(2024/09/02)新御徒町~水崎硝子(株)~らい~入舟~満留賀~浅草橋 : 猫額洞の日々
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2024年 09月 03日

(2024/09/02)新御徒町~水崎硝子(株)~らい~入舟~満留賀~浅草橋

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 昨日はやっと晴れて、たぶん驟雨に襲われることもないだろうと
14時すぎに出る。大江戸線・新御徒町に着いたのがおそらく15時前? 

 今日こそは喫茶 らい に入るんだ、らい が目的地だという思い
でやって来たが、その前に裏手を少し廻る。水崎硝子株式会社の
均一台(?)で、バターナイフを買う。お店というよりもショー
ルーム兼卸みたいなビルの、古い木枠の窓や扉がうつくしい。
 しかし午後3時はまだ暑い。湿気が多い。すぐへばる。

 ついに らい 入店。数年来、あるいは十数年来の念願の地、
らい である。新御徒町と蔵前のちょうど中間の大通りに面して
らい はある。新御徒町で降りて散歩を始めてから らい に戻って
休憩するというのがとても難しく、なかなか入店のチャンスが
なかったが、発想を逆にして、とにかくまず らい に入ってから
散歩することにしたら、入れたじゃないか!

 うつくしい。日本にしか存在しなさそうな贋のパリ。パリよりも
もっとパリなのが、贋のパリだ。空間のつくり手の想いが滲出して、
うつくしい贋のパリが出現する。煉瓦が放射状に敷かれた床、奥に
半地下のスペース、吹抜けの二階。二階にも席が二つと、トイレット。
洗面所の壁には小型の楕円形の鏡が横に張られている。

 古い喫茶店が好きそうな若いカップル、常連客らしい高年男性は、
席に着くなり手帖と眼鏡ケースと文房具一式を取り出して卓に置く。
この席はその前に、かなり足腰を痛めている様子の老女性が坐って
いた。彼らにとって、一日に一度、ここに坐ることが日々のリズムを
作るのだろう。
 道路に面した窓ガラスを覆うグリーン、ピンク・ストライプのテント
に記された らい の文字は、まるで s n と書かれたように見える。
 店を出て思わず、名店というしかないなあ。

 iPhone地図に頼って鳥越神社の方角を定め、おかず横丁の名店、入舟
で夕飯の友を買う。
 さらに浅草橋へ歩いて、ここも名店、満留賀で早めの夕食。名店尽くし
であるが、どこもわたしたちが支払い可能な価格帯での名店で、いわゆる
高級店ではなく、ベーシック。こういう"普通"が好きだ。




 Stop the Gaza Genocide 




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by byogakudo | 2024-09-03 22:25 | 雑録 | Comments(2)
Commented by norakoubou at 2024-09-03 22:52
いやあ、いいですね。このコースで私も歩きたくなりました。「行きたいところノート」に書いておきます。文章を読んでまた想像するのも楽し。小沼丹も読んでみたいですね。
Commented by byogakudo at 2024-09-03 23:27
新御徒町や蔵前は、南下しても北上しても東京の東が味わえて楽しいです。ぜひ!
小沼丹も静かでユーモアがあって、なんかヘンで、
いいなあと思います。


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