ビッグ・キャットの魅力を美しい写真でたっぷり紹介!ナショジオキッズから大型ネコ科動物の書籍が登場&猫との比較も

私たち人間が飼っている猫や街中で見かける猫は、動物学上は「イエネコ」に分類されているネコ科動物の一種。そのネコ科動物の種類は40以上もあると言われており、中でも野生のライオン、トラ、ヒョウ、ジャガーの4種類は通称「ビッグ・キャット」と呼ばれています。

野生のライオンのイメージ写真
百獣の王 ライオン

ビッグ・キャットは大きな体と優れた狩りの能力を備え、生態系の食物連鎖の頂点に君臨しているにも関わらず生息数が減少しており、その多くはICUN(国際自然保護連合)によって絶滅危惧種に指定されています。

最強でありながら絶滅が危ぶまれているのは何故なのか?

そんな大型ネコ科動物たちの世界を覗き見れるのが『ナショジオキッズ 潜入!世界のフィールドワーク ビッグ・キャット』という書籍。

大型ネコ科動物の解説書「ナショジオキッズ 潜入!世界のフィールドワーク ビッグ・キャット」表紙イメージ
表紙イメージ

ナショジオキッズは、自然科学雑誌『ナショナル ジオグラフィック』の児童書版で、動物・昆虫・植物・魚といった生き物から、宇宙、恐竜、古代文明、自然科学まで、さまざまなトピックにフォーカス。世界の一流写真家が撮り下ろした写真を交えながら、子どもたちの好奇心をくすぐるコンテンツを発信しています。

ビッグ・キャットをテーマにした本書では、大型ネコ科動物の生態や暮らしをはじめ、進化系統やイエネコとの行動比較、私たち人間との関わりまで、さまざまな角度から幅広く解説。動物園ではなかなか見ることができない、貴重な瞬間を捉えた迫力満点の写真がたくさん収録されていて、野生動物たちが懸命に生きる姿にふれることができます。

大型ネコ科動物(ビッグ・キャット)の解説ページ
他のネコ科動物との違いは「吠える」こと

トラの狩りの能力を図解で紹介したページ
狩りに必要な能力を図解で学べる

また、ビッグ・キャットが生息する地で、彼らに密着してきた人物の情報に触れられるのも本書の魅力。南アフリカ生まれのビバリー・ジュベール&デレック・ジュベール夫妻は、30年にわたって野生動物の楽園と言われるアフリカのボツワナ共和国で暮らし、減少しつつあるライオンやヒョウなどの野生動物をカメラに収めてきた経験の持ち主。

米国のエミー賞を5度受賞するなど、世界的に有名な野生動物ドキュメンタリー映像作家として知られていますが、同夫妻が撮影現場で実際に体験したエピソードなども収録されています。

大型ネコ科動物(ビッグ・キャット)の運動能力の比較ページ
ビッグ・キャット同士の比較も

漢字にはルビが振ってあるので、子供でも読みながら用語や漢字を学習することができるほか、読んだ後に話したくなるようなトリビアも満載。動物が好きな大人が手にとっても読み応えのある一冊となっています。

書名:ナショジオキッズ 潜入!世界のフィールドワーク ビッグ・キャット
著者:カーニー・エリザベス
翻訳:新宅 広二(監修)
仕様:A4変型判/64ページ
出版:エムディエヌコーポレーション
発売:2023年1月27日

<参考>
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