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芸能がつくりあげた荒唐無稽こそ、宇宙の片隅で漂う人間の叡智の産物かもしれない。構想50年―日本映画界の旗手が、芸能者たちの“運命”を追跡し、この国の“歴史”が時系列で記される単純化に抗する、渾身の書き下ろし作品,
日本の芸能の発祥と被差別民の誕生の関連を時代を追って示し、日本の芸能史を再構築した労作だ。日本の歴史(記紀から奈良・平安・鎌倉・南北朝・室町・戦国・江戸・明治)までの教科書に書かれている出来事と芸能(能、歌舞伎など)が、どのような人たちによって伝えられ発表されていったか、その関連性が多方面から考察されている。表面上の歴史の出来事だけをなぞっているとわからない、庶民の感情を上手にすくい上げる芸能者の役割と身分と苦悩に迫り、「成る程」とうならされる箇所も多く、非常に勉強になった書籍だ。
篠田 正浩
映画監督。1931年、岐阜県生まれ。49年、早稲田大学第一文学部入学、中世・近世演劇を専攻。50年、箱根駅伝出場、2区を走る。53年、早大卒業、松竹撮影所入社。60年、『恋の片道切符』で監督となる。大島渚、吉田喜重らとともに「松竹ヌーベルバーグ」として前衛的名作を発表。66年、松竹退社、フリーとなる。67年、独立プロ・表現社を妻の岩下志麻とともに設立、自主制作をはじめる。2001年、早稲田大学特命教授に任命される
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