話題の SIGMA 50mm F1.4 Art を試してみよう。
近年、最新のレンズにどんどん置き換わっていっているSIGMAのレンズ群ですが、今回はその中でも主力の SIGMA 50mm ARTのモデルチェンジ版(DG DN)について、2023年4月8日に東京の九段会館テラスで実施されたSIGMAの体験会で実際に利用してみた感想&写真でご紹介してみたいと思います。
当日は、この SIGMA 50mm f1.4 DG DN Art の他に「 SIGMA 17mm F4 DG DN | Contemporary 」(ソニーEマウント用)も試してみました。そちらについても記事化していますので、よろしければこちらもご覧ください。
第一印象は、スッキリくん。
先代の SIGMA 50mm ART(DG HSM)と比べて大きな違いは、短く&軽く、そして手動の絞り環付!!になり超便利になった事です。そして、レンズのデザインもシンプルながら綺麗なラインでデザインされたお洒落仕様になりました。
新 50mm Art の大きなポイントは、、、ミラーレス専用設計にすること、収差補正の一部をカメラ本体の機能に任せたことで、こんな大口径のAFレンズなのに、大幅な小型軽量化が実現できたこととの事です。
カリカリな写り!??
SIGMAのARTレンズといえば、カリカリの極地とまで言われたほど(しらんけど)のソリッドな写りで有名で、SIGMAの最上位ラインに君臨するレンズです。(シネレンズ除く)
そんなすごい写りなのに、🤩なんと!SONY純正のGMラインという高級レンズ群の約半額!!?という嬉しい製品を送り出している日本のメーカーなのです。
私もかつて SIGMA 24㎜ DG HSM ART レンズを使っていて、その巨大なレンズが見せてくれる、シャープで果てしなく澄み渡り、遠くまで、深みまで見通せるかのような写りに惚れ込んでいたものです。
※カリカリな写り とは:シャープでエッジが立ってる写真のこと。昔はあまりよくない意味で用いられていたようですが、最近は良い意味で使われているようです。
(参考:先代ARTのカリカリな写り)
参考に、先代の SIGMA 50mm DG HSM ARTの写りを、いくつかのレビュー記事でご覧くだませ。
PHOTO YODOBASHI:SIGMA(シグマ) 50mm F1.4 DG HSM | Art 実写レビュー
MAPCAMERA/Kashapa:436:『SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM』for Nikon
MAPCAMERA/Kashapa:477:『SIGMA Art 50mm F1.4 DG HSM』for SONY E
新世代ARTの写り!?
SIGMAの体験会にて、この新50㎜ f1.4 DG DN ART というレンズをレンタルして1時間くらい写真を撮り続けてみました。それらの写真でこのレンズに感じたことを見ていきたいと思います(あくまで私の主観ですよっ!!)。
そう、ムーディ&エレガントへ
今回の新生SIGMA50mm ART は、先代HSMのようなカリカリな写りを期待していると、少し裏切られた気持ちになるレンズです。なぜなら、レンズの性格が違うからです(多分。私の主観ですよ)。
新 SIGMA 50mm DG DN ART は、一言で言って ”エレガント!” な写りです。
あの、カリカリで切り込んでいくような凄みは息をひそめ、とにかくエレガントに美しい写真が撮れるレンズに生まれ変わったようです。
カリカリの写りを想像してた私は、このレンズを覗いて写真を撮っていた1時間くらい、不思議な気分でした。文句のつけようがないようなキレイな写りなんですけど、何か肩透かしにあったような違和感満点な気分だったのです。
撮影してる時は、なぜだかスっごく淡白な感じがするんです。でも実際に撮れた写真見ると、超キレイで雰囲気抜群な写りなんですよ!!
他のレンズだと、ファインダー覗いてて、良い写真が撮れたっー!って思っても、実際に撮れた写真見てみるとイマイチな事が良くあるのですが、このレンズは逆なんです。。
なんか、アレなんです。
ライカのレンズとかみたいに、ファインダー覗いた時の「おっ!!」って言う高揚感があんまりなかったんですよね。。
(ファインダーとか液晶の画素数とか、カメラ側の性能の問題かもしれませんが。。。)
でも、撮れた写真はキレイ!!!!!
レンズ自体の性能もさることながら、撮影時の高揚感を、感じやすくする事とか感性品質って、結構大切かも!?って考えさせられるレンズでもありました(あくまで、体験会で1時間くらい使った私の感想、主観ですよ!!。もう何日か使う機会があれば、違うことを言い出すかもしれませんので、ご了承ください!!)。
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でも、家に帰ってきて現像してみてビックリ。
すごくキレイ!! エッジの部分や光源からのキレイなグラデーションなんて、ライカのレンズで撮ったかのような艶やかな絵で撮れているではないですか!!
そうか、新ART DG DN はこのような絵が撮れるブランドにリ・ブランディング、リ・ポジショニングしたのですね。。。 うううーむ。なるごど、と唸った体験会でした。
今回のレンズ情報
メーカー:SIGMA
名称/ブランド名:ARTシリーズ (DG DN ART)
フォーカス:AF(オートフォーカス)
焦点距離:50㎜(35mm判換算)
センサーサイズ:フルサイズ
レンズ:11群14枚
絞り:f1.4~F16
絞り羽:11枚(円形絞り)
フィルター径:φ72mm
重さ:670g
最短撮影距:45cm
マウント:SONY Eマウント
メーカーの所在地:日本
生産時期:2023年
相場:120000円程度 ※202304時点
特技/特記:
備考:
参考になるページ
デジカメwatch:SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art(ミラーレス専用設計で最適化 描写をチェック)
フジヤカメラ:SIGMA 50mm F1.4 DG DN|Art レビュー
THE MAP TIMES:【先行レビュー】「SIGMA Art 50mm F1.4 DG DN」の魅力を動画で紹介します
PHOTO YODOBACHI:SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art
コメント
[…] SIGMA50mm f1.4 DG DN Art( シグマ50mm ART ) […]