グルグルボケの世界へ。Helios 44–2 58mm f2(ヘリオス)|レビュー&作例 - くららのレンズ沼
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グルグルボケの世界へ。Helios 44–2 58mm f2(ヘリオス)|レビュー&作例

Helios442の魅力 オールドレンズ
この記事は約5分で読めます。
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グルグルボケで有名な、 Helios 44–2 というロシア製レンズ。

この Helios 44–2 というレンズは、オールドレンズ始めるなら、コレ持っとけと言われたレンズの一つ。Zeissの名玉BIOTAR f2.0のコピーレンズというコトで、写りも良いですよ(コピー劣化!?により、甘めな描写が味になっているとか)。価格もこなれていて、m42マウントなのでデジタル一眼で利用する際に、変換アダプターが共有できるのも嬉しいポイントですよね。

このレンズの得意技は「背景ぐるぐるボケ」で、ぐるぐるHeliosって呼ばれてたりするかもしれません(今勝手に言ってます)。ぐるぐるボケの出し方は、①ちょっと後ろに森林とかがある場所を選んで、②手前にピンを置いて(適当な被写体を置いて)、③撮ってみる、です。下記のような写真がバンバンとれるはずです。こちらのページ(カメラのナニワさん)に具体的に写真を使いながら説明がありますよ。
※ちなみに、個体差があるようで、もっとバンバンに”ぐるぐる”するモノもあるとの噂も!?

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ぐるぐるの、その先に。

Helios 44–2 の魅力はぐるぐるボケだけじゃなくって、オールドレンズっぽく、玉ボケやフレアー&ゴーストもガンガン出ることです。当然普通の写真もバッチリ撮れますので、1本で何度も美味しいレンズというわけですね。


虹ゴーストはパープルで。

この Helios 44–2 や、同じくロシア製レンズのJupiter9は、なんと紫色の虹ゴーストが出てきます。さらに!うまく角度を合わせれば青と緑の虹ゴーストまでも出ましたよ。

でも、、、虹ゴーストが出てくる前に「真っ白なモヤ」みたいなフレアーが出現します。これもヘリオスの特徴らしいですので、個性として上手く使っていきたいところですね。


絵画を描くように写真を撮る楽しさ。

でもね、このレンズの特別な魅力はまるで”絵画のような表現力”。ちょっと光の入れ方とか、背景のボカし方をズラしてファインダー覗いてみたら、ステキな絵画のような表現ができちゃうかも!?

ヘリオスって、ラテン語で「太陽」という意味だそうなのですが、名前の通りとっても楽しいレンズです。


「絞り」に注目!

この Helios 44–2 は、絞りの機構に要注意です!
一般的なレンズとは絞りの構造が違い「プリセット絞り」というものになっています。フィルム時代の最先端!?機構だったようですよ。
絞りが動かない!!と焦る前に「こちらのページ」でご確認ください。丁寧に説明されてる方のBlogです(私もこれ読んで理解しました)。


マウント変換アダプター

この Helios 44–2 は、M42(スクリュー)というレンズのマウントになっています。
このレンズをα7(ソニーEマウント)に付けて撮影するには、M42⇒ソニーEマウントに変換するアダプターが必要になります。ここでは2つの方法についてご紹介してみます。

① 直接変換できるマウント変換アダプター

「M42マウント⇒ソニーEマウント」の変換アダプターを入手する
レンズとカメラの間にこの変換マウントを付ければ、そのままヘリオス44-2が利用できるようになります。この方法はMF(マニュアルフォーカス)でオールドレンズを利用できます。

②AF化して使うための電子マウントアダプター

「M42マウント⇒ライカMマウント」の変換アダプター
  +
「電子マウントアダプタ ※ライカMマウント⇒ソニーマウント」

上記の2種を入手すると、ヘリオス44-2をα7で利用できるようになりますよ。
①「レンズ」+②「M42⇒ライカM変換マウント」+③「電子マウントアダプタ(ライカMマウント⇒ソニーE)」+④「カメラ」の順番でつなげると、ヘリオス44-2をAFレンズのように利用できるようになります。オールドレンズをAF(オートフォーカス)で利用したいときは、この方法になります。

マウント変換については、下記も合わせてご覧ください。


その他、あったらよいもの

今回のレンズ情報

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メーカー:KMZ
名称:Helios 44-2(ヘリオス)※多くのタイプがあるみたい
焦点距離:58㎜
レンズ:4群6枚のガウス型
絞り:f2~16
絞り羽:8枚 ※タイプにより違いあり?
フィルター径:49㎜
最短撮影距離:50㎝ ※タイプにより違いあり
マウント:M42
生産国:ロシア(旧ソビエト連邦共和国)
生産時期:1970年ころから生産
相場:10,000円~15,000円程度
特技/特記:ぐるぐるボケ、絵画チックな描写
備考:プリセット絞りに要注意


参考になるページ(上記以外で)

M42 Mount Spiral:安価で高性能なロシアン・ビオターの魅惑

コメント

  1. […] また、このレンズは ヘリオス44-2などと同様に「プリセット絞り」という方式の絞り機構が採用されているので、要注意です。 […]

  2. […] Helios 44–2 58mm f2(ヘリオス) 《Helios44-2のレビュー記事はこちら》 […]

  3. […] 、少し離れた背景部分をぐるぐるボケに写すこと。「ビオター」のコピーレンズであるヘリオス44-2や44-M4、また「和製ビオター」と呼ばれるCANON FL 50mm f1.8 とは一味違う「ぐるぐるボケ」 […]

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