日光の紅葉が美しい!名所から穴場スポットをおすすめ
栃木県の日光・鬼怒川の紅葉は、毎年10月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、関東地方では最も早い時期に紅葉を見ることができます。東京からの日帰りアクセスも便利で、有名ないろは坂と中禅寺湖はもちろん、山、滝などさまざまな自然風景は、海外からの観光客にも大変人気があります。この記事は、日光の紅葉の定番から穴場スポットまでご紹介します。
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東京から日光へのアクセス
東京から日光へは、浅草から東武特急で約1時間50分、または東京駅八重洲南口から「日光・鬼怒川」行きの高速バスで約3時間です。
東武鉄道では、東京から日光までの往復乗車券や、日光周辺のバス乗り放題乗車券など、さまざまなパスを用意しています。「まるごと日光 東武フリーパス」を利用することができます。施設や乗り物が割引料金で利用は可能なので、大変お得なきっぷです。
公式サイト:まるごと日光 東武フリーパス
日光のおすすめ紅葉スポット
華厳ノ滝
日光の代表的な観光スポットと言えば、日光東照宮と「華厳ノ滝」です。茨城県の「袋田の滝」、和歌山県の「那智の滝」とともに、日本三大名瀑の1つと呼ばれています。 高さ97mの滝は四季折々の表情を見せ、秋には華厳の滝の紅葉がその華やかさをさらに引き立てます。また、滝の下にある展望台までリフトで移動し、滝の雄大さを間近で体感することもできます。
近くにある明智平ロープウェイに乗れば、華厳ノ滝、中禅寺湖や男体山の大パノラマを眺めることができるのです。
華厳ノ滝
住所:栃木県日光市中宮祠
アクセス:JR・東武日光駅より東武バス中禅寺温泉行き乗車約40分、「中禅寺温泉」バス停下車徒歩約5分
公式サイト:http://kegon.jp/
英国大使館別荘記念公園
奥日光エリアには多くのハイキングコースがあり、観光客だけでなく、ハイカーも絶えません。半月山からスタートし、中禅寺湖沿いに戦場ヶ原、湯元温泉、小田代ヶ原まで歩くことができます。四季折々の山と湖の景色は多くの人を魅了します。
中禅寺湖周辺はハイキングに適しています。
奥日光は標高が高いため、夏でも涼しく、明治中期から昭和初期にかけては、中禅寺湖周辺には欧米の大使館が多く集まり、湖畔に別荘が建てられ、国際的な避暑地となりました。
標高の違いにより、色づきのタイミングが異なり、紅葉のグラデーション効果を楽しむことできます。
遠くから日本にきた外交使節にとって、中禅寺湖の特徴的な風景はイギリスやイタリアの湖に似ており、白根山はヨーロッパのアルプスを連想させるものだったようです。こうして中禅寺湖は、当時の日本における欧米人の「心のふるさと」となりました。
1896年、イギリスの外交官アーネスト・サトウは、中禅寺湖の南岸に山荘を建てました。2008年まで英国大使館の別荘として使用されていましたが、2016年から「英国大使館別荘記念公園」として一般公開されています。
サトウの苗字は、日本の「佐藤」という苗字と発音が似ているので、当時、現地の日本人とのコミュニケーションに大いに役立ったと言われています。彼が活躍した明治時代は、イギリスのヴィクトリア朝時代でもあり、館内にはイギリスの文化財や、当時の奥日光の貴重な資料が展示されています。
黒い本館と黄色の葉が、強いコントラストを生み出しています
湖畔の紅葉
別荘は日本の和室のような「広縁」のデザインであり、中禅寺湖の風光明媚な景色を眺めることができます。
シンプルでエレガントなインテリア
2階のティールーム「南4番Classic」では、英国紳士のように湖を眺めながら、英国大使館シェフ監修のスコーンと紅茶のセットをお楽しみいただけます。
英国大使館別荘記念公園
住所:栃木県日光市中宮祠2482
営業時間:9:00〜16:00(5月1日から11月10日までは9:00〜17:00)
定休日:4月の月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:JR日光駅または東武日光駅から、中禅寺温泉行き・湯元温泉行きバス約40分「中禅寺温泉」下車、遊覧船・立木観音行きバス乗換え約4分「遊覧船・立木観音」下車、徒歩約15分
公式サイト:https://www.nikko-nsm.co.jp/british.html
※南4番Classicは営業時間が異なります。
イタリア大使館別荘記念公園
英国大使館別荘から歩いて数分のところにあるイタリア大使館別荘記念公園は、1928年に建てられ、1997年まで歴代のイタリア外交大使とその家族が使用していました。別荘は、床材から家具、カトラリーまできれいに整備され、かつて日本で休暇を過ごした外交官たちの優雅な生活を感じられる内外装になっています。
日本の家屋をイメージしたレトロでノスタルジックな外観の別荘
開放感が溢れる広縁からのビュー
外交官が休暇を過ごす様子を再現したインテリア
館内にはコーヒーも販売されているので、窓の外に揺れる黄葉を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
2階は寝室エリアで、中禅寺湖を望む絶好のビューポイントです。 別荘の真正面にある棧橋は、かつてはヨットの係留場所でしたが、現在は人気の撮影スポットになっています。 記念公園で紅葉を楽しむだけでなく、湖畔を散歩するのもおすすめです。
イタリア大使館別荘記念公園
住所:栃木県日光市中宮祠2482
営業時間:9:00〜16:00(5月1日から11月10日までは9:00〜17:00)
定休日:4月の月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス:東武バスでJR日光駅発、東武日光駅経由「中禅寺温泉・湯元温泉行き」で「中禅寺温泉」下車、徒歩約35分
公式サイト:https://www.nikko-nsm.co.jp/italy.html
竜頭ノ滝
日光周辺には多くの滝があり、竜頭ノ滝は華厳ノ滝、湯の滝と並んで「日光三名瀑」のひとつに数えられています。 湯元温泉方面のバスに乗り、竜頭の滝で下車するか、滝上、赤沼で下車し、竜頭ノ滝まで徒歩で行きます。
竜頭ノ滝の急流は、前方から水を二分する巨大な岩の突起が竜の頭に似ていることから名付けられました。垂直の華厳滝とは異なり、男体山の噴火でできた溶岩が流れ込んで作られた天然の滝です。全長210mの滝は、上流と下流でまったく異なる景色を見せてくれます。
竜頭ノ滝
住所:栃木県日光市中宮祠
アクセス:JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉行き東武バスに乗り約60分、竜頭ノ滝下車、徒歩2分
竜頭の滝を見る前に、まず龍頭の茶屋の門をくぐります。 龍頭の茶屋では、日光名物の「ゆばそば」のほか、お土産や飲み物などを販売しています。ゆばはしっかりとした風味があり、採れたての地元野菜を使ったあっさりとした味わいで、初秋の涼しい季節には最適です。
日光名物のゆばそば
地元の特産品やおみやげを購入できます
龍頭の茶屋
住所:栃木県日光市中宮祠2485
アクセス:JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉行き東武バスに乗り約60分、竜頭ノ滝下車、徒歩すぐ
公式サイト:http://www.nikko-ryuzu.jp/
日光の自然、歴史、文化、そして温泉も体験できます。東京から日光への日帰り旅行はアクセスしやすく、四季にも違う景色を見られます。冬にはスキーやスノーシューができるので、日光の魅力満載を体感することもできます。