猫額洞の日々 2025-03-29T22:32:21+09:00 byogakudo 元・古書猫額洞日記  Excite Blog そらみたことか http://byogakudo.exblog.jp/33563643/ 2025-03-29T22:32:00+09:00 2025-03-29T22:32:21+09:00 2025-03-29T20:23:59+09:00 byogakudo 雑録







































 webで読めるBBC日本語訳ニュースは、ひつっこくて、失礼、しっっこくて、
好きだ。米政府高官ら、保護されていないチャットでイエメン攻撃計画を協議 
 ジャーナリストに誤って共有(2025/03/25)など、一報を聞いた途端、誰しも
トランプがかつてヒラリー・クリントンの私的メールサーヴァー使用問題を猛烈に
非難していたことを思い出すだろうが、この記事の末尾にはちゃんと、あの事件
に飛べるようにしてある。webニュースは、こういう注釈や参照がつけやすい
流動性を持つから当然つけるだろうが。


 トランプ氏や情報機関トップ、チャットでの情報漏えいの影響は小さいと主張
(2025/03/26)___盗人猛々しい連中だ。何が、トランプ政権のときは戦争をしないだ。
 テロリストを急襲しただけだと、連中以外の人類には通用しない言い訳をして、気に
入らない存在は誰でもテロリスト、戦闘を仕掛けてかまわない。
 ウクライナには調停してやると割っていって、今まで援助した金を返せ、鉱物資源を
採掘する権利をアメリカに寄越せと、表立った悪役はロシアに振って、自分たちの儲け
にしようとする。当然、ロシアにも相応のプレゼント(クリミア半島も他の占領地域も
ロシア領にしていいと)を与えるだろう。時の氏神ならぬ時の祟り神。


 米軍のフーシ派攻撃に関するチャット、全体を米誌が公開 取り扱いに慎重を要する
やりとりも(2025/03/27)___嘘だ、でまかせだとトランプ類から攻撃されるので、しかた
なく公開したのだ。
 戦闘行為があれば人が殺される。それでも、トランプ政権は戦争をしない、経済的な(!)
政権だと本人たちは信じているのかもしれない。


 なにかなあ。世界が崩れてゆくのを目撃してるのは、つらい。トルコ国籍の大学院生が
連行される光景は、ゲシュタポのやり口だ。


 馬鹿で気狂いの集団は、力関係に敏感だ。連中が押しかぶさってきたら、それ以上の大声で、
「馬鹿は黙ってろ!」と怒鳴りつけることだろう。こちらが穏やかに話そうと待ち構えると、
嵩にかかってくるだけだ。
 若頭・ジャック・ヴァンスは今日もグリーンランドで無礼を働いたようだが、BBCがえらい
と思うのは、こういう苛々させられる手合いに対抗するための資料、【解説】ヴァンス米副
大統領が見ている世界とは――なぜそれが重要なのかを提供してくれるところだ。馬鹿は馬鹿
なりの思想的変遷を経てきていると知れば、対抗手段も思いつくかもしれないが、馬鹿で気狂い
に対抗するには、今のところ、反射的な大声と暴力行為しかないのかなあ?








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(2025/03/26)岩本町~浜町~人形町(東海) http://byogakudo.exblog.jp/33561805/ 2025-03-27T21:37:00+09:00 2025-03-29T22:30:49+09:00 2025-03-27T18:02:30+09:00 byogakudo 雑録































 写真は御菓子司、人形町・東海のショーウィンドー。


 昨日は14時半ころ?、岩本町・着。浜町の方向へ歩く。暑いと
いわれるが、こちらは長袖に黒々とした薄手ジャケットである。
暑苦しく見えても着ている本人たちは、そうでもない。まだ地面が
真夏の熱気を蓄えた状態でないことが一因かも。花粉に黄砂が飛ぶ
そうなのでサングラスにマスクしていたが、マスクはさすがに外す。


 いつの間にか久松町、ここらの空気も変わった。小さな長屋風/
バラック風の建物は整理され、跡には新建材がノしてくる。道路の
大きさばかり目につくのよね。弁慶像のある浜町緑道辺りに、むかし、
炭屋さんがあったように覚えているけれど、町場の空気が減った。


 ここらで休めるのはフレッシュネス・バーガーくらいなので休憩。
明日(つまり今日)、わたしは用事があるので、ここで引き返せば
疲れを引きずらないはずだが、急に人形町の御菓子司 東海が気になる。
web記事を読んだら、ますます気になる。


 歩行距離を気にしつつも隣の水天宮寄りの人形町、東海へ。羽二重餅
は売り切れ、黄みしぐれと桜餅、ワッフル(古風にワップルと訛りたく
なる)。妖精的にチャーミングなご主人。


 じつはこの前前日、人と会っていて、もしお金に糸目をつけない状態に
あるとしたら、どこに住みたいかという質問で、わたしは浜町、と答えた。
すぐ大川で、風通しのいい町場だから。
 浜町を歩いていると、ふっと岩本素白の『街の灯』を思い出す。








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(2025/03/22)新御徒町~台東3丁目(末広会商店街)~おかず横丁~喫茶らい(三筋)~蔵前 http://byogakudo.exblog.jp/33558183/ 2025-03-23T22:49:00+09:00 2025-03-27T21:37:04+09:00 2025-03-23T19:14:15+09:00 byogakudo 雑録

































 報告が途切れがちだけれど、たいていの日は歩いている。今日は
わたしはパスしたが、Sは一人で和田堀へ。樹上で間断なく喋って
いるオームかインコと対峙したそうな。




 おととい3月22日は土曜日だが、14時に新御徒町。晴れて暖かく、
みんな外に出る。おかず横丁で食卓の友を買うのがメインだけれど、
新御徒町から佐竹商店街よりもっと西寄り、末広会商店街(台東3丁目)
を廻ってから行く。


 ちょっと目を離すと、どこもここも解体途中か、空地の出現か、建設
途上である。嘆かわしいと、よそ者だから気楽に言ってのける。悪い?
 安くて比較的に安全で手軽な円安ジャパンを楽しむ外国人観光客を誘致
するか、ひたすら普請中を繰り返すしか産業のない貧しい日本国である。


 動きがとれなくなった資本主義体制のもと、悪あがき的に右側へ急旋回
してる国々が多いが、ホワイトハウスに環境にやさしいテスラ車を導入して、
イーロン・マスクとその息子(記号だけでできた名前の子どもはあの子?)、
紙ストロー嫌いでストローはプラスチックに限ると大統領令を出した、汚い
発声と顔と脂肪に満ちた体躯の老人・トランプが並んで顔見せする、どこの
開発途上国(失礼!)風景かと思わせる、あのニュース画面を見て、パックス・
アメリカーナの終焉を思わなかった人はいないだろう。
 アメリカが終わるのは、トランプ支持者たちの自己責任(この言葉遣いで
いいのでしょう?)だから知ったことではないが、大きな国が逆上混乱すると
他の中小国が巻き添えを喰って、大国より悲惨な目に遭いやすいから、被害者
であるわたしたちは、トランプ支持者たちのアメリカに補償を求める資格がある。
そこで得た賠償金はガザとウクライナに贈ろう。
 このままアメリカがイスラエルとロシアに肩入れしていたら、最後に笑うのは、
濡れ手で粟の中国になるだろう。


___なんてことを全部、散歩中に考えていたわけではないけれど、基本こんな気分。
 新御徒町からおかず横丁に行くときには、iPhone地図でときどき確認してない
と、大きく外れるから注意。無事に静かな おかず横丁に着き、入舟へ。こんなに
ひっそりした処だが、白人観光客たち(外で待っていたSによればフランス語だった)
が通り過ぎる。
 入舟で、山椒昆布はもう作る人がいないので売ってない、と言われる。ショック。
葉唐昆布はある。


 おかず横丁には食品だけでなく美容室もある。店名はBOWIE、入口にはウォーホル
描くデボラ・ハリーが飾られている。わかりやすい。


 土曜日に三筋の喫茶店らい はやっているだろうか? 佐竹商店街の喫茶店ヴァン
ダイクはお休みだった。らいは、iPhoneの説明だと夕方までお休みみたいに書いて
あるが、行ってみる。
 三筋でやっと空襲に耐えて残った電柱のレプリカに気づく。たしかに通ったことの
ある道だった。角地の集合住宅前に置かれている。
 反対側の角地は、何度か通って目にしている二階建てモルタル造。若い男性二人連れ
がスマートフォーンで表札を確認しながら、外からは見えない入口に進んで行った。次
に若い女性が一人、消えてゆく。パフォーマンスでも行われてるギャラリーかしら?
三人ともとてもおとなしそうで、感じが似ている。
 表札には"蕪木"とあるだけ。部屋に戻ってから調べたら一階で珈琲とチョコレートを
売り、二階が喫茶店だった。老人避けの堅い椅子。
  
 らい到着。満員だったおかげで、様子が知りたかったいちばん奥の席(カウンター
手前)に坐れた。道路と同じ高さ(に思える)入口付近の床から階段を2段降りた、
ほのぐらいカウンターとその周囲である。
 スツールに坐る、ソフトを被り、オーヴァロールを着用した、やや高齢の男性。
不思議な組み合わせだが着こなしている。
 らい はやっぱり、活気あるうつくしい贋のパリ。銀座1丁目のミモザ、日本橋本町
のラフレッサ、三筋の らい。どこもみんなすてきな贋のパリであり続けている。


 蔵前まで歩いた。蔵前がすっかり浅草化している。なんてことだ...。








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飯田橋~猿楽町~小川町(2025/03/17) http://byogakudo.exblog.jp/33553529/ 2025-03-18T21:00:00+09:00 2025-03-23T22:47:46+09:00 2025-03-18T16:46:56+09:00 byogakudo 雑録




































 このところの散歩コース起点になった飯田橋。どこかここかで
ひと休みできるコースだ。ここから春日を目指すこともできるし、
牛込や神楽坂にも向かえる。ただ、坂が問題なので、比較的平坦な
九段下や神保町に行くことが多い。


 地下鉄からはしっかりエレヴェータを使って地上に出る。坂と階段は
できるだけ避けて、平らな地面の歩行にエネルギーを用いたい。階段が
筋トレになるのは分かっているが、それほどの余裕がない。


 晴れた午後うろうろしていると、お気に入りの総合経営ビルに出会う。
登るのはごめんだが、ここのエントランスへの階段は魅力的。洞穴みたい。
 例によってweb検索すると、いまは空いている部屋はないようだが、
ひとり事務所で遅くまで仕事して家に帰りそびれても、ベッドを置いて休息
できる広さがある。狭いオフィスだけど。10年前の家賃が月5万円くらい。

妄想を駆り立てるビルディングだ。


 紫外線が強い。眩しい。花粉が舞っているので目がかゆい。部屋に戻るや
顔を洗っても、体内に吸収してしまった花粉が溢れ出し、かゆい。


 小川町のほうへ歩いていたとき、西秋書店の前を通る。店頭の棚に『ヘン
リー・ジェイムズ短篇集』(岩波文庫)。店内のレジに差し出して戻るさ、
改造社『現代日本文學全集』、たしか『眉山』の背文字が見えた。


 小川町が近い猿楽町辺り、八坂書房の絵はがきサンプルに惹かれ、店内へ。
古い植物図鑑から取った赤いポピーやアネモネを選ぶ。


 そろそろ休んでもいいのではないかと思う頃、八坂書房の道の先に現れた
喫茶エル。外からはまったく中の様子が見えないが、入店。おお、卓に灰皿が
備わった喫茶店だ。もう吸わないのに、チェーン店以外に入ると喫煙可能の
店が多い。そういうところは大抵、椅子にもちゃんとクッションがある。


 若い人をメインにするミニマルでおしゃれなカフェが、たんに住宅地である
我が家の界隈に出現した。帰り道によく通るが椅子が固そうで、しかも部屋に
近すぎて立ち寄りようがない。あのシンプルで堅い椅子はきっと老人避けに
ちがいない。


 喫茶エルは、その正反対、近所の人々をメインにしているようだ。入口近くの
カウンターに、明らかに常連の高齢男性。わたしたちのすぐ後に入ってきた中年
男性は、見知らぬ客を揶揄ってることがよく分かる調子で演歌風の鼻唄を歌って、
店主に注意される、「ほかのお客さんの迷惑になるような鼻唄を歌わない!」と。
 いや、彼なりの斜めからのコミュニケーションと分かってますから、ご心配なく。


 ひと休みしたのでもう少し歩く。小川町のほうまで。
 あれ、書肆ひぐらし、ここだったっけ? ブリクサ・バーゲルト詩集(英訳)
なんてあるの、知らなかった。


 @wonderJ(人生)G(劇場)に入る。Sが見つけた武田百合子/野中ユリ『ことばの
食卓』(ちくま文庫)。店にあったような気がするが、もう持っていないことは確実。
読んだか読んでないかも不明。だが、さっき三篇ほど読んでみると、凄い。食べる
ことは死んだ動植物を食べることだけれど、武田百合子は枇杷を食べながら、牛乳
を飲みながら死者たちと交流する。




 

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散歩のあとにもweb散歩 http://byogakudo.exblog.jp/33551130/ 2025-03-15T22:08:00+09:00 2025-03-18T20:54:41+09:00 2025-03-15T19:32:36+09:00 byogakudo 雑録































 2、3日前のこと。いつもの正確魔を発揮するなら3月13日(木)の
こと、昼間、蔵前からバスに乗って今戸で降り、西浅草というか、
できるだけ観光地浅草の喧騒を避けて歩き(それでもこの辺り、
人力車が止まっては、立派なお風呂屋さんの説明をしたり)地下鉄が
ラッシュしない時間帯に戻ってくる。


 東を歩いても西の近所を歩いても、そこかしこに空地と解体及び
建設現場に遭遇する。
 長い間在った建物が壊されてしばらくすると、そこに蓄えられて
いた時間が少しずつ蒸発して失われてゆくのを目撃する。
 駐車場になった野々村商店跡からも、かつての気配が薄まっている
のを感じた。奥の袋小路への路地のひっそり、ひんやりした空気なぞ
思い出そうとしてみるが、もう難しい。


 いきなりだけれど、風水ってかなり正しいのではないかしら? 昔、
西のとある界隈、東京によくある袋小路の奥に歩いて行ったら、とても
怖い感じがしたことがあった。一軒の家から、ひどく厭な空気、言葉に
すれば生霊的なものが漂ってきて、怖くなったのだ。数年後、通りかかる
と、何軒か並んでいた辺りが取り壊されて集合住宅に続く空間に変わり、
あの恐怖感は失せていた。抜けがよくなったのだと思う。


 とくに東の東京の裏手を歩いていると、街/町の、看取り/見撮りをして
歩いている感が強くなる。長く同じ地面の上に在った建物が失われ、そこ
にあった時間共々、失われてゆく過程を看取る、見撮る。


 散歩して戻ってくると、夜、ブログを書く元気が残っていないことが多い。
以前は無理に元気を引き摺り出して書いていたけれど、もう無理しないこと
にした。


 けれども、だらだらとweb散歩する元気だけ残っている。この日も、古本屋
ツアー・イン・ジャパン氏の前日の記事、宇野浩二の怪奇小説、近代文藝社
「女怪/宇野浩二」に反応して、webをあちこち探していると、この小説のモデル
が渡瀬淳子だと記された記事に遭う。


 渡瀬淳子→ジュン(ズ)・バーと反応する。たしかに安藤更生『銀座細見』の中に
あった名前だ(大昔、記憶するのに努力が要るなんて思いもよらなかったころ
読んだ本だと、確実に覚えている)。


 ジュン(ズ)・バーでさらに検索していると、どんな奇特な方が上げてくださった
のだろう、「銀座百点・No.259」の『銀座の草分けマダム__回想のカクテル_』
という鼎談が読めるページがあった。すごい。
 バー・ルパン、サンスーシー、セレナーデ。サンスーシーは2002年まで、
セレナーデは2014年にはまだ在ったようだ。ルパン、いまも残っている。上記の
「銀座百点」はおそらく、この復刻版からwebに来たのではないかしら。


 身体が疲れているとき、数独とか、こういうことをやってると、頭のコリが解せる。
早く寝て身体を解せばいいのに。








 くたばれ、イーロン・マスク










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新聞記事からweb散歩へ http://byogakudo.exblog.jp/33547589/ 2025-03-12T20:45:00+09:00 2025-03-15T22:00:40+09:00 2025-03-12T18:48:48+09:00 byogakudo 雑録



























 今日付け「東京新聞」24面は、『2025年 戦後80年』特集だ。
3月10日の東京大空襲を生き延びた方々の聞き書きである。


 いちばん右側、“猛火を語る えぐれた電柱"という記事の語り手は
宮田栄次郎さん、94歳___


< 家族と住んでいた浅草区(現 台東区)の自宅兼工場から近くの
 防空壕ごうに避難して生き残った。当時14歳。[略]自宅に戻ると、
 近くの木製電柱が猛火にさらされた痕跡を残し、焼け野原に立って
 いた。
  地元でつくる「焼け残った電柱を保存する会」の一員として電柱
 を見守った。老朽化が進むと防腐処理を施すなどして、95年に江戸
 東京博物館(墨田区)に寄贈。立っていたのとほぼ同じ場所(台東区
 三筋)の一角にレプリカを設置した。>


___<台東区三筋 焼け残った電柱>で検索すると、レプリカがあるのは
東京都台東区三筋1丁目13-12 である。たぶん通ったことがある道だと

思うが気がつかなかった。3年前の毎日新聞の記事でも、この方と電柱の
話が紹介されている。そうか、この宮田氏はパラシュートの留め金を作る
工場の息子さんだったのか。


 宮田さんという姓から、今日のweb散歩が始まった。下町→工場→宮田
製本所と連想が働き、ブログ内検索に<宮田>と入れる。あった、2011年
8月31日の、宮田紋三・宮田勝太郎「製本生活九拾年」読了 だ。
 今日の宮田さんは製本所の方ではなかったが、宮田製本所はいまどうなって
いるのかと調べると、こういう製本ができる会社だ。


 本社住所をweb地図に入れて眺める。大小の印刷関係の会社が多い辺りだ。
拡大して見ていると、東五軒町や西五軒町が出てくる。そうだ、あそこ___
2月4日の記事に使った写真のところは......、当てずっぽうにストリートヴュー
を辿ると、あった。ここだ。


 近ごろは散歩しながらノートを取ることが減った。同じような場所を歩く
ことが多いし、電柱が地中化されているところが増えて、とっさに地番を
書き留めるのが難しくなっていることもあって、1月15日(木)のメモには、
"はんこ ゴム印 郁文堂 mon oncle  tintin  水道町(西五軒町?)"

としか書かれていない。


 今日ストリートヴューが辿れたおかげで、正確な所在地が、新宿区水道町
1-9 と判り、印鑑のお店はすでに廃業されているが、郁文堂は正式には 郁文堂
印舗 である。


 "郁文堂印舗"でグーグル検索すると、二番目に時代と国境を超えたふたり:
ジョー・ハさん&デイヴィ・シュウさん Friday, November 15th, 2024という
記事があり、この店舗は現在、
<ウエブサイト「ぼくのおじさん」で知られるエディターの山下英介さん
 (山ちゃん)の拠点、アトリエ モノンクルです>とあるので、


さらに<山下英介 ぼくのおじさん>で検索して、「ぼくのおじさん」という
居場所 やwebsite ぼくのおじさん が出てきて、上記の正確な所在地や建物の
使用変遷などが分かった。


 Google検索やストリートヴューは、何かを簡単に知った気にさせ、ストリート
ヴューは知らないところを訪ねるにも強盗の下見にも使える優れたデヴァイスで
あるけれど、もっと歳をとって/とらなくても事故で身体が動かせなくなったりした
とき、使えると楽しいものではあるだろう(認知症が進んで、パソコンがいじれなく
なる可能性だってあるけれど)。


 でも昨日、高田の馬場で動画配信中に殺されてしまった若い女性のニュースを
見ると、ウォーホルの「誰でも15分間はスターになれる」の安直廉価版がいまの
スマートフォーン/ユーチューバー時代だと再認識する。この流れを止めることは
もう無理だけれど、でも軸を失いやすい時代であっても、ちょっと待てを自分に
言い聞かせることはできるだろう(無駄な抵抗といわれても)。
 だってパソコンやスマートフォーンを開けたり閉めたりしてるのは、"わたし"
なのだから。








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前川喜平『これでいいのか予算修正』@「東京新聞」2025年3月9日(日) http://byogakudo.exblog.jp/33545596/ 2025-03-10T22:30:00+09:00 2025-03-12T20:38:57+09:00 2025-03-10T20:53:34+09:00 byogakudo 雑録



























 昨日・日曜日の東京新聞、「本音のコラム」は前川喜平氏だ。
『これでいいのか予算修正』とタイトルして___


< 2025年度予算案が修正され、日本維新の会の賛成を得て衆議院を
 通過した。[略]
 私立高校生に対する支給上限額は一律45万7千円とすることになった。
 例えば4人家族で年収1千万円の世帯に私立高校に通う生徒がいるとして、
 その年間授業料が50万円だとすると、[略]26年度からは4万3千円の負担
 で済むことになる。
 一方、年収200万円の世帯の公立高校生はこれまでも全額無償だったから 
 変化はない。
 高校無償化に限り、この予算修正は富裕層に有利に働き、格差を広げると 
 いうことは知っておく必要がある。


  修正予算案に賛成しなかった国民民主党は、103万円の「壁」を一律
 178万円に引き上げる減税策にこだわり続けているが、これも富裕層に
 有利に働く政策だ。
 格差を広げる政策に多くの国民が賛成するのは、その中身を十分理解して
 いないからではないか?


  高額医療費の自己負担上限額の引き上げが凍結されたのは結構なこと
 だが、第1、第2、第3野党はいずれも防衛予算に切り込もうとしない。
 防衛費の無駄を削って教育、福祉、医療、生活インフラ整備、被災者支援
 などに回すという修正案がなぜ出てこないのだ?
 トランプが怖いのか?>[行開け・分ち書きは引用者による]


___ほぼ全文の引用になったが、わたしの言いたいことが言い尽くされていた
ので。


 たとえばTV(ニュース)ショーの"103万円の「壁」"の扱い方は軒並み、家計が
助かるムードに連結されている。あるいは"働き方改革"とか"女性の社会進出"など
の美名のもとに編集・放映され、世論を誘導する。TV報道の立ち位置に関しては、
オレオレ詐欺に対するのと同じく、注意深い読解力が必要だ。


 毎日毎日、つらいニュースが目に入る。毎日が被災記念日みたいだ。1月1日、
2024年の能登半島地震。1995年1月17日、阪神・淡路大震災。1945年3月10日、
東京大空襲。2011年3月11日、東日本大震災。1995年3月20日、サリン事件......。


 3月10日(月)「東京新聞」夕刊から、これもいやなニュース___


< 自民党は9日、第92回党大会を東京都内のホテルで開き、[略]
 石破首相(党総裁)は演説で、6月の東京都議会選も含め必勝を期すため総力を
 尽くすと表明。[略]
 立憲民主党と国民民主党の最大の支援組織・連合の芳野友子会長が来賓として
 あいさつした。連合会長の出席は20年ぶり。>


___"連合"は誰を代表しているのだろう? 少なくとも労働者の代表とは見えない。
ジャーナリストが政治業界の内輪に参加したら客観的報道ができないように(それ
をやると、ピンは渡邉恒雄からキリは田崎史郎まで、懐柔されまくる)、労働者の
代表が経済界やその手先である自民党の党大会に"来賓として挨拶する"など、他の
連合の人々は誰もあの馬鹿女を止めなかったのか? それとも馬鹿女と同じ頭なのか。
連合は第二組合、御用組合だからああなるのか?
 いや、権力とも顔をつないでおかないと、いざというとき話ができないとか、自分
を騙す論理で"来賓として挨拶する"のか(そういう自意識もなさそうだな)?
 杉田水脈を参院選・比例代表に出すことを決めた自民党の党大会だが。


 芳野友子や先日やっと死亡した曽野綾子とか、男社会の協力者に事欠かない日本の
女たちだけれど。




 国とそこに属する人々(国民)とをごっちゃにしてはならない。自国に在ってと同様、
外国にもいい人もいれば、どうにも忌避したい人もいる。
 そうなのだけれど、そしてパレスティナ人とユダヤ人との共生を願うイスラエル人が
いるのは知っているけれど、近ごろ、ともすればイスラエル人/国嫌悪に陥りそうで、
つらい。
 ガス室で殺された、収容所で悲惨な死を迎えたユダヤ人たちへの、それを知らなかった
罪あるいは知らんぷりしていた罪の償いとしてのイスラエル建国の意味を認めても、建国
に際して流された、いまも流されているパレスティナ人たちの血も同じく思い出される
べきで、イスラエル国は自分が受け取る資格のない遺産を横取りしてできているのでは
ないか。
 第二次大戦後、ロシアやウクライナから移民してきたユダヤ系に遺産を受け取る資格が
あるのか、ガザに入植するどんな権利があるのか聞きたい。
 少しでもイスラエル批判をすると反ユダヤ主義だと攻撃するのは、ナチズムやスターリ
ニズムと同じことでしょう?


 


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騒音書簡 第三十六:市田良彦 ⇄ 鈴木創士 http://byogakudo.exblog.jp/33544492/ 2025-03-09T21:18:00+09:00 2025-03-10T22:28:25+09:00 2025-03-09T19:08:49+09:00 byogakudo 読書ノート



































 今月はまだかしらと思っていたら、やはり出現、騒音書簡 第三十六
___二重螺旋を描いてどこまでも続くよ、騒音書簡...




<音楽は聴くことも作ることも迷宮散歩なのだろう、と思わせてくれる
 機会はそれほど多くない。バッハもクセナキスも〈私〉も、一つの
 同じ〈我々〉を作りだしながら、音楽は〈前進〉する。〈我々〉は
 あるはずの、いや曲が作られるまえから「あったはず」の「構造」
 を探して〈後退〉する。前進と後退が共存している。互いを裏打ち
 しあっている。その二重体が〈我々〉だ。そこでは〈私〉はバッハ
 にもクセナキスにもなる。>
(市田良彦/2025年2月26日)




<僕もマイルスやフォンテーヌと同時期にバルバラを聞いていた!  
 誰かに教えてもらったわけでもなかったはずだし、よく覚えて
 いないが、バルバラだった。すぐにレコードを買った。毎日聞いた。
 [略]バルバラはやばいと思った。
 [かなり略]
 ある時期、彼女こそが僕にとっての女性歌手だった(もう一方には、
 ビリー・ホリディがいたが、全然別ものだった)。言葉のイメージ
 としては、まさに「禿の女歌手」だ。>
(鈴木創士/2025年2月28日)








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『藍綬意匠』展へ行った(2025/03/07) http://byogakudo.exblog.jp/33543616/ 2025-03-08T22:59:00+09:00 2025-03-09T21:18:04+09:00 2025-03-08T18:43:22+09:00 byogakudo アート

































 






 風の強い昨日、恵比寿のギャラリーまぁる『藍綬意匠』展へ。
元のまぁるが在ったところは建て替えられ、面影はない。隣の
ビルとの境のコンクリート壁だけがかつてを思い出す縁よすが。
ここを伝って現れた猫さんに逢ったこともある。


 元のまぁるに付設されたバルコニーはギャラリーと街とを
つなぎ、開かれた空間をつくっていたなあと思い出しながら、
いまのまぁるへの階段を上がる。ここもまた、うつくしい贋の
パリ、パリよりももっとパリな、人々の想いとイメージが結晶
して出現する、贋のパリ。


 木川さんにご無沙汰をお詫びしてから、いろいろおしゃべり。
いまのまぁるは、あのまぁるが地面から飛び立って屋根裏部屋
の空気をもつ、この二階のまぁるに変貌した。


 ギャラリーみたように誰でも来られる場所ってすてきですよね、
という話から___


 人々がある日ふらりと立ち寄って、展示された作品を眺め
(それとは気づかずにギャラリーの空間そのものも感じとり)、
作品が気に入れば購入するかも知れないし、しないかも知れない。
購入がメインではなく、またある日訪れてみようという空間を維持
することが、長くギャラリーを開いている木川さんのポジションだ
と伺う。街に開かれた空間であり続けること。
 ギャラリーを主宰するのはもちろん木川さんだが、外に向かって
開かれた窓であるギャラリー空間を共につくるのは、作者たちであり
観にくる人々だ(古本屋も、多少そういうところがある? もっと
販売に寄っているが)。


 今回の展示作品に通底するのはプロデューサー、調香師Lの存在だ
(呼び慣れなくて、藍綬さんとか、きざし乃さんとか言えない。以前と
同じように L としか呼んだことがない)。彼の長年の友人たち、新たな
友人たちの作品をギャラリー空間に展示する。


 おいとまして階段下のマンホール蓋をiPhoneで撮っていたら、Lが
現れた。もう一度おいでよ、というので階段を上がり、三人でおしゃべり。 
 新作の香りの感想を聞かれ、お香みたいねと応える。香りが次々に変化
してお香に近づく様子がおもしろい。
 入口に置かれたヘリオトロープは? ピンと来ない。では、これはと
引き出しから出されたamberの瓶。もう作られてない香りだそうだが、
これ、好きだ。
 細い瓶を差し出され、原液を1cc、アルコールをこの細い瓶に半分くらい
入れて、と指示される。こぼしそうで怖いと断ると、大丈夫と励まされる。
 無事に入れた。おみやげだよ、Sにあげて。


 「私の思い出は虫入りの琥珀の虫」......。




 『藍綬意匠』展@ギャラリーまぁるは、明日まで。 




 Stop the Gaza Genocide








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踏みとどまった/(3)GRAHAM GREENE "A Burnt-Out Case" http://byogakudo.exblog.jp/33541177/ 2025-03-06T20:09:00+09:00 2025-03-08T21:49:13+09:00 2025-03-06T18:00:56+09:00 byogakudo 雑録

































 写真奥の緑はフィリピン大使館公邸、手前が放置されたままのホテル
グランドパレス跡。何か建ったとしても、もう一つの殺・風景が現れる
だけだろうから、いっそこのままでいて。


 先日の往来座で、危うくダブって買うところだった。既読本リスト
でも作って持ち歩けばいいのかもしれないが(あっ、そうか、手帖に
手書きでなく、iPhoneにメモしておけばいいのか。既読本でやると
かなり長大なリストになるから未読本でやらなきゃ)、山田稔を無事
手にしてから文庫本の棚を見ていたら、野口冨士男のエッセイ集が目に
入り、手にする。


 紙面は黄ばんでいるけれど活字が大きくて読みやすい。表題作『作家
の手』を読んでみる、読んだ記憶はない。
 しかし、ウェッジ文庫版である。わたしはこのシリーズは結構持ってる
はずだ。2009年初版、ということは古本屋時代。うーん、持ってるかも。
 一応パスしよう。棚に戻そう。



 帰宅後、本棚をあさる。2列本棚の奥のほうウェッジ文庫の並びを見ると、
在る。取り出してジャケットの絵柄(もちろんグラシン紙で包まれている)
を見ても、往来座で目にしたときもそうだったが、覚えてないなあ。どこ
まで記憶を失ってゆくのだろう。


 野口冨士男や岩本素白の随筆は、とても落ち着ける。再読すればまた楽し
めること必定だが、年内には"A Burnt-Out Case"を読み終えたい。辞書なし
読みでまだp40だ。40/192pだから、もっと精出して読まなきゃ。その息抜き
にたまにウェッジ文庫やその他の積読本を読むことをわたしに許そう。


 読みたい本を読んでるだけのことだから決心も何もありはしないが、英語の
小説はそんなに楽に読めない(楽に読めるようなら、若いうちから読んでいた
だろう)ので、ある期間、集中しないと終われない。


~3月2日から続く?

 日本語訳がある本はそれで読んだほうがむしろ味読熟読できるかもしれない、
頼りない英語で読むよりは。でも、ダイレクトに接していると、使われている
単語の傾向から、カトリックの修道士会が派遣・経営している施療所の軍隊みた
ような気風を感じたり(妄想かもしれない)、自らを流刑に処したような主人公・
ケリーの述懐に出てくる"foreign legion"が、ケリーの噂話をする医者と修道士
の間にも出てきたりして、ますます孤立した一部隊での物語性を強める(ように
思える)。こういう面白がり方は、英語が他者の言葉だから気づきやすいのでは
ないかしら。
 母語はわたしという個体を包む皮膚であり個体そのもの。その外側遠くに、
英語という皮膚に覆われた一冊の本があり、わたしは皮膚接触して読んでみよう
とする。




     (GRAHAM GREENE "A Burnt-Out Case"
     Penguin Vintage 2004)








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鈴木創士『第180回 超越論的ジャーナル 8 ここはどこなのだろう……』 http://byogakudo.exblog.jp/33538014/ 2025-03-04T20:43:00+09:00 2025-03-06T20:08:59+09:00 2025-03-04T20:25:11+09:00 byogakudo 読書ノート



































 2025年3月、鈴木創士氏のコラムは、『第180回 超越論的ジャーナル 8   
 ここはどこなのだろう……』___


<   十二歳のときに閉じ込められた屋根裏部屋で俺は世界を知り、
   人間喜劇を例証した。酒蔵で俺は歴史を学んだ。北方のある
   都市の何かの夜の祭りで、俺は昔の画家たちの描いたすべての
   女たちに出会った。パリのある古い小路で俺は古典的な学問を
   教わった。東洋全体に取り巻かれたある壮麗な住まいで俺は
   とてつもない仕事を成し遂げ、華々しいわが隠遁生活を送った。
   俺は自分の血をかき混ぜた。俺の義務は免除されている。その
   ことを考えてみることさえしてはならない。俺は実際に墓の彼方
   にいるが、伝言などない。       (「生活」)  


  彼の人生のまたとない説明である。そんなことなど彼はすでに全部
 わかっていた。この「散文」のお手本のような文章を二十歳にもなら
 ない少年が書いたことは驚きであるが、そのことだけではなく、彼が
 言いたかった内容に何度も目を向けなければならない。


 [大きく略]


  ランボーの直截な詩にはいつも両面を透過する熟慮のようなものが
 ある。それが直観によってなされていたとしても、そこにはすでに老成
 した何かがあると私はずっと思ってきた。彼の詩句にはそんな驚きと
 神秘が隠されている。十代の少年だったのに、少年が書いたものでは
 とうていないのだ。>








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伊藤詩織さん http://byogakudo.exblog.jp/33536128/ 2025-03-03T21:32:00+09:00 2025-03-04T20:57:10+09:00 2025-03-03T16:13:57+09:00 byogakudo 雑録







































 伊藤詩織さんのドキュメンタリ"Black Box Diaries"は候補には
なったがアカデミー賞は受賞できなかった。ショッキングな映像
ではあるが、この実際の映像を使うのと、たとえば絵に描いて動画
で示すのとでは、訴える力がまったく異なる。性暴力被害の残酷さ
が減少されてしまう。


 それなのに、日本には彼女の悲鳴が聞こえない、聞こうとしない
人々が多いのだろうか、映像使用許可がないから公開すべきではない
と、手続き面での正義を求める、伊藤詩織さんの元弁護人の声が出て
きて、いまだ公開されてない。


 そこ、ポイントがズレてるでしょうという思いに対して、日本/日本語
では、なぜそういうことになりがちなのかを示してくれるのが、ガメ・
オベール氏のNOTE 伊藤詩織さんだ___


<それでも伊藤詩織さん事件のドキュメンタリを観て「やっぱり」と思った

 のは日本に関心がある少数で、大多数の人間にとっては、権力者の電話一本
 で容疑者が逮捕をまぬがれるという後進国そのままの無法国家ぶりもだが、
 その後に起きた次次に報じられた伊藤詩織さんへの中傷の嵐を目の当たりに
 して、英語人は「日本」という文明国仲間だと信じていた国に対する深刻な
 感想を持つことになった。>


<経過を見ていると、日本語では基本的人権について説明することから始めた
 ほうが良さそうです。


 基本的人権は、細かい事を気にせずに言えば、自然権です。人口に膾炙した
 言い方でいうと「人が生まれながらに持っている権利」という、あれです。
 法律や国家とは無関係で、人間が人間の子として生まれると、自動的に発生
 する権利で、憲法によって、まして法律によって定義され保護される権利では
 ありません。>


<市民社会は、そもそものことの初めから、基本的人権という概念を土台にして
 出来ていて、それを基本権として憲法なり、法律運営上の慣例なりで、認めて、
 定義することによって成り立っている。


 基本的人権を否定するのは、そのまままっすぐ市民社会の否定で、クメール・
 ルージュや文化大革命の毛沢東中国、世界の自由社会にはプーチンが言うこと
 ならシロクマがヒグマだと言われても額面どおり信じてくれる人間がたくさん
 いるので表立っては言わないが、裏ではやりたい放題のプーチンロシア、基本的
 人権を認めずに、社会、ひいては国家が優先する国はいくらでもあります。>


<「元弁護人」の話に戻る。法律秩序を維持することは、市民が自分たちの手で
 勝ち取って、自分たちで建設した市民社会においてのみ、基本的人権を守る側
 に立つ行為とみなされる。全体主義社会を維持する目的がベースになっていると
 しかおもえない日本の法律を厳格に固守することは、つまりは、現存する体制の
 秩序を固守することで、法律家など所詮、そういう役割の職業だと言えなくも
 ないが、それなら、感情的に自分たちの「正義への思い入れ」を口にするのは、
 やめたほうがよさそうです。>
<権威と実績の威厳を帯びた「恩を仇で返すな」は、声望や経験が、いかに人間を
 愚かにするかという見本だろう。>


<へえ、とおもったツイートがひとつあって、どんな人だろう、とおもって見ると、
 TBSの記者の人だった。


 ツイートのなかの「世にはアナーキーな手法でしか伝えられないグロい現実がある」
 というひと言に眼が釘付けになってしまった。>


<TBSの記者のひとは「アナーキー」という言葉を使ったが、最良のジャーナリズム
 は常に体制の敵で、体制を法秩序の面から維持する法律家とは真っ向から対立する
 存在です。日本から一歩外に出れば社会正義のためなら犯罪者になるのも厭わない
 正義漢がいっぱいいる。まして「いい人」なんかにジャーナリストが務まるわけは
 ない。


 お上品なジャーナリズムなど、どんな価値があるのか。


 譬え詩織さんが酷い人でも、という現実とは別の仮定の話をしているので、伊藤
 詩織さんの現実の人間性とは関係がない、と日本語では誤解する人がいそうなので、
 ひとこと断っておくが、それにしても仮に誹謗者たちが述べるような人だとしても、
 詩織さんが経験させられた、性的暴力被害と、それに続く、社会の公開言論処刑
 とは、なんの因果関係ももちえない。ただ、日本の人の国民性が、そういうものだ、
 というだけのことで、実際、それ以外の受け取り方をする日本語人以外の人間と
 会ったことはない。>


<Civil Disobedienceは日本語では「市民的不服従」という、なんだか訳がわからない
 硬い直訳が付いている(←これが日本では常識として定着していない一因かもしれない)


 1.道徳と法律が対立する、つまり法律が正義や道徳と対立すると感じられる場合には
 市民には、その法律に従わない道義的な責任がある


 2.抗議は暴力に訴えず、平和的な手段で抗議を行う


 3. 隠蔽した形ではなく公開して行う(例:映画の製作・上映)ことによって、問題を
 広く認知させることを目的とする


 4.違法行為であることを自覚し、consequences(社会の指弾、提訴、指摘された
 違法性への謝罪と指摘された事実の変更)を甘受する


 だいたい、このよっつの条件を満たす行動をCivil Disobedienceという。>


<日本の人が享受している自由社会は、もともと、遵法精神が発達した、民主社会の
 優等生、日本のひとたちにとっては皮肉なことに、フランス革命のような(もちろん
 非合法な)暴力革命と、Civil Disobedienceに基づく「違法な」非暴力活動によって
 先人たちが築き上げてきたものです。>[ボールド表記は引用者による]


___戦前だって戦中だって基本的人権を訴える日本人はいたけれど、"触らぬ神に祟り
なし"な人たちのほうが圧倒的に多く、少数派は国からは犯罪者扱いされ、身近な人々
からは村八分されていた。
 そして敗戦。ヤルタ会談で日本を支配統治することになったアメリカ合衆国の武官・
文官たちから、棚からぼたもち的に与えられたのが、基本的人権だ。そもそも、その
ぼたもち/基本的人権 を食べたいかどうかさえ考えなかった人々が一つの言語表現と
して"基本的人権"を受け取り、言葉はいまだ受肉されずに上滑りなまま流浪してきて、
インターネット社会に紛れ込み、日本語では議論ができないのかと思わされるほど、
ひとこと言えば枝葉末節の揚げ足取りが押し寄せる、不毛な時空間が発生する...。








 Stop the Gaza Genocide








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要町~西池袋~雑司ヶ谷/(2-a)GRAHAM GREENE "A Burnt-Out Case" http://byogakudo.exblog.jp/33535308/ 2025-03-02T21:28:00+09:00 2025-03-06T22:30:10+09:00 2025-03-02T18:37:40+09:00 byogakudo 雑録













































 写真は工事中の都電・荒川線、雑司ヶ谷駅近くの黒猫さん。フェンス
に囲まれ、車の心配なくのびのび暮らすが、隙間から何度となく声を
かけられ、写真を撮られている。こんな風に。


 昨日は九段下~神田錦町~小川町コースで8,000歩台。今日はあまり
歩くまいと思って出たが、結局、8,000歩台後半。


 雑司ヶ谷、と思って出てみたが、電車を待ちながら柱の路線図を見る
と、その先に要町がある。立教大学の近くで、一度歩いたことはあるが、
十年かもっと前の話? たしか夏だったように思う(Sの記憶によれば、
冬で僕は風邪をひいていた、という)。
 降りたことがないから要町下車にしよう。


 と思って降りて地下鉄駅を出たら大通り。ここから雑司ヶ谷のほうに
歩こう。クロスする大通りの風景が落合辺りと似ているなと思うが、同じ
山手通りの延長だ。風景も似てくる。


 山手通りの内側に入ると、暗渠の道が続く。谷端やばた川南緑道というの
かな。高齢の男性にかまわれているクロトラさん。温かくて気持よく撫で
られて、ごきげん。道路にごてんごてん転がる。


 住宅地を歩いていたら、駅では反対方向に出たはずの立教大学に遭遇。
立教って広いんだ、道の奥に調香師Lに奢ってもらった松本楼の洋館が出現。
さらに右手、いま壊されている最中の大きな建物が立教小学校。その奥には
集合住宅になる予定の敷地が続く。どこもここも普請中だ。


 西池袋の住宅地に、とかち書房の看板を発見。思わずiPhoneのカメラで
撮る。
 自由学園明日館も近いけれど、晴れた日曜日は人が多いだろう。パス。


 目の先に古書 往来座が出現する明治通り。はすかいというには距離がある
ヴェローチェで休んでから行こう。
 通り沿いに他に喫茶店が見当たらず、いつも混んでるヴェローチェ。春先
なので、あちこちでくしゃみと鼻をかむ人々。わたしも花粉症だが、1月に
すでに花粉を感じて、薬を飲み、鼻にスプレイ、目には目薬で出てきている
(それでも帰宅すると顔、とくに目がかゆい)。


 往来座。まっすぐに山田稔の単行本があった棚を目指す。在った。どっち
にしようと迷って、『旅のなかの旅』(新潮社 1981初/1982年2刷 J)を選ぶ。
OPPに包まれて中を確認できないが、往来座のシールに状態が記されている
___
"カバそでイタミ 大/地小口にマジック点書込

1982 2刷"、と。簡潔でわかりやすい書き方だ。


~2月24日の続き?

 "A Burnt-Out Case"の合間に読もう。Greeneのほうは、辞書を引いて書き
込みのあるページがp14/PART ONEのCHAPTER 2まで、辞書なしで大まかに
読んで来たのがp36/PART TWOのCHAPTER 3。時差がある。
 geckoはヤモリ、diocesanは教区。これは電車の中でiPhoneで引いた。
3月6日に続く~?



 黒猫さんたちに会って雑司ヶ谷から戻る。地下鉄内でiPhoneのNHKニュース。
トランプ・ヴァンス組対ゼレンスキー会談は、下品な地上げ屋(品がよくては
地上げなんかできないが)対・困惑しつつ抵抗する家主みたような展開。本当に
政治や外交を地上げ屋の論理で展開する、合衆国大統領なのだ。


 トランプは称賛されれば機嫌がいいが、ちょっとでも反論されると激昂する
老人だが、人前でも親分に忠義づらしたいヴァンスが、会談の方向を決裂に導いた
と言えるだろう。
 ヴァンスの「アメリカ合衆国の大統領執務室まで来て、あなたの国の破壊を阻止
しようとしている政権を攻撃するのが、礼儀正しいことだと思うのか」「この会談
を通じて一度でも礼を言ったか」は、正しく翻訳すると、


 「てめえ、この野郎、親分がこんなにやってくれてんのに、お礼の一言もねえの
かよぉ! ちゃんと挨拶しろよ、このカスが!」となるであろう。
 カス(trash)は大統領・副大統領と称するトランプ・ヴァンス組だ。アメリカ史上、
ここまで人前でも下品な態度を見せつける(これを男らしい態度と信じている?)
コンビは初めてではないか? 彼らの振舞いに溜飲を下げる国民も、もっと問題だが。
 ヘイトを言論の自由にすり替えるやり口も穢らわしい。トランプ、ヴァンス、マスク、
彼らが一刻も早くその生涯を終えんことを、心より願う。


[同日追記:西谷修『2025.03.01ホワイトハウス、ゼレ・トラ60分一本勝負の観戦記』
もアップされていた。ゼレンスキーがネオナチなのかどうか知らないが、ウクライナの
影でパレスチナが忘れられそうになっているのが、とてもつらい。]




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『藍綬意匠』展、来週から http://byogakudo.exblog.jp/33533622/ 2025-02-28T19:28:00+09:00 2025-03-02T21:20:41+09:00 2025-02-28T19:02:15+09:00 byogakudo 告知



























 このブログでは"調香師L"と書いている、"藍綬"あるいは"きざし乃"氏
主催のグループ展『藍綬意匠』が来週、3月4日(火)から9日(日)まで、
恵比寿のギャラリーまぁるで開催されます。


 出品者多数につき、ひとり1点ずつの紹介。せっかく暖かくなり出した
のに来週は雨もよいで冬が戻ってくるそうで、ちょっと残念ですが。


 ところで、"藍綬"と"きざし乃"との関係は、Apple社の製品がMacで
あるようなものなのだろうか(それとも逆?)。ときどき気になり、
いつも尋ねるのを忘れている。








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(2)GRAHAM GREENE "A Burnt-Out Case" http://byogakudo.exblog.jp/33530087/ 2025-02-24T21:56:00+09:00 2025-03-06T22:27:09+09:00 2025-02-24T18:48:25+09:00 byogakudo 読書ノート




























 今日の写真は2月15日(土)の元パーサー氏邸。




~2月20日より続く


 ちゃんと辞書を引いて言葉の意味を知って、味読しようと決めたが、
まあ大変。1ページ当たり10個以上、web辞書を引いては紙面に訳語を
書いている。ご苦労さま。


 うすく鉛筆書きとはいえ紙面に乱れ飛ぶ漢字やひらがな。うるさい。
けれどしかたない。一度調べてその場では理解しても、次にそのページ
を見たとき、覚えている可能性は低い。老人、いやですねえ。


 そして気がついた。テーブルに本を広げ、その先に置いたmacbookを
引き寄せて単語を打ち込み、訳語を読み、書き記した後また紙の本の次
の行を読む反復作業が、目の疲れを招いている。
 ペイパーバック+紙の辞書にすれば、少し負担が軽くなるのではないか?


 どんな時にもついmacに手が出る習慣がついてしまったので、あまぞん
で英和辞典をチェックする。ある程度の語数があり、言葉の使い方の説明
もありながらハンディサイズ、白い紙面に黒い文字や挿画だけのもの(色を
違えて注目させるタイプは、わたしは拒否反応を起こすので)、あまぞん・
れびゅー も読んでみると、辞書を読む趣味の人が結構書いているがスペック
重視に見える。


 Sが「持ってるじゃない?」
 「あれ、とても古いのよ」と答えながらも、ほっぽり出して埃だらけに
なってる小学館『PROGRESSIVE英和中辞典』を持ってきた。1980年初版
1984年8刷、かろうじてヴィニルカヴァも残っているが、拭いても拭いても
埃くささが取れない。わたしは花粉症に加えて埃の溜まった臭いにアレル
ギーがある。わりと乾いたところに放り出してあったので、カビ臭さはない。
よかった。カビに対しては埃以上に敏感で、触れない。本を開くどころでは
なくなる。


 試しに dispensary を引いてみる。「1 調剤室、薬局、施薬所。2 (無料
または低料金の)診療所。」
 おお、いいじゃん。"A Burnt-Out Case"の初版は1960年だし、小説の設定
背景はもっと昔かもしれないが(司教所有の、木材を焼いて動力にする、ボロ
ボロの蒸気船で川を上ってゆく)、ハンセン病の治療薬はすでに使われていて、
治療にあたる医師は感染の心配なく患者を診ている。
 近ごろの新語の必要などない。これで(時間的には)十分だ。


 それにこの辞書は上記の、わたしにとってのよい辞書の条件を全部満たして
いる。そういえば、これを手にいれたときも、同じ条件で探したのではなかったか?
 変わってないなあ。年をとっただけで。



     (GRAHAM GREENE "A Burnt-Out Case"     Penguin Vintage 2004) 


3月2日に続く~?









 Stop the Gaza Genocide


 トランプ・オーガナイゼイションかコーポレイションか知らないが、
ドナルド・トランプは彼の帝国がアメリカ合衆国より上位にあると確信
してるのだろう。道化師イーロン・マスクも好き勝手やっているが、何か
決定的にまずいことがあったら、お互い、相手の首を差し出すつもりなの
かも。
 ウクライナに対してクリミヤ半島は諦めろくらい、は言い出すだろうと
思っていたが、ドナルド・サイコパス・トランプはそんな生やさしい停戦
条件は出さない。プーチンを甘やかす条件に加えて、仲介手数料として地下
資源をよこせと言う。
 戦争という手段で領地を増やすのは止めようというのが第二次大戦後の
世界的了解だったが、プーチンは易々とそれを破り、トランプは漁夫の利を
得ようとする。
 サイコパスを甘やかすとますます図に乗る。ウクライナは地政学的に言って
どうのこうの、世界の軍事力から見てヨーロッパもウクライナも負けは確実
だから諦めろと、理性的な大人の意見を言い出すより、武力以外の力も使って
圧力を跳ね返す方法を探して実行するべきではないか? 
 イスラエル大使館とアメリカ大使館とロシア大使館の前を行ったり来たり
して警備の警官から注意されたり、排除されたりするとか。








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