カスタマイズ→替え玉… 無料という名のメタボコース 【博多天神 一番街通り店】
2018.06.15
初めて入った「博多天神」は渋谷の東急プラザ裏手にあった店舗だが、クールで非友好的なオペレーションとシンプルで媚びない味に本物のプライドのようなものを感じ取って、低価格帯であったにもかかわらずその店は自分の中では上級に位置づけられていた。
そのころ“本場”を嗅ぎ取ったつもりでいたが、この博多天神、実は博多とは無関係。血統は近江商人であり、つけ麺大王であった(←参照)。
なので、こちらは博多ラーメンや長浜ラーメンというより豚骨ラーメンと呼ぶのが適切。
その後、自分の活動エリアも渋谷から新宿に移り、新宿にある数店舗の中でも入るのは歌舞伎町の「一番街通り店」に固まっていった。
このお店は以前、替え玉無料券というものが店頭に置いてあり、客はそれをピックアップして入店して替え玉を申告するという、いちおうタテマエをやっていて、それはそれで自分のようなめんどくさがりのムダな替え玉を防止するという一定の効果をあげていた。
そのタテマエが取っ払われて口頭申告制になって初めて、めんどくさがりというかオクビョウな自分も無料替え玉という制度を利用してみる気になったのである。
あるとき、いつものように替え玉をして、お店を出て新宿の街を伊勢丹方面に歩いていて違和感を覚えた。違和感というか、視界の下端に異物感がチラつく。
それは紛れもない自分の腹部である。見たこともないくらい丸くポッコリと。
替え玉の報い。
ただちに食事制限や腹筋運動などでリカバリーを試みたのはいうまでもない。
しかしそれは可塑性の変形であった。
このところ新宿にめったに行かなくなって博多天神からも遠ざかっている。
しかし、大好きなラーメンジャンルにもかかわらず、立川すずかけ通りの「おやじや」閉店後、多摩エリアで博多系豚骨のお店を見つけあぐねている。
どうしても博多ラーメンが食べたくなって電車で新宿に向かいました。
5年ぶりぐらいの「博多天神 一番街通り店」。スタッフは、カウンターの中に男性3人、ホールに女性1人。全員見覚えがある。
この店は中国人爆買いツアー客の歌舞伎町観光ルートに組み込まれているらしく、以前、カウンターで食べていたらいつの間にか20人ぐらいの中国人に取り囲まれていたということがあった。今日も店の前を50人は下らないという行軍が通過していってドキドキした。
注文はラーメン500円。
それ以外、頼んだことがない。
提供までに約1分。
ラーメンのトッピングは、チャーシュー、味付け玉子1/2、キクラゲ、ノリ、ネギと、500円にしたら十分すぎる内容。だがこれを無料トッピングでさらにカスタマイズしていくのが博多スタイル。
とりあえず白ゴマを振って食べ始め、すぐにペース配分に迷う。
博多ラーメンは辛子高菜をドバドバ入れるのが好き。でもそれは味の変化が大きすぎるので、ある程度ベースのスープを味わったあとの話。
「どうすっかな…」と迷いながら食べているうちに、麺が少なくなってしまった。
これがいつものパターンである。
目の前のおじさんに声をかけました。
「替え玉お願いします」
凝りもせず、MetSの診断基準であるWC≧85cmにまた少し近づいていくのである。
[DATA]
博多天神 一番街通り店
東京都新宿区歌舞伎町1-23-12
[Today's recommendation]
https://youtu.be/wCDIYvFmgW8
https://youtu.be/CvBfHwUxHIk
初めて入った「博多天神」は渋谷の東急プラザ裏手にあった店舗だが、クールで非友好的なオペレーションとシンプルで媚びない味に本物のプライドのようなものを感じ取って、低価格帯であったにもかかわらずその店は自分の中では上級に位置づけられていた。
そのころ“本場”を嗅ぎ取ったつもりでいたが、この博多天神、実は博多とは無関係。血統は近江商人であり、つけ麺大王であった(←参照)。
なので、こちらは博多ラーメンや長浜ラーメンというより豚骨ラーメンと呼ぶのが適切。
その後、自分の活動エリアも渋谷から新宿に移り、新宿にある数店舗の中でも入るのは歌舞伎町の「一番街通り店」に固まっていった。
このお店は以前、替え玉無料券というものが店頭に置いてあり、客はそれをピックアップして入店して替え玉を申告するという、いちおうタテマエをやっていて、それはそれで自分のようなめんどくさがりのムダな替え玉を防止するという一定の効果をあげていた。
そのタテマエが取っ払われて口頭申告制になって初めて、めんどくさがりというかオクビョウな自分も無料替え玉という制度を利用してみる気になったのである。
あるとき、いつものように替え玉をして、お店を出て新宿の街を伊勢丹方面に歩いていて違和感を覚えた。違和感というか、視界の下端に異物感がチラつく。
それは紛れもない自分の腹部である。見たこともないくらい丸くポッコリと。
替え玉の報い。
ただちに食事制限や腹筋運動などでリカバリーを試みたのはいうまでもない。
しかしそれは可塑性の変形であった。
このところ新宿にめったに行かなくなって博多天神からも遠ざかっている。
しかし、大好きなラーメンジャンルにもかかわらず、立川すずかけ通りの「おやじや」閉店後、多摩エリアで博多系豚骨のお店を見つけあぐねている。
どうしても博多ラーメンが食べたくなって電車で新宿に向かいました。
5年ぶりぐらいの「博多天神 一番街通り店」。スタッフは、カウンターの中に男性3人、ホールに女性1人。全員見覚えがある。
この店は中国人爆買いツアー客の歌舞伎町観光ルートに組み込まれているらしく、以前、カウンターで食べていたらいつの間にか20人ぐらいの中国人に取り囲まれていたということがあった。今日も店の前を50人は下らないという行軍が通過していってドキドキした。
注文はラーメン500円。
それ以外、頼んだことがない。
提供までに約1分。
ラーメンのトッピングは、チャーシュー、味付け玉子1/2、キクラゲ、ノリ、ネギと、500円にしたら十分すぎる内容。だがこれを無料トッピングでさらにカスタマイズしていくのが博多スタイル。
とりあえず白ゴマを振って食べ始め、すぐにペース配分に迷う。
博多ラーメンは辛子高菜をドバドバ入れるのが好き。でもそれは味の変化が大きすぎるので、ある程度ベースのスープを味わったあとの話。
「どうすっかな…」と迷いながら食べているうちに、麺が少なくなってしまった。
これがいつものパターンである。
目の前のおじさんに声をかけました。
「替え玉お願いします」
凝りもせず、MetSの診断基準であるWC≧85cmにまた少し近づいていくのである。
[DATA]
博多天神 一番街通り店
東京都新宿区歌舞伎町1-23-12
[Today's recommendation]
https://youtu.be/wCDIYvFmgW8
https://youtu.be/CvBfHwUxHIk