どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
５日ぶりにやっとジムに行け…腹筋が筋肉中です（素敵）。いやージムに行けなかったことを嘆くなんて、そんな自分を今まで生きていて想像したこともありませんでしたよーw。
さて、ここ数日、パレルモの日本人の人口が急増するイベントがありまして、ジムにも行かず、そのお手伝いにお邪魔してました。
マッシモ劇場とポリテアマ劇場を貸し切って誕生パーティ
そのイベントとは、なななんと！パレルモの”顔”、そして重要な歴史遺産であるマッシモ劇場とポリテアマ劇場を貸し切りー！にした、日本の実業家の誕生会w。
そりゃ、ニュースになりますよね。
地元紙はおろか、ANSAやレプッブリカなどの全国紙、BBC、ガーディアン紙も報じて、地元パレルモは大騒ぎでした。
イタリア報道と要約訳は下の方にあるよ↓。
SNSでもギャーギャーやってましたが、よく見たコメントは、「清潔好きな日本人が来る前に、道路を掃除してー！」wwww。自覚はあるんだなｗ。←ゴミのポイ捨てすごいから…。
で、貸し切ったのは誰か？って話ですよねー。
全体の概要を、イタリアの新聞から、ざっくりご紹介↓！
マッシモ劇場でお誕生日をお祝い！
▼要点よくまとまってたIl Post紙（全国紙)から。
日曜日のマッシモ劇場は、ここ数日、話題になっている日本人実業家、中島薫氏の誕生日を祝うために多くの人が集まった。
中島氏は、1400人を連れて、パレルモの素晴らしいホテルに宿泊、ポリテアマ劇場を約1週間、そしてマッシモ劇場を貸し切った。
中島氏は、多国籍企業アムウェイの日本部門の創設者。この企業は、連鎖販売取引（マルチ商法）で発展し、中島氏は巨万の富を築いた。
中島氏は、70歳の誕生日をパレルモで祝う予定でいたが、パンデミックで３年延期。73歳の誕生日パーティと、中島氏の関係者は報道機関に語ったが、公式情報によれば中島氏は1952年3月7日生まれで、71歳となるはず。ここ数日、誰もこの謎を解明できていない。
無駄に年齢にこだわる謎(そこ？とツッコみつつ、後半へ↓)。
マッシモ劇場、ポリテアマ劇場のお値段は…
続きですー。
しかし、確かなことは、この数日のために中島氏が多額のお金を使ったことだ。ホテル・ヴィッラ・イジェア、ホテル・エ・デ・パルメなど、市内の高級ホテルの宿泊費は、推測で25万ユーロ。
木曜日に、マッシモ劇場でリッカルド・ムーティ指揮の「ドン・ジョバンニ」をロイヤルボックスで楽しんだ中島氏は、金曜日から日曜日まで、ある種の社内行事のために10万ユーロを費やした。日曜日には、マッテオ・ボッチェリ（アンドレアの息子）が歌い、夜は１週間借りたポリテアマ劇場で、約450名のディナーを開催。
当初の計画では、有名なシェフ、マリオ・ディ・フェッロの予定だったが、麻薬取引の関与の疑いで、契約が解除された。
ポリテアマ劇場をシチリア交響財団がたった3万5000ユーロの安価で賃貸したことに、多少の論争が巻き起こったが、土曜日にニシェーミ宮殿で中島氏と面会をしたレガッラ市長は、「前理事会が決定したこと」として変更できないとした。
値段はともかく、二つの重要な公共歴史文化資産をたとえ数日であっても、私用されることへの批判もある。シチリア州知事は、「これまで、公共および文化目的で使用されてきた、街の宝石。これは、他の同様な権威ある場所を容易に私用で借りられる前例を作ってしまうのではないか」と懸念を示した。
しかし、実際は、劇場の賃貸は新しいニュースでもない。イタリアの各地で、私用目的での規則と料金体系がすでに存在する。
※一応、注釈。各紙、「1400人を招待」とありましたが、旅費及び入場料あり、そしてポリテアマ劇場は値引きありで、１週間で1万4000ユーロだったそうです。
▼Palermo today GJ！
マッシモ劇場10万ユーロ、今のレートで1600万円。ポリテアマ劇場1万4000ユーロは、224万円…。
どっちも意外に安いですね。ポリテアマは安すぎる！「え？じゃ、借りようかな？」と思った方、いるのではｗ？
ポリテアマ劇場を本拠地とするシチリア交響楽団の演奏日程が入っていたらしく、別の劇場（ショボい）に移動させられたなどもあり、たしかに耳に入る生の声も賛否は両論でしたね。
あまりの野次馬の多さに、驚いた…
誰がどう払ったとしても 経済効果はあっただろうし、街が盛り上がるのもわからなくはありませんが、パーティ当日の日曜日は、マッシモ劇場もポリテアマ劇場のヤジウマの多さは、想像を超えてましたよ。
特に、着飾った日本人と、写真を撮りたがるパレルモ人も多さ。…なぜなのかw。
マッシモ劇場の外で打ち合わせ中に、旅行会社のスタッフの方が「一緒に写真撮ってください！」と言われてたのは、笑った。
数百人のドレスやタキシード姿の日本人がいっぱいいたら、そりゃ足を止めますわね
キャッキャと眺めてたパレルモファミリーと目があった時、思わず「興味津々ですねw」と言ったら、
「そりゃそうよぅ！日本人に興味津々！」
ってｗ。「噂に聞く真面目で時間厳守の日本人がいっぱい来るらしいと聞いて。どんな人たちなのか見たかった」らしいですよ。いつかは行ってみたい国の人たちですしね。
素朴な人たちです、ホント。
そんな人たちが暖かく歓迎してくれる街…マ○ィアやゴッドファーザーだけではなく、マッシモ劇場やポリテアマ劇場の歴史や建築の素晴らしさ、パレルモの異文化融合の歴史、シーフード以外の食文化の豊かさにも興味を持ってくれるお客様が、今後はたくさん来ると良いなーと思いましたw。
日本では多分、報道されないでしょうね(宣伝になるから)。イタリアにも某企業はありますが、「頑張ればこんな華やかなことできるの？」と受け取られる影響について、特に言及はされてません。そもそも日本のようなイメージがないようです。ということはつけ加えておこうかな。
ま、そんなところで、どうぞ皆さまにおかれましては、ぐっと文化的な水曜日を！
Buon mercoledi!
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