謎のガレージ物件、潜入! 【漢珍亭】
2022.08.26
このところ近場でも閉業するお店が相次いでいる。
猛暑でもコロナでもロシアのせいでもなく、僕の入るようなお店の閉店理由、それは、トシ…。
あまり意識したことなかったが、僕は自分より年かさの(と思われる)人のやっているお店を選ぶ傾向がある。
自分が厄年だなんだと言ってるくらいだから、その年かさといったら世間一般的にはほぼ定年後。
店を畳んでも不思議でも何でもない。
となると、気になるが入っていないというお店が、いよいよ気になるようになった。
思い余って入ってしまったという実例が、先月の「豊島屋」。
そんなシリーズの第2弾。
一見、ごく普通の中華屋さんだが…
練馬区石神井台――
東西に富士街道と新青梅街道、南北に関町庚申通りと上石神井通りに囲まれた住宅街の一角に、忽然と中華料理店の看板が出現する。
ただし出現するのは看板のみで、お店の実体を把握できない。
どういうことか?
言葉では説明しづらいので写真をご覧いただきたい。
何もない住宅街だけに、よく目立つ袖看板とスタンド看板
しかし通りに面した壁面はすべてシャッターに閉ざされている
両側シャッター物件の中央はガレージかな?
ん…? なにやら奥に気配が…
意を決して踏み込んでみると、なんと、左奥の物件に“中華料理”のピカピカの暖簾が!!
…という究極の隠れ家レストランなのであった。
コロナ禍に発見したこの「漢珍亭」、気になりつつも、これは入りづらい… (;^_^A
テーブル2卓、カウンター5席ほどの小さいお店。
厨房内のご主人のこなれた接客に、一気に緊張がゆるむ。
こちら、荻窪で名店といわれた街中華が移転してきたという情報がある。
普通の街中華のワンランク上な感じのお献立表。
それより壁の短冊が気になって眺めているうちに目に留まったのが、“おすすめメニュー”のホワイトボードにある“半カレーチャーハン+ラーメン”のセット。
カレーチャーハンは、街の中華屋さんというものと同じくらいの絶滅危惧種である。
やって来たセットのトレー。
スタイリッシュともいえるビジュアルは、やはりただ者ではない。
ラーメンは、チャーシュー、メンマ、ノリ、ネギという基本の具に、糸唐辛子の飾りが、スタイリッシュ。
混濁系スープのしょうゆラーメンが懐かしい。
どこだったか昔食べたラーメン(新宿「山田屋」とか…?)が思い出される。
麺は中太縮れ。
かつて味わったことのないシャキシャキな食感のメンマ、しっかり味が入り、かつ繊維がほぐれるチャーシュー。
半カレーチャーハンは、セットの半とは思えないきれいな盛り付けである。
具もたっぷりで、チャーシューも卵もごろごろ。
やはり味の濃いチャーシューが決め手で、絶妙なカレー風味がじわじわ生きてくる。
隣の昼飲みじいさんの餃子がすごくおいしそうだ。
1回では伝えきれない、文字どおり隠れた名店なんだと思った。
[DATA]
漢珍亭
東京都練馬区石神井台5-3-3
[Today's recommendation]
https://youtu.be/RzO7IGWGxu8
こちらもずっと気になっているお店
このところ近場でも閉業するお店が相次いでいる。
猛暑でもコロナでもロシアのせいでもなく、僕の入るようなお店の閉店理由、それは、トシ…。
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自分が厄年だなんだと言ってるくらいだから、その年かさといったら世間一般的にはほぼ定年後。
店を畳んでも不思議でも何でもない。
となると、気になるが入っていないというお店が、いよいよ気になるようになった。
思い余って入ってしまったという実例が、先月の「豊島屋」。
そんなシリーズの第2弾。
一見、ごく普通の中華屋さんだが…
練馬区石神井台――
東西に富士街道と新青梅街道、南北に関町庚申通りと上石神井通りに囲まれた住宅街の一角に、忽然と中華料理店の看板が出現する。
ただし出現するのは看板のみで、お店の実体を把握できない。
どういうことか?
言葉では説明しづらいので写真をご覧いただきたい。
何もない住宅街だけに、よく目立つ袖看板とスタンド看板
しかし通りに面した壁面はすべてシャッターに閉ざされている
両側シャッター物件の中央はガレージかな?
ん…? なにやら奥に気配が…
意を決して踏み込んでみると、なんと、左奥の物件に“中華料理”のピカピカの暖簾が!!
…という究極の隠れ家レストランなのであった。
コロナ禍に発見したこの「漢珍亭」、気になりつつも、これは入りづらい… (;^_^A
テーブル2卓、カウンター5席ほどの小さいお店。
厨房内のご主人のこなれた接客に、一気に緊張がゆるむ。
こちら、荻窪で名店といわれた街中華が移転してきたという情報がある。
普通の街中華のワンランク上な感じのお献立表。
それより壁の短冊が気になって眺めているうちに目に留まったのが、“おすすめメニュー”のホワイトボードにある“半カレーチャーハン+ラーメン”のセット。
カレーチャーハンは、街の中華屋さんというものと同じくらいの絶滅危惧種である。
やって来たセットのトレー。
スタイリッシュともいえるビジュアルは、やはりただ者ではない。
ラーメンは、チャーシュー、メンマ、ノリ、ネギという基本の具に、糸唐辛子の飾りが、スタイリッシュ。
混濁系スープのしょうゆラーメンが懐かしい。
どこだったか昔食べたラーメン(新宿「山田屋」とか…?)が思い出される。
麺は中太縮れ。
かつて味わったことのないシャキシャキな食感のメンマ、しっかり味が入り、かつ繊維がほぐれるチャーシュー。
半カレーチャーハンは、セットの半とは思えないきれいな盛り付けである。
具もたっぷりで、チャーシューも卵もごろごろ。
やはり味の濃いチャーシューが決め手で、絶妙なカレー風味がじわじわ生きてくる。
隣の昼飲みじいさんの餃子がすごくおいしそうだ。
1回では伝えきれない、文字どおり隠れた名店なんだと思った。
[DATA]
漢珍亭
東京都練馬区石神井台5-3-3
[Today's recommendation]
https://youtu.be/RzO7IGWGxu8
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