合いのラーメン屋がはやってるの見てうらやましかったけど、まさか自分がやるようになるとは…」と苦笑するご主人。


181020 unataki-60181020 unataki-61
すし屋で修業を積み自分の店を出すとき、店名を決めるのに高校時代の先生に相談すると「お母さんの名前にしなさい」と言われ、「ふみさん」に。通い徳利にしたためられた「冨美寿し」を句頭に折り込んだ句を詠んだのもその恩師だそうだ


タンメンと餃子主体のいまも「うな瀧」を名乗るのは、「もう名前変えるのめんどくさいから(笑)」
すし屋の名前は恩師に付けてもらい、うなぎ屋もどこかのお店の名前をもらったというから、よっぽど命名が苦手とみえる(笑)。

シンプルながら奥の深いこのタンメン、ハクサイが甘味を増すこれからの季節、どんどんおいしくなるに違いない。


181020 unataki-14


[DATA]
うな瀧
東京都昭島市玉川町1-19-10





[Today's recommendation]


https://www.youtube.com/watch?v=DUT5rEU6pqM



wachat181020-22.jpg


Latest Articles
日帰り温泉&ジオパーク併設の 【道の駅 大滝温泉】 Nov 27, 2024
門前茶屋の名物料理 【三峰お犬茶屋 山麓亭】 Nov 26, 2024
宿坊の食事処 【三峯神社 興雲閣】 Nov 25, 2024
関東屈指のパワースポット 【三峯神社】 Nov 24, 2024
ノリが違うんです 【鮮魚とゝや】 Nov 23, 2024
タイ料理レストランの草分け 【バンタイ】 Nov 21, 2024
まだまだ続くよ♪ 【だんご美好 小手指店】 Nov 20, 2024
カキのそばを食す 【ますも庵】 Nov 19, 2024
もちづきの~~~ 【喜田屋】 Nov 17, 2024
脱小麦生活ふたたび 【ぼん天 東村山店】 Nov 16, 2024
安定安心の 【みんみん】 Nov 15, 2024
コスパ&使い勝手バツグンな 【中華食堂一番館 吉祥寺店】 Nov 14, 2024
Ranking
          
          
Category-1
Category-2
Profile

hobohobo

Author:hobohobo
昭和二桁生まれ。
4人家族に猫♂♀2匹。
東京多摩地区在住。

Counter
Archive
Calendar
10 | 2024/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Comment
Application Form

この人とブロともになる

QR code
QR