2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今回はエドガー・アラン・ポー全集(新装版)を紹介する。 二色刷りの豪華な全集である。 私がこの全集を買ったのは中学生の時であった。 一番印象に残った作品は、ポー唯一の長編作品である、 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」であ…
近代日本の製本史を眺める試み。 くるみ製本、無線綴製本、切断無線綴、あじろ綴、フランス装、 南京綴製本、針金綴製本、釘を使った製本について、 それぞれの歴史・特徴などを丁寧にたどる。 (本書紹介文より抜粋) 日本の製本史について述べられた本。 …
微笑みかける魅惑のピンナップ美女。 図像読解の独創性、蘊蓄の面白さ― 20世紀に誕生した「セクシーガール」の変遷を、 大衆風俗誌やカレンダーに描かれた名作ピンナップに見る、 世界にも類のない快著。 【目次】 からだで魅せる女の誕生/ 「ナイスバデ…
第一次大戦と二次大戦の間のダンツィヒの町を舞台に、 3歳で大人になることを拒否し、自らの成長をとめた 少年オスカルと彼の目を通して見た、大人の世界を描く。 (映画紹介文より抜粋) 今回は79年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作の 『ブリキの太鼓(DIE…
今回はアナトオル・フランス著 草野貞之訳 『エピキュルの園』 (1929 第一書房)を紹介する。 本書は初版限定1500部である。 なかなか凝った作りで、背クロスマーブル装。
今回紹介するのは、『あまとりあ8月終刊倍大号』である。 本書はあまとりあの終刊号であり、分厚く豪華な作りで、付録が付いている。 付録は斉藤昌三による、「翻訳文芸発禁考」なる冊子で、 大まかに明治・大正・昭和の発禁翻訳作品が列記され、 作品の一節…
樫尾卯吉は高知の山峡にはりついた小集落に生まれた。 唖のように物いわぬ子だった。徴兵をのがれて流浪の生活が始まった時、 彼の人生は狂った。――捕えられて入営、やがて脱走、放火、 殺人未遂、軍法会議。人生をやりなおそうと思った時もあったが、 所詮…
あさま山荘銃撃戦・同志殺害の当事者として 死刑判決を受けた著者が、20年の沈黙を破り、 初めて明かす事件の全容。(1993 彩流社) (本書紹介文より抜粋) 今回は坂口弘著『あさま山荘1972 上下続』を紹介する。 もう30年以上前のことであるが、当時生中継…
ゾンビが増え続ける中、都市からの脱出を試みるSWAT隊員たちとその仲間。 ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで得た束の間の平和も、 乱入して来た暴走族によって終りを告げる…。監督はジョージ・A・ロメロ。 (映画紹介文より抜粋) 今…