皆様こんばんは。 今回は新発売の製品が新たに私の撮影機材に代替わりとして仲間入りしたので ご報告と製品紹介をさせて頂きたいと思います。 では本日の主役がこちら! 以前使用させていただいてましたSEL70200GMの2代目となる FE70−200mm F2.8 GM OSSⅡ(SEL70200GM2)です。 予約開始初日に私も予約をさせていただいておりました。 それでは早速実物を見ながら簡単ではございますが前機種との違いなどを 紹介させていただきたいと思います。 まずは同梱品のチェックから。 こちらは1代目と同じくレンズケース、ケースストラップ、フード、各種説明書、保証書に加えて レンズフロント、リヤキャップ、三脚座がレンズに装着された状態で箱の中に入っております。 付属品の大きな違いはフードが花形から円筒形に変更された事。 フード形状は花形の方がカッコいい気もしますが、 実用面ではレンズに装着した状態で逆さに置けるため、使い勝手が増しております。 それでは本体の各部を詳しく見ていきます。 まず今回の2型で大幅に変わった点が重量! 写真で伝わらないのが残念ですが新旧持ち比べをしたら誰でもわかるほどです。 私も初めて持った時はびっくりしました…(^_^;) 数字としては2型になり約435g軽量化されております。 また重量バランスも調整されておりレンズ中央に重心が来る設計のため、 カメラ装着時には数字以上に軽く感じることが出来ました。 続いては外観を見ていきます。 SONY 製品ページの画像を元にご紹介させていただきます。 個人的に一番嬉しかったのが絞りリングの実装。(画像1) 最近絞り優先で撮影する頻度が増えたため操作がよりしやすくなりました。 絞り設定を割り当てていた本体のダイヤルを違う設定割り当てられるので、マニュアル撮影も快適になりそうです。 私は静止画メインなので絞りリングはクリックありで使用しますが、 動画撮影など音が気になる場合はクリック切り替えスイッチ(画像13)でシームレスに変更も可能です。 また、絞りオートでの撮影などで意図せず絞りリングに触れてしまい、 設定が変わらないようAで固定可能なアイリスロックスイッチ(画像11)もあります。 他にも追加された機能としてAF動作後にマニュアルフォーカスで微調整が可能な フルタイムDMF(ダイレクトマニュアルフォーカス)機能の ON・OFFを切り替えるスイッチ(画像7)が新設されています。 手振れ補正モードの切り替えは前機種でモード1・2の切り替えのみでしたが 2型では不規則な動きに合わせたモード3が追加されています。(画像10) また、1型で搭載されていたフォーカスモード切り替えスイッチ(画像6)、 手振れ補正のON・OFF切り替えスイッチ(画像9)、 望遠レンズで嬉しいフォーカスレンジリミッタースイッチ(画像8)も引き続き搭載されております。 続いてはレンズ内部に関するご紹介。 画質に関して流石GMレンズということで1型から素晴らしかったですが、 2型では時代とともに進化したAF関連の機能が大幅に進化しております。 2型のAFモーターについてはXDリニアモーターを4機搭載。 AFスピード、追従性能については本体性能も大きく関係するため、 ボディとの組み合わせにより振れ幅はありますが、 1型と比較してα1装着時には最大4倍のAF高速化が期待できます。 また絞り駆動機構も新しいものに変更されているため、 AFと合わせて現在の高速で緻密な撮影環境に対応できるようになっております。 その他の進化点としては近接撮影能力の強化。 最短撮影距離が1型:0.96m→2型:0.4m(ワイド端)〜0.82m(ワイド端) 最大撮影倍率が1型:0.25倍→2型:最大0.3倍になりました。 続いては画質面について。 画質といっても撮影条件や撮り方により様々なので一概に言うことは出来ませんが、 各機能やデータからわかる内容をお伝えさせていただきます。 まずはレンズ構成から。 レンズ構成は14群17枚。 1型では18群23枚だったので軽量化と合わせてレンズ枚数も減少しております。 またレンズ配置から重心が中央に来るような配置にされていますね。 また2型ではレンズコーティングも新しいナノARコーティングⅡになったため、 逆光耐性の向上や画質の向上が期待できますね。 では画質をデータとして参考にできるMTF曲線を1型と比較してを確認してみます。 線の色が変わっていますが上が1型、下が2型のグラフになります。 まずは赤色のライン(コントラスト)については1型と同様にとても高い数値となっております。 元々が良いため差がわかりにくいですが、絞り開放の数値がより高くなっており 解放での撮影でよりヌケが良くなると良いですね。 そして特に変化が分かり易かったのが青色のライン。 青色のライン(解像度)は広角、望遠共に開放で高い数値なのが分かります。 私が普段撮影する鉄道などの動体撮影ではシャッタースピードを稼ぐために開放付近で撮影することも多いので、 このグラフのように良い方向へ作用してくれると嬉しいですね。 ボケの出方に関してはこの数値だけでは分かりませんが 1型と比べ放射方向、同心円方向を表した線の乖離が小さくなっているため 収差の補正も良好そうで期待が出来そうです。 1番に重さ、2番にAF性能、3番に使い勝手の順番です。 重さでは望遠レンズは元々重い物なので少しでも軽くなるのは大きな要因です。 また、ボディが軽かったので重心が前方に寄っていましたが 2型でバランスが改善されより重さを感じにくくなりました。 AF性能についてはボディの世代もあるので私は1型で不満も特にありませんでしたが 被写体が動くためやっぱり早い方が嬉しいです。(早くて困ることはありませんので) 今の組み合わせではレンズの高速性能を100%引き出せませんが、 それでも高速化の恩恵にあやかりたいと思っています。 最後に使い勝手と言う面では新しい機能も多い反面、 変えて欲しくなかった所をそのまま引き継いでもらえたのが嬉しかったです。 インナーズーム構造、1.4・2倍のテレコン対応、1型と共通のボタン配置・フィルター径等は 違和感なく移行するのに大事な要素ですね。 インナーズームよりも小ささを優先して欲しいという意見もあるため好みが分かれるところかも知れませんが、 私個人としては痒いところに手が届いた代替わりになりました。 そして1型のGMはどうなのかと言う点については、 2型と比較した際はどうしても差が出てしまうのは仕方が無いところ。 しかしながら元々のポテンシャルが高いレンズであり、旧型になったからこそ 価格が下落しコスパが良くなってきているので、高性能なGMレンズをお得に買える狙い目でもあります。 発売直後は下取り等で多くの中古品が市場に出てくるチャンスなので 狙われている方は是非チェックしてみてください。 以上でSEL70200GM2の紹介は終了となります。 レンズの性能に自分の実力が負けてそうですが、 自己満足できる写真が撮れるようにこれからも頑張っていきます! 今回紹介させていただいたレンズも含め、 カメラに関するご相談、お問い合わせがございましたら是非当店まで。 ↓の弊社ロゴマークよりWEBサイトも是非ご覧ください。 #
by ohbayashi-camera
| 2021-11-27 17:00
| カメラ
皆様こんばんは。
今回は私用で広島県に行くついでに、ちょびっとだけ尾道市を観光することに。 あまり遠くの撮影地に行くことも出来ない為、 千光寺にある文学の小道から俯瞰撮影をすることに。 それではどうぞご覧ください。 90mm 1/800秒 f/4 ISO200 海と山に囲まれた限られた所に居住地が密集しているところが 尾道らしいな〜と感じます。 同じ場所から色々な撮り方を試してみます。 望遠側で切り取ってみました。 入り組んだ地形に沿って山陽本線が走っているので、手前にも奥にも海が見えますね。 右に見える大きな橋はしまなみ海道の新尾道大橋。 車両は新しい赤色の227系でした。 180mm 1/800秒 f/4 ISO200 続いては同じ望遠寄りを横位置で。車両は黄色一色の115系でした。 この写真の車両が手前に来るまで時間があるので、 手前に来た時にもう一枚。 奥に見える線路が上の写真で写していた箇所になります。 引いて撮るのもバランスが良くて良いですね。 続いては少しだけ移動して金木犀と絡めて。 200mm 1/800秒 f/5.6 ISO400 たまたま見つけた割には良い出来かな〜と自己満足…笑 最後はさらに下まで降りて階段の上から見下ろした一枚。 70mm 1/200秒 f/4 ISO200 狭い路地、急な階段、間近を走る黄色い電車。 海は見えませんがこれも尾道らしい一枚に出来たかな?と思います。 今回の撮影後、JR西日本から山陽地区の国鉄車両置換え計画が発表され、 良い記録ができたかな〜と思います。 今度は撮影メインで他の撮影地も回ってみたいですね。 それでは今回もここまで。ご覧いただきありがとうございました。 #
by ohbayashi-camera
| 2021-11-24 18:56
| JR西日本
皆様こんばんは。
前回に続き紀勢本線を撮影した写真を載せていきたいと思います。 今回の写真はいずれも紀伊長島駅〜三野瀬駅間。 まずは跨線橋から撮影したこちらの写真。 写真には入っていませんが線路右側手前に木が茂っていたので 望遠レンズで撮影しました。 非電化路線なので上から撮影してもスッキリしていて撮りやすいです。 続いては同区間にある古里海岸から撮影。 ここは特に気に入った場所なので、目線を変えて2枚撮影しました。 まずは波打ち際の低い目線から。 24mm SS1/400秒 f/8 ISO400 そして次は堤防に登り少し高い目線から。 24mm SS1/500秒 f/8 ISO400 海水浴シーズンも終わり誰もいない海岸を独り占め。 列車を待つ時間も苦にならず満喫できました。 ここまではずっと海のある風景でしたが、 最後だけは山バックで撮影することに。 荷坂峠 マンボウの丘という展望スペースから撮影したのがこちら。 思ったよりも手前の樹木が茂っており、山陰にあるトンネルから出てくる一瞬しか 車両を見ることができませんでしたが、 何とか物にできて一安心… この日は久しぶりに朝から撮影していきましたが、 綺麗な景色に癒されてとても充実した撮影でした。 以上で紀勢本線の写真は終了。 この度もご覧いただきありがとうございました。 #
by ohbayashi-camera
| 2021-11-09 18:11
| JR東海
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