0、はじめに
今回はよく聞いていた(今も聞いている)アルバムを3つほど紹介したい。
今ほどサブスクが主流ではなかった頃、私はゲオでアルバムを借りてパソコンに取り込んで、音楽を聴いていた。すると今みたいに人気の曲をすぐ聴けるわけではなく、アルバムに入っている曲しか聴けない。なので、同じアルバムをずっと聴いていた。今回はそんな時代によく聴いていたアルバムを3つほど紹介したい。株主優待で、半額で借りていたことが懐かしい。
※アルバム名は『』で、曲名は「」で表す
1、hope / マカロニえんぴつ
旧作10枚1000円を株主優待で500円で借りていたので、基本的に旧作しか借りられなかった。なので、『hope』を聴き始めたのは、『hope』が出てから1年ぐらい経っていた。申し訳ないが、私はほとんど『hope』でしかマカロニえんぴつを知らない。そんな私のマカロニえんぴつに対するイメージは、若者が抱える困難や社会からの圧力に対して、同情というか共鳴しつつ、それらに対して、半ばヤケクソになりつつも少し前向きに、あともう少しだけやってやる、という気持ちにさせてくれるバンドだと思っている。そんなマカロニえんぴつの『hope』というアルバム。本当に何か頑張ろう、とかとはまた違う、クソ喰らえ?のような気持ちを芽生えさせてくれるような曲が多いような印象である。そんな『hope』から、好きな曲をいくつか。
「ボーイズ・ミーツ・ワールド」
「たしかなことは」
「ヤングアダルト」
2、ユースレスマシン / ハンブレッダーズ
『ユースレスマシン』の一曲目、「ユースレスマシン」はこんな出だしで始まる。
時代遅れのガラクタで静寂をシャットアウト
たった一枚のディスクで真夜中をフライト
小切手もノウハウも必要がない魔法
世界を変える娯楽を
先ほど、サブスクが主流ではないと言ったが、『hope』や『ユースレスマシン』が出た頃というのは、ちょうどサブスクへの過渡期であり、CDを借りてきて、パソコンに取り込んでスマホに移して聴くというのはやや(かなり)時代遅れだったような気がする。そんな中、私が『ユースレスマシン』を初めて再生した時、そして1曲目の「ユースレスマシン」を聴いたとき、なにかエモさを感じて、心がふわっとした。この曲を初めて聴いた時に直感で好きだと感じた。この瞬間のことをよく覚えている。そんな『ユースレスマシン』から好きな曲をいくつか。
「ユースレスマシン」
「見開きページ」
「逃避行」
3、MODE MOOD MODE / UNISON SQUARE GARDEN
最高。私がユニゾン、もっと広くいえば邦ロックにハマった原点。これを聴いたら元気が出る。幾度となく、支えられてきた一番思い出深いアルバム。全曲おすすめなのはもちろんだが、その中でも好きな曲を3つ。
「君の瞳に恋してない」
「夢が覚めたら(at that river)」
「静謐甘美秋暮抒情」
4、さいごに
今回は、よく聴いたアルバム(今も聴いている)3つ紹介したが、他にもVaundyの『strobo』やOfficial髭男dismの『エスカパレード』とかもよく聴いていた。何よりこれらの曲を聴くと、その時の感情まで帰ってくるような気がする。お酒を飲んだ日なんかはこの辺りの曲を聴くことが多いのはそういう気分に浸りたいからなのかもしれない。