先日、あの天才の楳図かずおが亡くなった時、
好きな作品として「おろち」を挙げている人がいた。
私はまだ「おろち」を読んだことがなく、
どんな作品なのだろうかととても気になった。
調べてみると余計気になった。
天才の彼が描くわけだし、また皆が称賛するので
決して駄作ではないだろうという確信を持った。
読んでみることにしたが、新刊でも古本でも
価格は安いとは言えず、電子書籍で読むのが価格的に
一番安いので電子書籍で読んでみた。
『週刊少年サンデー』1969年から1970年にかけて
連載されたということで時代色があるとはいえ、
古さはさほど気にならなかった。
やはり人々が好きな作品に挙げている作品だけあり、
いい作品が多く、この楳図かずお「おろち」も
私が死ぬまで忘れない作品になった。
表現形式としては漫画だが、人間の心の闇を描いた、
これらの作品群はとても印象深く、心に刻まれた。
やはり女の美への憧れ、女が持つ、自身の美を失うことの恐れ、
女の嫉妬を描くのがとても上手い。
楳図かずおのその生涯は謎に包まれている。
特に彼の恋愛は謎に包まれている。
人間であるが故、恋愛には興味があるはずなのに、
楳図かずおについてはそんな浮いた話も恋愛話も
私は聞いたことがなく読んだことも一度もない。
しかし彼の作品は女を描くのがとても上手い。
楳図かずおに結婚相手も子供もいない!女性と一度も付き合ったことがないって本当!?
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