最強の回鍋肉を食べれるお店を探して - 温玉ブログ

温玉ブログ

ブログで儲けるヒントは絶対に教えません。


スポンサードリンク

最強の回鍋肉を食べれるお店を探して

f:id:butao:20200719124207j:image

定期的に登場する松屋の回鍋肉定食。とくに好きなわけでもないが、松屋のこの手の特集メニューの中では悪くない方ではある。あの小田原ドラゴン先生をして「回鍋肉定食ぽいものを24時間食べられるのが良いんですよ」と言わしめるほどのメニュー。


f:id:butao:20200719124221j:image

だもんで今回も食べてしまった。しかもご飯大盛り無料も利用して。温玉が付いてくるのが他の回鍋肉類とは差別化されたところか。ぶっかけても良いし、すき焼きみたいに浸して食べても良い。ドロドロするけど。


f:id:butao:20200719124217j:image
f:id:butao:20200719124214j:image

僕はなんとなく浸して食べる。美味いかまずいかと言われればまあまあと答える。温玉を絡めたところで評価はそんなに変わらない。60点が62点か63点になるくらいの些細なもの。回鍋肉らしきものでご飯を食べて、温玉は別のメニューとして食べたらそれ自体でも10点くらいは持ち点があると思われるので、合計したら逆転まであるかもしれない。

 

しかし松屋の回鍋肉的なものは、豚肉が妙に分厚いし、タレの方も「鶏ガラスープに醤油と胡椒ぶち込んだらラーメンでしょ」くらいの大雑把なもんであって、微妙に納得のいかないものであるのは間違いない。「回鍋肉的なもの」と評するドラゴン先生の指摘は、的を射ているとしか言いようがない。かといって、じゃあどういうものが真の回鍋肉かと問われると、実はあんまり回鍋肉に対する見識が無かったことに気がつく。キャベツと肉と、味噌っぽいタレ?…この程度だ。

 

その昔、東京のえぞ松という回鍋肉定食のデカ盛りで有名なお店に、わざわざ回鍋肉を食べに行った記憶があるが、これも回鍋肉に対して何かを求めたわけでもなく、単にデカ盛りで美味そうという興味本位のものだった。そして今となっては、美味くて腹一杯になったという記憶しか残ってない。思えば、餃子の王将で回鍋肉を食べる機会があったとしても(自分で頼むことはあまりないので、飲み会などで他人が頼んだものを食べがち)、なんとなく惰性でホイホイと口に運んでただけだった。これではイカンと思ったので、「回鍋肉とは何か」を見極めるために、手近にある数件の中華系のお店を回ってみることにした。ちなみにぜんぶ王将だった。


f:id:butao:20200719124211j:image

まず行ったのは京阪電車の大和田駅から近い大阪王将大和田店。ここで回鍋肉を頼んでみたら、かような強烈に濃いものが出てきた。キャベツと薄い肉が山盛りで、名古屋の味噌料理もかくやという濃厚すぎるタレにまみれていた。これは間違いなくこれだけでご飯3合はいけるやつであり、この時はビールのつまみにしたのだが瓶ビール3本くらい行ってしまった。松屋の回鍋肉的なやつに比べると、明らかに満足度が違っていたし、これぞ回鍋肉と言われると、本当は違うかもしれないが納得してしまうパワーに満ち溢れていたのは間違いない。

 

大阪王将の回鍋肉恐るべし!と思ったが、実はこの店は大阪王将の中でもかなり異端のお店で、メニューなんかも全部手書きで、明らかに他の大阪王将とメニュー構成もレシピも違う独自すぎる店なのだった。だからこれを大阪王将の回鍋肉と思い込むのはかなり危険だったので、いちおう一般的な大阪王将の店舗にも調査に向かってみた。

 

f:id:butao:20200719124316j:image

f:id:butao:20200719124343j:image

梅田にある大阪王将太融寺店の回鍋肉とライス。なかなかお洒落な皿に盛られている。さきほどの店舗に比べればボリュームとかは段違いだが、こんなもんが本来の常識の範囲だろう。で、内容なのだが、やはり薄い肉とキャベツが油っこいタレにまみれていたのだが、さきほどのやつみたいに名古屋人も納得レベルの味噌の濃厚さみたいなものは全くなかった。それでも十分に飯は食える。松屋のよりは回鍋肉の納得度は高い。あと結構余計な野菜があれこれ入ってた。キャベツと肉炒め!みたいな純度としては下がると言えるが、純度が高ければ良いのかどうかは分からない。でも個人的には高い方が回鍋肉という気もする。くれぐれも「本場の回鍋肉はさぁ〜」とかのツッコミはやめてほしい。


f:id:butao:20200719124204j:image

さて、いよいよ我らがフランチャイズ、餃子の王将の回鍋肉を確かめに行く番が来た。スタンダードなレベルの店舗で何気に回鍋肉を注文。出てきた皿を見て残念な記憶が蘇る。そうだったのだ。近年の餃子の王将の回鍋肉ってやつは、キャベツ比率が異様に上がっており、肉が3枚〜4枚程度しか入ってないみたいな店が多かったのだった。ほとんどキャベツの味噌炒め!

餃子の王将の回鍋肉がいつからこうなっていったのか知らない。けどちょっと前に別の店舗でそんなのを食べて、残念な気持ちになっていたことを、完全に記憶から消してしまっていた。「あわあわ…」となりつつも、ビールのつまみとしてキャベツの味噌炒めを平らげていった。味としては悪くないのだ。タレとしては回鍋肉。そして紛れ込んでいる肉片もそれ自体はレベルが高い。きっと飯も進むだろう。肉たっぷりよりたぶんヘルシー。お腹ももたれにくい。でもこれビールが進むキャベツ炒めだろ…。

 

餃子の王将の回鍋肉はもはや期待できんのかと思いかけたが、これは常から僕が言っている「チェーン店をひとつの店舗で判断するな!」というスピリットに反する行為かもしれないと思い直して、初めて行った阪急岡町駅の岡町店でも回鍋肉を注文してみたのだ。わりと独自色の強い方だと店構えから判断したので。

 

f:id:butao:20200720111510j:image

予感的中!岡町店では、めちゃくちゃ肉の多い回鍋肉が出てきた!タレも濃厚!これぞ回鍋肉だと納得しまくった!岡町店ありがとう!

 

これからしばらく回鍋肉の調査は続けていこうと思う。もちろん王将以外ので。自分で作ってみるのも良い。

スポンサードリンク