週刊朝日が5年連続で「ネコ特集号」を刊行!岩合さんの愛猫&ダレノガレ明美のインタビューも収録
毎週火曜日に発売されている雑誌・週刊朝日の2021年12月31日号は、ネコ要素をたっぷりと盛り込んだ「猫特集号」となっています。
同誌は1922年に創刊された日本最古の週刊誌のひとつで、過去には絵画や素人モデル、アニメのキャラクターなどさまざまな表紙で読者の注目を集めてきましたが、初めてネコの写真が起用されたのは2017年になってから。
動物写真家の岩合光昭さんによるネコ写真が表紙を飾った2017年12月29日号は、創刊以来初となる「猫特集」とあって、発売後たちまち話題となり完売する書店が続出。好評を博したことからそれ以来、毎年12月になると猫をテーマにした特集号を刊行するのが恒例となっています。
2021年の今年は5回目となるネコ特集で、表紙を飾っているのはフワフワのお布団に両手を投げ出したまま、じっとこちらを見つめているアメリカンショートヘア柄の猫。
この猫は智太郎(通称:トモ)という名の知る人ぞ知る岩合さん家の愛猫。岩合さんが初めて監督を務めた映画「ねことじいちゃん(2019年2月公開)」で、仔猫時代を演じていた玉三郎(通称:タマ)の兄弟猫です。
同映画で知り合った縁とコロナ禍がきっかけで、2匹を引き取ることになった岩合さん。小さかった体も今ではすっかり大きくなり、昨年には『岩合さんちのネコ兄弟 玉三郎と智太郎』という写真集も発売されるなど、イワゴーファンにはお馴染みの猫たち。
そんな智太郎が表紙を飾る本号は、特集や連載筆者陣によるコラムなど、猫をテーマにしたコンテンツが盛りだくさん。巻頭特集の「『猫学』の最前線でわかった!『猫は私たちを愛している』」では、猫の何気ない行動の裏に潜む人間への愛情や、猫と日本人の関わり合いの歴史についてクローズアップしています。
玄関をあけたら「おかえり!」と言わんばかりに猫が座って待っていた。
悲しくて泣いていたら、いつの間にか猫がやってきて涙をなめてくれた。
猫を飼っている人が感動ながらに語ることも多いこれらの出来事。
しかし、動物学者で「ねこの博物館」(静岡県伊東市)館長の今泉忠明氏によると、残念ながらこれらの行動は、猫が飼い主さんを待っていたり、心配していることを意味する訳ではないと言います。
「猫は、縄張りを作って狩りをする動物です。だから毎日、自分の縄張り、つまり家猫なら自宅の中に異常がないか、隅々までパトロールしていないと不安になる。玄関前で猫が座っているのは、音がしたから。涙をなめてくれるのは、家の中にいる『大きな猫』、つまり飼い主が普段と違う様子で、不安になったからです」
(今泉館長)。
自分を気遣ってくれたはずの行動が思い違いだった……というのはいささかショックな事実ですが、今泉館長によると、実は「飼い猫特有の、飼い主への感情がある」とも指摘。果たして、猫は人間を愛しているのか。最新の猫学に基づきながら真実に迫ります。
また、猫には色んな鳴き声がありますがそれらが何を意味するのか、猫を飼っている人には愛猫の気持ちを知るうえでためになる情報が掲載されているほか、髙橋みなみさん・杉本彩さん・ダレノガレ明美さんといった、猫を愛する著名人へのインタビューも収録されているなど、ネコ好きな人には見どころが満載。
さらに、岩合光昭さんの写真を使った寅年の2022年「とらねこカレンダー」が特別付録として付いてくる豪華な一冊となっています。
発売:2021年12月21日
出版:朝日新聞出版
定価:440円
<参考>
・神社の本殿で日向ぼっこする猫が神々しい…「岩合光昭 福ねこカレンダー」2022年版が登場
・丸ごと猫雑誌「ネコブロス」の第2弾!表紙は杉野遥亮、ヒャダイン&上坂すみれの猫愛インタビューも
・芸能事務所で暮らす猫がニャンと初の写真集を発売!『さらば青春の光の会長はねこである』
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