やっぱり欧州の小麦粉は旨い - boulangerieの暇つぶし

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元パン屋で都内タクドラの雑記。パン、料理(自炊)、音楽、映画、インテリア、酒、車、旅行...元嫁と質素で楽しい暮らし。

パン屋の対面販売とセルフ販売

遡ること数ヶ月前、ある記事によると日本人のマスク着用率と海外からの印象、近年の衛生管理の話から、近頃のパン屋の対面販売(商品がケースに入っているケーキ屋さん的な)が増えているのは衛生観念の変化が大きく関わっているのでは?との記載があった。多少はあるけど...

 

 

根本的には違うと。笑

 

日本でのパンの販売方法が一般的なセルフになったのは(トレーとトング持って自分で選ぶ形式)スーパーと言う言葉が世に出る頃から。

 

カンカンするな。笑

(嘘です。私もします)

 

駅周辺に小規模で、その地方ならではのマイナーなスーパーの近くにあるパン屋はすでにセルフ方式で、その小規模スーパーが淘汰される頃に出来始めた中型スーパーの入り口付近がパン屋の定位置となる頃は最盛期を迎えパン屋がスーパの顔になる。それまでスーパーの売り場を囲むように並んでいた生鮮3品→肉、野菜、魚の一つに「パン」が完全に加わった時代だ。

 

当時は食品に限らずなんでも新商品が飛ぶように売れていた時代。そんな時代に双方(お客とお店)に最も効率と都合が良く、最も喜ばれる形がセルフ販売だった。

 

そんな時代の、例えばフランスはどうかと言うと今も昔も対面販売が主流。近頃は大量生産のスーパーに消費者が流れるとか、日本の米離れ見たいに、若者のパン離れ的な話もたまに聞くが、あくまで対面販売が主流の模様。

 

それはなぜかと言うと...

 

 

分かりません。

だってそんな事どこにも書いて無いし。😅

 

ここからは推測なんだけども、あちらで言うパンは日本のお米と同じ。売るのに選ぶ楽しみなんて要らない訳です。基本はその日食べるパンをその日に買うスタイル。豆腐屋さんに毎朝豆腐買いに行くようなもんなのかなと。(極端な言い方ですが。)

 あの手この手で押し付けがましく売るようなものじゃ無い。生鮮品と嗜好品の差なのかな。

 

で、近年日本で対面販売が増え続けているのは確かなんどけども、理由のほとんどは店のコンセプトを本格志向にするならば、フランスの真似をしなきゃ!てだけの話。結果的に土地が狭いので便利、衛生面にも繋がるって事だと思います。→イメージは大切

 

個人的には今後出店するにあたっては対面が有力...しかし無人にしたいならばやはりセルフか?無人でケース売りはどうやれば?なんて考えるのは楽しいですね。

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ヨーロッパの小麦粉も早く安くなーれ、と思う今日この頃。