楽天モバイルでは、必要に応じた名義変更が可能です。
ただし、一概に名義変更と言っても様々な事情で行われます。
例えば、
- 婚姻関係による姓名の変更
- 家族内、もしくは第三者間での変更
- 親族のご逝去に伴う変更
など。
楽天モバイルの名義変更は、こういった様々なケースで方法や各種条件が異なります。
名義変更したいだけなのに、複雑に感じてしまいますよね。
実際のところ、知っておくべき点や事前の準備など、必要なことが結構多いんです。
今回は、そんな楽天モバイルの名義変更に関する概要を分かりやすく解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして頂き、スムーズに名義変更を完了させましょう。
楽天モバイルに関するクチコミは以下で詳しくご紹介しています。
楽天モバイルの名義変更には3つのケースがある
楽天モバイルの名義変更には、主に以下の3つのケースがあります。
- 改姓・改名
- 譲渡
- 承継
理由によって、上記のどのケースに該当するのか異なり、またそれぞれで名義変更の方法や手順、条件、必要書類などが異なります。
改姓・改名 | ・婚姻関連による姓名の変更 ・外国籍の方の帰化による姓名の変更 ・その他事情による名前の変更 |
譲渡 | ・家族内での譲渡 ・第三者への譲渡 |
承継 | ・2等身以内の親族のご逝去に伴う変更 |
例えば、改姓・改名による名義変更は、契約者本人で全て完結しますが、譲渡については、譲渡する者と譲渡される者の協力が必要です。
承継は、ご逝去を証明する書類や、その方と手続きする者の関係が分かる書類が必要になります。
他にも以下の通り、異なる点は様々あります。
- 手続き方法(Webサイトやアプリで完了する場合と郵送が必要な場合がある)
- 手数料の有無(名義変更を無料で行える場合と料金が発生する場合がある)
- 手続きにかかる時間(審査や手続きなどに時間を要するケースがある)
各名義変更の方法手順や条件については、この後の章で1つ1つ解説しますので、そのまま読み進めてください。
事前に知っておくべき注意点
楽天モバイルの名義変更には各種、いくつか知っておくべき注意点があります。
この章では、その中でも特に気をつけて頂きたいポイントをご紹介していきます。
- 譲渡する端末の残金は旧契約者に請求
- 承継は2等身以内限定
- オプションは継続されないケースがある
- MNP転入と同時の名義変更はできない
事前にチェックして、スムーズな名義変更を行うようにしましょう。
契約状況によって名義変更ができない場合がある
楽天モバイルは2024年5月現在、「Rakuten最強プラン」を最新プランとして提供しています。
このプランであれば、改姓・改名・譲渡・承継による名義変更が可能です。
しかし、以下の条件に当てはまる方で名義変更できるのは、改姓・改名によるケースのみで譲渡による名義変更が不可となります。
- au回線・ドコモ回線の「スーパーホーダイ」「組み合わせプラン」「コミコミプラン」などの旧プランをご契約の方
- 「旧FREETEL」「YAMADA SIM PLUS」「DMM mobile」を利用中の方
上記条件に該当する契約者のご逝去により承継する場合に関しては、2等身以内の親族であれば、名義変更が可能です。
端末の残金は旧契約者に請求される
端末代金をクレジットカードで分割払い中に名義変更を行う場合、ご注意ください。
楽天モバイルでは、製品代金のお支払いに関する変更は受け付けていません。
そのため、譲渡や承継による名義変更を行っても、請求は旧契約者に対して行われます。
この場合、各クレジットカード会社に直接お問い合わせが必要です
放置していると、楽天モバイルから旧契約者のクレジットカードに請求されます。
事前にクレジットカード会社に連絡して、一括払いが可能か、または支払い先の変更が可能かをご確認ください。
承継は2等身以内までの親族限定
ご逝去に伴う承継のための名義変更が可能なのは、旧契約者から2等身の親族までです。
2等身は例えて言いますと、祖父母から見て自分の子と孫まで。
承継による名義変更は、本人確認書類に加えて契約者との関係がわかる公的書類の提出が必要となります。
親族であれば誰でも良いというわけではありませんので、ご注意ください。
必要書類に関しては後の章で詳しく解説します。
オプションは継続される場合とされない場合がある
楽天モバイルには、いくつかのオプションを付加させることが可能です。
しかし、オプションによっては旧契約者から新契約者にそのまま継続ができる場合とできない場合があります。
この条件に関しては、「譲渡」「承継」の2つで違いがあります。
継続がされないオプションは製品に紐づいたオプションで下記サービスのことを指します。
- スマホ交換保証プラス
- 故障紛失保証(with AppleCare Services)
- 故障紛失保証(with AppleCare Services&iCloud+)
- 楽天モバイル買い替え超トクプログラム
- あんしん保証(with AppleCare Services for Apple Watch)
譲渡された新契約者は、上記を含めた全てのオプションの継続がされず、加入を希望する場合は、「my楽天モバイル」からの加入が必要となります。
一方、旧契約者に関しては、上記以外のオプションは自動解約となりますが、上記オプションは継続となります。
そのままにしておくとオプション料金が発生しますので、不要の場合は、譲渡後に「my楽天モバイル」での解約が必要となりますのでご注意ください。
「承継」での名義変更では、譲渡での名義変更とは反対に、上記プランは名義変更の時点で自動解約となります。
ただし、上記以外のオプションに関しては、新契約者も継続可能となり、請求先が新契約者へと移ります。
少し複雑なポイントではありますが、名義変更の際は、旧契約者がどんなオプションを付加していたかを確認し、不要であれば解約が必要となることを覚えておきましょう。
MNP転入と同時に名義変更はできない
他社からそのままの電話番号で楽天モバイルに事業者変更することを「MNP転入」と言います。
無料で簡単に楽天モバイルに乗り換えることのできるMNP転入ですが、同じタイミングでの名義変更は不可となっています。
仮に楽天モバイルでは、違う名義の方が利用する場合、以下の方法が推奨されます。
- 現在契約中の携帯事業者で名義変更した後、楽天モバイルと契約する
- 一旦は旧名義で楽天モバイルと契約し、その後に名義変更を行う
楽天に乗り換える際に名義変更を検討している方もいるかもしれませんので、この注意点は事前に把握しておいてください。
改姓・改名による名義変更
改姓・改名による名義変更の詳しい概要、必要書類、手順について解説していきます。
手続き概要
はじめに、改姓・改名による名義変更の概要をチェックしていきましょう。
手続き方法 | 郵送 |
名義変更が可能な相手 | 自分のみ |
手続きで発生する料金 | 0円※郵送料は契約者負担 |
手続き完了までの目安期間 | 約2週間 ※書類不備、交通事情などにより2週間以上かかる場合もある ※多数の申請が重なった場合に2週間以上かかる場合がある |
手続きに必要な書類 | ・楽天モバイル名義変更(改姓)届け ・変更前後の氏名がわかる公的書類のコピー ・本人確認書類のコピー※公的 ・本人確認書類は返却がないので必ずコピーを送る |
備考 | ・郵送方法の指定なし ・名義変更届は(改姓となっているが改名での利用も可能) ・名義変更届の印刷サイズはA4 |
改姓・改名による名義変更の方法は郵送で完結するのでとても簡単です。
郵送方法に指定はありませんが、郵送にかかる料金は契約者が負担する必要がありますのでご注意ください。
必要なもの
改姓・改名の名義変更に必要な書類は以下の3点です。
- 楽天モバイル名義変更(改姓)届(※改名でも利用可能)
- 変更前と後の氏名が確認できる公的書類・1点
- 本人確認書類
名義変更届
名義変更届は楽天モバイル公式サイトの「契約者情報の変更手続き(改姓・改名)」からダウンロードし、必要情報を記入の上、郵送します。
変更前と変更後の氏名が確認できる公的書類
公的書類は以下のいずれかからお選びください。
運転免許証 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
運転経歴証明書 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
住民票 | ・発行から3ヶ月以内 ・本籍地、個人番号の記載がないもの |
マイナンバーカード(個人番号カード) | ・表面のみ ・通知カードは公的書類にならない |
戸籍謄(抄)本 | 発行から3ヶ月以内のもの |
・カード型は表裏のコピーが必要 ・裏面に住所の記載が必要 ・紙方の場合、被扶養者は自分の氏名が記載されている箇所が必要 |
上記から1点選択する必要がありますが、提出するのは原本ではなく書類のコピーです。
書類の返却はないため、絶対に原本を提出しないようにしてください。
本人確認書類
本人確認書類は下記のいずれかからお選びいただきます。
※公的書類で運転免許証、もしくはマイナンバーカードを選んだ方は、本人確認書類の提出が不要です。
運転免許証 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
運転経歴証明書 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
マイナンバーカード(個人番号カード) | ・表面のコピー ・通知カードは公的書類にならない |
精神障害者保健福祉手帳 | ・表面のみ ・住所記載があるもの |
療育手帳 | ・顔写真記載の面 ・住所記載があるもの |
身体障がい者手帳 | ・表面のコピー ・住所が記載されていない場合は補助書類が必要※住所記載の場合は不要 |
健康保険証 | ・カード型は表裏のコピーが必要 ・裏面に住所の記載が必要 ・紙方の場合、被扶養者は自分の氏名が記載されている箇所が必要 ・補助書類が必要 |
日本国パスポート | ・顔写真記載面 ・所持人記入面 ・補助書類が必要 |
住民基本台帳カード | ・表面 ・裏面 ・住所が記載されているもの ・補助書類が必要 |
在留カード(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
特別永住者証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
外交官身分証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所の記載がない場合は、住所証明書が必要となる |
また、補助書類が必要と記載されている本人確認書類については、追加で下記書類のいずれかが必要になる場合があります。
- 公的料金の請求書・領収書
-
電気・ガス・水道のいずれか/新電力、LPガス、プロパンガスも可
- 住民票
-
本籍地・マイナンバーの記載がないもの
- 届出避難場所証明書
-
避難場所が再取得住宅の住所であることをご確認ください
必要書類をよくご確認の上、コピーと郵送手続きを行っていきましょう。
提出必要書類に関する注意事項もご確認しておいてください。
- 公的書類、本人確認書類は全て有効期限内、もしくは発行から3ヶ月以内であること
- 書類によっては補助書類も必要になる場合がある
- 提出するのは原本ではなく必ずコピーしたもの(※提出書類の返却はない)
- 書類は文字や顔写真が鮮明にわかるようにコピーする
これで改姓・改名による名義変更の準備は完了です。
手続き方法の流れ
では、改姓・改名による名義変更の手続き手順を解説していきます。
改姓・改名の名義変更には以下の書類が必要となります。
- 楽天モバイル名義変更(改姓)届
- 変更前と変更後の氏名がわかる公的書類のコピー
- 本人確認書類のコピー
楽天モバイル名義変更(改姓)届は下記画像の書類です。
引用:楽天モバイル公式サイト
楽天モバイル公式サイトの「契約者情報の変更手続き(改姓・改名)」からダウンロードし、A4サイズで印刷し、各事項に記入しましょう。
提出する書類は、前項目で解説していますので、必要な方はご確認ください。
前ステップの必要書類が準備できましたら、郵送手続きに移ります
郵送方法に指定はありませんが、郵送料金は契約者負担です。
下記住所へ郵送してください。
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1-14-1楽天クリムゾンハウス楽天コミュニケーションズ(株)内 「楽天モバイル氏名変更受付係」行 |
郵送から名義変更が完了するまでは約2週間とされていますが、申請の状況次第では2週間以上かかることもあります。
なるべく余裕を持って申請するようにしましょう。
名義変更が完了した場合、登録したメールアドレス宛に、「[楽天モバイル] ご契約者様情報の変更完了のお知らせ」のメールが届きますので、確認してみてください。
もしくは楽天IDにて「my楽天モバイル」にログインし、登録の名義が変更されているかが確認できます。
支払い方法に設定している「クレジットカード・デビットカード・銀行口座」の名義を変更した場合も、楽天モバイルの支払い方法の名義変更が必要です。
変更せずに放置した場合、引き落としができずに未払いとなる可能性がありますので、気をつけましょう。
支払い方法の名義変更は楽天モバイル公式ページの「お支払い方法の確認・変更方法」にて記載がありますので、必要な方はご確認ください
改姓・改名による名義変更の手続きは以上です。
郵送完了するので簡単ではありますが、提出書類の不備があった際は、再提出が必要になりますので、郵送する書類は要確認です。
譲渡による名義変更
譲渡による名義変更の詳しい概要、必要書類、手順について解説していきます。
手続き概要
はじめに、譲渡による名義変更の概要を確認していきましょう。
手続き方法 | my楽天モバイル(アプリ/Webサイト)※郵送での手続きは現在終了している |
名義変更が可能な相手 | どなたでも可 |
手続きで発生する料金 | 0円 |
手続き完了までの目安期間 | 現在の契約者手続き用URLの発行:約1日 新契約者・本人確認書類のアップロード :約1週間・本人確認書面受取時 :約1週間・AIかんたん本人確認:最短1日 |
手続きに必要な書類 | 現在の契約者・楽天ID 新契約者・楽天ID・本人確認書類・18歳未満の場合は法定代理人同意書 兼 支払い名義人同意書 |
備考 | ・au回線・ドコモ回線の旧プラン、旧FREETEL、YAMADA SIM PLUS、DMM mobileをご利用中の方は譲渡不可 ・以前の郵送用の申請書を所持している場合は手続き可能ですが、3,300円の手数料が発生する ・ご請求は完了前後から変更される ・継続されないオプションがある ・端末の代金をクレジットカードで分割支払いしている場合はそのまま旧契約者の請求される※直接クレジット会社への問い合わせが必要 |
譲渡に関しては、楽天モバイルのアプリ、またはWebサイトからの申請となります。
現在の契約者から新契約者に譲渡する際は、自動で解約されるオプションと継続されるオプションがあります。
本記事の「事前に知っておくべき注意点」の章で解説しております。
また、旧契約者が端末代金をクレジットカードで分割支払いしていた場合、残金はその後も旧契約者のクレジットカードに請求されます。
この場合、各クレジットカード会社に直接問い合わせて、支払いの変更が可能かどうか問い合わせる必要があります。
必要なもの
譲渡による本人確認に必要なものは現在の契約者と新契約者で異なります。
現在の契約者が用意するのは、my楽天モバイルにログインするための楽天IDとパスワードのみです。
譲渡される新契約者は、楽天IDとパスワードの他に本人確認書類が必要となります。
楽天IDとパスワードがない方は事前に作成しておきましょう。
本人確認書類
本人確認書類の提出方法は以下の3つの方法となります。
- Webサイト上で撮影した書類をアップロード
- 「eKYC」でWebサイトまたはアプリからAIかんたん本人確認(※運転免許証・マイナンバーカードのみ可)
- 本人確認書面受取時に自宅で確認
本人確認のアップロードに可能な書類を下記にまとめました。
運転免許証 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
運転経歴証明書 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
マイナンバーカード(個人番号カード) | ・表面のコピー ・通知カードは公的書類にならない |
精神障害者保健福祉手帳 | ・表面のみ ・住所記載があるもの |
療育手帳 | ・顔写真記載の面 ・住所記載があるもの |
身体障がい者手帳 | ・表面のコピー ・住所が記載されていない場合は補助書類が必要※住所記載の場合は不要 |
健康保険証 | ・カード型は表裏のコピーが必要 ・裏面に住所の記載が必要 ・紙方の場合、被扶養者は自分の氏名が記載されている箇所が必要 ・補助書類が必要 |
日本国パスポート | ・顔写真記載面 ・所持人記入面 ・補助書類が必要 |
住民基本台帳カード | ・表面 ・裏面 ・住所が記載されているもの ・補助書類が必要 |
在留カード(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
特別永住者証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
外交官身分証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所の記載がない場合は、補助書類が必要となる |
補助書類が必要になる場合は、追加で下記書類の中から提出を行いましょう。
- 公的料金の請求書・領収書
-
電気・ガス・水道のいずれか/新電力、LPガス、プロパンガスも可
- 住民票
-
本籍地・マイナンバーの記載がないもの
- 届出避難場所証明書
-
避難場所が再取得住宅の住所であることをご確認ください
公的書類、本人確認書類は全て有効期限内、もしくは発行から3ヶ月以内であることが必須です。
また、アップロードした画像にブレや光などが入ると承認がされない可能性が高いので、こちらも併せてご注意ください。
法定代理人 兼 支払名義人同意書
法定代理人同意書は、新契約者が18歳未満の場合に限りますので、必要ない場合は無視して大丈夫です。
必要な場合は、こちらの「未成年のお客様がご利用になる場合のお申し込みの流れ」から法定代理人同意書をダウンロードしてください。
以上で、契約者変更に伴う審査に必要な書類は準備完了です。
手続き方法の流れ
それでは、譲渡による名義変更の手続きを解説します。
譲渡に関しては、現在の契約者から新契約者に共有されたURLから手続きを行う必要があります。
あらかじめURLが共有されることを連絡しておいてください。
Webサイトとアプリで少し画面表示に違いがあります。
ここからの手順は、スマホ操作でのWebサイト画面に沿って解説していきます。
まずは現在の契約者がmy楽天モバイルにログイン。
「各種手続き」から「契約者変更のお手続き」をタップしてください。
次に契約者変更(譲渡)をタップします。
※複数回線をお持ちの方は、譲渡する電話番号をお選びください。
このページにて新契約者の氏名を入力しましたら、「登録情報を確認する」で次のページへ。
ここでは、新契約者の登録情報を再確認できます。
間違いがなければ、「契約者変更手続きを申請する」をタップします。
申請が完了するとURLが発行されます。
このURLを譲渡する新契約者に共有します。
共有方法はURLをコピーできるので、メールやLINEなどのお好きな方法を選択してください。
現在の契約者はこの時点で手続きが終了し、あとは新契約者の手続き完了メールが届くのを待つのみです。
ここからは新契約者の手続きとなります。
現在の契約者から共有されたURLにアクセスし、「手続きを開始する」をタップ。
このステップにて楽天IDでログインが必要です。
各必要事項を入力し、「次へ進む」をタップ。
最後に、
・契約者情報が正しいこと
・新契約者が18歳未満の場合は、「あんしんコントロール by -フィルター」(330円/月額)に自動で申し込みされることへの了承
上記の2つの項目にチェックを入れます。
前項目でご紹介した本人確認書類をアップロードします。
※新契約者が18歳未満の場合は、「法定代理人同意書 兼 支払い名義人同意書」に親族が必要事項を記入の上、アップロードが必要となります。
支払い方法を「クレジットカード」または「口座振替」からお選びいただき、各方法の必要情報を入力していきましょう。
最後に「申し込む」をタップすれば、新契約者へと名義が変更されます。
旧契約者、新契約者それぞれに「[楽天モバイル]契約者変更手続き(譲渡)完了のお知らせ」メールが届きますので、確認しましょう。
譲渡による名義変更は以上となります。
あとは製品やSIMを新契約者に渡せば、完全に譲渡が終了します。
仮にeSIM利用だった場合やSIMカードを渡すことが難しい場合は、新規契約者がSIMカードの再発行を行う必要があります。
再発行が必要な方は下記ページから手続きしていきましょう。
楽天モバイル公式ページ|SIMカードやeSIMの再発行はどこから手続きできますか?
承継による名義変更
契約者のご逝去に伴う承継による名義変更の詳しい概要、必要書類、手順について解説していきます。
手続き概要
はじめに、承継による名義変更の詳しい概要、必要書類、手順について解説していきます。
手続き方法 | 審査のお申し込み:郵送 契約者変更手続き:my楽天モバイル(アプリ/Webサイト) |
名義変更が可能な相手 | 2等身以内の親族 |
手続きで発生する料金 | 3,300円(税込)新契約者の初回請求額に合算 |
手続き完了までの目安期間 | 約2週間 |
手続きに必要な書類 | ・現在の契約者 ・新契約者の楽天ID ・契約者情報登録 ・変更申請書 ・新契約者の本人確認書類 ・現契約者が逝去されたことがわかる書類 ・現契約者と新契約者の関係がわかる書類 ・新契約者が18歳未満の場合は法定代理人同意書 |
備考 | ・新契約者の本人確認以外の書類は、3ヶ月以内に発行された書類を一式コピーして提出 ・除籍謄本であれば、現契約者のご逝去がわかる書類と、現契約者と新契約者との関係がわかる書類を兼ねることができる。 ・au回線・ドコモ回線の楽天モバイル、旧FREETEL、YAMADA SIM PLUS、DMM mobileをご利用中の方は承継不可 ・継続されないオプションがある ・端末の代金をクレジットカードで分割支払いしている場合はそのまま旧契約者の請求される※直接クレジット会社への問い合わせが必要 |
承継に関しては、契約者変更に伴う審査に通過してから初めて変更手続きを行うことができます。
その審査に必要な書類は郵送で提出する形となります。
審査通過後は、新契約者が「my楽天モバイル」から名義変更手続きを行います。
承継の名義変更で発生する手数料は、他の改姓・改名、譲渡が0円なのに対し、3,300円の料金が発生します。
また、オプションに関しては継続されるオプションと自動で解約されるオプションがあります。
オプションの注意点に関しては、本記事の「事前に知っておくべき注意点」の章で解説しております。
加えて、旧契約者が端末代金をクレジットカードで分割支払いしていた場合、残金はその後も旧契約者のクレジットカードに請求されます。
この場合、各クレジットカード会社に直接問い合わせて、支払いの変更が可能かどうか問い合わせる必要があります。
必要なもの
承継による名義変更に必要な書類は以下の5点です。
- 契約者情報登録・変更申請書
- 新契約者(代理人)の本人確認書類
- 現契約者が逝去されたことが確認できる書類
- 現契約者と新契約者の関係が分かる書類
- 18歳未満の方が新契約者の場合は法定代理人同意書
契約者情報登録・変更申請書
契約者情報登録・変更申請書は「ご契約者の逝去による契約者変更手続き(承継)」からダウンロードが可能です。
本人確認書類
新契約者、つまり現契約者の代理で名義変更申請を行う方の本人確認書類は以下一覧のいずれかのコピーが必要です。
運転免許証 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
運転経歴証明書 | ・表面 ・裏面 ・公安委員会から発行されたもの |
マイナンバーカード(個人番号カード) | ・表面のコピー ・通知カードは公的書類にならない |
精神障害者保健福祉手帳 | ・表面のみ ・住所記載があるもの |
療育手帳 | ・顔写真記載の面 ・住所記載があるもの |
身体障がい者手帳 | ・表面のコピー ・住所が記載されていない場合は補助書類が必要※住所記載の場合は不要 |
健康保険証 | ・カード型は表裏のコピーが必要 ・裏面に住所の記載が必要 ・紙方の場合、被扶養者は自分の氏名が記載されている箇所が必要 ・補助書類が必要 |
日本国パスポート | ・顔写真記載面 ・所持人記入面 ・補助書類が必要 |
住民基本台帳カード | ・表面 ・裏面 ・住所が記載されているもの ・補助書類が必要 |
在留カード(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
特別永住者証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所記載があるもの※氏名が漢字とローマ字の併記の方はローマ字で契約者情報を入力すること |
外交官身分証明書(外国人の方) | ・表面 ・裏面 ・住所の記載がない場合は、補助書類が必要となる |
本人確認書類によっては、追加で補助書類が必要になる場合があります。
- 公的料金の請求書・領収書
-
電気・ガス・水道のいずれか/新電力、LPガス、プロパンガスも可
- 住民票
-
本籍地・マイナンバーの記載がないもの
- 届出避難場所証明書
-
避難場所が再取得住宅の住所であることをご確認ください
上記3点の中から補助書類を1つ選んでコピーし、同封をお願いします。
現契約者が逝去されたことが確認できる書類
「現契約者が逝去されたことが確認できる書類」は、以下の各書類一式のコピーとなります。
- 戸籍全部事項証明書
- 戸籍個人事項証明書
- 戸籍謄本
- 除籍抄本
- 住民票(除票)
- 死亡診断書
現契約者と新契約者の関係が分かる書類
「現契約者と新契約者の関係が分かる書類」は、「戸籍全部事項証明書」か「除籍謄本」をご提出ください。
尚、除籍謄本であれば、「現契約者が逝去されたことが分かる書類」と「現契約者と新契約者の関係が分かる書類」を兼ねることが可能です。
法定代理人 兼 支払名義人同意書
法定代理人同意書 兼 支払名義人同意書は、新契約者が18歳未満の場合に限りますので、必要ない場合は無視して大丈夫です。
必要な場合は、こちらの「ご契約者の逝去による契約者変更手続き(承継)」から法定代理人同意書をダウンロードを行い必要事項をご記入ください。
以上で、契約者変更に伴う審査に必要な書類は準備完了です。
手続き方法の流れ
では、契約者のご逝去に伴う承継による名義変更を行っていきましょう。
承継に関する必要な書類は以下の書類が必要となります。
- 契約者情報登録・変更申請書
- 新契約者(代理人)の本人確認書類
- 現契約者が逝去されたことが確認できる書類
- 現契約者と新契約者の関係が分かる書類
- 18歳未満の方が新契約者の場合は法定代理人同意書
契約者情報登録・変更申請書は下記画像の書類です。
引用:楽天モバイル公式サイト
楽天モバイル公式サイトの「ご契約者の逝去による契約者変更手続き(承継)」からPDF形式でダウンロードし、必要情報を記入の上、郵送します。
全ての書類を郵送する先は、下記住所です。
〒158-0094 東京都世田谷区玉川1-14-1楽天クリムゾンハウス楽天コミュニケーションズ(株)内 「楽天モバイル契約者変更受付係」行 |
郵送方法の指定はありませんが、郵送料金に関しては新契約者(代理人)負担となりますので、あらかじめ認識しておきましょう。
書類の受付後、楽天モバイル側が名義変更手続きに関する審査を行います。
審査を通過した場合は、新契約者の本人確認に記載の住所宛に「本人確認手続きのお知らせ」の書面が郵送されます。
受け取りしないと、「my楽天モバイル」では名義変更手続きができませんので、ご注意ください。
「本人確認手続きのお知らせ」の書面を受け取った後、次に「【重要】【楽天モバイル】ご契約者変更について」というメールが届きます。
その文中にあるURLにアクセスし、契約者変更の手続きを始めましょう。
ここで「my楽天モバイル」へのログインが必要となりますので、楽天IDとパスワードを用意しましょう。
新契約者がすでに登録情報・お支払い方法を登録していた場合は、メールはありません。
その場合は、登録済みの支払い方法から、名義変更の手続きを行っていきます。
ここからの画面操作はWebサイトとアプリで少し異なります。
今回は、スマホ操作でのWebサイトからの手続き画面を例に解説していきます。
ログイン後、メニューから「契約者情報」をタップ。
新契約者の各情報を入力し、「変更する」で次のステップへ進みます。
再度メニューを開き、続いては「利用料金」をタップしましょう。
お支払い方法を、「クレジットカード」「口座振替」のいずれかから選択し、各必要情報を入力してください。
以上で承継による名義変更は完了となりました。
手続きが問題なく完了すれば、新契約者の登録メールアドレス宛に「名義変更完了のお知らせ」というメールが届きます。
念の為、再度「my楽天モバイル」にログインし、「ご契約者情報」から変更されているか確認しましょう。
必要な方は、商品の初期設定を行う必要がありますので、こちらの「楽天モバイルで購入した各種製品の初期設定」から進めていきましょう。
※旧契約者が利用していた製品を使う場合は、初期設定の必要はありません。
名義変更に関するよくある質問
名義変更に関する以下のよくある質問にお答えしていきます。
本人確認書類に不備があった場合はどうなる?
どのケースでの名義変更手続きがで異なります。
譲渡の場合は、現契約者から「my楽天モバイル」での最初からの手続きを行ってください。
改姓・改名、承継での名義変更の場合は、不備のあった書類に関する連絡がきます。
その連絡後、状況確認ができない場合は、キャンセル扱いとなります。
名義変更手続きはキャンセルできる?
改姓・改名、承継に関しては、必ず名義変更を行う必要があるケースですので、キャンセル対応はありません。
譲渡に関しては、譲渡する旧契約者と譲渡される新契約者で対応が異なります。
旧契約者 | my楽天モバイルから「申請をキャンセルする」でキャンセル手続き可能 |
新契約者(1) | 譲渡される手続きを15日間以上何もしないでいると自動的にキャンセルとなる |
新契約者(2) ※本人確認の書類画像をアップロードした場合 ※本人確認書類を自宅で受取時に確認の場合 | 手続きが完了後、「本人確認完了のお知らせ」が郵送されるがこれを受取拒否する。受け取ると翌日0時に譲渡が完了となる。 |
新契約者(3) ※AIかんたん本人確認(eKYC)で本人確認した場合 | 手続き完了後はキャンセルができない。改めて契約者変更手続き(譲渡)を行う必要がある。 |
最も手軽なのは、旧契約者に「my楽天モバイル」からキャンセル手続きしてもらう方法か、もしくは新契約者が15日以上手続きを放置することです。
ただ、譲渡のためのURLをすでに新契約者に共有し、手続きを進めていた場合は、新契約者がキャンセル手続きを行う必要があります。
店舗でも手続きは可能なの?
店舗でできるのはサポートまでです。
書類の記入や「my楽天モバイル」での手続きに関するサポートは店舗スタッフが手伝ってくれますが、最終的には自分で完了させる必要があります。
店舗で行っているサービスは以下の通りです。
- 他社からのMNP乗り換え申請
- 新規申し込み
- 旧プランからのプラン移行手続き
- オプション申請、または解約
- 登録住所の変更手続き
- 支払い方法の変更手続き
- 回線追加、または解約申請
- 楽天IDの作成
譲渡に関して言えば、「my楽天モバイル」のWebサイト、もしくはアプリで完結するので、譲渡する相手と共に来店すれば、完了までの案内はしてもらえます。
まとめ|楽天モバイルの名義変更
今回は、楽天モバイルの名義変更をメインに解説しました。
楽天モバイルで名義変更が可能なケースは以下の3つです。
- 改姓・改名
- 譲渡
- 承継
各ケースでの名義変更によって必要書類や手続き方法、条件、注意点が異なります。
手続きを行う前に、各名義変更の概要は、必ず理解しておきましょう。
ポイントさえしっかり把握すれば、スムーズで迅速な名義変更が可能となります。
ただし、基本的に名義変更の手続きは完了までに約2週間以上かかる目安です。
名義変更を行う際は、余裕を持って進めるようにしてくださいね。
格安SIMの総合ランキングもご紹介しているので、気になる方はご覧ください。