2024.11.16
WBC世界ライト級暫定王座決定戦
1位 ウィリアム・セペダ(28:メキシコ)
31戦全勝〔27KO〕
vs.
元IBF世界スーパーフェザー級王者
13位 テビン・ファーマー(34:米国)
33勝〔8KO〕6敗1分
セペダは、世界ランカーに勝ち続け4団体全てで1位。
一方、ファーマーは、2020年1月にIBF世界スーパーフェザー級王座から陥落後3年半リングから離れ、2023年6月にライト級で再起し3連勝するも、2024年7月にレイモンド・ムラタラ(米国)に敗れ、世界ランキングから外れていましたが、10月のランキングでWBC13位にランクイン。
ランキング1位のセペダと10月のランキングで13位に顔を出したファーマーが暫定王座戦というのはいかにも奇妙ですが、10月に予定されていた王者シャクール・スティーブンソン(米国) の前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英国)との防衛戦がスティーブンソンの右手の負傷で流れたため、この試合が暫定王座戦となり、ファーマーをランキングに無理矢理入れたみたいな感じなんでしょうか。
《試合経過》
1R
プレスをかけるセペダ。
ジャブで牽制するファーマー。
2R
ファーマーの左カウンターがヒット。
ファーマーは、ジャブでセペダの接近を防ぎ、距離を詰められるとクリンチでセペダの攻撃を止める。
ファーマ―は上手く戦っているが、セペダのパンチが止まらず徐々に被弾。
3R
セペダがパンチを出し続ける。
ファーマーもジャブやボディを打っていくが、パワーと手数で上回るセペダが優勢。
4R
上下にパンチを散らしていくセペダ。
ファーマーもカウンターの左アッパーをヒット、ジャブを上下に散らして対抗。
セペダの手数は落ちないが、ファーマーは下がらずにボディワークでセペダのパンチをかわしながら反撃。
ファーマーの左がクリーンヒット、セペダがダウン。
立ちあがったセペダがプレスをかけ、ファーマーは追撃できず。
5R
ファーマーの左ストレート、左アッパーがヒット。
セペダが距離を詰めていくが、クリンチで防ぐファーマー。
セペダの手数は多いが、ファーマーにかわされている。
至近距離での打ち合いは、ファーマーのパンチが適確にヒット。
6R
ファーマーは、リング中央では打ち合いに応じ、ロープに詰められるとクリンチでセペダの攻撃を寸断。
セペダがボディに連打を打ち込む。
ファーマーも打ち負けていないが、セペダの手数が優る。
7R
セペダの攻撃が止まないが、ファーマーはボディワークで被弾を最小限に抑え下がらずに応戦。
8R
前に出続けるセペダ、下がりながらもカウンターで応戦するファーマー。
セペダが攻め続けているが、ファーマーがボディワークでかわす。
9R
セペダが前進してパンチを出し続けるが、ファーマーが下がらずに打ち返す。
お互いに被弾しながらも手を休めない。
10R
ファーマーの左が連続してヒット。
セペダは手を出し続けるが、ファーマーはボディワークでかわしクリーンヒットを許さず試合終了のゴング。
結果は、2-1(95-94,94-95,95-94)でセペダが勝利、WBC暫定王座を獲得。
- ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ -
4団体全てでランキング1位につけていたセペダが、暫定とはいえ、ついにベルトを掴みました。
ただ、薄氷の勝利だったね。
セペダが圧勝するのではないかと思ってたけど、ファーマー頑張ったね。
セペダはいつも通りパンチを出し続けましたが、ファーマーのディフェンステクニックに空転が目立ちました。
ファーマーは多少被弾しつつも打ち合う場面もあり、タイミングの良いカウンターを再三ヒット、セペダを苦しめたね。
ファーマーは非常に上手く戦ったけど、一歩及ばなかった。
際どい勝利でしたが、セペダの次戦は、王者シャクール・スティーブンソンへの挑戦になりそうです。
ファーマーになかなかパンチが当たらなかったからな。
スティーブンソンが相手だと、さらに厳しいかもしれんが、頑張ってほしいところぢゃな。
ちなみに、私の採点 (→採点方法はこちら)は、
WBC世界ライト級暫定王座決定戦
1位 ウィリアム・セペダ(28:メキシコ)
31戦全勝〔27KO〕
vs.
元IBF世界スーパーフェザー級王者
13位 テビン・ファーマー(34:米国)
33勝〔8KO〕6敗1分
セペダは、世界ランカーに勝ち続け4団体全てで1位。
一方、ファーマーは、2020年1月にIBF世界スーパーフェザー級王座から陥落後3年半リングから離れ、2023年6月にライト級で再起し3連勝するも、2024年7月にレイモンド・ムラタラ(米国)に敗れ、世界ランキングから外れていましたが、10月のランキングでWBC13位にランクイン。
ランキング1位のセペダと10月のランキングで13位に顔を出したファーマーが暫定王座戦というのはいかにも奇妙ですが、10月に予定されていた王者シャクール・スティーブンソン(米国) の前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英国)との防衛戦がスティーブンソンの右手の負傷で流れたため、この試合が暫定王座戦となり、ファーマーをランキングに無理矢理入れたみたいな感じなんでしょうか。
《試合経過》
1R
プレスをかけるセペダ。
ジャブで牽制するファーマー。
2R
ファーマーの左カウンターがヒット。
ファーマーは、ジャブでセペダの接近を防ぎ、距離を詰められるとクリンチでセペダの攻撃を止める。
ファーマ―は上手く戦っているが、セペダのパンチが止まらず徐々に被弾。
3R
セペダがパンチを出し続ける。
ファーマーもジャブやボディを打っていくが、パワーと手数で上回るセペダが優勢。
4R
上下にパンチを散らしていくセペダ。
ファーマーもカウンターの左アッパーをヒット、ジャブを上下に散らして対抗。
セペダの手数は落ちないが、ファーマーは下がらずにボディワークでセペダのパンチをかわしながら反撃。
ファーマーの左がクリーンヒット、セペダがダウン。
立ちあがったセペダがプレスをかけ、ファーマーは追撃できず。
5R
ファーマーの左ストレート、左アッパーがヒット。
セペダが距離を詰めていくが、クリンチで防ぐファーマー。
セペダの手数は多いが、ファーマーにかわされている。
至近距離での打ち合いは、ファーマーのパンチが適確にヒット。
6R
ファーマーは、リング中央では打ち合いに応じ、ロープに詰められるとクリンチでセペダの攻撃を寸断。
セペダがボディに連打を打ち込む。
ファーマーも打ち負けていないが、セペダの手数が優る。
7R
セペダの攻撃が止まないが、ファーマーはボディワークで被弾を最小限に抑え下がらずに応戦。
8R
前に出続けるセペダ、下がりながらもカウンターで応戦するファーマー。
セペダが攻め続けているが、ファーマーがボディワークでかわす。
9R
セペダが前進してパンチを出し続けるが、ファーマーが下がらずに打ち返す。
お互いに被弾しながらも手を休めない。
10R
ファーマーの左が連続してヒット。
セペダは手を出し続けるが、ファーマーはボディワークでかわしクリーンヒットを許さず試合終了のゴング。
結果は、2-1(95-94,94-95,95-94)でセペダが勝利、WBC暫定王座を獲得。
- ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ ー ◇ -
4団体全てでランキング1位につけていたセペダが、暫定とはいえ、ついにベルトを掴みました。
ただ、薄氷の勝利だったね。
セペダが圧勝するのではないかと思ってたけど、ファーマー頑張ったね。
セペダはいつも通りパンチを出し続けましたが、ファーマーのディフェンステクニックに空転が目立ちました。
ファーマーは多少被弾しつつも打ち合う場面もあり、タイミングの良いカウンターを再三ヒット、セペダを苦しめたね。
ファーマーは非常に上手く戦ったけど、一歩及ばなかった。
際どい勝利でしたが、セペダの次戦は、王者シャクール・スティーブンソンへの挑戦になりそうです。
ファーマーになかなかパンチが当たらなかったからな。
スティーブンソンが相手だと、さらに厳しいかもしれんが、頑張ってほしいところぢゃな。
ちなみに、私の採点 (→採点方法はこちら)は、
しかし最近の海外判定傾向は技巧派カウンター型よりも手数プレッシャー型の方が点を取りやすいと感じます。
ファーマーも中盤以降はやや失速気味だったので、Aサイドのセペダを押さえ込むだけの印象は取れなかった、という感じですかね。
ボクオタおやじ
がしました