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少なくとも高校野球から老害おじ監督は消えて欲しい

number.bunshun.jp

またしても、すごく嫌な気持ちになる記事を読んでしまった。高校野球なんてたいした興味もないのだから読まなければ良いのだけど、この時期は好むと好まざるとにかかわらず高校野球の話題に巻き込まれるのだから完全無視も出来ない。

 

ネットでも高校野球の話題がわんさかだし、街に繰り出せば繰り出したで、飲み屋で、サウナのテレビで、高校野球の話題にさらされていくわけだ。目をつぶり耳をふさぐにも限度がある。

 

だから、高校野球の話題に巻き込まれる側の代表として、少しばかり意見を言ったってバチは当たるまいと思って、去年はこんな記事を書いた。

butao.hatenadiary.com

 

この中で取り上げた高校野球の監督インタビュー記事自体は消えてしまっているが、要するに勝利至上主義の山口県あたりの高校の監督が子供を恫喝しまくってドヤ顔してるみたいな話だった。今回目にした記事と大差のない話だ。

 

毎年こんな話が常に出てくるということは、高校野球の変わらないところであり、こんな記事自体にも需要があるんやなと思ってしまう。監督が子供をビシビシ管理してますよというような話を読みたい層が根強くいるのだろう。

 

これに関しては、村民のPARM氏が記事にしてくれているので、いまさら繰り返しああだこうだは言わない。言いたい事はほぼ全て以下の記事に書いてくれている。

parm.hatenablog.com

 

それにしたって「生涯学習」「生涯スポーツ」といった概念が当たり前になりつつある時代に、「スポーツを楽しむ」という思想よりも、勝利至上主義がいまだに強いのは何なんだろうと悲しくなってしまう。学校は経営とかあるからそういう風になっても仕方のない面があるが、われわれ一般人までその価値観に染まる事は無いんじゃないかと思うのだ。

 

野球やらなんやらスポーツって楽しむべきものじゃないのかなと。その先に勝利を目指すという取り組みがあっても良いけれど、まず勝負ありきというのはどういう事かと。

 

高校野球の運営側も、アマチュアの高校生の健全ななんたらかんたらというお題目でやっている大会のくせして、いまだに投球制限も導入されないし、過密日程もおかまいなし。やっていることは完全に興業だし、勝利至上主義を煽っているとしか思えない。

米国高校野球。投球数制限導入とその「抜け穴」問題。(谷口輝世子) - 個人 - Yahoo!ニュース

(ただし日本にさきがけて投球制限を導入している米国でも投げすぎになったりするらしい。こちらは個人的な事情によるものが大きいようだ。)

 

高校野球で甲子園目指せないなら野球やってても仕方がないよ。

プロ選手になれなければ野球やってても仕方がないよ。

 

ここまで露骨に言う人は少ないかもしれないけれど、突き詰めればこんな考えが根底にうかがえる。部活はあくまで部活であって、「学校を卒業するまでの期間限定の活動」という思想がどうにも抜けきらない部分がある。別に期間限定の活動を否定するわけではないけれど、個人の自由だとは思うけれど、学校を卒業した後も好きなスポーツをやり続けたいというのもアリとするのが生涯スポーツの概念だ。

 

もちろん色々な面で続けるのが困難なスポーツもある。野球はまだ草野球というのがそれなりに定着しているが、バレーボールやバスケットボールなんかもそれなりにアマチュア活動があったりするが、草ラグビーとか草アメラグとかは聞いたことがない。でも知らないだけであるのかも…。

 

そう思って「草ラグビー」で検索してみたらそれなりにあった。やっぱりやりたい人はやっているようである。ぜんぜん知らなかったがすばらしい。

 

でもこういう集まりがあるのを僕が全然知らなかったように、様々なスポーツにおける大人のアマチュアの活動って知られていないと思う。メディアで取り上げられるのは高校野球か五輪かプロばかりだからだ。

 

大きな大会を目指したりプロを目指したりするのも全然悪くはないが、世の中そればかりではなくて、ずっと楽しんでいる大人が大勢いるという事を知らしめるのは、子供のスポーツ教育にとっても、それを見守る大人たちにとっても、心の余裕が生まれて良いと思うのだけど…。

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