今回は、荒木飛呂彦を紹介する。
彼もまた私の好きな漫画家の一人である。
荒木飛呂彦との出会いは、
週間少年ジャンプに連載された、「ジョジョの奇妙な冒険」である。
連載が開始された、1986年頃だったと思う。
最初は何となく読んでいたのだが、
忽ち、私は惹きつけられた。
画力、、構成力、ユニークな色彩感覚、
一癖も有る二癖も有る魅力的な登場人物達、
正に奇妙、猟奇的としか言い様のないストーリ、
今までの漫画に無かった、下劣な台詞・・・
その下劣で低俗な台詞こそが、
リアリティを醸し出す。
今までの漫画は「友情」「勝利」等をテーマにし、
予定調和で常に先が読めていたのである。
しかし、この荒木飛呂彦が描く世界は先が読めない。
そして意表を突く。
荒木飛呂彦はエンターティーメントを
完璧に理解している。
「スタンド」という概念を構築した功績は評価出来る。
色んな「スタンド」が有り、
正に想像力の極地をそこにみる事が出来る。
今までの漫画の固定概念を完璧に打破し、
また根底から見事に覆したのである。
これほどのストーリを構築出来る、
荒木飛呂彦は天才である。
また彼は長編だけではなく、
短編作品も完成度が高い。
荒木飛呂彦の作品を
これからも読み続けていきたい。