2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧
時間旅行を企画・実施する時間サーヴィス公社には、 過去を監視し“復旧”することを任務とする時間パトロール隊と、 時間観光客を過去に案内する随伴ガイド部がある。 ガイドの青年ジャッドは数多の性遍歴の後、 ビザンチン帝国で絶世の美女に出会うが・・・…
言葉に表現するのは難しいが、 Nazif Topcuogluの撮る写真は味が有って良い。 Nazif Topcuogluのサイト http://www.naziftopcuoglu.com/index.html
今回、紹介するのは、黒岩涙香著(翻案)『海底の重罪』である。 タイトルは『海底の重罪』のみだが、他に『法廷の美人』も収録。 『海底の重罪』は、ボアゴベ「潜水夫」の翻案で有り、 『法廷の美人』は、ヒュー・コヌウエイ「暗き日々」の翻案。 本書はオ…
今回は宮本良訳 『おんな色事師』を紹介する。 上製本 本文模様入の2度刷。 枡形の珍しい造本で、装丁は西谷 操。 昭和4年7月に、南柯書院より限定300部 刊行されたが、官憲により発禁。
1913年の動乱のメキシコ。 パイクをリーダーとする5人のアウトローたちが、 革命派の将軍マパッチから、米政府の輸送列車の襲撃を依頼される。 パイクたちは見事、列車から武器弾薬の強奪に成功するが、 マパッチは約束の金の代わりにパイクたちに襲い…
今回、紹介するのは、岸本重陳著 『中流の幻想』である。 この本は1985年に講談社文庫から刊行された。 この本は、日本社会は皆、総中流層という意識を持っているが、 それは幻想で有るという事を提示した本である。 有名な本ではないが、日本において、 高…
「アメリ」のジャン・ピエール・ジュネ監督と オドレイ・トトゥが再び組んだ、重厚で純粋な愛の物語。 第一次世界大戦で兵士となり、行方不明となった恋人マネクを、 自らの直感を頼りに探し求める女性マチルドの姿が描かれる。 原作はフランスの著名なミス…
今回、紹介するのは、ジョー・ポイヤー著 『ノールカプ岬』である。 日本の創元推理文庫から1987年に刊行された。(初刊行は1969年) 本格的な冒険小説である。 私は冒険小説も好きであり、昔から読んでいる。 この『ノールカプ岬』は超音速偵察機のパイロッ…
「賠償金なんていらないんだ。人並みに恋をして結婚したい」 70年代の日本を揺るがせた水俣病裁判。 だが若き患者たちの本音は世間に黙殺されていた。 安アパートの一室に集って自活して、支援者に振られたり 神戸へと駆落ちしたり…。 十代二十代の患者たち…
今回、紹介するのは、『世界の刑罰・性犯・変態の研究(復刻)』である。 この本は、原書は1930年に刊行。その復刻本。 1977年に若宮出版社から刊行された。 古今東西の刑罰・性犯・変態の図版資料が収められている。
淫売、博打うち、放火、尊属殺人、びっこの少女たち。 「スラムと悪遺伝の中、七人兄弟姉妹、年頃になって、 見合いの話一つなく、馬鹿にされつづけた」 一家の聖なる悲惨と人間賛歌を謳う。 凄じい迫真力と鮮烈さ、独自の輝きにみちた文体で、 自らの半生を…
今回はマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp)作の 『1. 水の落下、2.証明用ガス、が与えられたとせよ』(遺作)を紹介する。 初めて、この作品を見たとき、衝撃を受けたものである。
ジョエル・シルヴァーとロバート・ゼメキスが設立した ホラー専門映画制作会社ダーク・キャッスル・エンタテインメントの 「TATARI」「13ゴースト」に続く第3弾。 40年間行方不明だった豪華客船に調査のため乗り込んだクルーたちに 襲い掛かる恐怖…