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Diana Vreeland - THE EYE HAS TO TRAVEL [Entertainment]

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元Bazaar, Vogue誌の編集者Diana VreelandのドキュメンタリーThe Eye has to Travel. 彼女をとりまく人々のリアルなコメントがDianaの人物像をさらに形とっていきます。

可愛い妹とは相反して幼い頃より母親から「醜い」と言われ続けてきたDiana. 自身の容姿にコンプレックスを抱きつつ成長。Londonで生まれた彼女は家族とともにNew Yorkに移住し、Bazaar誌の編集者の職を得ます。専門的な学位を持っているわけではなく、興味から発展していくファッション、アート、カルチャー、異国のインスピレーション等々を彼女ならではのユニークなコラボレーションで射止めていくのです。

またモデルを美の象徴ではなく、個性として活用した最初の人。くしゃくしゃに笑った顔、おどけた表情などを自然に捉えていきます。Barbara Streisandの長い鼻を古代エジプトの女神のコスチュームと共にアーティスティックに演出。ファッションは人間と切り離せないものであることを実践。

Vogue社退職後はMetropolitan Museumの衣装展を精力的に手がけていきます。個性的、時には尋常でないほどのバイタリティに周囲の人々は彼女と仕事をするのは難しかったようです。



デザイナーではなく、ファッション誌の編集という仕事。これは努力だけではなく感性が大きく物を言うと思われます。そしてあくなき追求心と好奇心。 なかなか興味深い映画です。
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