練り物とは何?ご当地練り物と美味しい食べ方をご紹介
日本の食卓でよく登場する、かまぼこ、ちくわなどの「練り物」は、魚肉をすりつぶし、でん粉、塩などを加え、加熱や成形したものです。魚の旨味と弾力のある食感を楽しむことができ、たんぱく質やカルシウムが豊富に含まれています。そのまま食べても調理しても美味しいし、おでん、焼きそば、お酒の供にもぴったりな万能食材です。日本各地にはさまざまなご当地練り物があり、今回は香港人の私が日本各地の練り物4つを厳選して、シンプルで美味しい食べ方をご紹介します。
Table of Contents
日本の練り物の種類
水産資源が豊富な日本では、練り物は馴染みのある食材です。練り物も地域によってそれぞれの特徴があり、同じ練り物でもいろいろな食べ方を楽しめます。
基本の食べ方
ちくわ、さつま揚げ → おでんに、煮物に
カニカマ → サラダに
かまぼこ → このままで食べても良い、生姜醤油をつけても良い
なると巻 → ラーメンなど麺類の具に、揚げ物に
香港にも練り物あるのか?
香港で一番有名な練り物は、食べ歩きフード「フィッシュボール」(魚蛋)ではないでしょうか。潰した魚肉を団子の形にして揚げたもので、カレーソースかチリソースをつけると美味しく食べられます。インスタントヌードルや鍋の具材としても人気です。
香港人は、せっかちな人が多いのですが、細かい料理手順をめんどくさいと思って、練り物の調理法は、ほとんど「茹る」です。バッと茹でて、すぐ食べれるのが便利でいいです。日本のスーパーに行くと、綺麗に並んでいる、多くの種類の練り物に驚く人もいますね。
アニメやドラマの影響で、コンビニおでんや居酒屋文化に憧れる香港人も少なくないと思います。
ご当地練り物4選
【宮城】笹かまぼこ
仙台名物として知られる「笹かまぼこ」とは、ヒラメのすり身を笹の葉の形に焼いたもので、プリプリな食感や魚の旨みが特徴的。高級なものですと、、贈答用にも人気です。デパートで買うなら高いと思いますが、実はスーパーでも手ごろな値段で購入できます。そのまま食べても大丈夫ですし、フライパンで軽く焼いても、サラダやみそ汁にに入れても美味しいですよ。
さらに、アレンジして、パパッと食べることができます!
チーズをのせ、トースターやグリルで表面をパリパリになるまで焼いて、七味とマヨネーズはお好みでどうぞ。、今夜のおつまみやおかずの一品にいかがですか。
【愛媛】じゃこ天
じゃこ天は愛媛県南予地方の名物で、新鮮なお魚を小骨ごとすり潰して、小判形にして揚げた、魚の奥深い味のある一品です。うどんや焼きそばの具にはもちろん、角切りにしたら、チャーハンのおかずにもピッタリです!
じゃこ天をぶつ切りにして、マヨネーズをかけて(マヨネーズ2回目の登場です)いい香りが出るまでトースターで焼いて、ねぎやしょうゆをかけたら完成。ご飯にも合うのでご飯もお忘れずに!
【広島】がんす
瀬戸内海沿岸の広島県には、代表的な練り物「がんす」があります。がんすの名は広島弁の「〜でございます」に由来します。白身魚のすり身に玉ねぎを入れて、手作業で揚げたものです。ピリ辛の味が癖になります。
アレンジ方も色々あります。。一見とんかつのように見えるので、、地元の人はとんかつの代わりに、「がんす丼」を作るそうです。
トースターでパパッと加熱したら美味しく食べられます。お肉の代わりに野菜炒めにも使えて便利な食材です。
【新潟】しんじょう
江戸時代から明治時代は、新潟湊は北前船の寄港地として栄えました。新潟のしんじょうは、魚肉、山芋、でん粉、卵白などを混ぜて蒸した後、油で揚げました。
今回ご紹介するのは、日本橋三越にある「竹徳かまぼこ」の「煮玉子しんじょう」です。形が丸々でかわいいし、魚肉はふわふわで柔らかい食感、さらに中には半熟煮玉子がまるごと入った贅沢な一品です!
電子レンジかトースターで軽く温めてたら完成、お好みで大根おろし、生姜醤油かソースをかけても一層美味しくなります。
練り物で食卓を華やかに
いかがでしたか?日本各地で個性溢れるご当地練り物がたくさん!調理しやすく、アレンジも自在、うまみや食感も満点で、財布に優しい練り物は、色々な食べ方があるのでぜひチャレンジしてみてくださいね。僕の一押しはもちろん、新潟のしんじょうです。皆さんもぜひ食べてもらいたいです。