カードローンには、利用限度額が設定されています。
利用限度額は、申込者の年収や借入状況などから決められます。
ただし「限度額以上の借入が必要」「限度額を上げたい」という方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、カードローンの利用限度額の増額です。
しかしカードローンの増額を行う際には増額審査が必要で、審査に通過できないと増額は認められません。
また「総量規制」によって、基本的に年収の3分の1以上の借入は増額できないため注意が必要です。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
今回は、カードローンの「増額審査のポイント」「増額審査に落ちる原因」「増額審査に落ちた時の対処法」を紹介します。
カードローンの増額審査のポイント
カードローンの増額を行うにも、審査に通過する必要があることがわかりました。
しかし増額審査時にはどのようなポイントを重視されるのでしょうか。
カードローンの限度額とは、審査の結果で申込者に対する信用度の度合いといえます。
この金額であれば申込者も滞納することなく無理せず返済をしていけるだろうという信用の度合いになります。
つまりカードローン利用の増額をするということは、利用するカードローンに対して自分への信用度がアップしていないと通らないのです。
増額審査時における信用度をチェックポイントは下記の要素から審査を行います。
- 収入証明書類の提出
- 初回申し込みから半年以上経過しているか
- これまでの利用の中でトラブルを起こしていないか?
各ポイントについてもう少し解説していきます。
①提出書類の内容
増額審査時には収入証明書類の提出が必要となります。
信用度を図るひとつのポイントとして、返済のための収入減が確保されているかどうかがカギとなります。
また消費者金融系のカードローンの場合、総量規制という決まりがあります。
年収の3分の1以上の借り入れができないため、それを超えないように収入情報から審査を行います。
また初回の申し込み時よりも収入が下がっている場合、増額ではなく減額を来なう必要があるため、収入証明書類の提出が必要位になるのです。
申し込み時には収入証明書類用意をしておきましょう。
②初回申し込みからの期間
増額申し込みの最低条件の一つに、そのカードローンの利用実績が半年以上経過していることが条件があります。
増額審査時には、収入情報のほかにこれまでのカードローンの利用実績をチェックします。
そこで利用実績が半年以内だとそもそも期間が短いため、判断材料が少なく審査のための十分な情報量がありません。
そのためカードローンの利用を開始してから半年以上経過していないと増額審査に申し込むことすらできません。
増額案内のインビテーションの送付の判断基準もこの半年をベースにしているところが多いです。
今回借入しようと思った金額よりも限度額が少なかった場合は、半年間のあいだトラブルなく、返済滞納を起こすことがないようにして、利用実績を積み上げておきましょう。
③初回申し込みからの実績
これまでの利用の中で、なにかトラブルを起こしていたすると増額審査に通過することは難しいでしょう。
具体的には、返済の滞納などでしょう。
返済滞納を起こしているのにも関わらず、増額の申し込みを行っても審査に通過することはありません。
場合によっては、現状の限度額では信用度が足りないと判断されてしまい、増額どころか減額されてしまう可能性もあります。
カードローンの増額のメリット
今の借入額よりももう少し多めに借りたい場合、カードローンの契約件数を増やすよりも今利用していカードローンの増額がおすすめです。
カードローンの契約件数を増やすよりも、増額を行った方がメリットが多いからです。
それではカードローンの増額にはどのようなメリットがあるのかをチェックしていきましょう。
- 増額すると金利が下がることがある
- 利用件数が1件だけなので返済もラク
- 複数持ちしていると今後の審査に影響する
各メリットのポイントをも少し詳しく解説していきます。
増額で適用金利を下げられる
カードローンの増額のメリット一つ目は、増額することで金利が下がる可能性があることです。
カードローンでは、限度額によって金利が変わる仕組みになっています。
借入額が低いと金利が高い傾向にあり、逆に借入額が高いと金利が下がる傾向にあります。
しかし初回の審査時には、あまり多額の限度額を出すことが少ないため、上限の金利が適用されているケースが多いです。
そこで増額を行うことで、借入金額により金利が変動するため、今の金利が下がることがあるのです。
逆に複数のカードローンで契約をしてしまうと、カードローン会社ごとに利息が発生してしまうため、最終的に支払うきんがくが高額になってしまいがちです。
カードローンをお得に利用するにも、利用する件数は秘湯にまとめた方がお得であることがわかります。
返済管理の負担が増えない
複数のカードローンで契約をしていると、借入先ごとに返済方法も返済日もことなるため、管理が煩わしくなります。
中にはうっかり返済日を忘れてしまい、遅延損害金を追加で支払わないといけなくなってしまった!なんてケースもあります。
しかしカードローンの増額であれば、借入件数は1社のみになるため、返済日も毎月1回で済みます。
そのため返済管理も楽になり、返済漏れなども防ぐことができます。
借入件数が増えない
カードローンの複数持ちをしていると、今後ほかのローンや分割払いを利用したいときに不利になってしまいます。
ローンや分割払いの利用時には、他社での借り入れ状況なども厳しくチェックします。
ローンの審査において、複数のローン契約者は敬遠される傾向にあります。
複数のローン契約者の場合、1社の返済が間に合わず次のローンを契約して間に合わせている自転車操業状態の人が多いのです。
そのためその状態の人に融資を行っても、うちで返済滞納を起こされるリスクが高いと判断されてしまい、審査に通りにくくなってしまいます。
特に今後住宅ローンやスマホの分割払いなどを検討している場合、複数のローンを契約するのではなく、1社にまとめた方がおすすめです。
カードローンの増額申し込み方法
ここまでで、追加で融資を利用したい場合は複数のローン利用をするよりも増額を行った方がいいことがわかりました。
ここからは、実際にカードローンの増額を行う方法を簡単に紹介していきたいと思います。
基本的に増額の申し込みは、下記の2パターンがあります。
- 増額申し込みフォームから申し込み
- 増額案内のインビテーションが届く
各方法をもう少し詳しく解説していきます。
増額申し込みフォームから申し込み
一つ目は、各カードローンの増額申し込みフォームからの申し込み方法です。
WEBの増額申し込みフォームや、普段の会員サイトの増額申請フォーム、電話などから申し込みが可能です。
『利用限度額の増枠』と記載されていることが多いです。
増額案内のインビテーションが届く
中には公式サイトや下院サイト内に増額受付フォーム設けられていないケースもあります。
そういったカードローンの場合、利用者からの増額申請は受け付けていない可能性が高いです。
このようなカードローンの場合、増額の申し込み資格をクリアすると、カードローン側から増額の案内が届くようになります。
その案内から申し込みができるようになります。
特に銀行カードローンなどでは、郵送での増額案内や、返済時にATMを利用していると増額案内のインビテーションが表示されるケースが多いです。
カードローンの増額審査に落ちる主な要因
ここまではカードローンの増額審査時の審査基準を解説してまいりました。
より審査の通過率を上げるには、審査に落ちてしまう理由を洗い出しておき、その対策を行うことが大切です。
ここからは増額審査に落ちやすい理由とそのポイントを紹介していきます。
- すでに総量規制を超えている
- これまでの利用でトラブルを起こしていた
- 利用実績が半年経過していなかった
総量規制を超えている
そもそもすでに限度額が総量規制を超えていると、増額審査に申し込んでも審査に通過することはありません。
総量規制は、利用者の年収の3分の1以上の融資は利用できないという制限です。
初回の申し込み時ですでにこの総量規制分の限度額が設定されていた場合、そのも吸い込み時から年収がアップしていないと増額することはできません。
仮に他社のカードローンで申し込んでも、総量規制は消費者金融系のカードローンすべての合算での計算になるため、複数申し込もうとしたところで審査に落ちるだけです。
すでに総量規制ギリギリでの限度額で利用をしていて、年収もさほど変わっていない場合は、銀行系のカードローンで追加申し込みを行うことも一つの対処法といえます。
銀行系では総量規制の対象外となるため、信用情報などで問題がなければ総量規制よりも多めの融資を受けることができます。
しかし最近は銀行カードローンも審査基準を厳しくしているため、きちんと対策を行わないと審査に通過できない可能でいがあります。
しっかりと対策を練ったうえで申し込みを行うようにしましょう。
これまでの利用でトラブルを起こしていた
これまでのカードローンの利用の中でトラブルを起こしていると、増額審査に通過することはありません。
それではトラブルとは、どのようなことを指すのでしょうか?
多いケースは返済滞納や、債務整理、他社での利用での金融事故です。
返済滞納が多いと、基本的に増額審査に通過することはできません。
また信用情報に傷がつくような長期的な滞納を起こしている場合、増額審査どころか強制解約と対象となってしまいます。
強制解約となると、一括での返済を求められてしまうため、滞納を放置するようなことは絶対にやめましょう。
利用実績が半年経過していなかった
利用実績が半年経過していない場合も、審査落ちの対象となります。
増額も吸い込みの最低条件となるため、半年経過してから申し込むようにしましょう。
またその間に金融事故を起こさぬように、きちんと返済も忘れずに行いましょう。
増額審査に落ちた時に検討したいカードローン
まさかの増額審査に落ちてしまった!どうしてもお金が必要なのに…
この場合は、やむを得ず二つ目のカードローンを利用するのも良いでしょう。
ここではおすすめのカードローンを紹介していきます。
二つ目のカードローンを選ぶ時のポイントは、審査に通りやすいカードローンを利用することです。
カードローンの審査において、複数のローンで契約している多重債務者の場合、審査に通すのを敬遠されがちなためです。
- プロミス
- アイフル
- SMBCモビット
- ダイレクトワン
- ジェイスコア
プロミス
プロミス基本情報
金利
4.5〜17.8%
審査時間
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
融資時間
最短3分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
無利息期間
30日間
限度額
1~500万円
プロミス概要 | |
---|---|
商品名 | プロミス |
利用限度額 | 500万円まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 20.0% |
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アイフル
最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
アイフル基本情報
金利
3.0%~18.0%
審査時間
融資時間
無利息期間
30日間
限度額
1万円~800万円
アイフルの概要 | |
---|---|
商品名 | アイフル |
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。 |
利用限度額 | 800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
無利息期間 | 初回利用日(初回契約日翌日)から30日間 |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | 原則なし |
申し込み可能年齢 | 20歳~69歳 |
遅延損害金 | 20.0% |
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アイフルの即日融資は何時まで?申し込み方法や早く借りるコツを解説
SMBCモビット
SMBCモビット基本情報 | |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
審査時間 |
最短15分 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取り扱いとなる場合があります。 |
融資時間 |
最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。 |
無利息期間 | なし |
限度額 | 1万円~800万円 |
SMBCモビットの概要 | |
---|---|
商品名 | SMBCモビット |
審査時間 | 最短15分※ |
利用限度額 | 1万円~800万円 |
金利 | 3.0%~18.0% |
無利息期間 | – |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | 原則なし |
申し込み可能年齢 | 20歳~74歳※ |
遅延損害金 | 20.0% |
おまとめローン | 〇 |
※.お申込み時間や審査状況によりご希望に添えない場合があります。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
SMBCモビットは、限度額800万円のカードローンです。
限度額は審査に応じて決まるので、誰でも800万円まで貸してもらえるとは限りませんが、もっと借りたい方は検討してみてください。
ダイレクトワン
ダイレクトワン基本情報 | |
---|---|
金利 | 4.9%〜18.0% |
審査時間 | 最短即日 |
融資時間 | 最短即日 |
無利息期間 | 55日間 |
限度額 | 1万円~300万円 |
ダイレクトワンの概要 | |
---|---|
商品名 | ダイレクトワン |
審査時間 | 最短30分 |
利用限度額 | 1万円~300万円 |
金利 | 年4.9~18.0% |
無利息期間 | 初回借入の翌日から55日間※ |
担保・保証人 | 不要 |
Web完結 | 可能 |
電話での在籍確認 | あり |
申し込み可能年齢 | 20歳~69歳 |
遅延損害金 | 20.0% |
※ ダイレクトワンと初めてお取引かつWEB契約された方に限ります。
スルガ銀行グループのダイレクトワンは、中小消費者金融です。
限度額は300万円と、そこまで高くありませんが、無利息期間が55日間長め※2に設けられています。
窓口では最短30分でカードを受け取れる点も強みです。
※1店頭窓口でお申込みをされた場合は、当日のお借入れが可能です。ジェイスコア
jscore(ジェイスコア)概要 | |
---|---|
商品名 | ジェイスコア |
利用限度額 | 10万円~1000万円 |
金利 | 0.8%~12.0% |
担保・保証人 | 不要 |
遅延損害金 | 12.0% |
必要書類 | 運転免許証or顔写真付き身分証明書or保険証+住民票 |
カードローン増額審査のポイントをおさらい
今回は、カードローンで追加借り入れを利用したい場合、なぜ増額がおすすめなのか、増額審査の内容は?などを解説してまいりました。
複数契約を行ってしまうと、信用情報の自分の記録がネガティブになってしまい、他のローンに通りにくくなってしまったり、返済先がいくつもあるので管理が大変でうs。
しかし増額をおこなえば管理は変わらず一社のみで良いですし、利用金額によっては金利が下がることもあります。
他にも今回の内容にポイントを改めて振り返っていきましょう。
カードローンの増額審査において重視されるポイントは下記のとおりです。
- 収入証明書類の提出
- 初回申し込みから半年以上経過しているか
- これまでの利用の中でトラブルを起こしていないか?
他にも、増額審査に落ちてしまう原因になりがちなのは、下記の要素といえます。
- すでに総量規制を超えている
- これまでの利用でトラブルを起こしていた
- 利用実績が半年経過していなかった
これらに注意しながら、確実に増額新sン愛通過できるように対策していきましょう。
この記事があなたのお役に立てていることを願います。