ダイエットにとって炭水化物はそれほど悪なのか? - 温玉ブログ

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ダイエットにとって炭水化物はそれほど悪なのか?

炭水化物カットのダイエットというのが流行し出して40年くらいだろうか。

 

この理論はアメリカ発だった。そしてやがて日本にも輸入された。で2015年現在では(追記:2019年現在も)、日本のダイエットの常識は炭水化物のカットだ。

 

炭水化物をカットするという偉大な理論の浸透の成果として、アメリカでは大柄がみるみる減って、そして日本でも今や大柄というのは絶滅危惧種になりつつある。今やダイットなんてことを言いだす人の方が希少種という時代が到来したのだ。

 

到来してない!!!

 

そんな時代は到来していないのである!!!

 

目を覚まして、はっきりと現実を直視して欲しい。今でもダイエットは大流行中だ。そして温玉ブログでも、人気の記事はダイエット関連ばっかり!みんな政治より宗教よりダイエットの方に関心があるのだ!なんという時代だろうか。

 

なぜならば、炭水化物をカットすることが流行りだしてから、大柄が減ったという事実はない。むしろそれ以前よりも確実に、大柄は増加している。

 

そう、大柄は増えているのだ!アメリカでも!日本でも!(ただし60代以下の日本女性に関しては全体平均では肥満率は頭打ちになっている)

 

なんでかを考えて欲しい。

 

「様々なメディアを通じて、炭水化物ダイエットは国民に広まりまくっているが、それに反比例して炭水化物ダイエットをしない人も増加しまくっているから。」

 

なんだそれは?本当にそういう分析で良いのか?

 

もういっかい書いてみようと思う。

 

「ダイエッターの中で、低炭水化物カダイエットは常識であり、そのような人間は増えまくっている。しかし低炭水化物ダイエットを実行しようとする人は増えていない。その結果、大柄が増えた。」

 

こんなに人気なのに、実行しようとする人は増えていないダイエット?不思議だ。

 

「炭水化物ダイエットは浸透しまくって、アメリカの国民も、日本の国民も、炭水化物をカットすることを覚えまくって実行する人も増えた。しかしちゃんと実行できていないので、社会的にはそれほど絶大な影響はなく、大柄は今でも順調に増えている(もしくは高止まりしている)」

 

うむ。これだとさっきよりわかりやすい。しかし、炭水化物カットのダイエットが人気にもかかわらず、人々が上手く実行できない理由はなんだろうか。

 

最大の問題としては、炭水化物をカットしても、脂質やタンパク質を食いまくったら、大柄になるということだ。

 

炭水化物ダイエットが人気になった理由。炭水化物をカットしたら、脂質やタンパク質は食いまくれると勘違いできる点にあると思われる。実際はそうではない。キャベツだとか、こんにゃくだとか、氷だとか、よほどカロリーのないものでもないかぎり、喰い過ぎたら大柄になるのが現実だ。

 

たとえば、炭水化物を12、タンパク質を2、脂質を6という割合で栄養を採ってたみたいな人が、炭水化物を2に減らしたとしよう。その場合は、タンパク質を倍の4にして、脂質を8にしたとて、炭水化物を10とることを考えれば痩せると思われる。ここで注意したいのは、炭水化物を10減らしたからといって、タンパク質と脂質を際限なく増やしたら意味がないということだ。

 

大雑把な計算ではあるが、いちおう以下のような目安がある。

 

蛋白質1g=4kcal 
脂質1g=9kcal
炭水化物1g=4kcal

 

ご飯一杯で約60gの炭水化物があるので、ご飯一杯を我慢した場合に60gの肉を食ったとしたら、お肉にはタンパク質と脂質が含まれているのでカロリーの総量が上昇する。

もちろん吸収率もあるから一概には言えないが、上記の計算式から導きだせるロジックとしては、ご飯を我慢した分、余計に食べて良いお肉なんてものは無いことになる。

 

ご飯とお肉の定食みたいなものを想像して欲しい。炭水化物ダイエットをするならば、ご飯が消える。おかずのお肉だけになる。それだけを食べる。そりゃご飯のぶんのカロリーが減ったんだから、前よりは痩せるだろう。

 

つまり低炭水化物ダイエットとは、単なる低食事ダイエットだった!!!

 

食う量を減らせば痩せるっていうのは凄い理論だ。画期的でもなんでもなくて、人類の原初からあるダイエットである。

 

炭水化物カットによるダイエット方法の浸透というのは、つまり国民に「食う量を減らせば痩せるよ」という理論を叩き込むためのものだったのか。

 

しかしダイエットに失敗している人たちは「炭水化物を減らせば痩せるんだ!?他はどんどん食って良いんだ!?」と間違った解釈をして、着実に体重を増やしていっているということになる。

 

とすれば「低炭水化物ダイット」とか「炭水化物カット」とかいうタイトルが、国民のミスリードを誘うだけのしょうもないネーミングだったということになる。

 

神様とやら、あんたは残酷だぞ!炭水化物カットのダイエットが単に食事を減らすだけのものなのに、その誤解のために何十万という大柄を作り出してしまうならば、なんのために「低炭水化物ダイエット」なんて言葉があるんだ!!!

 

そんなバカなとは思うが、大柄は別に減っていないという、どうしようもない現実からは目を背けることは不可能だ。

 

アメリカは既に超大柄国家だからほっておくとしても、日本に炭水化物ダイエットがもたらされる70年代以前に今ほど大柄がいただろうか?いなかった。

 

そしてアジア圏といえば世界でも有数の大柄が少ない地域である。日本かて、大柄が増えた増えたといっても、世界レベルからみたら、ものすごい痩せた人類しか住んでない地域とされている。

 

アジア圏。そしてその中のニッポン。共通しているのは米が主食ということだ。アジア圏というのは、どうしようもなく米を食いまくる人類の住処なのである。米が肥るならばアジア圏は世界に名だたる大柄地域になっていたのではないか。

 

じゃあ、その日本も含むアジア圏の人類が、徐々に大柄の道を歩み始めたのはなんでかというと、食事の欧米化によるというのが共通した見解だ。欧米化して肉とか油ものとかいろいろのものを食うようになった結果として、むしろ米の消費量はガンガンと減っていった。

 

1960年代から2000年以降を調べると日本の米消費量は半分近くになっていたりする。そのぶん食べる量が増えたのは、同じ炭水化物といっても甘い砂糖のお菓子とか、パンとかである。そして確実に大柄が養成されていくのである。

 

ダイエットに悪なのは、一部の精製されまくった炭水化物である砂糖とか、精製された小麦とかであって、米は悪くないのではというのが最新の学説だ。誰の学説かは詳しく聞かないで欲しいけど。とりあえずここでは僕の学説と言っておこう。

 

僕は僕の学説にしたがって、甘いものやパンなどはそこそこにして、とにかく飯を食いまくるという食生活を始めてみた。一日に最低でも2合くらいは米を平らげるという生活だ。なかでも玄米が好きだけど、特にこだわらず白米でもなんでも食べてみた。

 

その結果どうなったか…。

 

体重がめちゃめちゃ安定したのである。そして筋肉もついた。そして今はダイエットなんて特に気にせずに食いまくっている。

 

それまでもいろいろダイエットには成功し続けてきた僕だけど、はっきりって今がいちばん楽である。だって食べたいだけ米をかきこむだけの生活だからだ。

 

別に揚げ物とか、肉とか、甘いものとか、制限しているわけじゃない。ただただ腹が減ったら、まず米を中心に腹を満たそうとしているだけだ。これだけで万事が上手くいっている。ダイエットで悩んでいる人は「お腹が空いたら米をかきこむ。余計なものは食わない。」これを気にかけるだけでずいぶんと違ってくる。

 

食生活についてはまた書こうと思う。(そのあと、また肉とか油ものとか好きに食ってみる生活に戻したら肥えた!そらそうか!)

 

butao.hatenadiary.com

 

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