ダイハツが、軽商用車「ハイゼットカーゴ」の新モデルとなる「e-ハイゼットカーゴ(e-HIJET CARGO)」の発売を、当初2023年度内に予定していましたがダイハツの認証不正問題により延期され、2026年1月の発売を予定しています。
新モデルにより魅力をアップする新型ハイゼットカーゴについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】スズキ/トヨタ協力EV!ダイハツ「新型e-ハイゼットカーゴ」発売!
- 新型ハイゼットカーゴの【変更点まとめ】
- 力強く!新型ハイゼットカーゴの外装(エクステリア)デザイン
- 広く!新型ハイゼットカーゴのボディサイズは?
- 快適性UP!新型ハイゼットカーゴの内装(インテリア)デザイン
- 軽快!新型ハイゼットカーゴのパワートレインとスペックは?
- 新型ハイゼットカーゴを試乗動画でチェック!
- 改善!新型ハイゼットカーゴの燃費は?
- 充実!新型ハイゼットカーゴの安全装備は?
- 110万円から!新型ハイゼットカーゴの価格は?
- いつ?新型ハイゼットカーゴの発売日は?
- ダイハツ・ハイゼットを「おさらい」
【最新情報】スズキ/トヨタ協力EV!ダイハツ「新型e-ハイゼットカーゴ」発売!
▼新型e-ハイゼットカーゴの画像
ダイハツ・ハイゼットカーゴは軽商用バンとして販売され、現行モデルは2021年12月にフルモデルチェンジし、新世代となっていました。
新設定される新型e-ハイゼットカーゴは特許庁に商標登録が行われており、スズキ、ダイハツ、トヨタの3社が協力し、スズキ、ダイハツの小さなクルマづくりのノウハウとトヨタの電動化技術を融合、軽商用車に適したBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」を3社で共同開発。
車両はダイハツが生産を行い、スズキ、ダイハツ、トヨタがそれぞれ販売。
効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様が追求され、バッテリーによる航続距離を200km前後とすることで1日の利用距離に充分対応しながら、補助金を利用することで200万円未満の価格が見込まれています。
▼ダイハツ・アトレー
▼ダイハツ・ハイゼットトラック
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新型ハイゼットカーゴの【変更点まとめ】
▼ダイハツ新型ハイゼットカーゴの変更点
- 電気自動車モデル「e-ハイゼットカーゴ」を設定
▽2024年11月の変更点
- バックソナー2個を新採用
- 原材料費等の高騰により価格をアップ
▽2021年12月フルモデルチェンジ時の変更点
- 最新のエクステリアデザインを採用
- 基礎から設計を見直し、室内空間を拡大
- 全高を高め、ハイルーフ仕様に統一
- FR車専用新開発CVTにより、燃費性能を向上
- 電制4WDを採用し、燃費と走行性能を両立
- 電動両側スライドドアを採用
- 安全システム「スマートアシスト」で、自転車と夜間の歩行者検知に対応
力強く!新型ハイゼットカーゴの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ハイゼットカーゴの画像
▼参考:ハイゼットカーゴ(前モデル)の画像
新型ハイゼットカーゴの外装は、最新のデザインを採用することにより質感が高められています。
フロントデザインやルーフは、前モデルより角を強調し、力強いスタイルに。
フロントバンパーを上下2分割構造とすることでロアバンパーのみでの交換が可能となり、修理時の経済性もアップ。
あわせて、テールゲートに配置していたエンブレムをステッカーに変更することでテールゲートの厚みを抑え、室内空間を最大限拡大することで使いやすさを向上。
▼ハイゼットデッキバン
また、4人乗ることができ、汚れても大丈夫な荷物スペースがレジャーにも人気の「ハイゼットデッキバン」も設定されています。
広く!新型ハイゼットカーゴのボディサイズは?
▼新型ハイゼットカーゴのボディサイズ
- 全長×全幅×全高
3395×1475×1890mm - ホイールベース:2450mm
- 車重:880kg
- ※参考
・ハイゼットカーゴ(前モデル)
全長×全幅×全高
3395×1475×1765(標準ルーフ)~1875mm(ハイルーフ)
ホイールベース:2450mm
車重:1000kg
ダイハツ新型ハイゼットカーゴのボディサイズは、全長と全幅が軽自動車規格をいっぱいまでつかった設計となっているため、前モデルから維持されています。
しかし、全高は前モデルのハイルーフモデルから+15mmに統一され、基礎から設計を見直すことにより室内空間を拡大。より広く使うことができるようになっています。
快適性UP!新型ハイゼットカーゴの内装(インテリア)デザイン
▼新型ハイゼットカーゴの画像
新型ハイゼットカーゴの内装は、新しいデザインや装備を採用することにより、快適性がアップされています。
装備には、「ダイハツコネクト」、Android Auto、Apple CarPlayに対応した6.8インチと9インチのディスプレイオーディオを設定することで実用性を向上。
▼スマートインナーミラー
また、バックカメラの映像を表示することで、悪天候時や荷物を積んでいる状態でも車両後方を確認しやすいスマートインナーミラーをクラス初オプション設定。
また、キーを取り出すことなくドアの開閉やエンジン始動が可能なキーフリーシステム&プッシュボタンスタートのほか、操作の負担を軽減するパワースライドドア(両側・ワンタッチオープン機能・ウェルカムオープン機能・タッチ&ゴーロック機能付)やスライドドアイージークローザー(両側)もクラス初採用されています。
荷室幅は軽キャブオーバーバンで最大となる1410mm、荷室長は1820mm、荷室高は1215mmを確保。
また、さまざまな荷物の取り付けや固定に便利な荷室ナット(ユースフルナット)を従来に比べて最大約2倍の17個(デラックス、スペシャルクリーン、スペシャルの3グレードは31個)に増加。
バックドアの開口幅は1310mmとなっています。
軽快!新型ハイゼットカーゴのパワートレインとスペックは?
▼新型ハイゼットカーゴのパワートレインとスペック
- エンジン:直列3気筒660cc
・最高出力:46ps/5700rpm
・最大トルク:6.1kgm/4000rpm - エンジン:直列3気筒660ccターボ
・最高出力:64ps5700rpm
・最大トルク:9.3kgm/2800rpm - トランスミッション:5速MT or FR車専用CVT
- 駆動方式:FR or 4WD
▽電気自動車【設定予定】
- 【e-ハイゼットカーゴ】
電気モーター×1
出力:64ps/18.0kgm
航続距離:200km
駆動方式:RWD
新型ハイゼットカーゴのパワートレインには、最新の660ccエンジンが搭載されています。
パワートレインは、アイドリングストップ機能や電動パワーステアリングを採用することで環境性能を向上。
エンジンには自然吸気とターボが設定され、トランスミッションには5速MTのほか、FR車専用に新開発されたCVTを組み合わせ。
CVTは変速比幅を拡大し、発進時はローギヤ化したことにより力強い発進性能を実現するとともに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速で登坂時も快適な運転が可能に。
加えてCVT車には、クラス初となる「電子制御式4WD」を採用。
スイッチ操作で「2WD」「4WD AUTO」「4WD LOCK」の3モードが利用できるようにするとともに、4WD AUTOモードでは路面に合わせて最適な前後駆動力配分を行なうことで、滑りすい路面での安定性をアップし、乾燥した路面でのタイトコーナーブレーキング現象も抑制されています。
新設定される電気自動車モデルは、最高出力が軽自動車の自主規制にあわせ64psとされますが最大トルクを大幅にアップ、走行性能と環境性能が両立されます。
新型ハイゼットカーゴを試乗動画でチェック!
改善!新型ハイゼットカーゴの燃費は?
▼新型ハイゼットカーゴの燃費(WLTCモード値)
- 自然吸気エンジン
5MT:14.9km/L、CVT:15.6km/L - ターボエンジン
CVT:14.7km/L
新型ハイゼットカーゴの燃費は、最新のプラットフォームやパワートレインを採用することで改善しています。
前モデルは自然吸気エンジンとターボエンジンともにWLTCモード値15.2km/Lとされていましたが、新型ハイゼットカーゴでは新たに設定されたFR車専用CVT搭載車で15.6km/Lとなっています。
▼参考:ハイゼットカーゴ(前モデル)の燃費
※WLTCモード
- 自然吸気エンジン
5速MT:15.2km/L、4速AT:14.1km/L - ターボエンジン
5速MT:15.2km/L、4速AT:13.7km/L
充実!新型ハイゼットカーゴの安全装備は?
新型ハイゼットカーゴの安全装備には、ダイハツの先進安全システム「スマートアシスト」が採用されています。
システムは、衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を向上させ、従来の車両・歩行者に加えて、二輪車・自転車も追加するとともに、夜間の歩行者検知も可能に。
加えて、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)を搭載したほか、車線逸脱抑制制御機能、路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)も追加されています。
110万円から!新型ハイゼットカーゴの価格は?
▼ダイハツ新型ハイゼットカーゴの価格
- 【ハイゼットカーゴ】
・「スペシャル」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,100,000円、4WD 1,254,000円
CVT:FR 1,155,000円、4WD 1,309,000円
・「スペシャルクリーン」(自然吸気エンジン)
CVT:FR 1,177,000円、4WD 1,331,000円
・「デラックス」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,215,500円、4WD 1,369,500円
CVT:FR 1,270,500円、4WD 1,424,500円
・「クルーズ」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,298,000円、4WD 1,452,000円
CVT:FR 1,397,000円、4WD 1,551,000円
・「クルーズターボ」(ターボエンジン)
CVT:FR 1,529,000円、4WD 1,683,000円 - 【ハイゼットデッキバン】
「ハイゼットデッキバン L」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,375,000円、4WD 1,529,000円
CVT:FR 1,430,000円、4WD 1,584,000円
・「ハイゼットデッキバン G」(自然吸気エンジン)
CVT:FR 1,617,000円、4WD 1,771,000円 - e-ハイゼットカーゴ:190万円~【設定予定】
ダイハツ新型ハイゼットカーゴは、1,100,000円からとされています。
新設定される電気自動車モデルは、補助金などを活用することで200万円を切る価格とされ、選びやすさがアピールされます。
▼参考:ハイゼットカーゴ(前モデル)の価格
- 【ハイゼットカーゴ】
・「スペシャル」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,045,000円、4WD 1,199,000円
CVT:FR 1,100,000円、4WD 1,254,000円
・「スペシャルクリーン」(自然吸気エンジン)
CVT:FR 1,122,000円、4WD 1,276,000円
・「デラックス」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,155,000円、4WD 1,309,000円
CVT:FR 1,210,000円、4WD 1,364,000円
・「クルーズ」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,232,000円、4WD 1,386,000円
CVT:FR 1,331,000円、4WD 1,485,000円
・「クルーズターボ」(ターボエンジン)
CVT:FR 1,452,000円、4WD 1,606,000円 - 【ハイゼットデッキバン】
「ハイゼットデッキバン L」(自然吸気エンジン)
5MT:FR 1,320,000円、4WD 1,474,000円
CVT:FR 1,375,000円、4WD 1,254,000円
・「ハイゼットデッキバン G」(自然吸気エンジン)
CVT:FR 1,551,000円、4WD 1,705,000円
いつ?新型ハイゼットカーゴの発売日は?
ダイハツ・ハイゼットカーゴに新設定される「 e-ハイゼットカーゴ」は、当初2023年度内の発売が予定されていましたが、ダイハツの認証不正問題により延期され、2026年1月の発売が予定されています。
ダイハツはハイゼットカーゴに電気自動車モデルを設定することで、より幅広いユーザーにアピールしていきたい考えです。
ダイハツ・ハイゼットを「おさらい」
▼ダイハツ・ハイゼットカーゴ
ダイハツ ハイゼット(HIJET)は、初代が1960年に登場したダイハツが製造する軽貨物車です。
当初はトラックのみが製造され、1年後の1961年にパネルバンとライトバン仕様を追加ラインナップ。
現在販売されているハイゼットカーゴのモデル名は、1999年に登場した9代目から使用され、同時に車体レイアウトが変更されました。
それまでのモデルは、小回りを重視するトラックで使用するキャブオーバー(タイヤとエンジンの上に運転席を配置)でしたが、変更後は乗り降りがしやすいセミキャブオーバー(タイヤとエンジンを運転席前側に配置)とされました。
前モデルとなる10代目は、2014年に登場したトラックより10年前の2004年に発売。
OEM供給モデルとして、2011年からトヨタ・ピクシスバン、2012年からスバル・サンバーバンとしても販売されています。
新型ダイハツ・ハイゼットカーゴについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!